ふみさんの映画レビュー・感想・評価

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ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉(2024年製作の映画)

4.5

圧倒的な作画。特にレースの迫力とスピード感がハンパなし。作画見て泣けるレベル。話も完全なスポ根でよくまとまっていて良かった。

あとウマ娘ファンだったら喜びそうな演出やニヤリとさせられるセリフがあった
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劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦(2024年製作の映画)

4.0

あまりハイキューのことよく知らない状態で映画観に行ったけど、バレーボールの試合の見せ方がすごく良くてとても楽しめた。

ボールの軌跡が実写みたいにリアルだし、スパイクやレシーブの迫力も良い。そして最後
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特別編 響け!ユーフォニアム アンサンブルコンテスト(2023年製作の映画)

4.0

相変わらず高校生の青春の1ページを切り取ったような話と、主人公久美子の人物描写がすごくよかった。なんかコンクール目指す本編には出てこない日常回を客観的に見ている感じ。

今までの響け!ユーフォニアムの
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パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

4.5

めっちゃホラーでめっちゃお洒落な映画。

アイドルから女優に転身した主人公の現実と、虚構と、ドラマ内の話が区別なく表現されているので、初見ではどのシーンがどれなのかわからない演出で混乱させられる。
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劇場版 響け!ユーフォニアム 届けたいメロディ(2017年製作の映画)

4.5

テレビ版2期を久美子とあすかを軸に再編集した映画版。
この再編集がとても良く、2期で色々なエピソードが入り混じっていたのをメインストーリーのみに削ぎ落として100分にまとめてきたのすごくよかった。
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劇場版 響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ(2016年製作の映画)

3.5

テレビ版1期の総集編みたいな映画。よって12話が100分に凝縮されていて、駆け足感は否めない。でもよくまとまっていると思う。

これは1期視聴済みの人の思い出再生向けと割り切ってもよいかも。たぶん1期
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リズと青い鳥(2018年製作の映画)

5.0

100点満点みたいに出来のよい映画。完全に文学。

登場人物の心理描写を繊細な演出や音楽で表現し、しかも最後で視聴者の視点を変えさせて納得させる手腕は圧巻だった。

本家の響けユーフォニアムと全く異な
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劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~(2019年製作の映画)

4.0

久美子2年生編が100分の映画にまとまってる。
後輩が入ってきて上級生あるあるが再現されてるんだけど、そこに力点を置いている構成。

1年生編のテレビシリーズの繊細な描写を見ていると、この映画100分
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アリスとテレスのまぼろし工場(2023年製作の映画)

4.5

岡田麿里を初摂取。前半では核心に至る情報がほとんど出てこないため、非常に難解な作品だった。しばらくは「これはいったい何を観させられているのだろう?」を自問自答を繰り返す感じ。
物語の後半でようやく何の
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ほしのこえ(2002年製作の映画)

3.0

あんまり事前知識なしに見たんだけど、いまの新海誠からは想像もつかないロボットものかつSFが前面に出てきて意外性あった。

境遇のせいで結ばれない、惹かれ合う男女。この監督の性癖は理解してるつもりだけど
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雲のむこう、約束の場所(2004年製作の映画)

3.0

新海誠監督の萌え(性癖)が全て詰まった映画だった。初期のこういう表現や演出が洗練されて「君の名は」などに昇華されていったんだなぁ、と。
作品としては粗削りだけど、当時の若さでこの世界観を表現しているの
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言の葉の庭(2013年製作の映画)

4.5

新海誠監督の過去の作品ながら、新宿・雨の作画がすごく、鬱陶しい梅雨の雨をこうも美しく描写できていることに圧倒された。

物語は往年の新海誠監督の性癖全開で、ある意味「君の名は」以前の万人を狙った映画で
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フラ・フラダンス(2021年製作の映画)

3.5

スパリゾート・ハワイアンズになんとなく入社した主人公が新人ダンサーとして同期や先輩を通して成長していくお話。

正直特筆するところがある映画では無いけど、こういう成長物語は好きだし、観た後にハワイアン
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岬のマヨイガ(2021年製作の映画)

2.0

羊文学のマヨイガという曲が大好きで、その曲がこの映画のための書き下ろしということで、ずっと気になってたの、ようやく見ることができた。

東日本大震災直後の東北を舞台に、それぞれ異なる事情で心に傷を負っ
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.5

アニメーションが終始すごい。動いてる絵を見ているだけで楽しめるとか、とんでもない作品よ。
ただ話と演出の抽象度が高く、ちゃんと読み解くのはかなりしんどそう。

何となく言わんとしていること伝わってくる
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グリッドマン ユニバース(2023年製作の映画)

4.0

テレビアニメシリーズ2部作からの連投でグリッドマンユニバース。

テレビシリーズのグリッドマンとダイナゼノンで登場人物の抱えている心の内はおおよそ消化されてるので、登場人物は基本的に明るく前向きで、純
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

5.0

全スラムダンク世代必修科目の爆誕。本当にありがとうございます!

見たことない映像表現と作画がひたすらカッコいい。キャラクターが本当にバスケしているアニメーションに驚いた。まるで自分も試合に出ているよ
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機動戦士ガンダム0083 ジオンの残光(1992年製作の映画)

3.5

初代ガンダムとZガンダムの間を繋ぐ話。子供の頃に夢中でOVA版観た記憶があり、映画版を観たんだけど、あれ?こんなんだったっけ?という感想。

モビルスーツ戦カッコいいし、それぞれのエピソードもそれなり
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機動戦士ガンダム 逆襲のシャア(1988年製作の映画)

5.0

アムロとシャアの因縁に決着。宇宙世紀ガンダムシリーズのひとつの到達点。物語は初代ガンダムからの流れを視聴者が理解している前提で進められるので、正しく楽しむためには時系列を追って見ることをお勧めします。>>続きを読む

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(2021年製作の映画)

4.5

2021年時点で最新の劇場版ガンダム。
原作はもう何十年も前に小説で公開されているので、映画がその話をなぞるのであれば結末は知っての通り。「閃光」のハサウェイとか、このタイトルよく考えたよなー、と感心
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機動戦士ガンダム F91(1991年製作の映画)

4.5

宇宙世紀のガンダムシリーズは基本的に一貫したテーマで物語が語られているの、F91も同様。宇宙世紀モノとしては初めてアムロとシャアの呪縛から離れ、「新たなガンダム第一章」として期待に応える出来の作品に仕>>続きを読む

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.0

この映画は「新海誠監督が直球ド真ん中に凄い球投げ込んできたぞ」という以外に言語化できない自分の言語能力が残念。監督の温かくも強いメッセージが心に響く作品になっていると思う。

お話は主人公の少女が日本
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劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 冥(くら)き夕闇のスケルツォ(2022年製作の映画)

3.5

ソードアート・オンライン プログレッシブ の続編。アインクラッド編の第5層。
プログレッシブの原作読んでないけど素直に楽しめた。安定のSAOワールド。

SAOはキリトとアスナがいちゃいちゃしてるのを
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天気の子(2019年製作の映画)

4.5

東京に雨が降り続ける世界が舞台で、少年が本当に大事なものを見つけ、しがみ付くお話。そして激動の世の中で頑張って自分の幸せを掴み取ることを応援する映画。

この物語の主人公は家出をして故郷を捨て、東京で
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君の名は。(2016年製作の映画)

5.0

よくこんな複雑に入り込んだ設定を綺麗にまとめ上げたな、新海誠スゲー! が最初の感想。話の組み立て、演出、作画、アニメーション、すべてが素晴らしく圧倒されっぱなしだった。

演出なんだけど、主人公の男女
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

4.0

制作陣が全力で映画の IQ下げにきた愛すべきおバカな作品。(褒めてる)

トレイラー観た時からおバカな映画なんだろうなーと期待してたら、期待を超えたおバカで映画館で声出して笑うのを堪えるの大変だった。
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超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか(1984年製作の映画)

5.0

このリメイク版がなければいまのマクロスは無かっただろうと言える歴史に残る名作。子供の頃にテレビの再放映で初めて観てからずっと心に刻み込まれてる。

1984年のアニメとは思えない作画に不朽の名曲「愛・
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劇場版マクロスF〜サヨナラノツバサ〜(2011年製作の映画)

4.0

映画版の後半。基本的にはテレビ版の再編集だが、テレビ版で物議を醸した最後の展開と設定が大幅に見直され、より納得できるものになってると思う。てか、そもそも本来この落とし所しか選択肢なかったんじゃね?と思>>続きを読む

劇場版マクロスF〜イツワリノウタヒメ〜(2009年製作の映画)

3.5

基本的にはテレビ版の再編集だが、映画という尺の制限もあり、自分がマクロスフロンティアで惚れ込んでいるヒロイン2人の心情描写が少ないのは仕方ないかな…。
代わりに本作のクライマックスのライブと戦闘シーン
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劇場短編マクロスF 時の迷宮(2021年製作の映画)

4.5

劇場版 マクロス フロンティア 続編的な短編。どちらかというと菅野よう子の新曲がMVで見られる感覚。でもそれがええんやで。

第9地区(2009年製作の映画)

4.5

南アフリカ共和国出身の監督が制作したからこそ強烈な説得力とメッセージ性を備えた名作。

管理する側から一転して管理される側になった主人公が虚しくも人権を訴える。が、そこで浮き彫りにされるのが過去に人類
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

5.0

細田守監督の自然風景の絵は毎回綺麗で好きだけれども、本作で見た高知県の仁淀川は自分にとって圧倒的で、わざわざ川と沈下橋を見るために旅行してしまった。なので★5。(人生観変えられちゃったかも)

映画自
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劇場版 ソードアート・オンライン プログレッシブ 星なき夜のアリア(2021年製作の映画)

3.5

ソードアート・オンラインシリーズはこの映画が公開され始めた頃にテレビシリーズの第1期を見始めてファンになり映画館へ直行。

個人的にSAOの面白いところは現実社会では中々感情や本音を出せない現代で、登
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劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

3.5

呪術廻戦、漫画もテレビアニメも好きで、その流れで映画も。原作をテレビアニメ同様の超絶作画で期待通りの仕上げ。ファンなら見て楽しめるよ!

おおかみこどもの雨と雪(2012年製作の映画)

4.5

個人的に細田守作品は自然の描写がとてつもなく綺麗だと思ってるのだけれども、本作はその絶対的エースみたいなやつ。

ストーリーは身寄りのない主人公が大学で恋をし、その人と家族を作り、姉弟を育てていき、そ
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バケモノの子(2015年製作の映画)

2.0

細田守の作品は基本的に好きなのだが、この作品は話の積み上げ方の違和感が最後まで拭えず、個人的には消化不良を起こしたのが残念。

一方で作画は流石の出来で、アニメーションを見るだけでも楽しめたよ。