fumikoさんの映画レビュー・感想・評価

fumiko

fumiko

映画(268)
ドラマ(0)
アニメ(0)

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.2

新海誠作品の中で一番好きかもしれない。

扱うテーマは正直重い。
東北民としてやっぱり心苦しいシーンもあった。

けれど、なんていうか、
「自分を救えるのは自分」という
当たり前だけど難しいことを
>>続きを読む

護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

3.6

震災、貧困、生活保護。
日本の抱えている課題に真正面からぶつかった映画。

震災当時から現代に至るまで
行ったり来たりしながら、現代で起きた
連続殺人を紐解いていく。

悲しい話ではあるんだけど、
>>続きを読む

50回目のファーストキス(2018年製作の映画)

4.0

王道ラブストーリーを避けてしまいがちな
自分ですが、選り好みはいけません。
なぜかって?とても面白かったから。

さすが福田監督。
笑わせに来てるな〜と思ったら
最後は気付いたらウルウルしてた。

>>続きを読む

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.1

こういうステージシーンのある音楽映画に
めっぽう弱いんです。

お決まりの展開と分かりつつも
音楽好きとしてステージシーンには
胸躍り涙ぐむものがあります。

原作全く知らなかったけど
とてもよかった
>>続きを読む

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

3.5

少し、期待しすぎたかな。
前情報でかなりわくわくして見たけれど
想像以上に何も起こらなかった。
起承転結がとても緩やか。

ただ、その緩やかさの中にもケイコの
心の機微が感じられて、
岸井ゆきのすごい
>>続きを読む

世界から猫が消えたなら(2015年製作の映画)

3.2

ファンタジー要素が結構強くて
あまり入り込めなかった。

今身の回りに当たり前にある物・いる人
の大切さを改めて感じさせてくれる作品。
「足るを知る」ことの大切さ。

TSUTAYAのタツヤのシーンは
>>続きを読む

かがみの孤城(2022年製作の映画)

3.6

金ローにて鑑賞。
辻村深月さんが好きで、この作品は原作未読でした。
ミステリー要素、重めなストーリー、
孤独と葛藤を抱えた仲間達、
爽やかな希望を感じる終わり方、
どれをとっても良かった。

子供たち
>>続きを読む

竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.1

世界観があまり自分にはハマらず、
「なぜこうなるの?」
が多すぎて映画に浸れなかった。
音楽や歌はよかった。

美女と野獣を意識したストーリーや
正義と謳う悪役?があまりにも
王道すぎてついていけなか
>>続きを読む

SING/シング(2016年製作の映画)

3.1

想像通りの展開だけど、歌がある映画はやっぱり面白い。サクッと明るい映画を見たいな〜って気分にちょうどよかった。MISIAはやはりすごい😂

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

3.9

初めは重い話かなと思って見たけれど
(重い話もそれはそれで好きだけど)
心温まる、悲しい話でした。

人身売買、貧困など扱うテーマは
ずっしりと来るけれど、その中で
懸命に今を生きて、赤ちゃんも自分達
>>続きを読む

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.6

期待値が高かっただけに、思ったほど
響かなかった。
いわゆる普通の恋愛映画なんだけど、
綺麗事だけで済まさない
リアルなすれ違いを感じた。
時間が経って、熱が冷めていくあの感じ。
好きなんだけど、うま
>>続きを読む

ミステリと言う勿れ(2023年製作の映画)

3.7

ドラマ版を全く見ていなくても楽しめました。

ミステリ要素はそんなに感じなかったけれど、
謎が徐々に解き明かされていく様が
面白くて引き込まれました。
時々名言が出てくるのも見どころ。

でもね〜日本
>>続きを読む

蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

3.2

最高峰のピアノコンクールに参加をする4人の若者を中心に描いた群像劇。

主演の松岡茉優の持つ「間」が素晴らしかった。
劇的な展開は無く、会話や空気に空間があるかのような不思議と荘厳な雰囲気の感じる映画
>>続きを読む

ふきげんな過去(2016年製作の映画)

2.7

こののっぺり感…邦画らしい。

死んだはずの伯母が戻ってきて、
主人公の母親だと分かる。
劇的なはずの展開なんだけど描き方がゆるくて
大きな起承転結のあまりない映画。
見る人によっては退屈に感じちゃう
>>続きを読む

メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

3.6

眩しかった。
女子高生と老婦人の青春映画。

周りから非難されたとしても
好きなものを正面切って好きと言える強さ。
それは思春期にはなかなか
得られないものだよね。
周りの目を気にしちゃうよね。

>>続きを読む

ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

3.5

良くも悪くも精神的に飛びそうな映画。

ややぎこちない絵の動き、
ずっと耳障りな音、
気味の悪い動物、
どれを取ってもどこか気持ち悪くて、
見ていておかしくなりそう。

内容も演出も結構ヘビーで、
>>続きを読む

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

3.4

誰にでもあるようで、誰にもない話し。
どこかにいそうで、どこにもいない恋人同士。

等身大のすれ違いだからこそ、
実際にこんな経験はなくても
自分の事のようにリアルに受け取れる映画でした。
あからさま
>>続きを読む

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

3.4

あったかくてほっこりとして前向きになれる映画。
オギーの大人顔負けのユーモア溢れる言葉のセンスや
それとは裏腹に少年らしいか弱い一面があったり、
人としてとても魅力のある少年だからこそ
あのラストに結
>>続きを読む

生きちゃった(2020年製作の映画)

3.0

救いがない。
邦画の暗さを全面的に押し込んだような映画。

でも、分かる、分かるよ。
言いたいことを飲み込んでしまうクセは
一度ついたらなかなか直せない。

たとえそれで全てが崩れ去っていくと
予感が
>>続きを読む

うみべの女の子(2021年製作の映画)

3.3

磯辺がめっちゃ磯辺。
とにかく磯辺がいにお作品の磯辺。

背景の映し方といい、かなり原作に近い実写化。
という視点では良かった。

小梅さんは小梅さんで、実写化すると
こんなに面倒くさかったんだ…!と
>>続きを読む

マイ・インターン(2015年製作の映画)

4.1

素晴らしく、清々しい気持ちになれる映画でした。

ベンの佇まいがユーモラスであり紳士的で、
こんな風に歳を重ねていきたいと思った。
はたまたジュールズも、
家庭の時間が取れない葛藤がありつつも
仕事に
>>続きを読む

星の子(2020年製作の映画)

3.7

宗教二世という、現代にもある難しい題材だと思う。

自分も親とともに信じてその道をいくのも、
反発して別離するのも、子の自由。
だけど今まで自分を育ててくれた親に
宗教上の理由で反発するのは
きっと私
>>続きを読む

セックス・アンド・ザ・シティ(2008年製作の映画)

4.2

題名は知ってたけれどこの映画が初見でした。
それでも全然違和感なく入り込めました。

奔放で自由でまっすぐで素直で
自分の感情にひたむきに走る
4人の女性たちの恋愛と友情。
話題になるだけあってとても
>>続きを読む

カランコエの花(2016年製作の映画)

3.8

良かった〜!
けど、救いがない〜〜〜!

思春期の多感な時期にこういう経験をするのは
主人公にとってもクラスメイトにとっても
すごく大切なことだし
この先のお互いの未来の糧になれば
いいなと感じたけれ
>>続きを読む

ずっと独身でいるつもり?(2021年製作の映画)

3.4

結婚が幸せの終着点だった時代は変わって
今は「おひとりさま」が市民権を得ているけれど、
特にアラサー女子にとっては未婚も既婚も関係なく
そういった話題には非常にセンシティブなんだよな。

この感情分か
>>続きを読む

マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

4.3

いや〜良かった!!!
永野芽郁ちゃん、こういう演技も出来るんだね。
ほんわかした優しい役が多いから
原作を知っていた分、イメージが湧かなくて
最初もタバコを吸っていたり口調が荒いのに
違和感があったけ
>>続きを読む

ハッピー フィート(2006年製作の映画)

3.1

頭を空っぽにしたくてチョイスした映画。
序盤はなんて可愛らしいの、、、

ペンギン総出で踊るシーンはワクワクした。

2007年の映画だから時代の変遷もあるのかも
しれないけれど、結婚して子供(この世
>>続きを読む

きみに読む物語(2004年製作の映画)

3.4

見始めて割とすぐにオチは読めたけれど、
そのラストにいくまでの2人のお話が
ロマンチックで可愛らしかった。

ヒロインが容姿も仕草もとにかくキュートで
愛らしい雰囲気だった。
けれどやっぱり、世の中を
>>続きを読む

ラブ&ドラッグ(2010年製作の映画)

3.1

めちゃくちゃ笑える訳でもなく、
めちゃくちゃ泣ける訳でもなく、
可もなく不可もない雰囲気のラブコメディ。

チャラ男×持病を持つ男前な女性の物語は
少し珍しい組み合わせだけど
2人のコミカルな会話のバ
>>続きを読む

シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.1

口コミで聞いていてずっと気になっていた映画。

世界観や映像は美しくて目を見張るものが
あったけれど、内容はハマりませんでした。

愛を描いているとはいえ、魚人があまりにも
魚人すぎて、なぜ惹かれるに
>>続きを読む

秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

2.9

小中学生でこんなロマンチックに生きれない!
…と現実味の無さや、文学っぽい台詞が
気になって、あまり話自体は共感出来なかった。

この作品よりは言の葉の庭の方が好きかな。

三部作でひとつの映画になっ
>>続きを読む

そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

3.6

いろんな家族を描いた作品はいっぱいあるけれど
こんなにヘンテコな家族で愛らしい気持ちになれる
映画はそうそうないんじゃないかしら。

不器用でひたむきで、父親としての使命を全うする森宮さん。
こんなに
>>続きを読む

漁港の肉子ちゃん(2021年製作の映画)

3.6

原作既読の視点から。
ザ・西加奈子ワールド!
あのあたたかくて不思議で
ふざけててでも所々真面目で
登場人物の情けないところ、弱いところ
それら全部含めた強いところ。

あの世界観がギュッと詰まった映
>>続きを読む

スーパーノヴァ(2020年製作の映画)

3.7

静かで、穏やかな映画。
劇的な展開は起こらずに、ただ2人旅をする。
旅の中で思い出の場所を訪ねたり
所縁のある人々を尋ねることで
2人の20年来の歴史を紐解いていく。

ただ、旅のキッカケがタスカーの
>>続きを読む

殺さない彼と死なない彼女(2019年製作の映画)

3.7

キラキラした青春系恋愛映画と思っていた。
が、少し違かった。
小坂と鹿野の、キラキラとは正反対な
毒舌をはらんだやりとりに最初は
ついていけないかなと思った。
けれどもだんだんそれが心地よくなってきて
>>続きを読む

劇場版 きのう何食べた?(2021年製作の映画)

4.2

安定のシロさんとケンジ〜〜〜!
おかえり〜〜〜〜🥰
ドラマ版と同じオープニング曲が嬉しかった。

何食べの何が刺さるかって、全体を通して
ゆるくてほっこりしてクスッと笑えるのに
ちゃんとシビアな世界は
>>続きを読む