やや不完全燃焼に感じますが、少し考えると「これこそがこの作品の狙いなのかも」と思う作品。
『落下の解剖学』というタイトルのとおり、物語が進むごとに真実には近づいていきます。
主人公には弁護士がつき、>>続きを読む
あまりドキュメンタリーは見ない人にも、ドキュメンタリーだと構えずに見て欲しい一本だと思いました。
テストも、通知表もない小学校。
(学校は通知表を出す義務はない、ということも初めて知りました)
どう>>続きを読む
ポスターからもあふれ出る「ハッピー感」がとても好きです。
移民問題などのテーマを扱いつつも、全体を包むトーンはビビッドで、やっぱり幸せ。
そして何より「ウィ、シェフ!」のかけ声が、随所で効いています。>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
鑑賞前に、先に見た人たちから一様に「難しい」と聞いていました。
確かに、何を表現しているのかを掴むのはとても難しい。
けれどやっぱり随所に感じられた「ジブリらしさ」に、まずはこの作品を映画館で見られる>>続きを読む
映画館で見るのが嬉しい一本。
アンダー・ザ・シーは鮮やかで楽しくて、やっぱりミュージカルはいいなぁと思いながら鑑賞しました。
劇中で何度も歌われるパート・オブ・ユア・ワールドはどれも美しいですが、エ>>続きを読む
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ドラマもスピーディーでスケールが大きくとても見応えがあったのですが、その期待を裏切らない一本でした……!
どんな現場でも冷静で温厚な喜多見チーフが、最後には助けを呼ぶために必死で音を出していたシーン>>続きを読む
ドラマティックな起伏があるわけではなく、静かに流れていく物語。
くっきりとはしていないけれど、はっきりとはした、やわらかな映像がきれいでした。
スティーブと技師の映写室での会話が美しかったのも印象的>>続きを読む
楽しむための映画、というよりは、事実を知るための一本だと思いました。
示談は、相手に罪を認めさせ、その行動をやめさせるものにはならないのだということ。
その通りなのに、はっとした自分にはまだまだ足ら>>続きを読む
新海誠監督の作品はスクリーンで観てこそ、といつも思います。
空のグラデーションがほんとうに美しい……!
天気の子や君の名は。とテーマは違うけれど、高校生がこの世界を守るべく戦うストーリーは似ているか>>続きを読む
ドラマの記憶はおぼろげですが、それでもスクリーンで見たかった一本。
台風が来るシーンでは一気に試練が起こりすぎている気もしましたが、誰もが知り合いのような人間関係に心あたたまったり、鋭いひとことには>>続きを読む
ファンタジックで掴みきれない部分もあったけれど、コンパクトで観やすい作品でした。
マリノが布団を買った後、マモルと歩道橋を渡るシーンが好き。
布団も立派な出演者ですね!
どの役者さんも水墨画を描くときのまなざしが美しく、とても気持ちがよい映画でした。
湖山会のおとなたちも、みんな格好いい!
霜介が湖山に渡したハンカチなど、細かな心の動きが感じられるアイテムも印象的。>>続きを読む
「飛行機は美しい夢だ」
カプローニが二郎の夢の中で語る言葉と、それをまっすぐに受け止める二郎の様子に、序盤からぐっと心をつかまれました。
好きなものや憧れに対するきらきらした瞳。見ているとこちらまで嬉>>続きを読む
『The Bucket List』のシンプルなタイトルもいいけれど、『最高の人生の見つけ方』という邦題がすごくいいなぁと思います。
主人公のカーターとエドワードは、バケットリストを通して、まさに最高>>続きを読む
エネルギッシュな音楽とダンスに引き込まれ、あっという間に時間が過ぎてしまいました。
このお話でトニーとマリア、その仲間たちの間に横たわるものは「人種」だけれど、「この状況でなければもっと幸せになれた>>続きを読む
シンプルでハッピーな、ミュージカルらしいストーリー。
字幕で見たのですが、誰が歌っているのか分かる吹き替えのほうがより楽しめたかも、と思いました。
最初はやや冗長なイメージがありましたが、最後のショ>>続きを読む
コンパクトでわかりやすいストーリーなので、さくっと見たいときにぴったりな作品だと思います。
ジャッキーが最初に老人ホームで出した料理がとてもおいしそうで、きらきらと美しい名前からは彼の料理へ向かう気>>続きを読む
話題になっていた作品でしたが、やや長く、期待しすぎたというのが正直なところです。
ただ映像はとても美しく、特に後半は次に何が起こるのかとハラハラさせられました。
派手なホラーに驚き、恐怖を感じるより>>続きを読む
この先何度も見たくなる、大好きな1本になりました。
一度仕事はリタイアしたけれど、インターンとして働くことにしたベンと、会社を引っ張っていく立場のジュールズ。どちらからも滲み出る「働くよろこび」は見>>続きを読む
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プロレスラーに弟子入りすることを夢見て、施設を脱出したザック。まず、それをを手伝ったおじいさんの「ぶちかませ」がめちゃくちゃ格好よくて、あぁこれは面白そうだ、と期待が高まりました。ザックが何度もビデオ>>続きを読む
周りが結婚して、子どもが生まれて……というなかで、いつまでもひとりの自分。結婚するのかしないのか、という部分はもちろんですが、私自身、このまま「好き」を追いかけて、果たしてものに出来るのだろうか、と不>>続きを読む
恭一に迫る今々瀬は妖しくて余裕があるようにみえるのに、愛情を感じたときに見せる表情がとても可愛らしくて、こちらの胸まで締め付けられるようでした。
作品に漂う雰囲気はいいけれど、少し長いかな……。
男>>続きを読む
ディズニーのシンデレラだと思って観るとやや違和感がありますが、「現代版」の別物だと思いながら鑑賞。最後は駆け足の展開に感じましたが、シンプルに、テンションの上がるミュージカルとして楽しみました!
「>>続きを読む
あっという間の90分。ハラハラドキドキ、息をのむ展開に飲み込まれました。
宇宙という圧倒的な広さの中に、ぽつんとひとり。孤独な戦いを強いられるけれど、ライアンは決して孤独ではなかったんだ、と思わせる>>続きを読む
ディズニーのようなハッピーエンドではないし、最近のミュージカル映画のようなポップな歌もないけれど、この映画にしか出せない静かな雰囲気が魅力的。
お互いが好き同士でも、いろいろな事情やタイミングがあっ>>続きを読む
ジュラシックパークはどの作品を見ても、音楽でテンションがあがりますね……!
ジュラシック・パーク、ロスト・ワールドとは監督が違うのでどうだろう、と思って見てみたけれど、この作品にはやはりジュラシック>>続きを読む
これまで、金曜ロードショーで話題になるたび、そんなに?って思っていました。
でもやっぱり、見返してみるととっても面白い……!
スピード感のある展開やサウンド、夏らしさ溢れる景色、憧れの夏希と一緒に戦>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
約3時間というやや長めの作品だけれど、気持ちを途切らせることなく、作品の世界に静かに沈み込むことができました。
「ドライブ・マイ・カー」というタイトルでありながら、主人公は愛車のハンドルを他人に渡す>>続きを読む
「まだ足が竦んではないみたいです」という
リョウが踏み込んでいった、普段は見えない世界。
「とても普通」なひとたちが隠している欲望は、深く、ときに暗くて痛い。このお話を肯定するにも否定するにも自分自身>>続きを読む
「死体を見つけに行く」という目的の、少年たちの夏の冒険。目的を聞くと不安になるけれど、その道中で彼らが見せる心の内がとても丁寧に描かれています。
中でも、文章が得意なゴーディに対して、お前は書ける、>>続きを読む
大泉洋のマジックが鮮やか。きっとたくさん練習されたのだと思います。
どうしようもないと思っていた父親。けれど、本当は深い深い愛があったのですね……!
コンパクトな作品ながら、ノスタルジックな雰囲気の>>続きを読む
ずっとずっと気になっていた一本、ようやく見ることが出来ました。
笑顔が印象的なポスターのとおり、とにかくメアリーが可愛らしい。くるくると変わる表情、甘美な言葉。セリフの英語もシンプルで、どんなふうに>>続きを読む
何かすごい事件が起きるわけではないけれど、とにかく心地よい雰囲気が流れる一本。
プールの水面を足でさらったり、風が吹き抜けるリビングで過ごしたり。
見ているだけでこちらまで涼しい風が吹いてくるような>>続きを読む
期待以上に面白かった!
わくわくするようなオープニングに手を引かれるように、ぐんぐんストーリーに引き込まれました。人間の子どもが「バケモノ」に育てられる、というストーリーはすごく目新しいわけではない>>続きを読む
夏らしい雰囲気たっぷり。プール、花火、淡い恋……。モチーフがどれも美しく、雰囲気のよい映画だと思いました。
ですが、主人公のカップルの駆け落ちがストーリーのほかの部分とあまり馴染んでいないように感じ>>続きを読む
初めて鑑賞した、ディズニー製作ではない美女と野獣。
個人的には華やかなミュージカルが好きなのでやや物足りなさはありましたが、落ち着いた雰囲気で紡がれる「おとぎ話」にはまた違う魅力がありました。
スト>>続きを読む