kikuさんの映画レビュー・感想・評価

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ナイト・スリーパーズ ダム爆破計画(2013年製作の映画)

4.5

なに、この緊張感!すげーな、ケリーライカート。ショットがちゃんとしていれば、詳しい物語の説明なんて要らないんだな。スマホではなく、暗い映画館のスクリーンで見たい高級な映画作品だった!
邦題がなんだこり
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.6

石🪨🪨になってるとこ好き。
あとジェイミーリーカーティスの腹のたるみ方も大好き。
映画らしい表現の一つとして面白かった

ジャン=リュック・ゴダール/遺言 奇妙な戦争(2023年製作の映画)

4.1

はぁ、カッコいい。
ほんとに、カッコいい20分間なんだよ。
原題が「永遠に存在することのない『奇妙な戦争』という映画の予告」って😭
「永遠に存在しない」と本人わかってての確信犯。こっちは、もういない
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瞳をとじて(2023年製作の映画)

4.6

あのアナトレントが、、
あのセリフを、、、、ってもう悶絶😭
サッカーゴールの長方形、バサバサ風になびく布、門扉越しの海、何もかもが美しく、
ニコラスレイもカールドライヤーも出てきて、映画への深い深い愛
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

3.5

歌唱力が超ビミョーなソフィちゃんがすごく良くて。空港のバイバイのシーンで、なんか泣けてくる。子育て終わった私としては、大人も完璧な人間じゃなくてゴメンねって思いました。
鑑賞後、R.E.M.を聞きたく
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

4.0

スピルバーグの成功物語だと思ってたら全然違った←良い意味。
始まり方もワクワクするし、葉巻ふかしながら「地平線」について語るジョンフォードがサイコー。しかもデヴィッドリンチかよー、くぅー!ってなって、
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ウェンディ&ルーシー(2008年製作の映画)

4.0

蓮實重彦氏ゲキ推しだから見たいと思ってた監督。ファーストカウの予習鑑賞。
みずみずしく、生々しく、かっちょいいショットの連続。
後半の夜のシーンなんかスマホでは何が映ってるかわかんなかったがめっちゃ怖
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非常線の女(1933年製作の映画)

3.7

冒頭の、影が長く伸びている人が歩いている俯瞰シーンから、ずーっと美しいショットだらけでビビる。目線の演出もスゴイ。
背中がパックリ開いたドレスの“情婦“田中絹代がけなげ、、、

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.0

横移動でのビルの谷間の川とか橋とか素晴らしいショットはあったし、モノクロシーンも好きだったけど、場所が身近過ぎて。亀有から首都高乗って渋谷に行くのかなーとか、宮下パークから代々木八幡行ったわけねとか、>>続きを読む

東京の女(1933年製作の映画)

4.5

冒頭、瓶→お釜→食器と映るシーンの美しさにひゃー!ってなるし、ルビッチの映画が劇中に出てきてヒャハー!ってなって。その上ストーリーにウソだろー!!ってびっくり。やっぱりすげーな小津安二郎。岡田嘉子さん>>続きを読む

淑女と髭(1931年製作の映画)

3.2

わあ!小津だ!というのは正直よくわからなかったが、横向きに座ってこっち向きで話す人の佇まいはそうなのかなあ。。
スマホの小さい画面でこんな作品を、移動中に見られるとか、すごいありがたいけどさ、映画の見
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青春の夢いまいづこ(1932年製作の映画)

4.5

小津作品だから良いに決まってる、と思って初めて見たが、それを超えてきた。ビール瓶とか、座った田中絹代とかハッとするショットの連続。最後の方の足の裏のショットもキャーっ😍ってなる。
飯田蝶子好きだ〜

デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム(2022年製作の映画)

2.5

ビジュアルが圧倒的に美しいもんね、そりゃ、自分をカンバスにしたくもなるよねー。

(2023年製作の映画)

4.1

北野作品のベストではないかもしれないけど、良いったら良い!
容赦なく人が死んでく竹林や木漏れ日の森、能のシーンも美しく、畑の中の燃える小屋なんかタルコフスキーかと思ってビビった。
美意識が超一流の映画
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ネズミ捕りの男(2023年製作の映画)

3.0

チョコレート工場の秘密ってことで、レイブラッドベリの原作が面白そう。ト書きを全部セリフにすんの、疲れるからやめて欲しい。

(2023年製作の映画)

2.8

演劇を見ているようなキンチョー感はある。でもねー、このト書きを全部セリフで言うやつ、疲れるのよ。

シェイン 世界が愛する厄介者のうた(2020年製作の映画)

4.6

追悼鑑賞😭😭車椅子乗ってても尚、酒、タバコ、Fワード連発のクソジジイなのだが、それと同時にアイルランドを愛し、とんでもなく美しい曲を作り唄う天使だった。
「俺はアイルランド人らしく生きてる。人生を楽し
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白鳥(2023年製作の映画)

4.3

これはヘンリーシュガーよりも面白い。このぐらいの尺がいーな!

アフター・ヤン(2021年製作の映画)

4.4

こういう説明の少ないSF好きだ〜。
冒頭の家族ダンスから楽しい〜
「終わりが無であっても気にしない」のくだり、涙出た。
最後、ミカちゃんはお兄ちゃんに中国語で何と言ったのだろう?

ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語(2023年製作の映画)

2.1

演劇のように動く背景とか、画面から消えた役者さんがすぐ違う性別や服装で画面に登場するとか、楽しい仕掛けはたくさんあったけども。いまいち語りについていけなかったので、ロアルドダール好きとしては、フクザツ>>続きを読む

窓辺にて(2022年製作の映画)

3.7

人間味のない稲垣吾郎(のやってる役)キライだぁと思って見てたけど、最後30分で、あれ?なんかわかるかも、となり、ラストの金髪彼氏君との会話では声出して笑っちゃった。役者さんたちが皆良い。
ラブホの窓の
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ある男(2022年製作の映画)

3.7

良い映画だと思うけど、この監督の次の作品も必ず見るってほどには好きになれなかったのは、ただただ好みの問題。
でも俳優さんたちはすごい。妻夫木聡登場シーンの機内の光、突然ポロリと落ちる安藤サクラの涙、手
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エンドロールのつづき(2021年製作の映画)

4.5

冒頭で感謝をささげる人としてリュミエール兄弟、キューブリック、タルコフスキー‥‥と出たらさ、もうこりゃちゃんと見なきゃいけないやつ!って思うじゃんね。最後に出てくるたくさんの監督達の名前も良い。ニュー>>続きを読む

シャンドライの恋(1998年製作の映画)

3.0

巨匠ベルトルッチにしては小粒な作品だけど、手持ちカメラの動きとか、ブツブツ細かく切れる編集とか。若手新人監督のよーなこの生々しさ、どーなってんだ。良いじゃないか!

ヒューマン・ボイス(2020年製作の映画)

2.6

タイトルの出方からもうかっこいい!どこもかしこもペドロアルモダバル。ティルダ様の一人語りのブチギレ、最高

いとみち(2020年製作の映画)

3.0

字幕なしのディープな津軽弁に一瞬焦るが、なんか、だんだんわかってくる不思議。
岩木山の風景も、おばあちゃんといとちゃん二人で三味線弾くシーンもいいわあ。
津軽三味線はロックだな!

666号室(1982年製作の映画)

3.4

いきなりゴダールの一人語りが嬉しい。立ち上がらないと話せないイタリア人とか、テレビを消してから話す人とか、超楽観的なスピルバーグとか。さまざまな監督がいろんな事を言ってるけど、40年経った今、私は小さ>>続きを読む

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

3.1

んまあ、なんと豪華な俳優たち。
レアセドゥ、きれーだなぁ。
シャラメ、美しいなぁ。
フランシスマクドーマント、おばちゃんで良いなぁ。
でもウェスアンダーソンは、ストップモーションアニメが好き。

コンサート・フォー・ジョージ(2022年製作の映画)

4.0

ジョージの曲は良い曲だなぁとしみじみ。
インド音楽の拍の取り方、シタール、カッコよ!
ビリープレストンの歌もハモンドもやっぱ最強!
クラプトンがホストとして優秀!
そして、息子のダーニ君がそっくり過ぎ
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ザ・バンド かつて僕らは兄弟だった(2019年製作の映画)

4.0

ロビーロバートソン追悼鑑賞😭リヴォンに「あの世で会おう」って言ってたけど、会えたかなぁ。。
ロビーの生い立ち、ザ・バンドの成り立ちにへえってなるけど、全編ロビー夫妻目線だから別の言い分もあるんだろうな
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さかなのこ(2022年製作の映画)

3.7

のん、柳楽優弥、岡山天音、磯村勇斗、夏帆ってすごくない?そんで子役はブラッシュアップライフのチビあーちんだし。
楽しい、楽しい。

ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

4.0

残酷で、切なくて、悲しい。
ギレルモデルトロのこーゆーところ、大好きさ。
ブラッドリークーパーもとても良いし、
なにより、俺たちのケイト様!あの
迫力はもう、美輪明宏の領域🙌

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

4.4

良いロードムービーだなあ。
新幹線の中、観覧車の中のシーンが好きだ。
あと、いつも何か食べてる警察の女性たちもステキ。

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

5.0

余韻が、ぱねえ。
2001年宇宙の旅か、猿の惑星か。
宮崎駿の走馬灯のような映画で、感情を揺さぶられ、よくわからないままなんかずっと涙出る。
何の情報もなく映画を見るワクワク感、平日昼間、幅広い年齢層
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憧れを超えた侍たち 世界一への記録(2023年製作の映画)

4.0

打たれた後のベンチ裏でグローブ叩きつける泣き虫朗希が胸熱。
松井が「朗希がんばれ」、高橋奎二が「朗希レッツゴー」って、泣けるわー😭
以下、好きなところを羅列↓
「小指ヘンな方向に曲がった」源ちゃん、
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犬王(2021年製作の映画)

2.8

湯浅政明、野木亜紀子、松本大洋、大友良英、森山未來、柄本佑ってすげーな!と期待したが、それほどでも、、、だった。面白い話なのだが。歌が長かったのかなー。
やっぱ湯浅監督は「映像研」がサイコーだな。

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