ふしんさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ふしん

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用心棒(1961年製作の映画)

4.0

初鑑賞。用心棒というタイトルなので、戦うシーンが多いのかなと想像してましたが、悪だくみシーンが大半。でも、頭がまわり、暗躍しつつ、最終的には人情がある主人公が魅力的でしたね。

対峙(2021年製作の映画)

4.0

少年による銃乱射事件、被害者の両親と加害者の両親の対話劇。事件の原因を知りたい被害者側と、罪を感じつつも息子への愛が捨てられない加害者側。両方が苦しんでいて、傷を負っていて、その傷を剥き出しにしながら>>続きを読む

犬鳴村(2020年製作の映画)

2.0

そういえば観てなかったので。怖さは控えめ。幽霊ががっつり人間なので、撮影楽しそうだなーとか思いながら観てました。終盤の謎を追うパートはちょっとだけ好みでしたね。

イノセンツ(2021年製作の映画)

4.0

北欧の団地と少年少女と悪意と超能力。鬱屈した感情を抱えた少年少女たちが超能力に目覚め、友達と出会う。彼らの日常は救われたかにみえたが、やがて歯車が狂い、暴走し、悲劇にむかう。派手さは無いのですが、抱え>>続きを読む

残穢 住んではいけない部屋(2016年製作の映画)

3.0

久々に鑑賞。派手さは無いのですが、自分事として観ると、じわじわと怖い話ですよね。今住んでる家にも、知らないだけで何か穢れがあるのかな…、とかふと考えちゃいます。主人公たちが、好奇心の赴くままに調査し、>>続きを読む

パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女(2020年製作の映画)

3.0

カーチェイスシーンや戦闘シーンがスリリングで、大きいスクリーンで観たかったなぁ、と。あと、子供を守るために全力で男どもと戦う主人公は、その生い立ちもあってか応援したくなるキャラでしたね。一方で、私との>>続きを読む

血みどろの入江(1970年製作の映画)

3.5

私利私欲にまみれた奴らの殺戮劇。嫌な性格の人間が次から次へと出てきて、殺し合いする。殺し方のバリエーションも豊富で、爽快感もありましたね。呆気にとられるラストも嫌いじゃないです。

オオカミ狩り(2022年製作の映画)

3.5

犯罪者たちを輸送する船の中で勃発した警官vs犯罪者vs怪物の地獄絵図バトル。暴力で輸送船を制圧する犯罪者たち、それに立ち向かう警官たち……の構図に謎の怪物が加わり、血みどろグログロなバトルに。かなりの>>続きを読む

ハロウィン THE END(2022年製作の映画)

3.0

無実の罪から虐げられる存在になってしまった青年と、ハドンフィールドの人々。町の人々の残酷さ、擦り減っていく青年の心、育っていく悪意…とストーリーは嫌いではなかったですが、前作の続きとしては少し肩透かし>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

喪失感をかかえた少年が、異世界を通じて過去に折り合いをつけ、前に進むお話。ストーリーというより、妄想を膨らませるのが楽しかったです。大叔父は監督自身なのかな?そうすると、インコの大王は誰になるんだろ?>>続きを読む

呪呪呪/死者をあやつるもの(2020年製作の映画)

2.5

呪いで動く屍の集団を利用した復讐劇。「動く屍を殺人の道具に利用する」という点は新鮮でしたが、生きている人間に擬態可能なうえに、走り、喋り、派手なアクションも可能な屍たちは、もはやペイントした血色の悪い>>続きを読む

ラストサマー(1997年製作の映画)

3.0

久々の鑑賞です。都合が良すぎる(有能すぎる?)殺人鬼の活躍に脳内でツッコミを入れつつ、美男美女が困難に立ち向かうのを楽しむ映画に思います。サクッと観れるサスペンス映画に思います。

Pearl パール(2022年製作の映画)

3.5

「X エックス」のパールの過去の物語。スターを夢みる田舎娘のパールが、家族・環境と夢の狭間で人格を歪めていき、殺人鬼として本性を開花させていく。パールの本性を見抜けず、地雷を踏み抜き、殺されていく人々>>続きを読む

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

「キレイな思い出」の裏側を巡るビターな物語。

大人になったソフィは、ビデオの映像をもとに過去の記憶を振り返り、懐かしくキレイな思い出の裏で、人知れず苦悩を抱える父親の姿を見出しました。余白が多く、カ
>>続きを読む

テキサス・チェーンソー ビギニング(2006年製作の映画)

3.5

怖い映画、と言うより残酷な映画という印象。精神的にも肉体的にも残酷な描写が多いです。主人公たちが絶望するシーンが多く、救いもないので人を選びそうですが、残酷な映画が好きな方にはピッタリな作品に思います>>続きを読む

リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

3.5

2分間のタイムループに巻き込まれた旅館の話。前半は設定を活かした大喜利。登場人物たちのコミカルなやり取りに笑っちゃいました。後半は少しドラマ。緊急事態に何やってんだよ、という呆れが強かったです。全体的>>続きを読む

エルム街の悪夢(1984年製作の映画)

3.5

久々に鑑賞しました。色んな工夫を凝らした残酷シーンには、子供の頃に観ていたらトラウマになっていたかもなぁと感じます。特にベッドから血が吹き出るシーンは、派手ですね。なんとも言えないラストも、今観ると良>>続きを読む

夜の来訪者(2015年製作の映画)

3.5

幸せな晩餐会が、自分は警部と名乗る男の来訪から地獄のような会になる。次々と明らかになる家族と婚約者の所業と彼らの反応は、実に見応えありました。俳優陣の演技もよく、丁寧に作られたドラマでしたね。何よりラ>>続きを読む

21ブリッジ(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

緊張感あり、テンポよし、ドラマ性もあり。ですが、序盤にある違和感があって、モヤモヤした気持ちに。終盤にその違和感の原因がわかったのですが、気づかなかったらもっと楽しめただろうなと、少し残念な気持ちにな>>続きを読む

ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.0

思想強めのカリスマシェフのフルコース。徐々に狂気じみた料理になってくる。映像はキレイだけど、そこまで恐怖は感じず、むしろ料理に対しての客の反応が面白かったですね。

マイリトルゴート(2018年製作の映画)

4.0

ダークでグロテスクな短編アニメ。序盤のシーンや、子羊たちの造形、カメラワークもですが、何より大人の歪んだ愛情が気味悪いですね。

ルディ/涙のウイニング・ラン(1993年製作の映画)

4.0

夢をひたむきに追い続けるルディの姿に胸が熱くなる。最初は小馬鹿にしてた周りの人間も、徐々に感化されていくのは、グッときた。また、彼の父親、用務員のおじさん、家庭教師の友人など、周りの人間との人間ドラマ>>続きを読む

怪物(2023年製作の映画)

3.5

見たいものしか見ない大人と、良くも悪くも純粋な子供。章が変わるにつれ、視点が変わり、物語の全体像が鮮明になっていく。世界の見え方は人によって違うのだと、改めて思います。本来はその差を埋めるため、コミュ>>続きを読む

ミミック(1997年製作の映画)

2.5

科学がやらかした系ホラー。虫の造形の気持ち悪さを楽しむ映画に感じました。ただ、巻き込まれた人たちの扱いにはモヤモヤ。

バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー(2021年製作の映画)

3.0

いつも通り終始ボケっぱなし。許可を取っているのか不安になるパロディとボケのオンパレードで、カロリー高め。ですが、終盤はしっかりまとめてくれるので、意外とスッキリした気持ちで観終えました。

アルピニスト(2021年製作の映画)

3.0

クライマーのマーク=アンドレ・ルクレールの生き様を追ったドキュメンタリー。彼の自由で何者にもとらわれない生き方は、息苦しい社会を生きてる人間からすると、羨ましく、輝いてみえるのかも。

ナワリヌイ(2022年製作の映画)

4.0

ロシア人政治活動家ナワリヌイの毒殺未遂事件の真相を追うドキュメンタリー。次々と明かされるロシア政府の闇。断片的には理解していたつもりでしたが、衝撃でした。メディアや国の言うばかりを盲目的に信じる事の危>>続きを読む

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

4.0

今回はロケットの秘められた過去が主軸の物語。ロケットを救うためにいつものメンツが大暴れして、カッコ悪さもカッコ良さも詰まった活躍っぷりをみせてくれました。戦闘シーンも派手で、特に後半の乱闘シーンにはテ>>続きを読む

ペパーミント・キャンディー(1999年製作の映画)

3.5

人生に絶望した男の過去を巡る物語。前半、彼は不誠実な言動をするため、クズにみえます。ですが、後半になると、彼がなぜ不誠実な人間に成り果ててしまったのかが分かり、切ない気持ちになりますね。

バイオレント・ナイト(2022年製作の映画)

3.5

やさぐれサンタが、事件に巻き込まれて、武装集団と戦うバイオレンスアクション。前半の戦い方がやや泥臭く、観ていて不安になったのですが、後半は爽快グログロな肉弾戦があり、コレだよコレ!とテンションあがりま>>続きを読む

FALL/フォール(2022年製作の映画)

3.5

女性二人が地上600mのテレビ塔の頂上に取り残されてしまう物語。単なるバカの自業自得な物語かと思ったのですが、伏線あり、緩急あり、成長ありで見応えありました。手汗がすごい…。ハンターの無茶苦茶な誘いは>>続きを読む

ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.5

肉屋の夫婦がビーガンの人達を狩り、死体を解体して、ハムにして売る物語。ぶっ飛んだ設定ですが、ストーリーは夫婦愛が根底にあるわかりやすいもの。ゴア描写はあるけど、コメディ寄り&爽快感もあり、観やすかった>>続きを読む

ヒトラーのための虐殺会議(2022年製作の映画)

3.5

絶滅収容所へのユダヤ人強制送還の始まりとなった「ヴァンゼー会議」を、当時の議事録を元に描いた映画。観る前、私は「一人ぐらいは虐殺に反対する人がいるのでは…?」と淡い期待をしてました。ですが、法解釈やユ>>続きを読む

ただ悪より救いたまえ(2019年製作の映画)

3.0

暗殺者VS殺し屋の物語。「新しき世界」のコンビだぁ〜と思いつつ、観ました。胸糞悪い物語を期待してました。ですが、序盤に多少の胸糞悪さはあるものの、コメディ寄りのシーンやアクションシーンが多く、エグさは>>続きを読む

search/#サーチ2(2023年製作の映画)

4.0

失踪した母親を、その娘がネットを駆使して探す物語。前作はアイディアが面白い作品という印象でしたが、今作は分かりやすく、感情移入しやすく、展開の捻りもあるストーリーで単純に楽しめました。ネットを通じて家>>続きを読む