最後まで緊張感があり、捻りのきいたクライム作品。追い詰められた者の異常な思考回路を舐めてはいけないですね。
『盲目の少女が、角膜移植手術を受けた一週間後に自殺した』というタイで実際に起きた事件が題材のホラー作品。『本物の幽霊が映っている』という噂を聞いていました。噂のシーンはあったのですが、DVDの特典映像>>続きを読む
とにかく残酷でグロテスクな映像を撮りたかったのでしょう。血液ドバドバの残酷で悪趣味なグロ描写や、所々のハッとするようなショットからは、監督の美学と拘りを感じます。そして、ラストショットはとても素晴らし>>続きを読む
6人のホラー映画監督が撮った10話の怖い話……。
小野不由美の原作「鬼談百景」は読んでいました。原作は、いわゆる『百物語』の体裁をとっているホラー小説で、「鬼談百景」に99話をおさめ、「残穢」が10>>続きを読む
重いテーマですが、優しく清々しい余韻が残る作品。最後には、きっと、この人たちは、もう大丈夫なのだろう…と思えました。
『女神の継承』『心霊写真』のバンジョン・ピサヤタナクーン監督作。タイ発のドタバタホラーコメディ作品でした。
「ヒットマンズ・ボディガード」シリーズのパトリック・ヒューズ監督作。コメディ色強めで楽しいドタバタアクション劇でした。
タイのホラー映画『心霊写真』のハリウッドリメイク版。謎の女性を奥菜恵が演じているのですが、綺麗でしたね。ただ、怖くない。。
ストップモーションアニメで描く、3つの物語。二部『敗北の心理にたどり着けない』が好み。虫虫虫虫虫…。不条理に呑まれ、徐々に壊れていく男を、露悪的に描く。
コミカルなキャラと、カラフルな怪物たちを満喫できる一方で、歴史認識の難しさも感じる寓話
中弛み感や古臭さはあるものの、終盤の苛烈さと切なさが強く印象に残る。ここまで振り切った作品は、現代じゃ作れない気がする。
このレビューはネタバレを含みます
醜悪な寄生虫による侵略ホラー。一人、また一人とマンション内の人間が、醜悪な姿の寄生虫に支配される。寄生された人間は、性的快楽を求めるようになり、さらなる犠牲者を探し、性的暴力に及び、寄生虫を植え付ける>>続きを読む
外界から隔離された森の中の学校で、「育成される」少女たちを描いた物語。おぞましいけど、幻想的な世界観を楽しめた。
疑いつつも父親を信じたいタイラーの心の揺らぎや、やがて分かる犯人の異常な振る舞いなど、演技が素晴らしく、見応えがありました。
重めの設定とはあまりに正反対な、ポップでコミカルな世界観が印象的。作品の性質上「差別を助長する作品」「不謹慎で非倫理的な作品」と批判する方もいそうですが、私は過剰なポップに不快感はなく、困り顔のライア>>続きを読む
インモラルのオンパレード。最初は、引きそうになるが、段々、面白くなっていく。毒されている気分です。
ラブロマンス×ホラー×サスペンス、な作品。誠実に生きたいものです……。
パレスチナ✕イスラエルの対立という歴史的にも根深い問題を扱いながらも、面白可笑しく、皮肉の効いたコメディに仕上げた作品。
ドラマチックに演出されており、ドキュメンタリーとして面白い作品なのかは疑問が残ります。ですが、小動物達が対面する危機、体感している世界は、興味深いです。
人には言えない秘密を抱える人は多いと思いますが、何でも打ち明ける事ができる人間関係が一番しあわせに感じました。
今作は全体的にパワーアップしてましたね。まず、序盤からクラブでの芝刈り機&プレス機での大量虐殺。本拠地でも爆薬や大型の刃物を使った、派手で大掛かりなワナがアーキン達を待ち受けます。さすがは、ワナオトコ>>続きを読む
この家族と「ワナオトコ」がどんなスケジュールで動いていたのかが気になりましたが、痛さと熱さがある作品でした。
暴れまわるブギーマンの殺戮ショー×歪んだ正義感の物語という印象です。ジョン・カーペンター版の焼き回し感が強かった前作に比べたら、今作の方が好みですね。
「ハロウィン」(1978)の続編で、何人かの登場人物も続投しています。OP、音楽、殺害シーン、など前作を模した演出が随所にみられ、正統な続編が始まったのだと、感じました。ただ、オマージュしている箇所が>>続きを読む
改めて観ると、やっぱり、ジョン・カーペンター監督の鋭利で、不気味な音楽が本当に魅力的に思います。