ふゆきさんの映画レビュー・感想・評価

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水深ゼロメートルから(2024年製作の映画)

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水泳授業の補習の代わりにプールの掃除を命じられた女子高校生2人+居合わせた水泳部の女子2人、4人による会話劇。
高校演劇が元だと知っているというのもあるだろうが、脚本が非常に舞台的。人物の出し入れが、
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メン・イン・ブラック(1997年製作の映画)

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大昔に観たっきりだったが久々に再鑑。
元ネタはUFO譚にまつわる「黒服の男たち」の都市伝説だろうが、今となってはすっかりその文脈も忘れ去られているだろうなあ。
今となっては、といえばウィル・スミス、彼
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異人たち(2023年製作の映画)

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大林監督版は観てないが、わりとがっつりゲイでありクィアであることがテーマの作品だったので元はどうなのかが非常に気になった。
死者との交流という要素の扱い方がわりとユニークで、例えば『ねじの回転』のよう
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

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IMAX鑑賞できて良かった…。
レーザーGTではないので、横長のやつだけど。

うちから近い(充分遠い!)IMAXは、どこもスクリーンが床まである関係で、必ず前の方の人の頭がスクリーンにかぶるのがイヤ
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ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

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・ビートルズの“NOW AND THEN”は去年の新曲なので、ヒロインの「思い出の曲」ってのはおかしいのでは…?
・特に前半がモタモタしてテンポが悪い。アクションシーンはともかく、そのシーンに至るま
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ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

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懐かしい雰囲気と言うか、これだけストーリーの下世話な興味のみに特化した邦画は今は逆に作りにくい気がする。
昔のミステリーの短編にあったようなちょっと気の利いた話というか、別に称賛してるわけではなく、悪
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マダム・ウェブ(2024年製作の映画)

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決して悪いわけではないし、面白い。
が、「いや、寧ろこの先が観たいんですけど…」という感じ。
ヒロインが自分の能力を完全にコントロール出来るようになるのが映画の終盤間際、そこまできてはじめて彼女がかな
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ネクスト・ゴール・ウィンズ(2023年製作の映画)

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アメリカ人が(日本人も)大好きな「こんな感じの映画」を茶化しつつ、ちゃんと感動的に仕上げている、が、やっぱりこの手のスポーツものを揶揄してる、そんな感じw
こういうやつによくある「主人公が心を入れ替え
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カラーパープル(2023年製作の映画)

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完全にひとりだった。いや確かに連休最終日の17:00という絶妙に誰も映画なんて観てなさそうな時間とはいえ…。
一番大きなスクリーンをひとり占めできたのはラッキーだったが…。

僕は元を観てないし原作も
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瞳をとじて(2023年製作の映画)

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僕が映画館で、内容が理解できないほど爆睡したのは、後にも先にもエリセの『マルメロの陽光』だけ。
それだけに今回、ホントに楽しみにしてたんだけど…前半、眠気に勝てずうつらうつらと…w

「映画監督がかつ
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

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せっかくの休暇、そして多分パパとは最後のバカンスなのに、これ、この気まずい感じ…わかる、わかりすぎて辛い…。
元より家族旅行って大抵こういう感じで、出発のときだけはワクワクしてるんだけど、道中も目的地
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大室家 dear sisters(2024年製作の映画)

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精密な背景に乗せるようにキャラクターを描くこの感じ、試みとしてはわかるし、原作のなもり先生の絵の、タッチは2次元アニメっぽいのに、描写は3Dっぽい緻密さでもって描かれているあの感じを再現するという意味>>続きを読む

グレムリン2/新種誕生(1990年製作の映画)

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大学のときに一度観たきりかな。
今観ると、ジョー・ダンテの趣味全開で、リック・ベイカーのいかにも特撮映画な雰囲気満載の、しかも映画やら何やらのパロディ、レファレンスをてんこ盛りにぶちこんだ、ゴージャス
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ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

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おお、思った以上に面白かった。
アクションは下村さんでまあ安心してみていられるし、何よりギャグがスベってない!
実写化の話を聞いたときに、よもや、と思ったあの監督でなくてホントに良かった…w
ともすれ
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ある閉ざされた雪の山荘で(2024年製作の映画)

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これは最高、かなりの珍品。

原作は随分前に読んだが、さすがにあの叙述トリックは覚えていた。
叙述トリックとは、作者がナラティブなレベルの仕掛けを読者に対して施すもので、最大のポイントは作中の人物たち
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

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いい歳したヤクザと中学生がマブダチになっていく感じがどうも飲み込みきれず、結局(全く詳しくないが)どうしてもBLを補助線としながら観ざるを得なかった。
いや、そうすると将来的に「狂児のアホ…!」とか言
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アクアマン/失われた王国(2023年製作の映画)

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アクションシーンのつるべうち、ヒーローなのにドメスティックなギャグを入れて…この感じ、MCUのソーに近いかな。
設定や物語の展開は、同じくMCUのブラックパンサーシリーズに似ている。
アクアマンの一番
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ゴジラ-1.0/C(2023年製作の映画)

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元版を観た後にモノクロ版を観ると、さまざまなことがわかって面白い。
画面の構図とかカットのディゾルブの仕方とか、思っていたより遥かに昔の映画を意識していることがわかる。
あと、ゴジラが容赦なく恐くて、
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007/ゴールデンアイ(1995年製作の映画)

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多分これも公開以来の再鑑賞。なんかイマイチだったな、という記憶と、これぞまさに007シリーズだな、と思った記憶が両方あったので確かめるために見返したのだが、なるほど両方ともそのとおりの映画だった。>>続きを読む

ドラゴン・キングダム(2008年製作の映画)

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劇場で観たような気がしてたが、うーんどうだったか。

『ベスト・キッド』…いや『ネバー・エンディング・ストーリー』?…というようなありがちな冒頭、しかもこれまたありがちな異世界転移もの…なんだけど、意
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劇場版 SPY×FAMILY CODE: White(2023年製作の映画)

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原作の絵のタッチが好きで、特にキャラクターのイラストレーションっぽい、フォルムが際立つ正確な作画は、洗練されていていつも感心する。
さらにアニメは、アクションの演出がスピード重視でてきぱきとして気持ち
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