よしみさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

アイスランドの自然に吸い込まれる

冒頭のシーンの違和感が納得に変わるとき、唐突にエンディングを迎える。

羊の群れに始まり、大きな羊?で終わるという流れで、生死の尊さについて、考えさせられる。

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ドリーム・ホース(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ドリームアライアンス🐴

やっぱり行動なんだね。思いつきだって動かないと始まらない。彼女に賛同した共同馬主の人達が個性的で微笑ましい。

遺品整理で見つけた切り抜きや古ぼけた写真。子を持つ親ならあるあ
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映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズ(2022年製作の映画)

3.0

過去よりも未来の約束を…

集大成だった。話の内容から続編は難しかったのかな。

極端な見立てだけど、ズレてもないのかもしれない。日常に潜む恐怖の一端がうまく話に盛り込まれていたと思う。

アニメ版で
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八月のクリスマス(1998年製作の映画)

4.0

この作品には衝撃を受けた😱
予告編を観て、そして本編を観て。

普通の日々の切り取りであるのに、絵が写真のように綺麗であり、彼らのことを良く知らないのに、その感情の揺れが刷り込まれるような感覚になって
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サウンド・オブ・007(2022年製作の映画)

3.5

おもしろかった🎶

特にテーマ曲にまつわる話は興味深く、制作陣がとても大事にしていることがよくわかった。

No Time To Die
B・アイリッシュの楽曲は素晴らしかった。映画の冒頭の彼らの別
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モービウス(2022年製作の映画)

3.0

狩りへの欲求…

子供の頃の雰囲気が良すぎて、成長した姿はなんとも納得できないありさまで。

難病克服の代償として制御できない力を得ることで、これまでの苦しみが違いすぎる別の苦しみに変わっていく。
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ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY(2022年製作の映画)

4.0

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THE VOICE🎶

彼女にとって印象的な出逢いがあった。彼女の素質を開花させた母親や親友の存在がとても大きく、有名プロデューサーに見いだされたことが歌い手としての彼女の人生を激変させていく。

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マリー・ミー(2022年製作の映画)

3.0

願いが叶う観覧車…

メチャクチャ過ぎる展開でも、王道のような幸せな結末に至る。違いすぎる二人だって、やがて気持ちが通い合い、結ばれていく。

このノッティングヒル的な話がたまにたまらなく観たくなる。
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マスカレード・ナイト(2021年製作の映画)

2.0

お互いのルールとは?

こういう原作なのかな?後付けでどうにでもなりそうな話だったけど。

麻生さんやっぱり巧かったけど、少し浮いてた感じも否めない。残念だけど、共演者に恵まれなかったと思う。

最後
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ジェントルメン(2019年製作の映画)

3.0

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いきなり驚くわけで😱

誰もが彼ではないことを知っている。

話を持ちかけてくるヤツが一番のワルだということは定番であり、この作品も笑えるほど忠実に描かれていた。

M・マコノヒーの出番はあまり多くな
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アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

4.0

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長さは…感じた

良いとこもたくさんあった。けど退屈な
とこもあって何度か睡魔が😅

映像は素晴らしく、そして美しく、行き着くとこまで行った感じがする。水の中なんてどうやって撮ったのか教えてもらいたい
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.0

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それでも生きていく

原作は原作であり、映画は映画。原作の良さを映画に求めるのは少し違うような気がする。

原作の一部をうまく使っていたり、他の短編を引用したりで、原作に向けたリスペクトは十分に感じた
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AVA/エヴァ(2020年製作の映画)

2.0

痛みを感じる?

顔面は傷だらけだったけど、まったく平気そうだった。敵も強そうだけど、見た目だけだったかな。

J・マルコビッチは巧かったけど、ついてこれる俳優がいなくて浮いていた。

続きがありそう
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ムーンフォール(2021年製作の映画)

2.0

過程がまったくない😠

それなりに迫力はあるわけで、大きな画面で観たら凄いだろうな。ただ既視感が拭えず、過去の同監督作のリブート版にさえ思えてしまう。

人間ドラマも希薄すぎて、何ら思い込みもない。
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ソフィーの選択(1982年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

泣き声が耳について離れない

彼女にその選択を迫った戦争という正当化できない謝った選択をした国々を呪うことしかできない。

死する場所を探していたのだろうか。生かされてきた彼女にとって、支離滅裂な彼の
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シスター 夏のわかれ道(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

嘘つくと鼻が伸びる…

記憶に残りそうな場面と考えさせられる場面が入り乱れていた。時折訪れる彼女の涙はどの場面も印象的だった。

隣国の事情はニュース程度の知識しかないけど、それらに翻弄された人達がた
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DAICON FILM版 帰ってきたウルトラマン(1983年製作の映画)

3.0

これはこれでありかな…

"アオイホノオ"でも少し紹介されてた記憶がある。違う作品だったかな?

とにかく庵野さんの作品は学生時代から別格だったようだ。

この熱量がそのまま"シン"に乗り移ってくれて
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ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021年製作の映画)

3.0

まあ…そうなるだろうね🕷️

登場人物があまり多くなくて、わかりやすめの話も、諸々の背景がワチャワチャし過ぎてあまり残らない。

彼だからこそ、あの掛け合いがおもしろかったけど、今回はあまりにも変化が
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

2.0

本当に "シン" なのか…

深掘するべきではなかったのかも

専門用語の連発と気楽な話言葉の交わりをごく自然風にアレンジした会話劇が延々と続き、また理解も出来ず疲れる。

会話重視の割には、演者に違
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オー・ルーシー!(2017年製作の映画)

4.0

悪いことばかりじゃないのかな

"モダンラブ・東京"が予想外に良かったので、彼女の作品に興味がわいた。

南さんのコメディエンヌ?ぶりには驚いたし、かなり笑わせてもらった。

寺島さんは相変わらずの巧
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アンモナイトの目覚め(2020年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

セリフは多くない😅

彼女の顔色がどんどん変わっていく。
この時代にも鬱病という言葉があったのが驚きと少し意外だった。

とにかく二人の演技が凄すぎて、視線だけでもいろいろ投げかけてくる。

別れると
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ミセス・ハリス、パリへ行く(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

とても元気になる…😄

観終わった後の心地よさは久しぶりかもしれない。灰汁の強弱はあっても、悪い人間はほぼ出ていない。

ドラマ的にはライトで、少し物足りなさを感じるけど、彼女のポジティブな姿勢と俳優
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SHAME シェイム(2011年製作の映画)

2.0

28Street…

なんだろな~😱
一種の破綻者ということなのかな?
プロとは出来て、素人は駄目って。
モヤモヤしている間にエンディング

彼女の歌唱のとこはとても良かった😄

冒頭のボカシなしにも
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サッドムービー Sad Movie(2005年製作の映画)

3.0

悲しくない…

着ぐるみの彼女と画家のエピソードが好きかな。その他のエピはどうも合わなかった。

彼女が若くて少し驚きだった。"ハピネス"の少し前だった。ただ、もう15年以上も前の作品だから当たり前か
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幸せは、ここにある(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

今回は書き直せない…

彼女との出逢いが、何かが変わる瞬間だったのかもしれない。家族とのわだかまりでさえ、彼女の言葉で、一瞬で打ち解けられたりする。

1文字も文字にできなかった亡妻との回想が時に微笑
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ぶあいそうな手紙(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

僕は君と出逢ってしまった…

彼女に代書、代読してもらった手紙のやり取りが切なくも微笑ましい。アナログである良さも改めて考えさせられる。

若き彼女の存在も大きくて、世代を超えた友情めいたものを感じた
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この世界に残されて(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

私は取り残された…

多くは語られない。徐々にその背景がわかってくる。削り取られた心身を補うかのように、彼らはごく自然に引き寄せられたと思う。

めくられるアルバムに写る過去が争いの凄惨さを想起させ、
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ラスト5イヤーズ(2014年製作の映画)

2.0

ミュージカルだった😅

延々と歌唱を観せられるだけだと辛い。
確かに二人とも歌はうまいけど、ここまで何も入ってこないと辛さを超えて止めたくなる。

男性の方はスーパーガールのウィンだった。特筆すべきこ
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43年後のアイ・ラヴ・ユー(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

一瞬でも思い出してほしい…

老いは平等に訪れる。どんなに坑がってみても、唐突にではなく、覆い被さるように訪れる。

平等でないのはそれぞれが襲われるかもしれない外乱であり、いつ襲われるかわからない恐
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ダウントン・アビー/新たなる時代へ(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

いくつかの旅立ちがある

常にドラマがあり、先々に紡がれていく時の流れを優しく教えられた感がある。止まらないのではなく、止まるのを先に延ばしていこうとする小さな抵抗がやがて力添えに変わっていくのだろう
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異端の鳥(2019年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

JOSKA

ここはいったいどこなのか?
少年は何者で
なぜあからさまに虐げられるのか?

モノクロな画面が恐怖心を煽り、疑問を投げかけてくる。加えて圧倒的なセリフの少なさに耐えきれなくなる。

劇中
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ラブ・フラワー(2016年製作の映画)

3.0

ライトなコメディで…

人物設定が巧くて、予想がつく展開でもそれなりに楽しめた。

軽めに扱われてるけど、当事者には忘れることのできない出来事が本筋であったりするのが少し気になった。

"サバイバー"
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

だから私を見てた…

問いかけなのか、肯定なのか、苦しいのか、楽しいのか、ほぼほぼ曖昧な感じで、ゆっくりとした時間が流れるように物語は進んでいく。

息づかいとか足音、炭や筆のなぞる音、コップの置く音
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バックコーラスの歌姫たち(2013年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

歌い続けていくこと…

バックシンガーとして輝く彼女達が求めるその少し先が、とてつもなく遠く困難なことであることが有名ミュージシャンにより語られる。

才能を見いだされたとしても、その先に進むにはそれ
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スティルウォーター(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

娘の無実を証明したい…

徐々にわかってくる背景が本人以外の口から語られる。フランスという異国で、娘が友人の殺害容疑で服役し、その面会に彼が訪れていることを知る。

彼の娘を演じたA.ブレスリンは、賞
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ファーザー(2020年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

この混乱が彼の現実だった

住む家とか腕時計とか、おそらく長年共にしていたものは記憶に刷り込まれているのだろうか。

家族にとっても辛い現実を突きつけられて、苦悩する場面があったりする。娘を演じたO.
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