よしみさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

ラブ・フラワー(2016年製作の映画)

3.0

ライトなコメディで…

人物設定が巧くて、予想がつく展開でもそれなりに楽しめた。

軽めに扱われてるけど、当事者には忘れることのできない出来事が本筋であったりするのが少し気になった。

"サバイバー"
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

4.0

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だから私を見てた…

問いかけなのか、肯定なのか、苦しいのか、楽しいのか、ほぼほぼ曖昧な感じで、ゆっくりとした時間が流れるように物語は進んでいく。

息づかいとか足音、炭や筆のなぞる音、コップの置く音
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バックコーラスの歌姫たち(2013年製作の映画)

3.0

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歌い続けていくこと…

バックシンガーとして輝く彼女達が求めるその少し先が、とてつもなく遠く困難なことであることが有名ミュージシャンにより語られる。

才能を見いだされたとしても、その先に進むにはそれ
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スティルウォーター(2021年製作の映画)

4.0

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娘の無実を証明したい…

徐々にわかってくる背景が本人以外の口から語られる。フランスという異国で、娘が友人の殺害容疑で服役し、その面会に彼が訪れていることを知る。

彼の娘を演じたA.ブレスリンは、賞
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ファーザー(2020年製作の映画)

3.0

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この混乱が彼の現実だった

住む家とか腕時計とか、おそらく長年共にしていたものは記憶に刷り込まれているのだろうか。

家族にとっても辛い現実を突きつけられて、苦悩する場面があったりする。娘を演じたO.
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ラブ・クラッシュ(2016年製作の映画)

2.0

ラ・ラ・ランドに触発された?

会話の途中から歌唱に入る系で、ジャンルとしてはミュージカルになるのかな。とにかく内容が薄すぎて、ドラマの域も超えていない残念な出来。

主役の娘が、C.アギレラに似せて
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.0

選曲とファッションは最高🎶

冒頭の感じから、亡き母親絡みのタイムスリップ話とベタ予想したが、まったくハズレて、予想のかなり上をいくホラー?風な作品だった。

個人的には、前半はとても好みで、後半がち
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.0

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無音になった

彼女の歌声が突然聞こえなくなる。この演出は強烈だった。あの家族と同じ感覚になることで、その後の父親との場面がより感動的になったと思う。

複雑な感情もある。彼女に頼りすぎていて、彼等の
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オールド(2021年製作の映画)

3.0

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平等だと思っていた時間が…

良く考えられた話だと思う反面、もっとおもしろくできたような気もするし、釈然としないところもいくつかあった。

正直、方法こそ違うが、似たようなことを隠れて行って、お金儲け
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ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ(2017年製作の映画)

4.0

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実話だった😱

知らなかった。本人自ら脚本を書いて、主役を演じてたなんて驚きで。

ベタでないところが良かった。彼女の両親とは心を通わせるも、自分の親とは断絶に近い関係に陥る。なにもかもがうまくいくわ
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ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス(2016年製作の映画)

3.0

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図書館の目指すべきその先は?

表側ではなく、裏側が主に語られる。らしくないイベントやいくつかの分館でのコミュニティーの一部が紹介され、多様な利用者に対し、可能な限りに、分け隔てのないサービスが提供さ
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ストックホルム・ケース(2018年製作の映画)

3.0

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みんなマジメで…

どこかヌルい強盗犯も向き先が違う刑事もそれぞれの目的のために相手を上回ろうとするけど、そのしぐさとか会話の合間とかコントのように笑えてしまう。演者はもちろんだけど、脚本が秀逸なんだ
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17歳の瞳に映る世界(2020年製作の映画)

4.0

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ドキュメントではない

セリフが少なく、感情の振れ幅も多くない。揺るがない決意を断行するべく、従姉妹とNYを訪れる。

あまり表情を出さない彼女が唯一感情をさらけだしたカウンセリング。

Never,
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アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

3.0

知ってる楽曲もあったのかな

そんな程度のニワカで、トーキング・ヘッズというビッグネームに導かれて、少し触れさせてもらった。

メッセージは読み取れなく、楽曲にはそれほど惹かれなかったというのが正直な
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オールド・ナイブス(2022年製作の映画)

3.0

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内通者は誰なのか?

当時の事件を会話の合間に挟み、煽る手法が効果的だったと思う。

会話劇。緊迫した2人の会話
そこに至った理由は言葉で伝えなくても良かったのではないか。

素敵なワインバーだった😄

ヴィクトリア(2016年製作の映画)

3.0

失いかけて初めて気づく

マトモな人が出てこない。自己主張が強すぎたり、自己管理力に乏しかったり、全般的にガサツに見えてくる。

子供達がだいたい半裸なのは何か意味があるのだろうか。洋服を汚す年齢だか
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ソング・トゥ・ソング(2017年製作の映画)

2.0

とても美しい映像の切り取りをスライドショーで延々と観せられた感じで、彼女でなければ途中で止めていた。

セリフが少なく、繋がらない余白をどう埋めていけばいいのだろう。

理解できている人はいるのだろう
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スペシャルズ! 政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話(2019年製作の映画)

4.0

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まだ何も始まっていない。

衝撃度で言ったら、振り切ってるかもしれない。彼らの日常を見せられて、彼らの現実を見せられて、感じるものがないわけがない。

無認可や無資格を責める前に、見て見ぬふりし、問題
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ザ・バンド かつて僕らは兄弟だった(2019年製作の映画)

3.0

特に思い入れはない。
名前を知っていた程度で、楽曲なんてほぼ知らない。

このドキュメンタリーは、主にバンドの中心メンバーであるR・ロバートソンによって語られていく。

オリジナルメンバーでは約10年
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エルヴィス(2022年製作の映画)

3.0

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Unchained Melody

少し違う感じかな?って観始めたけど、観終わる頃にはエルヴィス・プレスリーにしか見えなかった。いくつかのライブシーンは本当に素晴らしい。

彼とマネージャーの関係を軸
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21ブリッジ(2019年製作の映画)

3.0

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少し前の映画の香りが…

マンハッタンの封鎖ってシステム的にするのかと思ったけど、まさかの人海戦術だったのには驚いた。

テンポが良く、飽きさせないけど、警官がすぐ現れたり(すぐ殺されたり)する都合の
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藁にもすがる獣たち(2018年製作の映画)

3.0

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バイオレンス系コメディ?

大金に目が眩むのはわかるけど、眩み過ぎた奪いあいの末路が滑稽で悲しい。

話が繋がってきてから、おもしろさが倍増する。DV妻と中国人青年の顛末はわかっていても笑わせてくれる
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

爽快とは言いがたい…

彼女達の関係性をぼかすというか曖昧にすることで、流れの中でアレコレ想像しながら、結果、より深い関係を築いていたと知らされる。

親友?が生きていた証を当事者達の心根に刻み込ませ
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君の誕生日(2018年製作の映画)

4.0

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涙は枯れるときも…

チョン・ドヨンさんが出てるので手に取った作品。彼女の笑顔がほぼ見られない作品だった。

感情が安定せず、やり場のない悲しみに襲われる彼女の慟哭が胸に迫り、宝物の喪失を観る側に訴え
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底知れぬ愛の闇(2022年製作の映画)

2.0

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鬱屈とした感じで何を考えているのかわからない。趣味も含めて相当に気持ちが悪い。常識を超えた妻の奔放さばかりに気をとられて、廻りがぼやけてしまったのか。

夫の行動に疑いを持ち初める頃には時すでに遅しの
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はちどり(2018年製作の映画)

4.0

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不思議な空気感を醸し出す作品かな。
普段の生活をうまく切り取って、繋ぎ合わせた感じで。ただ雑なのではなく、感情がうまく伝わるような緻密な感性も感じた。

相性って本当にあると思う。たった一瞬の出逢いで
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リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

3.0

甘酸っぱさを期待も
うまくかわされた😅

年上だからこその
悩みは尽きないし
模索する時間の
少なさを自覚しながら
自分に合う大事なものを
見定めていたのかな

うまくいっても
いかなくても
一緒にい
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ルース・エドガー(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

見た目で善悪は…

偏見や差別という
ひとくくりにできない
根深さに
アイデンティティの
置き場さえ
ぐらつかせる世代乖離が
彼を混乱させたのか

少なくとも
一連の出来事の発端は
すべて彼の発動だと
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さがす(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

父親の本当の姿は?

前半は娘目線で
後半は父親目線で
ある場面で
それぞれの目線が交差し
その後が描かれる

娘が知った真相を
卓球を通して
問いただす場面は
物悲しくとても切ない😠

球がなく音だ
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レイジング・ブル(1980年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

痩せたり太ったり

嫉妬深くて疑い深い
栄光を勝ち取る程の男の
病的なクズっぷりには
呆れてうんざりする😠

名作と言われているけど
正直そうでもなかった😅

女性の若すぎる年齢に驚き
10代にはぜん
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朝が来る(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

特別養子縁組で
子供を迎える夫妻

子供を授かった途端に
人生が一変する女性

手紙に残された言葉に
強烈な思いが反響する

ドキュメンタリーにも
見えてしまう
ベビーバトンでの場面
語られる一言一
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ライトハウス(2019年製作の映画)

2.0

噛み合わない会話劇

迫力の中に寂寥感
熱量の中に虚言癖

映画としては
十分すぎる組立も
異様な画力に気圧され
難解すぎて繋がらない

せめて彼の見た光?は
何だったのか
明らかにしてほしかった
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君を想い、バスに乗る(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

余白を楽しむ😄

スコットランドから
ランズ・エンドまで
老人がバスを乗り継ぎ
自分の足で訪れる

目的は?
なぜ今なのか?

過去と現代が
交差するかのように
満身創痍で
目的を達成する場面は
たま
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パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.0

何度も繰り返すうちに

同じ時間なんてない
立ち止まることで
気づく何かが
とても大切なことかも

タイムループ

変化を求めなければ
次の日は訪れなかった💥

シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

3.0

遅ればせながら😅

縦割りな感じが
いかにも…という感じで
笑えました😄

国防の観点で
攻めた視点が新鮮で
たくさんの演者と
激しいテロップに
導かれた感が強い

最初の巨大生物は
別の生物と思うも
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総理の夫(2021年製作の映画)

3.0

中途半端感が残念😅
シリアスでもない
コメディでもない

中谷さん
コメディエンヌとしても
確立された感があるけど
いまいち振り切れてない
とは言え
やはり凛として美しい😄

貫地谷さん
出演シーンは
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