kitoさんの映画レビュー・感想・評価

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ロスト・フライト(2022年製作の映画)

3.3

てんこ盛りのエンタメ・アクションで、これぞポップコーンムービー。

ジェラルド・バトラーといえば、いまやすっかり "無双オヤジ" のイメージ。本作でも元軍人で今は民間機のパイロットという役。制服がぱっ
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オットーという男(2022年製作の映画)

3.7

ハリウッドの "御作法" ってこういうことかとよくわかった。断然、オリジナルの方が好きだ。

オリジナルを観た後レビューで「細かい部分の説明はリメイク版に劣る」というのを読んで「何のことだろう⁈」と疑
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幸せなひとりぼっち(2015年製作の映画)

4.5

とても素敵なヒューマンドラマで良かった。

去年だか一昨年だかにオープニングのシークエンスで早々に観るのをやめたことがある。花屋でカスハラちっくなイチャモンをつけ、毎日、自宅周辺を見回ってはコミュニテ
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生きる LIVING(2022年製作の映画)

4.2

予想以上に素晴らしかった。年始にオリジナルを久しぶりに観たところだった。

初めてトレーラーを観た際は、あの傑作オリジナルをリメイクしようなんて、やらかしてるなあと思っていたが、どっこい評判通りの良作
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ゴッド・セイブ・アス マドリード連続老女強姦殺人事件(2016年製作の映画)

3.8

スリラー要素の濃いサスペンス・ミステリーで面白かった。

特捜部Qが好きな人に向いているという紹介をYouTubeで観て、IMDbでの評価も高かったことから鑑賞。北欧とは対照的なスペイン映画だけれど邦
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13人の命(2022年製作の映画)

4.3

”実話に基づく”系⁈が好きなのもあって、とても良かった。

2018年にタイで起きた洞窟遭難事故の救出劇。事故発生時のニュースには覚えがあるものの、詳細の記憶はすっかりなくなっていた。偶然タイのホラー
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烏 カラス(2007年製作の映画)

3.0

Filmarks、IMDbともに、まあ実に低スコア。コレは速攻リモコンのストップボタンを押すかも、なんて思いながら見始めたが、案外、面白かった。

見終わっていちばん驚いたのが、有名なヒッチコックの「
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ゾンビ・サステナブル(2021年製作の映画)

3.3

前作「ゾンビマックス!怒りのデス・ゾンビ」から7年が過ぎての続編。諸々がスケールアップしており、特撮のリアル度と出血量が盛り盛りで、耐性が低いのでちょっと苦手な域に達していた。

前半の展開が何だか良
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フォービア2/5つの恐怖(2009年製作の映画)

3.3

こちらも前作同様、面白かった。

前作は全4話だったが、本作は全5話となり二時間越えに。前作より見栄えがパワーアップしており、血の量が増し増しでいささかキモかった。ただ、いずれもちゃんとドラマになって
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42〜世界を変えた男〜(2013年製作の映画)

4.0

評判通り、胸熱な良作だった。

1995年野茂の初登板をきっかけにMLBをTV観戦するようになった。それ以来イチロー、松井、大谷らの応援観戦をしてきて、全ての選手が「42」番を付けてプレーする4月15
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フォービア/4つの恐怖(2008年製作の映画)

3.3

何じゃ、こりゃ、サクッと観られて面白かった。

タイ版の「ほんとうにあった怖い話」といったところ。タイで大ヒットしたそうで第二弾もある。3話と4話がほんの一言だけ繋がっている。先日観た「女神の継承」の
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ドラキュラ/デメテル号最期の航海(2023年製作の映画)

3.7

世評はイマイチだけど、面白かった。

未読のブラム・ストーカー「ドラキュラ」にこんなエピソードがあったんだ。もちろん、古今東西、数多ある映像化作品の全てを観たわけではないけれど、本作の船上エピソードは
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サラリーマン・バトル・ロワイアル(2016年製作の映画)

3.0

意外に面白かった。

こんなん素面ではムリだと思い(←呑む口実)、晩酌してから見始めたら案の定バトルが始まる前に寝落ちしてしまった。

で、少し寝た後ほろ酔いで改めて見直したら案外ちゃんと話が進んでて
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水を抱く女(2020年製作の映画)

3.4

大人のダーク・ラブファンタジーでなかなか良かった。

予告で好きなバッハのアダージョ(協奏曲ニ短調 BWV974 第二楽章)が流れ、俄然、観たくなった。また、先日観た「シェイプ・オブ・ウォーター」っぽ
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シンクロニック(2019年製作の映画)

3.2

SFとしてはありきたりで物足りないけれど、ドラマとしては不思議に楽しめた。

予告の「未知の映像体験に飛び込む覚悟はあるか」というキャッチコピーにはしっかり騙されたけど。

SF的にはパッとせず筋も
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ホラーマニアvs5人のシリアルキラー(2020年製作の映画)

3.4

スプラッターよりも笑えるシーンが多いB級ホラーコメディ。これもYouTubeの紹介。

オープニング、ほんの数分間のシークエンスに魅せられた。音楽が少しジョン・カーペンター風でワクワクが止まらない。
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.5

少しモヤモヤしたけれど楽しめた。

日本特有の神話、神道っぽい背景のファンタジーで、ストーリーは写実的に描かれたロードムービーとして進み、ほっこりする出会いが起こる。そのうえメインはファミリードラマで
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トランサーズ/未来警察2300(1985年製作の映画)

3.2

良く出来たB級娯楽作で楽しめた。

YouTubeでB級SFの紹介を眺めていたらまさかのヘレン・ハントの名前に出会し、しかも Amazonにあったので早速再生。彼女のリス顔が好き。

1963年生まれ
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Winny(2023年製作の映画)

3.7

観終わって、ああ、こういう顛末だったんだぁ、と今更ながら腑に落ちた。

本作は「ファイル共有ソフト「Winny」に絡む著作権法違反(公衆送信権の侵害)を問われたものの、無罪となった刑事事件」(Wiki
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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

3.7

スマートに綺麗にまとまってるなぁーーそして、コレが実話というのだから驚く。

このゲームはやったことがない。そもそもゲーム機も持っていない。ただ、大昔ゲームセンターで、F1のコクピットを模したけっこう
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きさらぎ駅(2022年製作の映画)

3.3

普通に面白くてビックリしつつ楽しんだ。

TV CMが流れていた劇場公開当時はもちろん、Amazonの見放題にオンリストした時も完全スルーだった。YouTubeで激ハマり中のとあるアニメチャンネルにパ
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83歳のやさしいスパイ(2020年製作の映画)

3.3

少しモヤっとするのだけど、なかなか考えさせられる良作だった。

タイトルやらあらすじやらでてっきりフィクションだと思い見始めたが、ドキュメンタリーだった。舞台はチリ、母親が老人ホーム内で虐待を受けてい
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ゲーム・オブ・デス(2017年製作の映画)

2.8

スプラッター、スラッシャー、ゴア、グロなどなど年々耐性が落ちていると感じていて、すぐにも再生を止めるかもと思いながら見始めたーーのだけど全然普通に最後まで見終えた。まあ、73分と短いし。

無理ゲーな
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STAND BY ME ドラえもん2(2020年製作の映画)

3.0

前作の方が面白かったなぁ。

前作は元エピソードが7話のオムニバス構成で各エピソードには見覚えがあったけれど、何度観ても良いものは良いというもはや古典的な面白さがあった。

一方、本作の元ネタは3作と
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ニューオーダー(2020年製作の映画)

4.0

終始、衝撃的な展開に目が釘付けになり、観終わるとしばらく呆然となった。これは遥か昔、「ダンサー・イン・ザ・ダーク」や「セブン」初見時に感じたインパクト並み、いやそれ以上、、、

メキシコが舞台のインデ
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ノイズ(2022年製作の映画)

3.0

三日かけて連ドラのように、しかも多少流し見的に気を抜いたら最後まで観終えた。幼馴染の男三人の組み合わせが何となくしっくりきたし、共演陣は豪華だし、最後にミステリー的なひねりもあって悪くなかった。

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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.8

初ウェス・アンダーソンだったが、好みのテイストで面白かった。

映像面の特徴であるパステルカラー、レトロ感、シンメトリーなアングルなどなどが総じて「ウェス・アンダーソンっぽい雰囲気」と呼ばれているそう
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隣人X 疑惑の彼女(2023年製作の映画)

3.5

意外なほどに、なかなか面白かった。

人間の思考も姿もそっくりコピーでき日常に紛れ込む惑星難民Xを巡るお話ーーと聞くと「遊星からの物体X」や「ボディ・スナッチャー」「寄生獣」のようなSFを期待しがち。
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PIG ピッグ(2021年製作の映画)

3.5

宣伝ビジュアルとそこにあるキャッチコピーから期待する内容と実際の中身にいささか乖離があり、正直ガッカリ感とモヤモヤが拭えない。

「愛するブタを奪還する、慟哭のリベンジスリラー!」って、それはもう愛犬
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エベレスト3D(2015年製作の映画)

3.7

痛々しい実話なのでまあまあ滅入る内容。今日のような荒天の寒々しい日に観ると、恐ろしさが増し増しに感じられた。

前日に観た「神々の山嶺」にも遭難シーンはあったし、山岳ものでは避けて通れない事なのだけど
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神々の山嶺(2021年製作の映画)

3.8

短時間に無駄なくエッセンスだけを濃縮した素晴らしいアニメーション作品で面白かった。

全国的な荒天で強風が雨戸を揺らす音に刺激されて何となく山岳ものが観たくなり(⁈)クリップしていた本作をチョイス。観
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ある男(2022年製作の映画)

3.2

世評が高いので期待して見始めたのだけど、早々にコレは合わないヤツかもと感じ、案の定、冷めたまま観終わった。

あまり好まない邦画で大作二作品を連夜観るなんて滅多にやらないのだけど、「戸籍」テーマ繋がり
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市子(2023年製作の映画)

4.0

何とも重いテーマなので軽々に「面白かった」とは言いにくいけれど、表現手法や俳優陣の演技が好みに合ったようで、終始、目が離せなかった。

邦画の社会派テーマものは良くできていればいるほどリアルで生々しく
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ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

4.0

期待したストーリーとは全然違っていたけれど、面白かった。

前からどうもとっつきにくく感じていたギレルモ・デル・トロ監督だったけど「シェイプ・オブ・ウォーター」が面白かったので、この勢いで「パンス・ラ
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.9

何とも不思議なテイストだった。

公開前のトレーラーが流れていた頃から話題の一本だったし、見事にアカデミー賞の作品、監督、美術、作曲の四賞を受賞。個人的には60年代の再現が素晴らしい美術とファンタステ
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.0

記録的な大ヒット作だけあって、なるほど確かに面白かった。

前作は1989年のテレビ初放映で初見。当時トム・クルーズを初めて知ったのだけど、きっとこの一作だけで終わるんだろうなあ、なんて思っていて、見
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