油淋鶏大盛りさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

油淋鶏大盛り

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Emma エマ(1996年製作の映画)

3.0

階級と人脈だけの労働なき富裕層が、閉じた世界でいわばスカッシュのように球を打ち合っては跳ね返ってくる繰り返し。
オースティンのこの身内やら知り合いやらの中だけで落ち着きなく物事が進むさまのいじらしさ。
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ハンターキラー 潜航せよ(2018年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

あくまで娯楽、ほんとに娯楽。リアリティがあるようにたまに見えたりもするけど、とことん娯楽に全振り。そして義理と人情の浪花節的世界観、一人ひとり名前呼んだりね。
どの国も現実こんなレベルなら安心して生活
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寒い国から帰ったスパイ(1965年製作の映画)

4.0

駒とか犬とか、簡単に言うけど、そんな生半可な覚悟でできる仕事じゃない。自分の死が絶えず自らのすぐ側にあるというのに、それをコントロールするのは他者でしかなく、自身の力が全く及ばないところにある。さすが>>続きを読む

スター・トレック イントゥ・ダークネス(2013年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

プレッシャーあるのによく作ってる。時代に擦り寄らず、もともとの世界感を大事にしてることがよく伝わってくる。
特にテクノロジーのレベルを勝手に上げないまま、丸く収める話を組み立てる苦労、そこを認めてあげ
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デアデビル(2003年製作の映画)

3.0

あれっ、物足りないところも多々あれど面白かったな。完全ノーマークだった。フランクミラーだから当たり前とはいえシンシティ的な背景に、あの当時のアイウェアの形状で、いろいろ言われちゃうんでしょう。(ツッコ>>続きを読む

パディントン 2(2017年製作の映画)

3.0

何もかもブリティッシュな雑貨感と敵役がヒュー様になったことでより強調された女性達の強さ。
ディズニーとは全く違う社会風刺も英国風味。
エンドロールがすごい出来栄え。

パディントン(2014年製作の映画)

3.0

児童書を上手く実写にできた成功例のお手本。Nキッドマン見るのも、英国俳優さんそれぞれの発音もとても素敵で、かつ、絵空事を、絵空事らしいままバランス良く愉しく着地させてる。

キングダム・オブ・ヘブン ディレクターズ・カット(2005年製作の映画)

3.0

確かに長かった。おなかいっぱい。
だだし、普通版を見た遠い遠い記憶と比べると、このディレクターズカット版の方が、よっぽどスッキリ話が入ってきたような気がする。リドスコ史実劇の見せたいところにCG技術が
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メカニック ワールドミッション(2016年製作の映画)

3.0

一作目から見ると、だいぶかさ増しさせたお祭り。どうしても世界中行かせたいだけやん。ついでに、潜らせたり、壁登らせたり。それからジェシカアルバのこういう役回りの既視感はなんなんだろ。

メカニック(2011年製作の映画)

3.0

ステイサム映画の隠れ家はいつも素敵です。
話の流れは、かなり変化球なところを頑張ってるところが買い。ほんと、いいとこ突いてる。なのに、ああ、何が足らないんだろう、言語化できない…。

ターミナル(2004年製作の映画)

2.0

実話設定をヒントに映画化したからこその面白さもあれば、無駄や意外性みたいなものがスッキリ整理されて、エピソードが几帳面に積み上げられた人工感。娯楽性を求めたこの過剰さが好きかどうか。個人的には腑に落ち>>続きを読む

レッドクリフ Part II ―未来への最終決戦―(2009年製作の映画)

4.0

細かなこと言う必要なくて、鳩も飛ばさないといけないし、CGもスローもはさまりまくりでとにかく楽しんだもの勝ち。
あらすじは、これはいろんな意見出ますよねー、流石にマズイんじゃないのと感じる部分もうメチ
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レッドクリフ Part I(2008年製作の映画)

3.0

エンタメに徹して、例えるなら、歌もくどいけど、他の楽器のソロもそれぞれ長くて、その上、ホーンセクションのキメやら、変拍子が入るやら〜みたいな70年代ファンクバンドのライヴのよう。
そして、これら、すべ
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クローバーフィールド/HAKAISHA(2008年製作の映画)

-

手持ちムービーでFPSのコンセプトを貫いたことは○なんだけど、物語としてどうなのという気持ちは偽り難い…。

最高の人生のつくり方/最高の人生の描き方(2014年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

偏屈爺と子供、動物、世代間交流、親子和解まとめて溶融系の王道で、それでもいいや、と思わせるから、突っ込んだらあかん。
七面倒くさい爺の厄介さ加減が男前過ぎるMダグラスの好感度で相殺。着崩したシャツに朱
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ゼイリブ(1988年製作の映画)

4.0

超久方ぶりに観たけど、こんなに前半引っ張ってたっけ?そして、のんびり音楽のゆるゆる感が逆にゾワゾワさせる。
乾燥した町並みの無機質な感じと醸し出される微妙な違和感。なんてことないヘリコプターやパトカー
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スターリンの葬送狂騒曲(2017年製作の映画)

3.0

おっきな中華テーブルに次から次へと大皿が並んで、いざ食べようと思うのに、皆がてんでバラバラにテーブルを回すので、料理が全然取れないし、食べられないような、不条理なセリフ回し。

マトリックス レボリューションズ(2003年製作の映画)

3.0

世界が広がったがために、逆に大味に感じてしまうことがもったいないし、物量ドンパチ合戦の画はすごいけど、そこまで、この描写が見たいわけではなかった(ちょっと飽きてしまう感じ)。
それでも、制作年からする
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ポリス・ストーリー レジェンド(2013年製作の映画)

-

もう、本土版ジャッキーは、まったく笑うとこなかった。しょうがないね。

血と怒りの河(1968年製作の映画)

3.0

申し訳ないけど、勝手に、ゾッド将軍のイメージが固まってるテレンススタンプ!この若かりし頃、おっそろしくいい感じ。ため息出ます。
お話もなかなか練られてて、映像も堪らない切り出し方。

リービング・ラスベガス(1995年製作の映画)

3.0

何かしら遠くから絶えず聞こえるサイレンの音、ネオンの明滅、何もかも見えているのはタクシーの運転手ばかり。そして目が泳ぐNケイジ。
原作の精神世界を実写化すると、見えなくていいものまで、見せられてしまっ
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ノンストップ(2019年製作の映画)

3.0

力が抜けててオチがほしいとこで、期待どおり笑わせに来てくれる。昔の香港コメディの流れのようなバタくさい掛け合いの懐かしさと、そうは言っても、韓国の今どきエンタメ盛り上げ演出要素を、あくまで緩めにまとめ>>続きを読む

ワイルド・バレット(2006年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

激しいバイオレンスで、しんどい絵柄が続きつつ、わらしべ長者的つなぎつなぎの展開、このパターン、目が点になるよう、うまいさじ加減にできてる、面白いわ。ただね、無駄な寄り道と変な映像小細工にはちょっと苦笑>>続きを読む

アメイジング・スパイダーマン2(2014年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

これ、どっちかと言えば、良くない方の意味で何もかもやり過ぎ。紙コミックなら、この盛り具合もありでしょうけど、一本の作品に全部乗せすることに企画の時点でブレーキ踏む人居なかったのね(このサッドエンド自体>>続きを読む

アメイジング・スパイダーマン(2012年製作の映画)

-

ストーリーが流れてる裏で、その複層的な仕掛けが感じられて、複雑な違った感情を生むお話です。単なるヒーローものに見えて、包み込んだもの、重ね合わせたものが裏表の意味あり、紐付けありです。
ただ、確かに、
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007/カジノ・ロワイヤル(1967年製作の映画)

-

バートバカラック、ハーブアルパートとティファナブラスで音楽満点。
ムチャクチャ贅沢な身内受けネタの応酬。ゴニョゴニョしてて、むちゃくちゃだけど、オースティンパワーズが、本家007とこの作品両方の後継な
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ライフ・イットセルフ 未来に続く物語(2018年製作の映画)

4.0

語り手というキーワードが示すもの、あれもこれもということ…?
ストーリーや伏線の行方なんてものを、こちらから追いかけるのでなく、最初から終わりまで、そのままとにかく浴びてしまって、頭の中でざわざわと反
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スーパーインテリジェンス(2020年製作の映画)

3.0

ベンファル&メリッサコンビながら、何ら悪態もつかず、下ネタも封印した、あくまで軽い清涼飲料水。そのうえ、メリッサを、これでもかと、まあ、可愛らしく撮ること(特に真正面)。
過去の映画から最近のテレビネ
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レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

-

ブシェミー!お前はーっ!
徹頭徹尾Fワードの撃ち合いで、特にingが付いて連呼されるリズム感だけで、中身空っぽの会話が成り立ってるところを聞かないと…。

俺たちスーパー・ポリティシャン めざせ下院議員!(2012年製作の映画)

3.0

実在人物の存命中でも堂々とパロディで歪ませたデフォルメが出来る、そんなアメリカ映画業界ならではのコメディの殻をまとった風刺の応酬。
ロビー活動に勤しむ政治家や選挙のネガキャン文化みたいなところを有り得
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今そこにある危機(1994年製作の映画)

3.0

ほんとうに、このウィレムデフォーに惚れる。
90年代に60年代スパイ映画を見るのと、2020年代に90年代分析官の映画を見るのと、どのくらい違うんかいなという他愛のないことを、ぼんやり考えながら観た感
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ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ(1998年製作の映画)

3.0

ザラザラした手触りと雑踏と小汚い町並み、そこに唐突で勢いのいい音楽の組み合わせ。
モーターで走る電車でなく、色褪せた古いディーゼルカーが騒音と排ガス撒き散らしながら、ガラガラと動いてるような肌感覚。そ
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俺たちダンクシューター(2008年製作の映画)

4.0

尋常じゃない出来映えでなになに?と思った主題歌はナイルロジャース。史実に沿った76年という設定でガンガンかかる名曲群を打ち負かし、見終わったあと延々、脳内でループされて止められない。

ザ・ハッスル(2019年製作の映画)

2.0

楽しいけど、折角の南仏感がまったく本物らしくないのはお金の問題?
物足りない、お腹いっぱいにならないのは、コメディとはいえ、騙し合いそのものの切れ味が鈍いというとこや、ウィルソンの小ネタがほとんどの隙
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ラスト・ダイヤモンド 華麗なる罠(2014年製作の映画)

3.0

全方位的に上手くできてるクライムサスペンスは、こじんまりして、逆に面白みなくて、何かしらの過不足がデコボコしてるほうが、味があって楽しめるということありますよね。
カモと恋仲って系統の、ベタベタにあり
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オンリー・ユー(1994年製作の映画)

4.0

三枚目のフックが効いた引き立て役みたいなマリサトメイも大好きだけど、この頃の清々しい突き抜け感あってこそ、今があるのかな、などとあらためて感嘆。前世紀80〜90年代ラブコメ界隈のメルヘンというか大ボラ>>続きを読む