油淋鶏大盛りさんの映画レビュー・感想・評価 - 20ページ目

油淋鶏大盛り

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ラッシュアワー2(2001年製作の映画)

3.0

前作にもまして。二人の関係がこなれており素晴らしいテンポ。クリスタッカーの調子ノリ暴走具合がこれまたよい。
昔見た時は知らなかったが、悪役のチャン・ツィイーが暴れ放題である。

ラッシュアワー(1998年製作の映画)

3.0

今見ると、シナリオが単純で、あっさりした内容だが、それはそれで、ジャッキーチェンとクリスタッカーの掛け合いが逆に浮き出て、いい映画である。バディムービーのいい捉え方だ。
相変わらずジャッキーは無敵の強
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スチューデント・オブ・ザ・イヤー 狙え!No.1!!(2012年製作の映画)

3.0

歌と踊りのたたみ掛け、大盛りというボリウッドの旧き良きフォーマットを、ちょっと今風にティーンエージャーに振ってみたお話なんだけど、出してくるネタがとにかく豪華で(コチ亀でやたら大仰しいメカやスーパーカ>>続きを読む

消されたヘッドライン(2009年製作の映画)

3.0

出てくる俳優陣も好み、サスペンスの描写も秀逸、展開もテンポよく、息をつかせず、引き込ますストーリーだったのに、最後のオチの中身そのものが呑み込めないために、映画全体の感想がぼけてしまう映画。
前ふりや
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マイレージ、マイライフ(2009年製作の映画)

3.0

かなり会話の多いヒューマンドラマで、少しウディ・アレン調。絵づくりのテンポがよく、カントリー系の歌入り音楽がとてもマッチ、ロードムービー的な要素もあっていい感じ。
枯れてきたジョージ・クルーニーがます
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ロング・キス・グッドナイト(1996年製作の映画)

3.0

もう何度目かになるが、何回観てもよくできている。ダイ・ハード系の、次から次にひどい目にあうタイプのシナリオに、圧倒的に強いヒロイン像をはめ込んだ戦いっぷりは、これ以降、いろいろな映画に何か影響を与えて>>続きを読む

グリーン・デスティニー(2000年製作の映画)

3.0

アカデミー外国語映画賞を獲得した、言ってしまえば立ち回りとワイヤーアクションで押しまくる娯楽映画。
まだ駆け出しのチャン・ツィイーは初々しく、勢いはあるがバタバタしてあぶなかっしい。チョウ・ユンファの
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プレステージ(2006年製作の映画)

2.0

ヒュー・ジャックマンとクリスチャン・ベールのダブル主役にマイケル・ケイン、スカヨハ、レベッカ・ホール、デビット・ボウイまで出る豪華キャストにもかかわらず、正直、ついていけないシナリオ。
監督の演出や役
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天の茶助(2015年製作の映画)

-

題材は面白いのに、なんで極道やくざにしてしまうかなあ。出てくるものも、チンピラ、暴力、指を切るバイオレンスにヒットマン、なんで。

ファミリー・ツリー(2011年製作の映画)

3.0

複雑な感情を胸に飲み込んで行動するジョージ・クルーニーの苦悶の表情が、娘二人持ちの父親の視点の私には、かなり揺さぶりが強かったように思う。
家庭より仕事を優先する人生、満たされないものの埋め合わせ、経
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マジック・イン・ムーンライト(2014年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

後半は、もっと展開するのかと思いきや、一気に終わってしまった感じ。題材は面白い設定なので、脚本そのものにもうひとひねりあれば、スケールが大きくなったように思う。
爬虫類顔のエマ・ストーンが、この映画に
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パリ、恋人たちの2日間(2007年製作の映画)

4.0

出てくる人物老若男女すべてが「正気」じゃないのに、その描写とテンポと苦々しい感じが、まさに味。ジュリー・デルピーの監督、脚本、主演、そのぶっ飛んだヒロイン像が小気味よい。この人はスケールがでかい。

シングルマン(2009年製作の映画)

-

前知識なしに、コリン・ファース、ジュリアン・ムーアのキャスティングとコリンファースのアカデミー賞ノミネートの情報のみで観たところ、パートナーに先立たれた主人公の再生までの一日のストーリーだが評価が難し>>続きを読む

世界にひとつのプレイブック(2012年製作の映画)

4.0

ラブストーリーといってよいのか、人間の立ち直りストーリーといってよいのか、それとも、何かと問題を抱えた人たちの群像劇といってよいのか、という複層構成のシナリオが成功のもと。
前半、精神的にバランスを崩
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ショーン・オブ・ザ・デッド(2004年製作の映画)

3.0

遅まきながらのエドガーライト出世作。結論からすると、思っていたほどのことでも…という感じ。
びっくりするようなアイデアがあるわけでも、仕掛けが組まれているわけでもなかったのでちょっと期待外れ。

ファントム・オブ・パラダイス(1974年製作の映画)

-

名作もしくはカルトムービーとよく書かれているデ・パルマ「ロック」ミュージカル、現代の視点で見ると、大げさなかつ大雑把な感じだけれど、なにせ1974年製作というからびっくり。グラムロックの始まる寸前とし>>続きを読む

カムバック!(2014年製作の映画)

3.0

細かいことは言わずに楽しめばいい脚本と思いつつ、コメディとはいえ、少しリアリティに欠ける前半の展開が惜しいところ。25年離れていたサルサへの再挑戦、しかも太っちょの主人公という枠組みは良いのだけれど、>>続きを読む

8人の女たち(2002年製作の映画)

3.0

どっしり構えて、その世界に入っていくべき映画。ただし、こんなにミュージカルとは知らなかった。確かにフランス女優陣のごった煮感。

ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!(2013年製作の映画)

4.0

ホットファズと同様、不気味な世界観から、ゾンビではないにせよ同じノリ。
最後に話がまとまるのでなく、終末世界観に移行するところは洒落ている。
この映画のロザムンド・パイクはよかった。安心感あるおばさん
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(500)日のサマー(2009年製作の映画)

2.0

実験的な組み立てで、その展開が必要かどうかも疑問な映画。2人の関係はガタガタだが、洒落たシーンが次から次へと展開し、心地よいのとやり過ぎ感の二面性を感じる演出。
ジョセフ・ゴードン・レビットはいいのだ
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カイロ・タイム 異邦人(2009年製作の映画)

3.0

誰に感情移入してよいのかがつかめない演出。宗教、文化、欧州とはかけ離れた世界を主人公と対比させ、カイロの街並や住民を強調して描くことで主人公の心に波紋が広がる様子を感じさせるストーリー。ただし、どうし>>続きを読む

キス&キル(2010年製作の映画)

3.0

かなりのコメディだが、映像やアクションは洒落ている。脇役陣が強烈なくせもの揃いで芸達者、それぞれ一流のコメディアン、コメディエンヌが集まってる感じ。
アシュトン・カッチャーの男前度爆発に対して、キャサ
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ブラックホーク・ダウン(2001年製作の映画)

2.0

現代の戦争が実際どんなものかはわからないが、実際にこんな感じなのかと思わせるリアリティ感
1993年の出来事の映画化だが、内容そのものよりも、テロや非政府組織の台頭により世界中で様々な軍事介入が起こっ
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ウエディング・クラッシャーズ/ウエディング・クラッシャーズ 結婚式でハメハメ(2005年製作の映画)

3.0

日本人だとネタそのもので笑えないというパターンでなく、バカ騒ぎっぷりが堂に入ってる安心感。
あまりにハッピーエンド寄せながらも、男女間というより、終わってみれば男同士の友情物。
レイチェル・マクアダム
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ラブソングができるまで(2007年製作の映画)

2.0

肩ひじ張らないストーリーで、主役2人に、特別、恋愛に踏み込めない事情や支障となる問題もなく、また、恋敵もおらず、普通に付き合ってOKの軽い話。
ヒュー様とドリューバリモアもそれ相応に見ていられるカップ
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脳内ニューヨーク(2008年製作の映画)

2.0

「マルコヴィッチの穴」と「エターナル・サンシャイン」、ジャンルは違うが、どちらも個人的な妄想や想像がどんどん膨らんでいき、現実を取り込んでしまって混ざり合う感覚、その脚本家であるチャーリーカウフマンの>>続きを読む

シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

4.0

映像やストーリーより、音楽が素晴らしく盛り上がる。ロサンゼルス、マイアミ、ニューオーリンズとロードムービーの傍ら、クラシカルなラテンをベースに、モダンブルース、HIPPOPもありで、ごった煮のようで、>>続きを読む

ドライヴ(2011年製作の映画)

2.0

カンヌで監督賞を取ったという、デンマーク人監督のアクション映画。なにぶんバイオレンスに興味がないので、どうしても入り込めない。
ライアンゴズリングの抑えめの主人公の表と裏の顔、周辺の怪しい人物達、ゆっ
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シッピング・ニュース(2001年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

さらりと、見えてないものを見えているようにみせる演出はハルストロム節だと思うが、実際の過去と現実を超えて心の中に見えているものを、ない交ぜにしたまま溶かし込んでいく感じは、映画の醍醐味。
ケビンスぺイ
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バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

3.0

学生時代以来20数年ぶり。当時のミニシアターブームにのって某単館系映画館で背伸びして見たんだろうな、ストーリーを追わず、ゆったりその世界に浸るべき作品なんだとあらためて思う。
ニューディレクターズカッ
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メン・イン・ブラック2(2002年製作の映画)

4.0

何度見ても、素晴らしい世界観。言うことなし、娯楽SFとして秀逸。

ライフ・アクアティック(2004年製作の映画)

-

きれいなんだけど、話に入っていけない。こう、おもちゃ感というか、可愛らしい感覚は新鮮なんだけど。

NEXT -ネクスト-(2007年製作の映画)

3.0

時間もの映画、B級ものと思っていた割に、よくできた娯楽作で、最後の全体構成も時間ものの特徴を生かしたエンドシーンでうまい。原作は、フィリップ・K・ディックということで、小説自体も面白そう。
勝手にニコ
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きみがぼくを見つけた日(2009年製作の映画)

3.0

レイチェル・マクアダムスがヒロインのタイムトリップ映画、かなり着想が近い「アバウトタイム」とかぶるので。アバウトタイムなしで見ていたら評価は違ったかも。
全体のトーンを少し抑えて、時間を飛行する運命に
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40歳の童貞男(2005年製作の映画)

3.0

笑えそうで笑えないところがちょっとあるにせよ、ジャドアパトーのいつもどおりのやり過ぎの悪のり、ただ、そこが和ませる。ただ少し長くて間延びしたかな、ベタな題材なので、もう少しコンパクトで軽いつくりでも、>>続きを読む

グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.0

はじめてウェス・アンダーソン映画を、楽しく、退屈せず見ることができた。
衣装、背景、大道具、小道具と毎度ながら鮮やかな色味と、遠景での動きをストップアニメか、イラストなのか、おもちゃ箱のような絵で作っ
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