油淋鶏大盛りさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

油淋鶏大盛り

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俺たちステップ・ブラザース -義兄弟-(2008年製作の映画)

4.0

最初に現れた瞬間から、絶対、なんかやらかすに違いないと思わせるキャスリンハーンが、暴走、脱線、やり放題。こんなべちゃべちゃなシナリオと演出を器用にこなす安定感が見事で、こういうとき、誰にも負けない。>>続きを読む

ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

3.0

これだけ格闘場面積んだらダレるはずなのに、出したり引いたり、ちょっと息抜きが入ったり、飽きないようにという工夫が見え隠れ(それでも長いけど)。
仮想世界とか、パラレルワールドとでもいうのか、とにかくフ
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トロイ(2004年製作の映画)

3.0

ブラピの見せ方を振り返りながら、プランBの最初はこれだったのかと感慨深い。
驚いたのは、うわっ、誰かと思えば、こんなところにキャリア初期のローズバーンいるやんってとこ。

主人公は僕だった(2006年製作の映画)

3.0

テレビの中でかかってるものがひそかに語ってる、タバコとコーヒーの使い方もオマージュなのか?
エマトンプソンの語りは、聞きやすくていい発音で、それだけで聴き惚れてしまう。そこがベースとなって、しっかり作
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俺たちフィギュアスケーター(2007年製作の映画)

3.0

クライマックスでかかる曲は、いわゆるあの大物の不遇な曲だけど、和洋問わず、やっぱりみんな絶対大好きなんです、妙に乗れますもん…。
それから、エイミーポーラーはミシェルウイリアムズが演じたのなんかより、
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パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.0

緩い、ぬるい、詰めこまない、しかも、要らぬものを写し込まない画作り優先のスッキリした感じ。合わせた音楽もとても好感度ありです。
それこそ出口のない馬鹿騒ぎの中に、不安や恐れ、絶望と見えない狂気という色
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ザスーラ(2005年製作の映画)

3.0

ジュマンジと合わせて、見たことあるはずと思い込んでいたら、クリスティンスチュワートなんか出てたっけとなって、未見と判明。しかも、監督Jファヴローなんて知らんかったし…。
とてもいい意味で80、90年代
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.0

予備知識があればあるほど埋まるパズルで、誰もが楽しめる娯楽作でないにせよ、大きな葛籠と小さな葛籠を選ばさせるような両極端の対比があったり、マトリョーシカのように、次から次へと、別の切り口が出てくるとこ>>続きを読む

ハニーVS.ダーリン 2年目の駆け引き(2006年製作の映画)

-

スウィンガーズを見たあとで、VヴォーンとJファブローの関係が、なんか糸を引く感じで妙な気分。
ジャスティンロングやジョン・マイケル・ヒギンズも含め、クセのあるいい役者さん揃えて、何見せられたんだという
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スウィンガーズ(1996年製作の映画)

4.0

だらだらと、ぐだぐだと、無益に飲み歩く中に、何かしら大切なものがある不思議さ。若者群像劇なのに、抑えに抑え、派手なふりだけでたいしたことは起こさず、格好悪いこともそのままなところが○。よく似た系統の葛>>続きを読む

キルスティン・ダンストの大統領に気をつけろ!(1999年製作の映画)

3.0

次から次へと70年代ファッションをお披露目し、さまになる二人がとにかくいい感じ。あくまで軽いティーンエイジャーの無茶苦茶感のあるドタバタを、天才子役?あがりのベテラン二人に演じさせれば、ハイテンション>>続きを読む

すべてはその朝始まった(2005年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

こういう後味が悪いの、なんと言っていいのやら。それから、まだ若いヴァンサンカッセルがもう野生過ぎて…。
とにかく、安宿はだめという教訓。

ターゲット(2010年製作の映画)

4.0

可愛らしいブリティッシュコメディで、ガサツであっても、人が殺されまくっても、とても品がよろしい。
ストーリー云々というよりも、キュートなマザコン?ビルナイの表情の変化や、あのキャリーケースにどんだけ洋
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マッスル 踊る稲妻(2015年製作の映画)

2.0

なかなか激しく悪趣味な復習劇。ノートルダムドパリのようなエッセンスも、時系列の入れ替えも凝ってるけど、登場人物の行動原理がよくわからないこと多数。
マサラムービー見たいのに、素晴らしい景色ではあるもの
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ジェラシー(2013年製作の映画)

3.0

実話が、フィクションより面白いということも確かにあるけれど、世の中そうそうドラマティックなことなんて起こることないし、痴話喧嘩は続けども、基本、淡々と過ぎていく。それをなぞらえてみることで、見えていな>>続きを読む

悪の法則(2013年製作の映画)

4.0

すべての人物の会話が、形は違えどすべて告解なのではないかと思わせる中、教会での懺悔だけは、単なる上っ面な会話になってる。警告も思い出話も、それに単なる説明や質問も、それぞれが持ち得る自己の世界を語り、>>続きを読む

デジャヴ(2006年製作の映画)

4.0

個人的に、前半の緊迫感がとても良すぎて、リズムが変わる後半、スピードが上がる展開になる前に、もう少し話を積み上げて欲しかったのに、勢いで行っちゃえになってしまうのがちょっと惜しい。とはいえ、アイデアも>>続きを読む

ワイルド・スピード/スーパーコンボ(2019年製作の映画)

-

劇中のキャラみたいに機械化されてるんじゃないのと思わせるぐらい、ますます若返って見えるイドリスエルバの超人具合が終始ナゾなのと、兄妹をつなげる位置付けのために登場させたものの、面白がらせようとサービス>>続きを読む

ロシア・ハウス(1990年製作の映画)

3.0

こういう贅沢があるのかという贅沢三昧。
差し挟まれる90年、ソビエト解体前のモスクワやレニングラードのドキュメント的カットがとても雄弁ですごい情報量。ル・カレ作の、このジリジリとした物事が進まない時間
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ジャック・リーチャー NEVER GO BACK(2016年製作の映画)

3.0

一作目とは大違いのバディものに衣替え。その分、人と関わらない、原作のリーチャー色は完全に薄まって、ノンアルコール飲み物みたい。内容もテレビドラマの1シーズン分をダイジェストで2時間にしたような感じ。>>続きを読む

バットマン&ロビン/Mr.フリーズの逆襲(1997年製作の映画)

-

次から次へ回転寿司のように、キャラごとにいろいろと小話が展開するのに、なんかこう、うまくつながらないというか、ぶつ切りのまま放り出されてるような…。これはなかなかの派手ツマランの極みなのでは、と思って>>続きを読む

バットマン フォーエヴァー(1995年製作の映画)

3.0

今度はハロウィンなのか…と。
さて、前世紀には、全く面白くなかったと記憶していた場面場面で、脳内が、チャイムやらサイレンを鳴らされてるように反応。ワインのように寝かされて熟成するようなものでもないのに
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バットマン リターンズ(1992年製作の映画)

3.0

これクリスマス映画だったのか…と。
ちょっと迷いがあるような一作目より、バートン版たる世界に完全に振り切ってしまっててやり過ぎです。ストーリー的にも絵柄的にもキャットウーマンの伸びやかさと弾け具合が煮
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バットマン(1989年製作の映画)

3.0

最近露出の多いバートン版から順に見ることに。テレビはじめ何度も見たものの最後いつだったのかわからない。
観終わってみれば、時代も場所も超えて、なぜかしらクラシカルな西部劇の香りがする、なんてわれながら
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惹かれあいの法則/恋の法律(2004年製作の映画)

2.0

いい大人の酔いまかせ、勢いまかせ、口からのでまかせと妄想。まあまあどころか、もう完全に薄っペラなんだけど、浮きまくってる濃い2人が見させてしまう、もはや勝手にやってろというお話。
映画界に、こうゆう振
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ウディ・ハレルソン ロスト・イン・ロンドン(2017年製作の映画)

3.0

独白、再現の私小説みたいなもんで、面白おかしいというよりも、淡々と示される悲哀に乗っかれるかどうか。ハレルソン、オーウェン好きには○でした。
現実に言ったかどうかは別として、映画絡みの会話はなかなか激
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ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

3.0

1にも増して、ますます劇画調が極まり、そのうえ、敵がこれまた小者過ぎて、逆にたちが悪いな、なんてこと言いながら観るのが楽しい。
本題とは関係なく出てくるアルコール類がどれもこれもかなり旨そう。
という
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エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

4.0

そこかしこに笑わせるキメの仕掛けがある一方で淡々とピッチ走法を刻んでいくような生真面目なつくり。キャラクターも古き良きギャグ漫画的デコボコ加減で、とても愛すべき存在。
殴り合いやら、いろいろ痛いんだけ
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ニキータ(1990年製作の映画)

3.0

正直に言うと、このオリジナルよりも、深みが無くてバタ臭いけど、リメイクのブリジットフォンダ、ガブリエルバーン版の方が好み。
とはいえ、食べ慣れてない食べ物のようなリュック・ベッソンのフランス浪花節的世
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その女諜報員 アレックス(2015年製作の映画)

-

辻褄の合わなさ加減で、あれっとなったり、敵味方ともこういう系統の仕事の基本が足りてないところが露呈してて、さっぱりドキドキしない…。

移動都市/モータル・エンジン(2018年製作の映画)

4.0

ハリウッド大作みたいに豪華キャスト共演というのでなく、ヒューゴウィービングしか知らんわ!というところで、逆に登場人物に入り込めたのかも。それで、これがまた皆それぞれ魅力的。
最初から終わりまでテンポに
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コスメティック・ウォー わたしたちがbossよ!(2020年製作の映画)

3.0

全部Sハエックの大袈裟演技が持ってく。いったい誰に例えたらいいのか、言われてもないのに求められてる倍のレベルまでやってるような…。
脇役陣がとても堅実、下ネタ積みまくりで、なんてこと無い会話ながら、何
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パニッシャー(2004年製作の映画)

3.0

ドルフラングレンじゃない方、こっちのほうが、トーンが統一されてて、トラボルタの狂気の睨み顔が○です。

ブラック・レイン(1989年製作の映画)

4.0

今以上に、まだまだ日本は未知の世界だったという共通項で、このブラックレインがあって、トムセレックのミスターベースボールができていると、とても個人的にしかも勝手に思ってる。その両方で高倉健が表現した日本>>続きを読む

T-34 レジェンド・オブ・ウォー ダイナミック完全版(2018年製作の映画)

2.0

あれまーっていう、昭和ロボットアニメ的匂いがする。絵的にも、いろいろ強調しすぎ。それから脱出モノにしては、追っかける方も逃げる方も割とのんびりしてて、それも言うもんじゃあないんでしょう。あんまり気構え>>続きを読む

最高の人生のはじめ方(2012年製作の映画)

3.0

ひと夏もの、世代間交流、こういうのはわかってても見てられる。ゆっくりした言葉の響き、ピアノの音色、さざ波に反射する日差し。ヴァージニアマドセンの懐の深さ。
ただ、シリーズものみたいにされてしまってる邦
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