gablinさんの映画レビュー・感想・評価

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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

どうして実際の惨状なシーンを映さなかったのか、そんな議論が散見されるけど私としては残忍な様子を連想させる余地を視聴者に与えたんじゃないかと思った。だから映さなかったことに対して批判するのは早とちりに思>>続きを読む

枯れ葉(2023年製作の映画)

4.0

オフビートな笑いってコメントを見かけたけど、正にそうだ
やっぱめちゃくちゃ居心地良い
そして今回も曲が全部良い!
バーで仏頂面女子2人演奏してた曲、
多分場内の人大半がスクリーンの中の人達と同じ心情に
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ダゲール街の人々(1976年製作の映画)

4.0

出会う人、物がその人を構成する
人によって全く変わってくるからこの世に同じ人なんて一人もいないんだよな

ブロークン・フラワーズ(2005年製作の映画)

5.0

ひっさびさに映画観た。ようやくジム・ジャームッシュデビュー

息子の部屋(2001年製作の映画)

4.8

多分これが好きな人は近い価値観を共有できそうだなと思うなっていう物って何個かあると思うけど、その数少ない内の1つになった。
これに関しては言語化できない部分。
表層的な部分で言うと映像もインテリアも音
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青い春(2001年製作の映画)

4.4

今日は赤と青の映画チョイス
青い春のタイトルコールやばいよ
めちゃくちゃかっこいいい
正直初っ端斜に構えてたけど好きだ
ほんでそんな最中又吉登場してめちゃくちゃ嬉しかった 出てるの知らなかった
ユキオ
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椿三十郎(1962年製作の映画)

4.0

椿三十郎、最後の最後まで格好良すぎ
所々台詞が聞き取れんかったけど面白かった
痛快だけど室戸の遍歴も気になるなあ
室戸は悪役として描かれてるけど椿三十郎ももしかしたら同じ立場になってるかもしれんよね
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遠い空の向こうに(1999年製作の映画)

5.0

スコア5.0じゃ足りない。
人の死も関わるこれだけの数々の逆光に
打ちのめされず進む推進力。🚀
町の人々はエンジン、ホーマーはロケットの本体。この町で”英雄”を生み出した。
エンジンがあっても本体がな
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近松物語(1954年製作の映画)

5.0

序盤の磔刑の様子は背景を知ってならこうも見方が変わるもんか…
栗売りの野郎絶対許さへん。
どうもああいうやつがいつの時代もいるもんだわ
後半は息が詰まる思いでとんでもなく気持ちかき乱された
死を恐れな
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バグダッド・カフェ(1987年製作の映画)

5.0

うわーめちゃくちゃ好きなやつだった
コレコレコレコレ!!!!
めちゃくちゃ好き
序盤は観てる私も怪訝な顔をしてしまったけどバグダッドカフェの人達と同じペースで心が解かれてた
ハートウォーミング

雨月物語(1953年製作の映画)

4.1

行き過ぎた出世欲と金銭欲を戒める刹那的、道徳的な内容でありながら
現代人でも面白く観られてしまう物語の構成。
とても濃度の高い映像です。
白く発光した京マチ子の色んな意味で拝みたくなる妖艶さ!!
「こ
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放浪記(1962年製作の映画)

4.1

凄いぞ、今まで観た2作と全然違う人間の高峰秀子だ
あのお人好しさんも相変わらず。
人間味強すぎて少し不気味だけどそれを不気味感じるのは世間知らずのような、けどそんな世間を承知の上で敢えて避けて今やっと
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ポネット(1996年製作の映画)

3.6

この歳の子供にとってきっと母親≒世界。
最後の締め方が台詞含め若干雑なような気がしたけど…ポネットが「楽しいことを学ぶ」ことを、この新しい世界で少しでも見出そうと笑ってくれたことで私が少し救われてしま
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乱れる(1964年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

終盤の銀山温泉とても懐かしいです。
加山雄三が当時大人気だった理由がなんとなく分かる。
成瀬巳喜男の作品はまだ2本目だが、
緊張と緩和の緩急が上手くて掌で転がされてしまう。全体の味付けが美味すぎる。
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女が階段を上る時(1960年製作の映画)

4.7

”女が階段を登る時”
うん観終わった後じゃ連想する景色が圧倒的に違う。
佳人だ
酔った勢いで嫌いって言われてしょんぼりするコマッちゃん、圭子のお骨のラブレター、本当に好きだったんだなあ
どうしてこんな
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ゴースト/ニューヨークの幻(1990年製作の映画)

3.2

“Ditto”
愛してると言えるうちに
触れられるうちに
デミムーアのショートカット憧れた人沢山いただろうな めちゃくちゃ可愛い
設定にリアリティが無くて感情移入しづらかったけど総じて観て良かった

過去のない男(2002年製作の映画)

5.0

昨日から観始めたカウリスマキの作品
何故かこの人の作品から発される情報に一つも抵抗感を感じない
心地いいとも感じないくらいに何も考えずに素のままの私がそこにいる
逆に他の作品は観ていて自分から発される
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パラダイスの夕暮れ(1986年製作の映画)

5.0

こんなの愛してやまないぜ
冒頭で仲間が倒れた後の黒い犬が走り去るシーンを挿したその感性…
こういう類の映画で共感し得る主人公の人間性を感じたのは初めてかもしれん
光景も音楽も登場人物の人となりも
美し
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いまを生きる(1989年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ニールの父親は最後まで愚かだった。
キーティングのせいにしても一生貴方には罪悪感がつき纏うでしょうね。
まだ夢見心地残る物体の感触と突然襲ってくる現実、双方の乖離に感情が追いつかないあの感覚凄く分かる
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パッチ・アダムス トゥルー・ストーリー(1998年製作の映画)

5.0

人に見えないものを見ろ、
恐れとか怠惰で人が見ようとしないものを
新しい世界が見えてくる

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

5.0

評価するのも野暮なくらいほんまに良かった
もう何も言えないんやけど、敢えて一つ記述するとしたらシュートした後の少しの指先の動きだとか、細かい動作がCGだと繊細に映って、マイナスかと思ってたところが転じ
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