GakuKobayashiさんの映画レビュー・感想・評価

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ローン・サバイバー(2013年製作の映画)

4.4

内容の前に。
ジョニデ主演のローンレンジャーを見ようと思って間違ってしまったわけだが、つい最近ピータバーグ監督のバトルシップを見たタイミングだったので、同監督の同じく軍モノだけど、あちらが、SFである
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今日、キミに会えたら(2011年製作の映画)

4.0

甘い邦題を持つこの映画は、題程には決してひどくない。
類似の映画としては、ブルーバレンタインやレボリューリョナリーロード、ビフォアシリーズ等々がある。
しかし、それらの傑作群と異なるのはこの映画が稚拙
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HOUSE ハウス(1977年製作の映画)

3.7

大林宣彦の作品は結構見てるんだけれど、監督デビュー作であるこの作品はなぜか敬遠していた。が、この度見たら、あれ、現段階の最新作である「野のなななのか」のなかで用いられた技法というか見せ方ということが、>>続きを読む

10人の泥棒たち(2012年製作の映画)

4.5

冒頭から、まあ格好いい。
前半はチーム強奪もの。
後半は銃撃アクションものとサービス満点。
香港からというか、ジョニートー組のサイモンヤムが出てるからか、後半はブレイキングニュースを連想した。
オーシ
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この空の花 長岡花火物語(2012年製作の映画)

4.7

この空の花を僕は有楽町のスバル座で2回、川越のスカラ座で一回、池袋で一回と、劇場で、最も見たい映画になったわけだけど、その魅力の大きな一つに客層というものがあった。スバル座では、戦争という題材に加えて>>続きを読む

ヒーローショー(2010年製作の映画)

4.0

この映画はもっぱら暴力という観点で語られますが、結果として暴力というものが出てきただけで、、その原因、根本には、人間の虚栄心や見栄みたいなもののくだらなさやどうしようもなさが、色濃く描かれていると思い>>続きを読む

櫻の園(1990年製作の映画)

4.6

桜の季節ですが、故にこれを見たわけではなく、たまたまこれを見ただけ、とはいうものの、これは紛れもない傑作です。
同じ監督によって撮られた、同タイトルのリメイクではなく、リイメージのバージョンを先に見て
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セデック・バレ 第一部 太陽旗(2011年製作の映画)

-

小説家佐藤亜紀がこれまた小説家の山尾悠子の全集に寄せたエッセイで、彼の祖父からもらったお土産の話を書いていた。
佐藤亜紀に彼女の祖父は二つ同じだが作りに差はある土産物を見せ、どちらを選ぶか問いただした
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スガラムルディの魔女(2013年製作の映画)

4.8

様々なB級というよりはジャンル映画のごった煮でデキタノガこの映画。
フェミニズムうんぬんは正直どうでも良い。
強奪・逃走もの、カーチェイス、コメディ、エロ・グロ、オカルト、モンスター、スプラッター
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ローラーガールズ・ダイアリー(2009年製作の映画)

4.2

ストーリーもキャラクターも舞台設定もダイアログも、アメリカ!!って感じで下手したら本当に下手なのだが、これは素晴らしい。大味さは有りつつ周到な感じがする。
この映画はドリュー・バリモアのデビュー作であ
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劇場版 テレクラキャノンボール2013(2014年製作の映画)

4.3

僕が見たのは完全版というか、劇場版ではなくAVとして出てるとんで長いバージョンなのだが、それの冒頭に書いてあるよに、実用的なAVではない。RUNでの競い合いと、SEXでの競い合いがあるのだが、RUNパ>>続きを読む

アイドル・イズ・デッド -ノンちゃんのプロパガンダ大戦争(2013年製作の映画)

2.5

とかく冒頭と最後のノンちゃん(ヒラノノゾミ)と、鉄塔のショットが、個人的に最もグッときたのは、その瞬間、この映画のはっちゃけたところが顔を奥に潜めたからかもしれないし、違うかもしれないが、それはどうで>>続きを読む

白ゆき姫殺人事件(2014年製作の映画)

3.1

まず、この映画の間違っている点。
ディレクターの作った映像はその番組の総合演出及びプロデューサーのGOがでて初めて電波に乗る。
ゆえに、契約ディレクターよりも局内プロデューサーのほうが責任が大きい。
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劇場版 BiSキャノンボール2014(2014年製作の映画)

3.9

先日放送された、芸人キャノンボールの元ネタはテレクラキャノンボールだが、それの派生版として、今作がある。
僕はアイドルに全く興味がないし、BiSというアイドル全く知らない。
が、面白かった。
で、これ
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実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)(2007年製作の映画)

-

高校生のとき坂井真紀の出てるものはとりあえず見るという病気で、その流れで見たのが初見。
その時は重い映画だなと思った。
そして、今。
この映画は僕にとって抱腹絶倒不可避の映画として印象がガラッと変 わ
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犬猫(2004年製作の映画)

4.7

恥ずかしながら、とかくのもどうかと思うけど、ぼくが初めて好きになった女優は榎本加奈子だった。幼稚園年長か小学生低学年の頃に見た彼女セーラー服を着てが出ていたドラマは毎週欠かさず見ていた。というかあの頃>>続きを読む

渚のシンドバッド(1995年製作の映画)

4.0

大半の人が書いているように、浜崎あゆみが良い。
ゲイの少年とレイプされた少女という、携帯小説みたいな設定にも関わらず、そういった設定のもつ嫌味はなく、物語というよりは、ワンシーンワンシーンの素晴らしさ
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子猫をお願い(2001年製作の映画)

4.9

「子猫をお願い」というタイトルがどことなく醸し出しているように、肩の力の抜けた傑作だと思う。
映画としては肩の力が抜けているのだけれど、映画内の現実や登場人物は時に強張り、それぞれにとって悲惨な現実を
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私の少女(2014年製作の映画)

3.9

韓国映画の特徴は暴力、性、血(土地)の3つで、これをどう描くか、エンタメなのかシリアスなのか、全面的なのか、ほのめかしなのか…
イチャンドンがプロデュースということで、それだけで面白いに決まってるし、
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ヤング≒アダルト(2011年製作の映画)

-

JUNOでティーンの妊娠を描き、マイレージマイライフでエリートを描いたジェイソンライトマンの作品。過去の作品通り
主人公は所謂一般論では賛同しづらい人物。が、それを絶妙に仕上げるのがジェイソンライトマ
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瞳は静かに(2009年製作の映画)

4.7

見終わった瞬間、震えながらブラーヴォーと言いたくなる傑作。
主人公がそうであるように、アルゼンチンの当時の政治や社会をしらなくても大丈夫。
事象ではなく空気を映画を見ながら体験して、ブラインドごしの出
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イングロリアス・バスターズ(2009年製作の映画)

4.5

久しぶりに見たら、冒頭のシーンにアデルブルーは熱い色の主演(助演?)女優がいて、ビックリ。
なぜか、この映画を見ると牛乳を飲みたくなり、クリームのせたケーキみたいのを食べたくなる。
基本的には会話劇な
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転校生 -さよなら あなた-(2007年製作の映画)

4.9

個人的には大林宣彦ベスト作。
どころか、好きな邦画ベスト3に入る映画です。
どこがそんなに、といわれると、うーん、とにかく、観ていて、こんなに気持ちの良い映画はなかなか無い。
中盤の温泉地でのピアノ語
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ヒッチコック(2012年製作の映画)

2.5

メインプロットはヒッチコックのサイコの製作奮闘記、サブプロットは倦怠期夫婦からの仲直りもの。
サイコつながりで、ガスヴァンサントのリメイクのサイコの舞台裏も観たくなるが…
しれっとサイコのネタバレが
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僕らのミライへ逆回転(2008年製作の映画)

3.9

僕らのミライへ逆回転、という言葉は本来おかしい。が、そんなことはどうでもよく、この映画を見ると、ああ、と、思い出すのは、小学一年以来、引っ越すまで、ずっと同じ地元のレンタル屋さんに週に一回は通い、当時>>続きを読む

三姉妹 〜雲南の子(2012年製作の映画)

-

イケイケどんちゃんの中国の貧しき少年少女たちのドキュメント。
というカテゴリーでいいのか…
なんなんでしょう。
彼女たちは貧しいのか。
貧しいが貧しくないみたいな、あのレトリックも違う。
わからん。
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クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ(2004年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

映画を観て、その登場人物に 夢中になって、終わった後も、その人のことを考えてしまうことがある。
もう一度観たくて(会いたくて)繰り返し観ることもある。
しんちゃんとしんちゃんが恋をしたつばきちゃんは映
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6才のボクが、大人になるまで。(2014年製作の映画)

4.2

原題はboyhoodのこの映画のタイトルを見ると、マキャモンの傑作小説boys lifeをふと思い出す。
とはいえ、この映画は主人公以外の人達も成長あるいは老いていくのが、はっきりと分かる。
成長とい
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デジャヴ(2006年製作の映画)

4.5

トニースコットのカメラ動かし癖と細かい編集、制限時間のある設定に、デンゼルワシントン、とってつけたような人間ドラマ、最高です。
ヒロイン役の方が好みすぎてその時点で最高です。

カラフル(2010年製作の映画)

3.0

クレヨンしんちゃんの劇場版で知られる原監督の作品。原作もヒットしたし、僕も10年以上前に読んだ(中一の頃)。その時も、けって思ったが、この映画でもやはりけっって思ったのは同じで、作品のせいなのか、自分>>続きを読む

ニシノユキヒコの恋と冒険(2014年製作の映画)

4.5

ニシノユキヒコの恋と冒険という、ニシノユキヒコは恋も冒険も(おそらく)してないこの映画で恋と冒険をしてるのはニシノユキヒコの恋人?や近くにいる女性で、冒険がそうであるように、彼女達の恋は終るし、この映>>続きを読む