映像の切り取り方が絵画のよう。
この映画はとにかく細部まで全てが特別でとても美しかった。
透き通るのとは違う、牛乳みたいな密度の濃いなめらかな美しさ。
ビスコンティ監督にしか作れない一瞬一瞬が繋がって>>続きを読む
すごく元気が出る映画というのはその通りだった!
友情も恋も、今の気持ちを一番に、がむしゃらにやればこんなにスバラシイ!
なみだがぼろぼろ出て止まらなかった。
友情が美しい。
ただ大切な人に笑っていてほしいっていう気持ち。
すごくよくわかる。
この自分が何者であるかわからない宙ぶらりんの状態。
それはまるで自分以外の誰かになりきって、広い海の上の一艘のボートに乗っているのと同じなのだ。
まったくその通り。
ずっとげらげら笑ってた!
ただ歩いているだけでこんなに面白いおじさんがいるとはね!
一生忘れられない映画。
すべてが美しくて、力強い。
血が流れる戦いのシーンも。
怖いんだけど、目が引きつけられて、離せない。
あの曲が流れるたびに、心臓がどきどきする。
私の今を変えた映画。
ヘルマンヘッセみたいな暗さとあやうさがある。
自分を見失う前に自分を見つけなくちゃ。