イクミナさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

イクミナ

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新聞記者(2019年製作の映画)

2.8

期待しすぎた
うーん、ヒロインのたどたどしい朝鮮圏のイントネーションの日本語に違和感おぼえ、かなり後半に母親は韓国人と後説であったが、それまで違和感を引きずってしまった。それでも、しばらくの間、日本語
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

5.0

長尺も心地よく
映画の中に入り込んで、居心地が良かった。ラストが、しゃれている。地味な絵柄だが、ユートピアというかノスタルジアというか、水木しげるの『丸い輪の世界』というか、地味な絵柄の『ジョーブラッ
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト(1968年製作の映画)

5.0

何度見ても、いい。劇場で初めて見て、
涙が流れた。中学の時に、『荒野の用心棒』『夕陽のガンマン』『続・荒野の用心棒』『続夕陽のガンマン』などのマカロニウエスタンに夢中になった。下北沢オデオン座で3本立
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ジョーカー(2019年製作の映画)

5.0

虐げられた人々の負のヒーロー
現実かと思ってみているとそれが妄想であったとわかり、その後も、これはもうそうか現実かわからなくなり、見てる者を静かに裏切り、静かなひっくり返しをこれでもかこれでもか。今の
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真実 特別編集版(2019年製作の映画)

5.0

さりげなく、傑作
イーサン・ホークが、一瞬、高橋和也に見えた。
家と庭と撮影現場と散歩道。舞台はそれだけ。さりげない、ひっくり返しがここちよい。演技ものびやかで心地よく、これは観なくてはわからない。な
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ターミネーター ニュー・フェイト(2019年製作の映画)

5.0

面白い。
『ターミネーター』は、1985年5月公開。わたしは、名画座、二子東急で、ビックマック片手に、ビールを飲みながら見た。あの頃は、『ザ・ドライバー』『スキャナーズ』をその映画館で観た。その後、『
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i-新聞記者ドキュメント-(2019年製作の映画)

1.5

うーん、期待外れ
題名「わたし望月衣塑子」にした方がいい。
望月記者のドキュメントである。安倍一派の国家私物化を糾弾するものを期待した。あの、アニメーションはいただけない。生ぬるい。
『バイス』『記者
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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

5.0

くい入るように見ました。
軽い気持ちで、TSUTAYAで借りてきたDVDをデッキに入れて、そろそろ夕飯にしようかななどと思いながら見ていると、セリフが少なく、静かな動き静かな流れ、ぷっつりと切れて次の
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ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

4.0

結構面白かった。
『人が酒を飲み、酒が酒を飲み、酒が人を飲む』というのは、どこのことわざ?字幕の林完治さんの意訳かしら?
 お話がよくできていると思う。
ヒロインのシャイニング少女が、母親に、死んだ父
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主戦場(2018年製作の映画)

5.0

どぶからうまれでたたなにかがきていた
12月8日(日)文京区民センター1時30分開映に行ってきた。1時開場のはずが遅れていた。どぶからうまれでたなにか1(ケント・ギルバート)が来ていた。自分が座りたい
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この世界の(さらにいくつもの)片隅に(2019年製作の映画)

4.0

観ていて、その時代そこに居るような
気がするほど細部が丁寧に描かれていて、面白いが、現実は違うような気がする。内海信彦さんのFacebookに天皇一家がこの映画を見たことに対してこんな投稿をしていた。
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

5.0

しずかに、しずかに、気づかぬうちに
溜まっていくルサンチマン。『ジョーカー』にも通じる。話の流れに、ひっくり返しが、これでもかこれでもか、と、用意されていて、愉快。

サラの鍵(2010年製作の映画)

5.0

重層的で深い悲しみと、救いの映画
フランス映画で、ユダヤ人迫害の映画は、偽善的で軽い映画が多いので、観る前に不安だったが、TSUTAYAでDVDを借りて観た。泣けた。重層的なつくりで、感情の波が次から
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

1.0

TOHOシネマズ新宿で、ほぼ満員
外人さんが多かった。クスリと笑っていた。こっちはどこがおかしいのかわからなかった。それにしても、ヒトラー、ナチスの描き方を、こんな面白おかしく描いていいのか?ユダヤ人
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リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

5.0

イーストウッドは、すごい
息をするように映画を撮っている感じですね。とても心地よい。導入部から、ジョエルと弁護士の触れ合いがあり、つかみはOK。冤罪がどうやって作られていくか、わかりやすく流れていき、
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さらば復讐の狼たちよ(2010年製作の映画)

1.0

始まって、15分で、あきれて、やめた。
『鬼が来た』の監督で『ローグワン』に出ている監督ということでTSUTAYAで借りて観た。斧が線路に突き刺さり、それで、列車が脱線転覆。それもへたくそなCGで、興
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僕はイエス様が嫌い(2019年製作の映画)

5.0

ラストカットが神がかり
セリフが少ないのがいい。説明台詞が無いのがいい。イエス様のよりがないのがいい。イエス様の声が聞こえないのがいい。ラストのカットは、鳥肌がっ立った。ああ、いい。

風の電話(2020年製作の映画)

1.7

うーん
あなたは、こういう人で、こういう状況で演じてくれと、いうような演出で役者のアドリブでの長回し、幻想と現実がワンカット長回し、とか、素人と役者の組み合わせとか、いろいろやっているけれど、すべてが
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37セカンズ(2019年製作の映画)

5.0

新しいタイプの映画。それも大傑作。
「障がい者と健常者との壁をなくすには?映画『37セカンズ』の監督と考えよう」(HIKARIさん×高橋源一郎さん)https://www.youtube.com/wa
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.0

第一次世界大戦の
戦場を経験する体験型映画。『サウルの息子』は、アウシュビッツの体験型映画。視野は狭くボケていたりして想像力で経験したような気になり怖かった。これは、細部まで事細かくクリアに見えて、ま
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ジャケット(2005年製作の映画)

5.0

ほんとに、拾い物だった。
想定外に、面白かった。エイドリアン・ブロディの風貌、たたずまい、が設定とぴったり。村上春樹『100パーセントの女の子と会う』のラストの、何とも言えない感じが、何度もあって、ぞ
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ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ(2018年製作の映画)

5.0

ごちゃまぜ物まね映画かと思いきや、傑作。
『この夜の涯てへ』より原題の『イン・トゥー・ザ・ナイト』の方が、この映画のカンジですね。最初、映画館の音のレベルが大きすぎるのかと思ったが、これはそのような音
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アス(2019年製作の映画)

5.0

身の毛のよだつコメディと思いきや
ホラーだった。いや、モダンホラーと言うべきか、シュールホラーと言うべきか。終わりに向かって、文学、芸術に昇華して、びっくり。面白かった。ギャグが小気味良くてうれしくな
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初恋(2020年製作の映画)

5.0

星五つ。あー面白かった。
『初恋』 トゥルーロマンスの骨格に、キル・ビルのテイストを添付したような三池色てんこ盛りの、うれしくなるような出来。ヒロインの幻覚のブリーフ一枚のリアルな父親が、音楽に合わせ
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こっぴどい猫(2012年製作の映画)

5.0

期待せずに見始めたが、大傑作でした
日本映画専門チャンネルで録画したのを観た。DVD化されていない。今泉力哉監督の作品は好んで見ている。これも、何気ないふたりの会話から、次の二人の会話、ずれが生じ、淡
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荒野の誓い(2017年製作の映画)

1.0

偽善 歴史修正 ひとりよがり
先住民と白人(侵略者)のこころの通じ合いを、白人に側から描く。最後の先住民の少年への贈り物は、聖書。「君が、これを役立てる番だ」
 「馬鹿で間抜けなアメリカ人」
偽善、歴
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メトロマニラ 世界で最も危険な街(2013年製作の映画)

5.0

『世界で最も危険な街』
のサブタイトルがいけない。パッケージ写真がだめ。単なるドンパチ映画に思ってしまう。あえて言えば、フィリピンノワールか。フィリピンの街中の描写とか、人々とか、その中で進行する物語
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リスボンに誘われて(2012年製作の映画)

5.0

つかみは、OK
その後ぐいぐいと引き込まれ、つぎからつぎに、謎が出てきて解明して、ほんわかとした気持にもなるし、悲しくもなるし、よくできた映画。邦題は『リスボンへの夜行列車』と直訳にした方がよい。『誘
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ガルヴェストン(2018年製作の映画)

5.0

面白い
どうかなと思い観ていくうちに引きこまれ、一気に観た。監督が女性でなおかつフランス人で女優。、https://forbesjapan.com/articles/detail/27193/2/1/
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his(2020年製作の映画)

5.0

今泉映画。
と言っても過言ではない。一つの画面の中に何人かが写っていて、俳優の芝居が気持ちから作っているから、表情のちょっとした動きが自然と言うか、その人になりきっているから、そこで起こっていることを
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海角七号/君想う、国境の南(2008年製作の映画)

1.0

エドワード・ヤンの弟子ときいて
なおかつ『セデレックパレ』の監督であり、これはいいと思い、新宿図書館のDVDで見つけて、予約して、自転車を飛ばして借りてきてみてみた。最初は、10年前に行ったことのある
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殺人者の記憶法(2017年製作の映画)

3.0

俳優や画やアイデアはいいんだけれど
だんだん失速していくのが残念。シナリオで嘘っぽいところ、弱いところは、映画にすると、見えてくる。残念。ギャグは、意味不明。理解できない。

シルビアのいる街で(2007年製作の映画)

4.9

これは、なんだ?おもしろかった
セリフが、20分くらいなく。カフェや街の女性たちを観察しているだけのような展開。ヒロインがこっちをむくようで見てるわたしがどきどきしたりして。街の喧騒ががざわざわと聞こ
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

5.0

完璧、脱帽、まいった。
始まって間もなく、じんわり涙。なぜだろう?女優たちのいや、俳優たちの表情が実に、いい。画もまるで絵画のようにきれいだ。居心地が良い。引き込まれる。じんわりと作品の中に入っていき
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ヴァージン(2012年製作の映画)

5.0

一話の今泉監督で星五つ
食い入るように見て笑って頷いて、絶妙な台詞まわしに舌を巻く。息を呑みニヤニヤしながら見ました。この清涼感はどこから来るのかしら?
で、二作目は最低星一つ、演出もシナリオも役者も
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

3.0

役所広司は、すごくいいのだけれど・・・・
うーん、『ゆれる』が面白くて、『ディアドクター』『夢売るふたり』『永い言い訳』を観て、いまいちで、少しがっかりが続いて、今度は役所広司だというのと予告編で、期
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