gakuさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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反撥(1964年製作の映画)

4.1

ドアを閉めても塞いでも侵入してくる男達。壁に入る大きな亀裂や大量に映えてくる腕。"部屋は自分の心を映し出す鏡"ってよく言われるけどまさにそれ。要所要所で聴こえてくるドラムロールやシンバルのBGMも良い>>続きを読む

ワールド・オブ・ライズ(2008年製作の映画)

3.8

シリアス。悉く反りが合わない現地中東で命を張る工作員フェリスと安全圏で家族と過ごす上司ホフマン。近年、本当にマンチェスターやアムステルダムでテロが起きてるから見てて恐かった。

ロックン・ロール・サーカス(1996年製作の映画)

4.0

WOWOWグッジョブ。永久保存版。
あのダーティマックにも引けを取らないザフー。

別離(1939年製作の映画)

3.6

妻子持ちのバイオリニストが愛人と人目を忍んでランデヴー。どこまでも健気なイングリッドバークマンに惚れる。ホルガーは猛省しないと。

マンハッタン(1979年製作の映画)

4.0

『アニーホール』よりも断然こっち派。二兎を追う者は一兎をも得ずとはまさにこのこと。
トレイシーが放つ鋭い台詞、何も言えず微笑むことしかできないアイザック、ラプソディーインブルー、摩天楼の流れが完璧。

アンストッパブル(2010年製作の映画)

3.8

アンストッパブルじゃなくてストッパブル。
ちょい生意気な新米車掌のクリスパインが終盤にはばっちりカーク船長の顔つきになってた。

レベッカ(1940年製作の映画)

4.0

気がつけばそこにダンヴァース夫人。
あえて見せなかったレベッカの存在感をも凌駕するジュディスアンダーソンの怪演が素晴らしい。抱きしめ合う2人の中で燃え上がる愛を後ろの暖炉の炎で表しておいてからあのラス
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パリ、嘘つきな恋(2018年製作の映画)

4.0

面白い。スールシャール似の主人公の小さな嘘が発端となり、やがて大きな恋へと発展。その過程ですれ違いコントや登場人物達のナイスキャラもありずっと笑える、最後はほっこり。
公衆の前で粋なサプライズをしたり
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許されざる者(1992年製作の映画)

4.1

マニーがたった1人の友人キッドに放った言葉が全て。あの後ちゃんと眼鏡買ったんかな?
奇しくも先日亡くなったショーンコネリーと同じ1930年生まれのイーストウッドとジーンハックマンが揃って出演。長生きし
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アニー・ホール(1977年製作の映画)

3.8

ウディアレンのマシンガントークがひたすら冴え渡る。ウォーケン兄が謎の自殺願望を告白してから車で2人を送るまでの流れ大好き。運転中の顔の白さがダイアンキートン以上なのも笑える。

彼女が目覚めるその日まで(2016年製作の映画)

3.7

周りの支えと熱意で助かる病もある。
こういう病もあるんだという意味で見といて損はないと思う、クロエモレッツも出てるし。

ドッグマン(2018年製作の映画)

3.8

イタリアの果ての町。荒廃した感じが良い。
暴力男シモーネのadidasが映える。nikeでもkappaでもmacronでもdiadoraでもなく、ドイツのブランドってところが何となく皮肉にきこえて好き
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人生の特等席(2012年製作の映画)

3.7

ピーナッツボーイとエイミーアダムスが庭でバッテリー組んだあたりからの展開が少し駆け足な気がする。

COLD WAR あの歌、2つの心(2018年製作の映画)

4.2

欧州東西で抗い揉まれ彷徨う2人の恋模様が焦ったくも愛おしい。言葉足らずは素晴らしい音楽と鮮やかなモノクロ映像で補完。二次会の酒場で乱れるヨアンナクーリクの艶っぽさが半端ない。

ジャージー・ボーイズ(2014年製作の映画)

4.0

"short shorts"がボブコーディオ作曲なのも驚きだけど、そのボブコーディオをフランキー達に紹介した張本人がジョーペシっていう衝撃には勝てない。ダンスするウォーケンがめっちゃ可愛い。

インビクタス/負けざる者たち(2009年製作の映画)

3.8

ネルソンマンデラの"赦す"という信念を体現してるところが素晴らしい。リバプールファンってのも推せるポイント。

荒野の決闘(1946年製作の映画)

3.8

主人公のワイアット、賭博師ドク、街に住む娼婦チワワ、ドクの元恋人クレメンタインによる色恋沙汰が魅力。どうでもいいけど、飲み屋のサンバイザーピアノ弾きお爺が頃合いを見計らいつつ、ここぞってタイミングで演>>続きを読む

悪の法則(2013年製作の映画)

3.7

偶然か必然かなんてどうでもいい、
疑わしきは罰するのみ、容赦はない、そういう世界、抜け出すことなんてできない。
砂漠で屍となったハビエルバルデムに追い剥ぎがたかるシーンは『黄金』思い出す。ここでは逃げ
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ヒア アフター(2010年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

兄に頼ってばかりで自らは消極的だったマーカスが、兄からのメッセージ?それともジョージがとっさについた気の利いた嘘?で前向きに生きるようになり、遂には独り身霊能者の恋愛をTELで後押ししてしまう展開好き>>続きを読む

めぐり逢えたら(1993年製作の映画)

3.6

ある日突然結婚前提に付き合ってる人から一方的に別れを告げられたとしても、MFEOじゃなかったんだと思って前向くしかない。(ウォルター目線)

ロボコップ(1987年製作の映画)

3.9

途中何度か挿入されるニュース番組やCMがブラックジョーク満載で好き。
別にどうでもいいけど、刑事ロボコップの発案者ボブがその名声と富を女と麻薬に。その麻薬でクレメンス達みたいなギャングが儲けて悪の勢力
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セイフ ヘイヴン(2013年製作の映画)

3.9

しぶとく犯人を探し回って、家を放火しちゃう刑事って"フレンチコネクション"のジーンハックマン以外にもおるんやな。アメリカの素朴で美しい田舎港町とそこに住む穏やかで優しい人々に癒された。

シカゴ(2002年製作の映画)

3.8

反対尋問と同時に始まるリチャードギアの魅惑のタップダンスパートがとても好き。

スターリンの葬送狂騒曲(2017年製作の映画)

3.8

軍服の勲章をいちいち見せつけてくるジューコフの加勢で万事休す。フルシチョフが自身の覇権争いの為に、大勢の善良な市民を犠牲にする決断を下すあたり恐ろしい。予想はしてたけど、みんな当然のように英語喋ってる>>続きを読む

レスラー(2008年製作の映画)

4.1

医者の宣告通りプロレスをきっぱりと辞め、惣菜売場で真面目に働きながらキャシディと愛を育み、娘との関係を修復する。そんなふうに都合よく進まないのが人生だよな。ミッキーロークの覚悟に涙。

ローン・サバイバー(2013年製作の映画)

3.8

タリバン兵との激しい銃撃戦の末、深手を負った主人公に優しく手を差し伸べるのは現地アフガニスタンの村人。人助けに国境はない。
無線の繋がりにくさとファックの多さ、アンダーアーマーが気になる。

ギャング・オブ・ニューヨーク(2001年製作の映画)

3.8

アイルランド国籍のダニエル・デイ=ルイスがアイルランド移民の敵対組織ネイティブアメリカンズの首領ブッシャーを演じてて、そのブッシャーが作中ナイフで切り裂いてたポスターの大統領リンカーンを数年後にまた演>>続きを読む

スウィート・ノベンバー(2001年製作の映画)

3.7

ネルソンとサラの馴れ初め部分もう少しなんとかならんのんかなー。キアヌとシャーリーズセロンの泡風呂はさすが画になる。ルシウスマルフォイの女装、目が点になる。

ディア・ハンター(1978年製作の映画)

4.0

"1発で仕留めなければならない"鹿狩りと"1発を避けなければならない"ロシアンルーレット。どちらも狩る側はゲーム感覚だけど狩られる側は地獄。ベトナム戦争で初めて狩られる側の恐怖を味わい、完全に正気を失>>続きを読む

慕情(1955年製作の映画)

3.6

香港舞台のメロドラマ。共産主義が進む中国と南北戦争勃発前の朝鮮という時代背景がなんか新鮮。初デートで無難に洋装着てきたハンスーインにチャイナドレスの方が好きだと仄めかすマーク。それ以降マークと会う時は>>続きを読む

隣の影(2017年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

予想外の展開。ある日突然飼ってる犬が剥製になって玄関前に置かれる以上の恐怖って存在する?
エンドロールの曲好き。

欲望という名の電車(1951年製作の映画)

3.7

妊婦が居ていい空間じゃなかったのは確か。
王様マーロンブランドとお姫様ヴィヴィアンリーが水と油。灯つけてよく見たらババアやん発言のミッチでジエンド。

シン・レッド・ライン(1998年製作の映画)

3.8

序盤ガダルカナル島上陸後、日本軍と戦う為息を殺し緊張した面持ちで奥地に進む米兵達。すると草地で涼しい顔をした原住民とすれ違う。この映画は島の美しい自然や動物のカットが多く、ワニはワニとして生きてるし、>>続きを読む

モンキー・ビジネス(1952年製作の映画)

3.9

チンパンジーの作る劇薬が大騒動を巻き起こす。
そりゃ男の飛び込みよりもプールサイドの水着マリリンモンローの方に目がいくわな。
終盤、木に縛られた見た目が完全に"タクシードライバー"トラヴィスのヒューマ
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恋する惑星(1994年製作の映画)

4.1

登場した時は別にそうでもなかったフェイウォンがだんだん魅力的に思えてきて"夢中人"かかる頃にはもう虜になってる。