カートラッセルクロウさんの映画レビュー・感想・評価

カートラッセルクロウ

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映画:フィッシュマンズ(2021年製作の映画)

5.0

全員がだらしなくタバコを吸いながらの打ち合わせ。神格化されつつある彼らの人間味。佐藤伸治とバンドと曲と時代。2021年に肌で感じることができることに感謝(驚)。

あのこは貴族(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

劇場で3回見ました。
 各々の日常を切り取ることに妥協がない。丁寧に細部を捉えつつも、一方で遠景に都市と周辺を映し出し、多角的に東京(地方から見た東京、東京から見た地方、両方を含めての東京)を捉えてい
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劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト(2021年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

個人的な物語解釈
 バベルの塔(東京タワー)をモチーフにポジション0を目指す舞台少女たちの平成ライダーの如き群雄割拠を描いたテレビアニメ版。少女たちが頂上を目指すほど彼女たちの間に軋轢や蟠り、嫉妬、憎
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ハネムーン・キラーズ(1970年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

この話は一見すると、不純なカルトホラーに見えてしまうものの、実は違った見方もできるように作られています。というのも、作中でマーサ(とレイ)が引き起こした行動は、いくつかの社会的制約を破壊する行為とし>>続きを読む

わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

3.7

フードバンクの一コマだけでも見る価値はあるかと思います。
一見すると強烈な善悪二元論に基づくメロドラマに見える気もしますが、冷ややかな役場の職員が完全な悪者でない点に、問題の根深さがあるように感じまし
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(1960年製作の映画)

4.4

脱帽の一言です。脱獄系映画の中でこの作品に勝るものがあるとは思えません。

出発(1967年製作の映画)

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冒頭から猛スピードで駆け抜けていた主人公が、最後ブレーキを踏むように青春を終える。その余韻に寂しさを感じてしまった。彼の運転するポルシェがレースを駆け抜けるのをみたかった…

スリ(掏摸)(1959年製作の映画)

4.0

意識的であろう不自然な視線や一つひとつの物音が凝っていて、加えて過剰なまでの内面の語りが独特な緊張感を作り出しています。その中で行われるスリは、どこか機械的で違和感があるものの、流麗で美しさがあり、見>>続きを読む

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