静止画でできている29分のSF映画。
複雑で作り込まれた時間旅行的な映画はすでにたくさん見てきてしまっている今、1962年のこの映画から受け取れるものはあまりない。
話も読めてしまっているし、作りも甘>>続きを読む
とにかく資料映像として見た。
西部劇という法のない時代のストーリーはやはり受け入れがたい理不尽さ満載だ。
冒頭から、先住民から奪った土地を自分のものにすること、他人の土地でも力で(銃で)奪うこと、土地>>続きを読む
「戦争は女の顔をしていない」が原作。
以前に読んだ新聞記事に「コスパやタイパの求められる経済活動(いわゆる"仕事")は、子育てという活動とは全く相容れない真逆の立場にある」と書いてあってその通りだと納>>続きを読む
ミステリーとして最後まで興味深く観れたが、想像の追いつかない深い感情に、理解はできるが少し置いてきぼり感がなきにしもあらず。
原題が少しネタバレかもしれないが、これもまた一つ知っておくべきことだった。>>続きを読む
三部作を一気見。
不思議な後味だ。未完だからということではなく、主人公のキャラクター造形があまりにも理不尽なのに魅力があるという点において。
理解が追いつかないが最後までとても面白い。
三部作の>>続きを読む
「自分の物語が始まっていないどこか浮遊しているユリアは、街を見下ろして自分の人生を漠然と考えている」
みんな自分の物語を探しているのだ。
こんな、情報(だけは)過多の時代に人生の決断などあまりに難し>>続きを読む
衝撃的な設定から始まったが
とても淡々としていて後味はあたたかい。
最後の「ナイアガラ」が効いていた。
ネタバレ
私の知らないところで起こった私に関係ない出来事というふうなあっさり感。むしろ住める>>続きを読む
相変わらず真面目に作られていて信頼がおける。かなり淡々とはしていたが、後半の親との対面シーンでの親側の言葉の数々にこの製作陣の熱さを感じた。
この映画(ドラマも含め)、ぜひ親世代に見てもらいたい。届け>>続きを読む
愛を求めて、そして与えられた愛に全力で応えて。
そのセクシーでパワフル、そして反骨精神ある彼の姿と、仔犬のような目の対比がとても象徴的だった。
ネタバレ
生粋のショーマンであった彼の唯一無二のパフォ>>続きを読む
悲惨な大量殺戮の犯人の
こうだったかもしれない背景を描く。
孤立、人間性。
そして彼の親の、親としての大変さ。
大量殺人犯なのだから一切の同情は無用なのはわかるが、だからと言って彼を私たちの理解の外>>続きを読む
ホラー映画と思った方が良い。拷問や女性に対する拉致や暴力、傷や死体のクローズアップなど描写が執拗で長い。スキャンダラスを狙うにしろ、かなり悪趣味の域。
サイコサスペンスとしてストーリー的にサイコ感を醸>>続きを読む
久々2度目。
最初に見た時は、今回感じたこのやり切れなさをあまり感じていなかった気がする。平時に知り合っていたなら互いに尊敬し合い良い関係が作れた人たち。しかしこのような知り合い方をしたからこその関係>>続きを読む
仙人のような美術家とその価値観、支えた妻や集う人々との日々。
彼の描いた絵の背景を知りその深みに気づく。知らなくても十分人を惹きつける絵だが、なぜあの深みが出るのかを知るにはとてもよい映画。
ネタバ>>続きを読む
なんとなく見始めたが、
社会を乱す団体、いわゆる反社会的団体がどう形成されていくのか、その理屈や分断の方法、陰謀論の使い方、彼らがパワー(権力と武器)を持つことの危険さなどを一つ一つわかりやすく丁寧に>>続きを読む
面白かった。まごうことなき恋愛映画だ。見ている途中で雰囲気が似ているなと思い出したのが「花様年華」だった。直接的行為ではない濃密な官能空間。ちょっと催眠術のような。
そこへ、パクチャヌク監督独特の考え>>続きを読む
今見るドラマや映画のいろんなエピソードの源流を見たような気がした。(とはいえ1番思い出したのはガラスの仮面だが)
ベティ・デイヴィス、あの目、あの目線、その存在感はやはり圧倒的。
観てよかった。
いろいろな映画を見るのは、単に楽しい時間を過ごしたいからという時や人生について考えたくて参考になるかもという時もあるが、まさにその後者タイプの映画。
日本人のメンタリティとは違う面も>>続きを読む
複数のレアな設定を巧みに恋愛と絡めていて、まずは脚本の勝利。
青春の眩しい瞬間を描く映画はその時代時代の若者で繰り返し作られるものだけれど、
ストーリー的にはどんどん捻りが加えられていくのだなと思った>>続きを読む
設定の斬新さや結末の衝撃はあったが、わりと読めるストーリー。
クローネンバーグ(親子ともに)の映画は"感じる"ことに意味があるなと。
ネタバレ
腕利きの暗殺者が母親で、暗殺請負会社?の取る方法がター>>続きを読む
見てよかった。命についての色々な角度からの考察とも言える映画。天秤をどこに置き何を比べるか。それぞれの苦悩と命、一人一人の生きる重み、"重さ"のバランスはどうとるのか。アフリカの医療キャンプで見えた命>>続きを読む
逃げ場も居場所もないマリコの言葉がいちいち刺さる。
ネタバレ
虐待を受けている人間が、自分がこの世界で生き続けることにどうやって折り合いをつけるのか。あまりに理不尽であることを全身でわかっているか>>続きを読む
リアルな胸糞シーンが長め
苦手な人は注意が必要かも。
事実を元に描く、
まるで教科書のような「有害な男らしさ」が支配する殺人への道。
ある低所得者層の時間の過ごし方考え方、そこに染み込んでいる暴力>>続きを読む
一台の盗まれた自転車の所有を巡って、いろいろな感情や社会の歪みがあぶり出されていた。
誰も間違ってないのに悪い方へとボタンがかけちがっていく。
最後に彼が出した結論は興味深い形だった。
それにしても>>続きを読む
予想外に胸が締め付けられる展開。
大事なものや大変なものが、大切にたくさん詰め込んであって、とてもよかった。
観るのは何度目かわからないが、やはり楽しかった。
テレビ放送で初めて吹き替え版を見たが、歌声も訳詞も素晴らしい。ただカニのセバスチャンのアンダーザシーにカリビアン風な訛りがないのが物足りないか。>>続きを読む
見終わって少々呆然としていた。
これをどう受け取ろうかと。
とにかく強烈であることだけは確か。
異物から始まる性と死と狂気と愛。
こんな斬新な感覚は久々だ。
同時に、わかりやすいハリウッド・セオリーが>>続きを読む
面白かった。まがまがしさやおぞましさ、それらのイメージの豊かさや表現の技術はしっかり進化しつつ、でもチープで壮大で中二的に懐かしい。
まず不条理で残酷で無意味で恐ろしい世界から始まる。
セリフはな>>続きを読む
どんどん真実へと玉ねぎの皮を剥いでいくところは面白かったが、
キャスティングがなかなかのネタバレではないかと。
オカルト、古い家の恩讐、捜査やバディ感、どれも何かと中途半端な印象。
久々2度目。
1度目は疾走する情報や映像や雰囲気の上澄を眺めているような鑑賞だったが、今回は字幕をオンにして自分なりに押井ワールドの独特の言葉を解釈しながら見てみた。
相変わらず実存と幻影や、人間と機>>続きを読む
不器用でも自分なりの一途な愛を貫く父親、
それ一本で勝負な感じ。
なにか負担を感じて苦手。。
観て良かった。エリン・ブロコビッチを彷彿とさせるストーリーだが、こちらは実は私たちにも直接的に関係していた。
PFOA。世界中で、もちろん日本でも今も川に流れている化学物質。世界中の生き物の血液に存在>>続きを読む
楽しかった!
と同時にしみじみと味わえた。
2.5時間、全く長くない。
ストーリーの構成も良かったが、間にはさまる細かなギャグも最高、そしてそれらがしっかりフリになっていて納得の回収。
そうしてギ>>続きを読む
www予想外にも程があるやろ!www
という展開が面白かった。
が、納得はいかないかな。
ネタバレ
ネモシューのいつもの?ダメ人間描写の細かいリアリティになんとも心がモゾモゾした。
女たちが細かいこ>>続きを読む