ギャスさんの映画レビュー・感想・評価 - 52ページ目

ぼっちゃん(2012年製作の映画)

3.2

2016.8 衛星劇場
イタい。イタすぎる。どこまで痛々しい映画を作れるのかというコンテストで優勝できる。それはあまりにリアルにこういう人がいるから。社会に恨みを抱く過程がよくわかるし、彼が欲しい愛な
>>続きを読む

ヴィジット 消された過去(2015年製作の映画)

2.6

2016.8 w
これは肩かし。ストーリー的に何かもう一踏ん張りするのだとばかり。結末までが長く、大したネタも無いわりに陰惨。独特の狂気は感じたけれど。

彼は秘密の女ともだち(2014年製作の映画)

3.3

2016.8 w
これまでの同性愛を扱う映画をもう半回転させてきたかのような、複雑な展開。恋愛映画の中での性別や性的指向のパターンをもう一度シャッフルして、どう感じるかを突きつけてくれる。相思相愛とは
>>続きを読む

わが母の記(2011年製作の映画)

3.1

2016.8 w
クロニクルものはズルいね。映像とはいえ、時代を共に生きてしまうと情がどうしてもうつって感傷的になってしまう。
「同じゴール」か。終わり良ければすべて良し、いろいろあった、と彼らの少し
>>続きを読む

ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)

3.1

2016.8 w
こういうのはどこまでやってもキリが無いが、いいところでキリをつけてニヤリとさせられた。最初のシーンから「ある癖のある名前の”犯人”が出てくる有名映画」を思い起こさせるが、それもうまく
>>続きを読む

メイズ・ランナー2:砂漠の迷宮(2015年製作の映画)

2.8

2016.8 w
若者向けのゲームソフトにしか思えず。新たなステージをつぎつぎクリアしていくだけ。

国士無双(1986年製作の映画)

-

2016.8 衛星劇場
filmarksに片岡千恵蔵のコメディバージョンの国士無双第一部、が無かったのでここにメモ。
サイレント映画を見るのは初めて。シーンとした画面に超違和感しかなかったがだんだん慣
>>続きを読む

さよなら渓谷(2013年製作の映画)

3.2

2016.8 w
ネガティヴなおとぎ話。ありえないし異常なのだが、それだけに映画で観てみたいと思わせる設定。
いくら傷つけてもいい相手との、そして、いくら傷つけられてもいい相手との、”幸せでないことが
>>続きを読む

インシディアス 序章(2015年製作の映画)

2.9

2016.8 w
「どうしても背景掘り起こしたい病」の自分には張本人の男のことをもっと知りたくなるんだよな。。。あれ外したら終わりなの?まぁそれ抜きにしても、テンポよく恐怖シーンと物語シーンが出てくる
>>続きを読む

運命のボタン(2009年製作の映画)

3.0

2016.8 osk tv
美術や衣装はとても懐かしくてかつかっこいいし、空気感も昔のホラーやSF感満載でそこは楽しめた。ローズマリーとか思い出したな。

ネタバレ?→悲劇の後味を残すのはいいんだが、
>>続きを読む

バクマン。(2015年製作の映画)

3.0

2016.8 w +k
起こることは予想の範囲内だしキャラもさすが”漫画”的でわかりやすい。ペラペラになるかと思いきや、噂通り映像と音楽の効果がかっこいいし気持ちいい。さすがの監督センス。

歩いても 歩いても(2007年製作の映画)

3.0

2016.8 w
みんな誰しも弱かったり悪かったり毒があったり。
だからと言って嵐のような争いは必要ない。
分かり合えないのはしょうがない。
意外とそれでも平和に日々が続いていく。

小さな上手いエピ
>>続きを読む

食べて、祈って、恋をして(2010年製作の映画)

3.1

2016.8 w
アジア人の神秘性とか、ダイエットの考え方とか、ロマンスのややこしさ、…すこーしだけいろんな論理や感情の筋道とズレてるというか、めんどくさすぎるというか、馴染めないものを感じた。すべて
>>続きを読む

ストレイヤーズ・クロニクル(2015年製作の映画)

2.8

2016.8 w
既視感だなあ。どこかで聞いたセリフや設定。若い人にはいいのかも。既視じゃないし。世界を変えるという言葉の重さと軽さを少し考えた。注目の若手が次々と出てきて覚えきれないが、みんな達者だ
>>続きを読む

サンドラの週末(2014年製作の映画)

3.1

2016.8 w
小さな世界。その中でもがくサンドラから社会と人間が見えてくる。そして意外な結末。


最後にある意味”完全勝利”した彼女の清々しい表情に、彼女が何かを越えて歩き出したと信じられた。日
>>続きを読む

蛇の道(1998年製作の映画)

3.1

2016.8 w
なるほど、そうか。でもまだ手ぬるいと思ってしまった自分はなんなんだろう。香川はなぜあんなに不気味なのだろう。哀川にはどんなに暗い役でもどこかに元気さを感じるのだが、香川はどんなに明る
>>続きを読む

妻への家路(2014年製作の映画)

3.0

2019.8 w
目の前にいる愛する人が、誰よりも一番深く愛しているのは自分である事を、毎日確認しながらも決して一緒になることがない。そのシチュエーションがあまりにも哀しすぎた。文化大革命というものを
>>続きを読む

死霊高校(2015年製作の映画)

2.6

216.8 w
何か起こりましたか、てな感じ。予定調和。

アデライン、100年目の恋(2015年製作の映画)

3.3

2016.8 w
歳をとって欲しい、でも歳をとって欲しくない、という2つの相反する思いを持った。つまり、女性が歳をとることにこんなにまで安堵するというなかなかレアな感想と、歳をとらないという悲しい運命
>>続きを読む

鬼はさまよう(2015年製作の映画)

2.9

2016.8 w
思っていたのと違って、ミステリーものだった。そう繋がるかー!という事を面白がるべきなんだろうが、そのためにサラッとした描写になってしまった殺人鬼の動機や人格の方を深く知りたくなった。
>>続きを読む

エディット・ピアフ愛の讃歌(2007年製作の映画)

3.3

2016.7 w

最初、マリオンコティアールとはわからない容姿と声に驚いた。

何かと不遇な過去とスターであった時代を巧みに織り交ぜながら、彼女が何を求め何に渇望していたのか、人が求めるものが何かを
>>続きを読む

おと・な・り(2009年製作の映画)

3.0

2016.7 w
音が聞こえるなんてストレスでしかないはずの設定なのに、隣人がイケだから成立するおとぎ話。それでいい。後味もよし。

凶悪(2013年製作の映画)

3.2

2016.7 w
少し身構えすぎてたか。狂ってる話ではなかった。ただ、普通の神経の人達がこんな事やってたのはある意味狂ってるんだが。あからさまな凶悪事件と、家庭での記者のクズっぷりの対比も面白い。身近
>>続きを読む

O〔オー〕(2001年製作の映画)

3.0

2016.7 w
オセロか。あのドラマチックで陰鬱な感じが、どうもアメリカの高校生に合わない気がしてた。あと策略の頭の良さとラストのあたふたする感じの違和感とか。

いや、だからこそ高校生に合う話なの
>>続きを読む

ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.0

2016.7
しょっぱなから勿体つけるぜ。そして、案の定つええ。ツッコミどころだらけ、見せ場のためのストーリー。やたら銃がかっこよく、なぜか肉弾戦にもちこむ。不思議な掟のホテルとやたらスタイリッシュな
>>続きを読む

カリフォルニア・ダウン(2015年製作の映画)

2.9

2016.7 w
とにかく崩落や危機のアイデアと、大災害のCGがすごい。

ボヴァリー夫人とパン屋(2014年製作の映画)

2.9

2016.7 w
フランスの田舎の美しさを堪能。艶笑喜劇?でもないなと思ってたら、最後に笑った。笑っちゃいけないのに笑えるラスト。そしてパン屋の妄想は続く?