ゴロワーズさんの映画レビュー・感想・評価

ゴロワーズ

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愛してるって言っておくね(2020年製作の映画)

4.0

12分間に詰め込まれた感情は計り知れないし、観終わった後その時間の何倍も心が掻き乱される。
日本語タイトル秀逸だと思う。

ザ・キラー(2023年製作の映画)

3.8

これコメディだよね?

ファスベンダーの衣装(ドイツ人観光客風だっけ?)最高です。

最近フィンチャー監督がILM出身という事を知って驚きつつ映画の作風には納得。
今作もメイキング映像観たくなりました
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デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム(2022年製作の映画)

2.8

膨大なアーカイブの中から(観た事無い映像多数!)クリアな映像がぶつ切りに繋げてあるだけ。
しかも編集下手くそ。イメージっぽい創作映像入れるなら他に入れるモノあるだろ。

キャリアも長いから全てを描くの
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BELUSHI ベルーシ(2020年製作の映画)

3.7

知らない事沢山あった。

まぁ本当は色々あったんだろうけど、奥さんとの話は良かったなぁ。
チェビー チェイスとの関係も知らなかった事で面白かった。
ラストはどうあっても判っているから悲しいね。

キングダム・オブ・ヘブン(2005年製作の映画)

3.9

リドリー スコット監督の観て無いヤツと言う事で鑑賞。
ある意味、今観るべき?映画でした。

この辺の歴史は全く知識が無く、脚色されているとは言え勉強になりました。
十字軍には悪い印象しか無かったが、ま
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3-4x10月(1990年製作の映画)

3.6

大学生の時に友人に“この映画は観とけよ”と言われたまま…やっと観た。

突然の暴力は衝撃ある。
 
途中から“変な編集”と思ったらラストで納得…ですが中途半端に思えた。
もう2作目からアート映画を意識
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拳銃は俺のパスポート(1967年製作の映画)

3.8

プログラム ピクチャーとして作られた映画なのかな? 
ストーリー地味だし、たいしてお金かかって無さそうだし、大きな見せ場もないけど、面白いんだよなぁ。

今では観れないしロケーションだから?
古いから
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人斬り(1969年製作の映画)

4.1

五社 英雄監督は女性を主人公にした映画しか観た事なくて、少し苦手意識がありましたが…いや~最高。
緩急つけながらも全編緊張感を保ったままだし、少し大袈裟な演出に感じますがそこは“外連”と言う事で。
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ゴースト・ドッグ(1999年製作の映画)

3.8

“絶対このパターン駄目でしょ”と頭からバカにして観なかった自分がバカだが、当時観てたら低評価だろうな。

いやぁ〜大好き。

タヒチ人の、アイスクリーム屋との会話も最高。これ考えた時点で勝ち。

そし
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ナポレオン(2023年製作の映画)

3.9

ナポレオン(今まであまり観たことないキャラクターになってたがすんなり入ってきた)の生涯としてはかなりダイジェストになっているし、ジョセフィーヌとの関係も実際どうだったのか分からないが、久しぶりに大きな>>続きを読む

人生劇場 飛車角と吉良常(1968年製作の映画)

4.0

沢島 忠監督『人生劇場 飛車角』のリメイクで監督は内田 吐夢。
同じ話とは言え微妙な違いはあり甲乙つけ難い。ラストも双方熱い。今回は『宮本武蔵 一乗寺の決斗』と同じ演出。(カラーに戻ったら赤になるのも
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骨までしゃぶる(1966年製作の映画)

4.1

タイトル通りの搾取構造でコメディタッチとは言えかなりえげつない。
そりゃ遊女達は抜け出せないわ。
桜町 弘子演じる遊女が最初は本当世間知らずにしか見えないが、姉さん達に色々教えてもらい、自信や知恵をつ
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暴動島根刑務所(1975年製作の映画)

3.8

脱獄3部作の2作目らしい。
前作『脱獄 広島殺人囚』よりコメディ色強いな。

松方弘樹が好き勝手に暴れ回る分、北大路欣也が少し損してる。
刑務所内の暴動シーンも良いね。

仁義の墓場(1975年製作の映画)

3.9

弟のクズっぷり満載映画を観てお兄さんもと言う事で再鑑賞。

実在の人物とは思えないクズっぷり。
そんな人がいる場所はそりゃ“仁義の墓場”ですよ。
唐突に出てくる田中邦衛良いです。

カード・カウンター(2021年製作の映画)

4.0

ギャンブラーが主人公なのでどうなるかと思ったら設定は変われどいつものポール シュレイダー映画でした。

オスカー アイザックの困った様な顔、歪んだ刑務所内の映像、いつもの悪いデフォー、謎の“USA”コ
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美しき冒険旅行(1971年製作の映画)

4.1

何しろ画が美しいしジェニファー アガターもまた美しい。

最初から西洋文明には哀れなのか虚無感なのか不穏なイメージが付き纏い、その対局にあるアポリジニの少年も西洋に近づき過ぎて崩壊していく。 求愛ダン
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イースタン・プロミス(2007年製作の映画)

4.0

このパターンのクローネンバーグ監督作は少ないけど最高。
拳銃では無く刃物でのアクションだけど痛そう。
ヴィゴ モーテンセンは悪人顔なので(本当は優しいけど)マフィアが似合い過ぎるし、ヴァンサン カッセ
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マーベルズ(2023年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

軽いコメディ路線で短い時間にまとめてあったしカマラなんてとても好感持てるけど、ポリティカル コレクトネスを体現してきたDisneyにしては詰めが甘くない?

スクラル人かなり見殺しだし、ミュージカルの
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実録 私設銀座警察(1973年製作の映画)

3.9

怒涛の勢いとえげつなさでは東映ヤクザ映画の中でも上位にくるんじゃないかな?
何しろポン中の渡瀬恒彦が凄まじい。

捕まる前の乱痴気パーティーの不必要な長さ、なぜかそこにいる渡瀬恒彦からのラストも凄い。

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.8

色々言いたい事もあるのだが、個人的には楽しめました。


もう少し陸上でゴジラが暴れて欲しかったなぁ…。

デス・ルーム(2006年製作の映画)

3.2

大量に映画を観てる友人が教えてくれた超豪華で大好きな監督達のオムニバス。

大量のZ級の映画を観ている友人がボロクソ言ってたので気になって鑑賞。
そこまで悪いとは思わなかったが良くもない。
残念。
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.8

アメリカ南部を舞台にした映画は大好きですが、ほぼ予備知識無く観て“オチ”(個人的にはどうでも良かった)とかではなくて、ただ確固たる理由もなく気持ちをかなり持っていかれました。
原作も気になります。
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暗殺の森(1970年製作の映画)

4.0

美しい画と共に物語はテンポ良く進んでいくが正直よくわからないところもあった。
ただし、素晴らしいショットを大きなスクリーンで観るのだけで満足でした。
主人公のマルチェロがトラウマを抱えているが故、“普
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江分利満氏の優雅な生活(1963年製作の映画)

3.9

コーラスで始まるオープニング、“面白くない…”のモノローグからすっかりハマってしまった。
ずっと中年(36歳!)のぼやきと日常生活が描かれるだけなのにこんなに面白いとは。
最後に酔っ払って戦争の話を延
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ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

3.7

設定(原作ある様ですが)やラストは色々問題ありそうな気がしますが、物語の進め方、見せ方が上手いので満足感ありました。

結局シャマラン監督がどう考えているかはわからなかった。単純な解釈で良いのかな?
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ドミノ(2023年製作の映画)

3.8

何も知らずにベン アフレックとロバート ロドリゲス監督、94分の上映時間に惹かれて鑑賞。

いやぁ楽しい映画だった。
スケールとか展開とかちょうどいい。
TVとかでたまたま観たら絶対最後まで観ちゃう映
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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.3

長尺でしかもずっと不快な事が続くがスコセッシ監督凄いなぁ…ディカプリオとデニーロは勿論キャストの皆さんの素晴らしい演技もあって不謹慎だがとても楽しく観た。
“無能力者”を宣言し、後見人の許可を得て自分
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殺しの烙印(1967年製作の映画)

3.8

再鑑賞。

やっぱり良くわからんかったが、やっぱり面白い。

制作陣の一部がルパン三世に絡んで行くのは納得。

この頃は本当に素晴らしい建物、ロケ地があった事が再確認できる。

フェリスはある朝突然に(1986年製作の映画)

3.8

『ミュータント タートルズ…』で出てきたので気になり再鑑賞。

30年以上経っても妹と同じでイライラしながら観始め、これまた同じ様に途中からすっかり楽しんでる自分に愕然としつつ、何か思い知らされた気が
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カッコーの巣の上で(1975年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

ずっと“観たい”と思っていて観出したら“あれっシーン覚えてる”が続いたと言う事で再鑑賞。

ビリーがキャンディと一晩過ごした後、吃音が治っていたのにラチェッド婦長が母親の話をした途端、元に戻ってその後
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血の祝祭日(1963年製作の映画)

3.5

“えっAmazonプライムにこんなのあるの?”と再鑑賞。

懐かしい、昔ビデオ化された時に走って借りに行ったよなぁ…。

あの空気感と下手な演出や演技、チープなゴア映像や音が妙に怖く感じてたし、今観て
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スワンソング(2021年製作の映画)

3.8

105分の中に色々詰まってる。
編集が余り上手くいってない気がするが、台詞、出てくる人、エピソードは最高だし、ファンタジーだけで終わらせて無いのが良かった。

服屋のお姉さん大好きです。

Moreは
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Billie ビリー(2019年製作の映画)

3.4

新しい素材が関係者へのインタビュー音源なのでどうなのかなと思ってましたが見応え(聞き応え)ありました。
ただカラー化したりしてるけど、初めてみる映像、インタビューの内容も新しいさはほぼなかったなあ…。
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サリー・ポッターのパーティー(2017年製作の映画)

3.7

友人に“短い時間で面白いヤツ”と教えて貰って鑑賞。

個性的な役者がワンシチュエーションでシニカルな会話劇を繰り広げる舞台劇の様な作品。
それぞれのキャラクターに個性やエピソードを入れなきゃいけない?
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ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!(2023年製作の映画)

4.1

“この絵が動くのか”は勿論、90年代Hip Hop、スパイダーマン2展開、スーパーフライ率いるミュータント軍団(このデザインでフィギュアとかにできるのかな?)そしてタートルズ達の“ティーンエイジャー感>>続きを読む

PIG ピッグ(2021年製作の映画)

3.8

この手のニコラス ケイジは久しぶり。
結局この人何でもできるね。
勝手なイメージだけど、ニコケイの元弟子のシェフみたいな人本当にポートランドに居そう。
アレックス ウルフも良かった。

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