入院したサンドラの父ちゃんの部屋を片付け、ミニカーや本を処分する家族たち。本いくら貯めても家族からしたらゴミみたいなもんだしな。あと医療介護に関する問題はフランスも日本も似たようなもんだった。世の中ゼ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
めちゃ面白かった!
幾度となく大写しになる加藤剛のドアップがどれも味わい深い。剛に言葉でプレッシャーかけ続ける市原悦子、タチが悪すぎる。「税金払わなくてよくなるんだからいいじゃない」「奥さんの着物姿、>>続きを読む
ネオン光る安宿、汽車の音が流れるなか何かを決意したように顔を上げる有馬稲子の表情…。映画のクライマックスであるこのシーンを、おばば客らの談笑とガラケーの着信音が鳴るなか体感した(ロイヤル劇場だからOK>>続きを読む
全体的に緊迫感に欠けたままエンディング。色仕掛けのヨシノ社長が藤原紀香に似ていたり、やや一本気が過ぎる田宮二郎が徐々に松岡修造に見えてくるので困った
崖下で炎上する車をバックにタイトルドン!かっこいい。会社の為なら何でもする高松英郎。最近のニュースを見ているとこれが作り話に思えないところが一番ホラー。
コロナ禍の空気感までよく表されており、ケイコが同じ世界を生きているのではと錯覚する。会長がケイコに謝るシーンで、バックに映る使い古したグシャグシャのビニール傘。子供から来たメールに即レスするおかん。ブ>>続きを読む
オープニング、谷啓が歌う「競馬必勝法」めちゃくちゃいい…映画館で聴いたぶん良さが倍増。
全編岐阜ロケ。駅前ビルには繊維センターという看板があり、賑わっている頃の問屋町も確認できる。谷啓は肝心なところ>>続きを読む
噛ませ犬キャラかと思われた木村一八と荻野目慶子がやたらに暴れ回ってて意外な展開に。エンドクレジットで気付いたけど、劇中に出てくるバンドのベースがジュディマリの恩田でビックリ。函館ロケだったからか?後半>>続きを読む
日本酒ラベル風のフォントでキャスト紹介するオープニングクレジットにぶちかまされテンション最高潮。(音楽でいうイントロ聴いただけで名曲確定状態)
ちゃっきり節も映画館の大音量で聴くとめちゃくちゃかっこ>>続きを読む
演歌ノリというか、仁義、盃的な側面が強くストーリーがきっちり枠内に収まっとる。川谷拓三も室田日出男も見せ場はあるんだけど、ヤクザ映画に一番求めるハチャメチャさが足りなかった。夏八木勲が強い。
面白かった!殺人後に澄ました顔してリンゴかじるのが異常性際立って怖い…。事後のアパートらせん階段をバックで下って行くカメラとその手すりをなぞりながら上っていくリチャード。人のバックに街があるんじゃなく>>続きを読む
全編にわたって若山富三郎のエネルギーがほどばしっており惚れた…清川虹子は今まで高田純次に指輪食べられてるイメージしかなかったけど、背脂こってりの存在感で惚れた。コミック要素も含めて全て過剰なのがいい。>>続きを読む
二谷英明クールなんだけど時々プロ野球ニュースの江本に見えてしまった。昭和30年代の岐阜の風景が沢山出てきた。水道山のプラネタリウムや当時沢山あったらしい柳ヶ瀬の映画館も映ってる。金子信雄は若かったけど>>続きを読む
周りに何と罵られても平気、鉄のメンタルを備えたママは走りもパワフル。殺し道具のチョイスが毎度センス良すぎる。包丁からわざわざ持ち替えた骨付きチキンでブン殴ったり。エンディングテーマも妙に爽やか。しかし>>続きを読む
エンタメ要素がこれでもかと詰まっててめちゃくちゃ面白いけど、落ち着ける時間帯がなくおじさんは胃もたれした。走るバスの外におしっこするシーンは笑った。登場時間は少ないがきっちり爪痕を残す室田日出男はさす>>続きを読む
再見。袖丈短いクタクタのスーツ着てひたすら飲み食いするひょうたん先生、見たことあると思ったら初代黄門さまか。ひょうたんの事をバカにしてる「立派な」スーツ姿のオヤジ達も皆ひょうたんの様に孤独になっていく>>続きを読む
オープニングのペプシ積んだトラック奇襲攻撃、燃えさかる炎のタイトルバックシーンでツカミは最高。劇伴のザラついた音もかっこいい。宍戸錠は巨体だけど身軽。
「みんなクソだよな」って言いたくなる時あるよな〜と思いながら、そこから終盤にかけての展開に鳥肌立ちっぱなし。ゲイリーの重たげな身体をユッサユッサさせる走り方からして好き。光と影の描き方もひたすら美しい>>続きを読む
ツッコミどころが多いのはわかるけどあまり気にならず。緊迫しているシーンでも一定のペースを崩さず、見た後なぜか心が落ち着いた…暴行シーンがマイルドなのもいい。
派手なアクションも少ないし、身体のキレがすごいわけでもないんだけど仲代達矢の所作がいちいちかっこいい。常に冷静かつ俯瞰的。自分の身体を自在に操っている印象で、真似したいけど到底たどり着けない。平成教育>>続きを読む
マッチョ思想を終始コキ下ろしていて素晴らしい。転校したての南部が「何が会津魂だ!」「山猿!」とクラスメイトを一喝するシーンがとてもよかった。
劇中歌がどれも素晴らしく、音楽にどっぷり浸れる。それだけに音楽の変遷と共に語られるカンボジアの歴史が壮絶で言葉を失った(CROSSCUT ASIAのサイトで2/3まで無料視聴可)
車泥棒、金庫破り、元ボクサーの酒屋店主…一芸に秀でた溢れもの達が集結する展開からしてストライク。終始不穏なビックバンドの劇伴がめちゃくちゃかっこいい。「キャバレー夜の城」のライブシーン、意味のわからん>>続きを読む
すっきりしない、わけがわからないというのが率直な感想でこれこそがfOULの魅力なのかな。こんな気持ちにさせる音楽もそうそうない。平松さんのベースさばきがめちゃくちゃかっこいい。
ロイヤル劇場にいたおっさん全員が片平なぎさに魅了されていたはず(自分含む)中盤に現れる八代亜紀歌唱タイムなど、ツッコみどころ多すぎてストーリーが頭に入ってこない。佐渡の勉強をしようと定食屋でサド侯爵夫>>続きを読む
登場人物が全員いけすかない序盤。朝子と麦の距離の詰め方が独特!朝子の脊髄反射的な行動から徐々に目が離せなくなる…ナックルボールのように無軌道な危うさ。亮平の「お前頭おかしいだろ!」で爆笑してしまった。>>続きを読む
どこまでも執念深いデニーロが最終的にジ・アンダーテイカーに見えた。泥レスリングデスマッチ。ラストどうやって撮影したんだあれ…背脂こってりテイストで胃もたれしそう。