げんげんさんの映画レビュー・感想・評価

げんげん

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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.8

日本人の私がこの感想なのが申し訳ないのですが映画として本当に面白かったです。上映時間3時間ですが体感2時間ぐらいに感じました。途中何度か鳥肌が立ちました。

『原爆を扱うのに広島長崎の描写がない』とい
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僕らの世界が交わるまで(2022年製作の映画)

4.2

ソーシャル・ネットワークやゾンビランドでお馴染みの俳優ジェシー・アイゼンバーグ脚本・監督のヒューマンドラマ。DVシェルターを運営する母とネット配信で投げ銭に夢中な息子の物語。父親は『お前たちは似てる』>>続きを読む

ブランカ(2021年製作の映画)

4.0

非常に重たい短編。内戦中の旧ユーゴスラビアの産婦人科て働く看護士は医師の誤診に違和感を感じるのだが…

2000年代に完全解体となったユーゴスラビアはもう忘れ去られようとしていますが今も解決していない
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マクロコズム(2020年製作の映画)

3.8

SFコメディ。水質汚染に苦しむ世界を救うため並行世界へ飛び、汚染を食い止める方法を探る男の物語。あらすじだけみると12モンキーズだが、完全な下ネタコメディ。この下ネタに耐えられる人なら結構面白くて好き>>続きを読む

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.8

これは凄い。IMAXで見て下さい。遠出してもIMAXをオススメします。スクリーンに現れる炎や熱風、砂漠、太陽の質感が本当に凄い。前作はあんな凄い映像でもIMAXカメラでの撮影は全体の40%ほどだったそ>>続きを読む

アパートの鍵貸します(1960年製作の映画)

4.2

1960年の作品だがなんとオシャレなことか。主役もヒロインもキラキラしてて素敵である。特にヒロイン。

伏線の貼り方やコメディの描き方は三谷幸喜が相当影響を受けたとのことだが見るとよく分かる。私からす
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映画ドラえもん のび太の月面探査記(2019年製作の映画)

4.0

ドラえもん39作目。直木賞作家でドラえもんファンの辻村深月が脚本を書いたオリジナル作品。藤子不二雄の全盛期のクオリティには届かないが良くできてると思う。興行収入も50億を超え歴代2位。

映画ドラえも
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10 AM(2015年製作の映画)

3.8

短編コメディ。

『住宅請負』という仕事を行う親子の物語。『住宅請負』とは何なのか?がミソ。私は結構好きです。コメディとして良くできてると思う。

2024年22本目

アンド・アウェイ(2022年製作の映画)

3.0

短編ホラー。落ちてくる気球、消えるハエ。そして母が感じる違和感…

雰囲気は良いけどジョーダン・ピールのNOPEを見てしまうと物足りなさ半端ないです。短編としては頑張りましたが。

2024年21本目

黙秘(1995年製作の映画)

4.0

キャシー・ベイツ主演、スティーブン・キング原作のサスペンス。サスペンスは好きで結構見てきたがこれは見逃していた。オススメ。

大富豪が階段から転落死。事故か他殺か。容疑者とされるのはメイドの女性。事件
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.2

カンヌ国際映画祭パルムドール受賞作。『これは事故か自殺か殺人か。』このキャッチコピーとタイトルだけ見ると、科学捜査や法医学を駆使したサスペンスのように思えるし、予告だけ見ると悪女のサイコサスペンスのよ>>続きを読む

ストーム(2019年製作の映画)

4.0

これは面白いSFラブストーリー。発想がブラックミラーの「HANG THE DJ」に似てるがこちらは『水』をとても面白いギミックに使っている。水から水へとジャンプして出会う発想はとても面白かった。

2
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死の礼節(2016年製作の映画)

3.2

死刑執行を見続けてきた刑務所の所長の地獄のルーティン。暴れるもの、悟るもの、気が狂うもの、何ともさまざま。冤罪がない前提だが私は加害者の死刑は賛成派で、むしろそれを執行する側に同情してしまうので、この>>続きを読む

マスコット(2019年製作の映画)

3.5

韓国産短編アニメ。犬顔の人気マスコットになるために学校へ通い、バイトもして整形もするキツネマスコットの物語。芸能人、モデル、歌手、アイドルなどさまざな置き換えが可能なストーリー。何とも報われない物語な>>続きを読む

群れ(2014年製作の映画)

3.5

短編ホラー。捕えられた女性達が妊娠、出産、授乳を強制される施設。何とか脱出を試みるが…
この施設が何を表してるのかは開始2分でみんな気づくと思うのでストーリー自体は大したことないが、全体的な表現がよく
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iマム(2013年製作の映画)

3.6

SF短編。もし母親ロボットが開発されたら?という未来のお話。まあ、こうなるよねという結末。あと、家事が母親で母親ロボットって固定観念がどうも気になる。

2024年14本目

(2017年製作の映画)

3.5

養子を増やすと住宅補助がもらえ家が買える。そんな甘い考えで1人の少年を養子に迎えた家族の地獄。

まぁ自業自得ではあるのでエスターのような胸糞悪さはない。もう少しラストを突き抜けて欲しかった。

20
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超能力少女(2017年製作の映画)

4.0

短編ホラー。成績優秀な少女はクラスメイトから「超能力者」と言われている。もう1人、何をしても目立たずクラスで孤立している少女がいた。その少女にもある超能力が芽生え…

才能を超能力と上手く表現を変えた
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

2.0

この3時間は私にとって苦行でした。170分のディレクターカット版ミッドサマーも楽しく見た私でさえ、この179分は見てるのが辛かったです。途中何度も時計を見ました。まだ1時間しか経っていない時は絶望しま>>続きを読む

梟ーフクロウー(2022年製作の映画)

4.6

韓国産サスペンス。1645年に朝鮮で実際に起きた「ソヒョン世子の怪奇の死」という史実に「その死を盲目の鍼医が目撃したら?」というフィクションを交ぜた極上のサスペンス。

清の人質となり8年ぶりに朝鮮に
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かがみの孤城(2022年製作の映画)

4.0

辻村深月原作のミステリー。ファンタジーのように見えるがこれはミステリーだと思う。原作も発売年に『このミステリが凄い』ベスト10に入っています。
登場人物の抱えるイジメや暴力なんかがアニメなのに結構リア
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ダム・マネー ウォール街を狙え!(2023年製作の映画)

3.8

クルエラの監督による金融コメディ。『個人投資家VSヘッジファンド』の株の映画です。「ゲームストップ株騒動」というコロナ禍に実際に起きた騒動を映画にしています。なかなか。

大前提として株の「空売り」を
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ビヨンド・ユートピア 脱北(2023年製作の映画)

4.8

北朝鮮脱北者とその支援者に密着した、再現映像なしの完全ドキュメンタリー。脱北する様子を撮影しそのまま見せる。まだ1月だが間違いなく2024年ベスト10に入ると思う傑作。

映画では2組の脱北が描かれる
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アクアマン/失われた王国(2023年製作の映画)

3.7

前作のほうが綺麗でパワフルで面白かった。今回も満足できる出来ではあるがどこか物足りないのである。特に中盤までは面白くなく『やべー』と思って見てた。ただ、終盤からの展開はとても面白かった。
ジェームズ・
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ほかげ(2023年製作の映画)

4.6

塚本晋也監督の戦争映画。リアルと評判高く、何気なくみた『野火』が想像以上に良かったのでこの作品も気になっていた。見て良かった。

『野火』が戦時中を描いてるのに対して今作は戦後の物語。タイトル『ほかげ
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宝くじの不時着 1等当選くじが飛んでいきました(2022年製作の映画)

4.2

韓国産コメディ。1等6億円当選の宝くじを偶然手にした兵役中の主人公は除隊間近にその宝くじを風で飛ばしてしまう。行き着いた先は軍事協定線を超えた北朝鮮側。拾ったのは北朝鮮兵士。山分けする条件で手を組む南>>続きを読む

レイジー・スーザン(2019年製作の映画)

2.9

ショートムービー。中華料理の回転テーブルはこうしてできたのでは?という妄想コメディ。

コメディなんだけど何かイマイチ捻りがない。想定通りそのまま。え?それで終わりなの?って感じ。

2024年3本目

Saltburn(2023年製作の映画)

4.5

「プロミシングヤングウーマン」でアカデミー脚本賞を受賞したエメラルド・フェネルの監督&脚本作。「イニシェリン島の精霊」のバリー・コーガン主演。冴えない大学生がある出来事から人気者のイケメンと友達となり>>続きを読む

ニュー・フレーバー(2019年製作の映画)

3.5

2024年1本目。ショートホラー。
なかなか芽が出ないコックが、ある出来事から極上のフレーバーを作り上げてしまう。

世にも奇妙な物語みたいなテイストでオチもなかなか良い。20分弱でサクッと見れるので
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ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

4.1

ティモシー・シャラメ主演。チャーリーとチョコレート工場より前のお話です。

チャーリーとチョコレート工場がブラックコメディとしたらこちらは王道のファンタジー。全くクセがない映画なので家族や恋人同士なん
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.2

役所広司、カンヌ映画祭主演男優賞受賞作。監督は外国の方ですが制作も制作総指揮も役者も日本人、言葉も日本語の邦画です。アカデミー国際長編映画賞の日本代表は是枝監督の怪物ではなくこちらが選ばれました。>>続きを読む

サンクスギビング(2023年製作の映画)

3.8

ホステルやグリーンインフェルノで有名なイーライ・ロス監督、久々のホラー。

ブラックフライデーの行列で多数の死者や負傷者を出した事件から一年後、その関係者が次々と惨殺される事件が発生する。惨劇に関わっ
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TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

4.2

霊、ヤバい、気持ちいい…!
母を亡くした傷が癒えない主人公は友人に誘われ『降霊パーティー』に参加する。そのパーティーは「謎の手」を握ると霊が見え、その霊を自分に憑依させることができるのだ。しかし制限時
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憧れを超えた侍たち 世界一への記録(2023年製作の映画)

4.5

テレビで見ました。試合の裏の裏、選手選考からベンチ裏まで映すドキュメンタリー。結末知ってるニワカファンの私も面白かったので、コアファンの方達は涙と笑顔無くしては見られないのではないでしょうか。特に佐々>>続きを読む

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

3.9

ジャズに魅了され仙台から上京した少年がピアノ、ドラムとバンドを結成し、ジャズ界の東京ドームと呼ばれる『So Blue』での演奏を目指す。原作未読。

素晴らしい出来と思いますが、私は原作も読んでおらず
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

4.5

ゲゲゲの鬼太郎の前日譚。鬼太郎のお父さんの物語。水木という血液銀行社員の男とともに村の後継者を巡る殺人事件の謎をとく。鬼太郎なんで妖怪も当然出てきます。

スルーしてましたがめちゃくちゃ評価高かったの
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