ひのらんげさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ひのらんげ

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ザ・サークル(2017年製作の映画)

3.0

秘密にするということと嘘をつくことは同義である。これは本当か。オープンであること縛りの盲目。恐怖映画。

超巨大で国の権力までをも掌握しようとするSNS企業「サークル」。つまらない仕事に辟易とした毎日
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運び屋(2018年製作の映画)

3.0

外面(そとづら)が良く、気さくに見えるが家庭を顧みずに農園の仕事一本で90歳になった男、アール。「インターネット」にやられ、販売が振るわなくなり家族の元へ戻るがすでに針のむしろとなっていた。
金もなく
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地獄の花園(2021年製作の映画)

3.5

「ウチの会社なんてまだマシだ」と思って明日も会社に行ける映画です。笑。

喧嘩の強さがOLの価値を決める世界。
プライドをかけた反社会的で熾烈な戦いが幕を開ける。
上には上がいる。さて、その天王山決戦
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透明人間(2019年製作の映画)

2.5

常軌を逸してもよい時もある。信じてもらえなくても。

「男」に虐げられ、家から逃げだした女にじわじわ迫る、目には見えないけど不気味な気配。それはその「男」なのか。
信じられない現象が次々と起こり、それ
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ファーザー(2020年製作の映画)

3.5

まったく、フラストレーションが溜まる。なんなんだあいつらは!

認知症によって介護が必要なステージに差し掛かったアンソニーの日々と、そのすぐ近くの人々の話。ほぼ単一のシチュエーションで描く。

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一度死んでみた(2020年製作の映画)

2.0

いろんなキャラは色濃く立てたが、全体として没個性。

仲の悪い父とその娘。やがて母を亡くし、その溝は深まる一方。
父が経営する製薬会社で開発中の若返りの薬のノウハウを巡り、社内のスパイあぶりだすために
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ザ・ピーナッツバター・ファルコン(2019年製作の映画)

3.0

この映画、まさかのファンタジーです。笑。

いろいろあって老人ホームで暮らし、プロレスの選手を目指す若者。ダウン症のニック。
ニックは危険人物の烙印を押されて窮屈な日々。そこに来てワル知恵の元エンジニ
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セッション(2014年製作の映画)

3.2

気持ち悪くて清々しい。へんな映画ですねこれは。
音楽の皮をかぶった、強烈な批判の映画だと思います。

ドラマーを目指し音楽学校に通うアンドリュー。
自分の才能に疑問を抱いて悶々の日々。不安定な状況から
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ザ・ハッスル(2019年製作の映画)

2.0

アン・ハサウェイの唇をたっぷり見れます。

それ以外は、、、笑。

なんだかみんな明るいし「これぞコメディー」って感じだけど、コメディーにはちょっと影があった方が良いと思うんですよね。
ただ明るい人っ
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僕と世界の方程式(2014年製作の映画)

3.5

衝撃的なオープニング。

彼は自閉症でこだわりが強く、日常以外は許容できないその日々、独特な才能を持ったその視点で世間を見て、素数を数えながら時間を過ごす。

意味不明な周りの行動。それでも「おとな」
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ディパーテッド(2006年製作の映画)

3.5

それぞれの立場から、従順と裏切りを同時に全うできるか。

ドロドロな人間関係と裏切りの積み重ね、全員が追い詰められて行くドキドキ感とは裏腹に、あっさりと幕を引く感じ。好き。

マット・デイモンとディカ
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マイ・ブラザー(2009年製作の映画)

3.0

分岐した時間は、後に併合することができるのか。

政治的理由で、総じて正しいとされる戦争。
その根底には、個々の悲しさがあって、切り捨てられるミクロな物語がある。この映画でそれを見ます。

戦争から戻
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こどもしょくどう(2017年製作の映画)

3.0

「貧困」というあだ名で虐めに遭うタカシ。それを見過ごせない定食屋の息子ユウト。そんなふたり。

ユウトはタカシといつも一緒で、毎日タカシを自宅に招いてご飯を食べている。

ユウトはそんなある日、食べる
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エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

4.0

信じられないほどのポンコツが痛快。ただ、ラストシーンは最悪。

「それ本末転倒だから!」って100回くらいツッこめます。近年稀にみるロマンチックなキスシーンも必見。

メンバーに優秀なバカがいると、リ
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アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

3.0

「バラ色」の絶望と狂愛の淵を歌いながら歩く二人。

才能が才能を見つけ、見いだし、きっと凡人には解らないであろう引力で、ジャクソンとアリーは結婚する。

ジャクソンは「老害」としての自分を受け入れよう
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バグダッド・カフェ(1987年製作の映画)

3.8

ピンと張り詰めた閉塞と、突然現れてそれをぶち壊す女。

砂漠の真ん中のさびれたカフェ兼モーテルに、突然徒歩で現れた謎の女は、行くあてもなく、仕方なく長期滞在する。
暇を持て余していろいろ動き出すのだが
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式日-SHIKI-JITSU-(2000年製作の映画)

2.0

監督のデトックス映画なのか?

監督(庵野)の気持ちの整理のためか、単なる吐き出したモノとしての記録か。

無機質な工場、電車、線路。(ちなみに飛行機は一度も出てこない)
避けるという事と、会いたいと
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ジャッジ!(2013年製作の映画)

4.0

これぞ真っ向勝負の「王道映画」。

正直者が受ける逆風にどこまで耐えられるか。
あなたはどこまで自分のための正論を貫けるだろうか。
あなたはどこまで好きなもののために正論を貫けるだろうか。

エンドロ
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騙し絵の牙(2021年製作の映画)

2.0

そういう意味で騙されたいんじゃないんだよ、こっちは!

って言いたくなりますね。

やっぱり自分が騙されるとなると、感情の置きどころに困る。
プロモーションに騙されてこういう気持ちになることは昨今少な
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ホノカアボーイ(2008年製作の映画)

3.5

鈍感男と、おちゃめな女子のお話。
ほのぼのゆっくり映画だと思っているとやられます。

冒頭のテロップ「人はだれかと出会うために生きている。らしい」とのこと。「出会い」の意味を考えさせられる。出会いには
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500ページの夢の束(2017年製作の映画)

2.0

自閉症などの発達障がいをもつ主人公が活躍する映画が多い。なぜこのような映画が多く、また人はこれに惹かれるのだろうか。

「ああ、自分(や周りの人たちが)こんなんでなくてよかった」と思うからだろうか。か
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.0

呪縛が解かれたのは誰だ。

今までの作品の歴史、「血を流すような」製作過程、憶測が憶測を呼ぶムーブメント、赤裸々すぎて永遠とも思える青春。人間の生と死。魂。

全部ひっくるめて

「さようなら、すべて
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劇場版 奥様は、取扱い注意(2020年製作の映画)

2.5

おもしろい!と思う!きっと!
是非、ドラマを観た人がリラックスして観てください!

(映画館)

きみに読む物語(2004年製作の映画)

3.5

アリーとノア。アリ―は前途洋々で、ノアには何もなかった。

アリーの下す判断がどうなのかはすぐにわかることだし、単純な物語、、かと思いきや脚本がとびぬけて素晴らしい。
大きいどんでん返しにせずに、中盤
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ゆれる(2006年製作の映画)

3.5

感情はゆれる。ただし喜怒哀楽の「哀」だけで。

この縛りはすごいですね。そして全編張り詰めた緊張感と、たくさんの哀しみとたくさんの哀しみの激しい化学反応。

正反対の性格を持つ兄弟。きっちりとだらしな
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ビバリーヒルズ・コップ(1984年製作の映画)

3.5

深そうで浅く、でもやっぱり深い映画。

エディ・マーフィー演じるはちゃめちゃ刑事「アクセル」が巻き起こすドタバタ劇。いちいちトンチが効いた方法で先に進む。情熱は秘め隠し、説明不足で破滅的。でもどんどん
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メッセージ(2016年製作の映画)

2.5

CGがすごいなーと。

公開当時、見に行くつもりが観はぐってしまって、そのまま観れていなかったので、この際に。

ちょっと話が複雑すぎて、、、もう少しシンプルにしてほしかった。ストーリーというよりは、
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アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング(2018年製作の映画)

3.5

コンプレックスを克服、本当は内面なんだよ、のような話を見たり聞いたりするたびに、外交的な振る舞いができるか否かを問われているような気持になる。

外交的でもいいし、内向的でもいいし、そのどちらでもなけ
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her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

3.0

手に入れやすくても、失うのは辛い。

人間関係を築くのは一朝一夕でないが、相手が高度に発達したコンピュータであれば、そんなものは一瞬にして手に入れられるかもしれない。
一度築かれた関係は、リアルなそれ
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.0

「よき」世界ではなくて、「すばらしき」世界。

「すばらしき世界」、、そんなことは映画を観なくてもわかっていることです。ただ私はそれを忘れていました。間違いなく世界はすばらしいし、これは「素晴らしき映
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かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~(2019年製作の映画)

3.0

いろいろ大げさだなと思いながらも、要するに青春にはそういうことってだれでもあるよね、と思わせるところが演出のうまさか。

脇役の役者の方々、ナイス!

平民より (笑)

(Amazon Prime
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今日も嫌がらせ弁当(2018年製作の映画)

2.5

すごい根性だ!

実話を元にしているとのことだが、美化がすごいんじゃないかと。もっとドロドロだったことを思えば、弁当作りを続けた母は本当に偉大だ!

(AmazonPrimeVideo)

プレステージ(2006年製作の映画)

3.5

おいおい、好き勝手やってくれるじゃねーか。ハリウッド。
むちゃくちゃ面白い!

マジシャン二人がお互いへの復讐に執念を燃やす。しつこく絶対に諦めない。
相当執念深い。マジシャンがマジシャンに「タネを明
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映画 えんとつ町のプペル(2020年製作の映画)

3.2

世界観の映画。
もっくもくの世界に、孤独な少年。孤独な戦いにも仲間があつまって、世界が広がる。とてもストレートなストーリー。

性善説に徹する映画の全体的なメッセージはある程度理解できるが、異端審問官
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レプリカズ(2018年製作の映画)

2.0

・・・・。キアヌー、、、。

なんでもいいから何か振り切った表現をしてほしかった。すべてが中途半端で、胸糞わるい人たちが出てくるという映画。

びっくり設定もたいしたことがない。面白くない。

(Am
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EVA エヴァ(2011年製作の映画)

4.0

お勧めできる映画です。

天真爛漫だけど思慮深く、破滅的なようで保守的な少女に魅せられた一人の男。その男はロボット作りのレジェンドで、その少女をモデルに10年ぶりにロボット開発を開始する。その途中、重
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