かくわさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

かくわ

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ポトフ 美食家と料理人(2023年製作の映画)

4.0

上品な飯テロ映画

冒頭の20分くらいの料理シーンが贅沢。
食べるのはおじさんばかりだけど、「私作る人、僕食べる人」では無かった。
多くは語られない男女の仲もこれはこれで良い。

食に無頓着な自分の生
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宇宙探索編集部(2021年製作の映画)

3.4

宇宙人の存在を信じるUFO雑誌編集長と、彼に振り回される仲間たちのロードムービー(?)

観るまで中国映画と知らなかったレベルには前情報無しに鑑賞(ジャケ買い)
大学の卒業制作とのことですがレベル高い
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シン・ちむどんどん(2023年製作の映画)

4.0

ハロー民主主義

『センキョナンデス』の沖縄版。

率直なところ、朝ドラ史に残る(もちろん悪い意味で)作品のタイトルをなぜ付けた?と思ったけど、沖縄県知事選の候補者3名が、新聞で好きな番組に「ちむどん
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NO選挙,NO LIFE(2023年製作の映画)

4.3

選挙はやっぱり面白い。

近年、邦画界隈を賑わす選挙映画に多く関わった前田亜紀さんの監督作。
「候補者全員を取材しないと記事にしない」を信条にするフリーライター畠山理仁を追ったドキュメンタリー。

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ヤジと民主主義 劇場拡大版(2023年製作の映画)

-

街頭演説で「安倍辞めろ」「増税反対」と“ヤジ“した事により警察に排除され、裁判を起こした男女と、プラカードを静かに掲げた女性を追ったドキュメンタリー。

政治映画大好きなので観に行きましたが、政治では
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ゴジラ-1.0/C(2023年製作の映画)

4.3

モノクロになってよりリアリティが増した感がある。とても満足。
序盤の夜のシーンは暗すぎてよく見えないけど、“本物の“モノクロ映画もそうだしあえてなんだろう。

『パラサイト』も色が変わっただけで違った
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ニューヨーク・オールド・アパートメント(2020年製作の映画)

3.4

アメリカで生きるペルーからの不法移民の双子の兄弟が、クロアチア美女と出会う。母親も怪しい白人男性と出会い、それぞれが交差した時にある事件が…

なんかちょっと、惜しい。
正直なところ、体感2時間半はあ
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きっと、それは愛じゃない(2022年製作の映画)

4.1

お見合いをする幼馴染と、それに興味を持ち密着するドキュメンタリー監督の2人のイマドキ恋愛ストーリー。

ノーマークだったんですがたまたま劇場で予告編を観て、「ヒンディー語?この衣装はもしや隠れインド映
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彼方のうた(2023年製作の映画)

-

赤の他人3人の奇妙な関係。

相変わらず余白が多い作風で、理解するにはパンフレットの力が必要かもしれない(買ったのであとで読む)

上田市、上田映劇ロケ作品を上田映劇で鑑賞する為に観た感はある。

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朝がくるとむなしくなる(2022年製作の映画)

3.7

朝起きて仕事行くだけで偉い😊

芋生悠さん目当てで観た作品。初めて知った(出演作は結構観ていたので申し訳ない)安倍乙さんが良いスパイス。

おでん投げつけるの最高すぎる🍢

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笑いのカイブツ(2023年製作の映画)

4.0

伝説のハガキ職人の半生

岡山天音さんの精神状態が不安になるほどの熱演(怪演)。コンディション悪い時に観たら少し病みそう(苦笑)。

お笑いには疎く前提知識は無く実在の人物と知り驚き。劇中に登場するお
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.5

クレナイだーっ!!

ヤクザの歌の練習に、合唱部に所属する男子中学生が協力するストーリー。
伸るか反るかの半々の気持ちで金曜仕事終わりのレイトショーで鑑賞。
え、めちゃ面白かったんだけど…(正直期待し
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犯罪都市(2017年製作の映画)

3.8

シリーズ1作目。

『コンクリート・ユートピア』を観に行った際にシリーズ3作目『犯罪都市NO WAY OUT』のチラシを見つけて、「『犯罪都市THE ROUNDUP』を観に行ったときに続編モノなんて聞
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コンクリート・ユートピア(2021年製作の映画)

4.0

災害から唯一倒壊を免れたマンションを舞台とした人間ドラマ。

まさに安定の韓国映画という感じ。ちょうど一年前も『非常宣言』が公開されて正月に韓国のパニック映画を観ないと始まらない頭になってきた。

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プシュパ 覚醒(2021年製作の映画)

4.0

貴重な木材の密輸を行う男の成り上がり物語。大好きなやつです。
X(Twitter)で「K.G.Fの森版」と例えている投稿を見たけど言い得て妙。

2023年10月より実施の「熱風!!南インド映画の世界
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ゴーストワールド(2001年製作の映画)

-

癖強な(卒業したばかり)jkのおじさんの奇妙な関係や、親友とのすれ違いが独特。

バス待ちおじさんの哀愁が一番共感する。

2024-004-004

カサンドラ・クロス(1976年製作の映画)

4.3

電車内の感染パニック。これは面白いですね…

導入部こそやや強引さも感じるけど、スピード感で押し切る感じ嫌いじゃない。
群像劇の様相もあってお正月映画にぴったり。景気が良い。

これはどうやって撮影し
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宝くじの不時着 1等当選くじが飛んでいきました(2022年製作の映画)

4.0

2024年の初笑い作品。

12月に武蔵野館にチラシ拾いに行った時に知った本作。🙌面白いと確信。
長野では2月に上映予定ですが、上映館が…なのでIMWのチケも取れたので初笑いしに足を運びました。

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お気楽探偵アトレヤ(2019年製作の映画)

-

昨年同様、今年2024年もインド映画からスタート。
説明口調のセリフとリズミカルな音楽が睡眠を誘い…(最近インド映画を最後までノー睡眠で観れないな?)

線路脇に遺体が大量に遺棄される事件に探偵が巻き
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人生は、美しい(2022年製作の映画)

4.3

今年はこちらで映画納め。

余命わずかな妻の初恋相手を一緒に探すロードムービー🍁

アジア人でミュージカル映画が成立する事を知った。思ったよりガッツリミュージカル。1番目のシーンでイケるなとおもったね
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私がやりました(2023年製作の映画)

3.7

映画プロデューサーの殺人犯をめぐるクライムコメディ(ミステリー?)

権力者によるハラスメントという現実にある問題をコメディに変えてしまうノリの良さが良い。例によってこの作品も男は大体クズ(笑)

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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.5

トイレ清掃員の日常。毎日決まった時間に起きて仕事をして、終わったら行きつけのお店で食事、銭湯。週末はお気に入りのママがいるお店に。一言で言って「早くこれになりたい」

そんな男の生活を乱すような若い同
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窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)

4.0

元々アニメ作品は観ないというのもあるけど、流れてくる予告編が正直うざったいと思ってたこちら。
一方でえらい口コミが良く騙されたと思って鑑賞。本当なんであんな予告編なの…?

原作は読んだ事ないけど、優
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VORTEX ヴォルテックス(2021年製作の映画)

3.8

認知症の妻と心臓病の夫の2人を、2分割されたスクリーンで描く。
同じ部屋にいても視点を変えて2分割するこだわりよう。同じ時間・生活なのに全く別に思えるからすごい。

そして内容は…ただただ老いたくない
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TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

3.7

オーストラリア版コックリさん?

90秒のリミットを超えちゃうのが若気の至りじゃ無かったのが高ポイント。

宣伝文句でやや構えていたけど、ホラー要素は低めな気がする。
ロゴは無かったけどこれA24なの
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デシベル(2022年製作の映画)

3.5

騒音に反応してカウンドダウンが早まる爆弾という、ありそうで無かった設定が新鮮。

地上のサスペンスものと思っていたら、海の中から始まる意外性や、ヒューマンドラマの側面が強かったのが印象的だった。

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いずれあなたが知る話(2023年製作の映画)

3.5

子供が誘拐されるも取り戻そうとしない母親と、それを見つめる男の物語。
なんかジメジメして陰湿というのが率直な感想。やや展開も無理があるのも否めないけど、それでも続く展開が気になってしまった。

とりあ
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PS-1 黄金の河(2022年製作の映画)

-

インドの歴史モノ。まぁそんな気はしていたけど、全く顔の区別が付かずに登場人物3人で物語が進んでいった。

インド映画スターさん大体同じような髭と髪型で、いつも苦労するけど本作は特に見分けが苦しかった。
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後継者(2023年製作の映画)

3.7

実業家の家に生まれ、3人の兄弟による会社の跡目争いものと思ったら、その先がメインだった。
最後のシーンでヴィジャイが語った言葉が全てな気がする。

ヴィジャイさんのかっこよさとかわいさと、ダンスが堪能
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逃げきれた夢(2023年製作の映画)

3.5

光石研さん演じる高校教師と家族、友人との関係を再構築する90分。

人付き合いが悪い自分の未来を見ているようでゾッとしますね🤔
ほぼ同世代の二ノ宮監督が、定年間近の男の物語を作れるのすごい。

何度も
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バーナデット ママは行方不明(2019年製作の映画)

3.6

かつて有名だった建築家が専業主婦となりある出来事をきっかけに失踪する。

まずこれが2019年の作品ということに驚きますが、実際に南極でロケがされ普段見る事が出来ない風景をスクリーンで体験できることに
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こいびとのみつけかた(2023年製作の映画)

3.7

“普通“に馴染めない二人のメロドラマ。
キャスティングを始め直感的に好きな作品と感じ、ようやく長野で上映され鑑賞。

はじめは、そうそうこう言う流れだよなと油断していたら、そこ?という展開に驚きつつも
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サタデー・フィクション(2019年製作の映画)

3.5

太平洋戦争開戦直前の上海を舞台としたスパイ劇。

海外作品に出演する日本人俳優としてオダギリジョーさんは確固たる地位を確立していると思いますが、中島歩さんが次世代として名乗りをあげたのでは。カッコよか
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市子(2023年製作の映画)

4.3

「幸せな時期もあったのよ」

プロポーズを受けた翌日に失踪した女性と、追いかける恋人。時代を行き来して繋がる点と点。キャスティングが俺得なので元々期待していた作品ではあったけどとても満足でした。(上映
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青春墓場(2021年製作の映画)

3.4

正直ミソジニーさは感じだけど、被害者ポジションのキャラクターが一番やばかったり、舌でタバコを消したりと色々と印象に残るキャラクターが多い。

時代設定は??だけど、全体的に昭和感も漂う雰囲気嫌いじゃな
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オペラ座 血の喝采 完全版(1988年製作の映画)

4.0

オペラ座の新人歌手が殺人鬼に狙われる。

普段ホラーを観ない自分でも楽しめるアルジェント作品。まぁ観た後に『デモンズ』『フェノミナ』もアルジェントと気がついたらタチですが。(流石に『サスペリア』は分か
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