げつまつさんの映画レビュー・感想・評価

げつまつ

げつまつ

サーカス(1928年製作の映画)

4.4

主人公の剽軽な性格にサーカスの鑑賞者同様笑いを誘われるが、後半は彼の自分を顧みない優しさに心を奪われた

蜘蛛の瞳/修羅の狼 蜘蛛の瞳(1998年製作の映画)

5.0

つまらないことをつまらなそうにしている人間を1時間半眺めてるだけでなんでこんなに面白いんだろう。
虚無を象徴するような淡々とこなされる殺人や単純な釣りや追いかけっこ等の遊びのシーンが記憶に残るようなも
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天使の入江(1963年製作の映画)

3.6

ギャンブルに生かされてる女、その女に依存してる男、どっちも人間的に最悪で見てて面白かった

インフィニティ・プール(2023年製作の映画)

4.3

主人公ジェームズの倫理観が狂い始めてからずっと物語的にも画的にも引き込まれた!
狂いながら、尊厳も失いながら人間的に成長するのが面白い所

貴公子(2023年製作の映画)

2.3

貴公子のギャップ萌え演出がしつこいしその度になんか流れが止まるからイライラする
貴公子の狂気を見せる描写と善性を見せる描写が乖離してる感じがしてあまり良いキャラ造形だと思わなかった
アクションが良かっ
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サスペリア PART2 完全版(1975年製作の映画)

4.9

ジャンプスケアじゃなくて小道具や殺害シーンで怖さを煽ってくるのが凄く好み。実際とても怖く感じた。
主人公が腕相撲で負けるシーンが犯人の正体に巧くミスリードになってたり犯人暴きが二段構えになってたりとて
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96時間(2008年製作の映画)

3.3

主人公ブライアンが少ない手がかりから敵を割り出すのは面白かったが、結構ご都合な展開が多かったように思う
折角流れるようでカッコいいアクションなのに、カットが多くて揺れまくってるから見にくかった
ブライ
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ゴーストバスターズ/フローズン・サマー(2024年製作の映画)

1.8

生意気だけど勇敢な少女・フィービーが活躍する最序盤はめっちゃテンション上がりましたが、これ以上上がることはありませんでした
メインキャラ1人1人に課題を与える割には雑に処理されたり成長過程の描写が少な
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アイアンクロー(2023年製作の映画)

3.9

プロレス題材の物語で、マッチョイズムを否定し男の涙を肯定していたのは凄く良かったし、最後の子ども達の台詞もとても良かった。
ただ、現実ベースの作品に死後の世界のシーンを挟むのはあまり好みではない。

ビジターQ(2000年製作の映画)

5.0

最後までヤバすぎる映画なのに、ちょっとラストシーン泣きそうになった。そのラストシーンもヤバいのに。
遠藤憲一と内田春菊の暴れっぷりが凄い。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

2.8

まず忙しないカットと展開とBGMにストレスが溜まる。緩急ってものを知らないのか。
オッペンハイマーの人生をフラットな目線で描く、というより功罪を交互に入れて色んなところに目配せしてるように感じた。
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デス・レース2000年(1975年製作の映画)

5.0

映画なら何しても良いを地で行くような素晴らしい作品。エンタメとしてかなり優れていると思う。ずっとおもしろかった。

地獄のヒーロー(1984年製作の映画)

4.5

前半は戦争、要人邸に潜入、後半からは捕虜奪還と場面転換が多く、まるでアクション映画2本、3本見たかのような詰め込み具合。
静かに忍び寄ってからの大爆発が最高。

未知との遭遇 ファイナル・カット版(2002年製作の映画)

4.1

空想の世界に行く子どもの心を持った主人公に対して、現実に留まってしまう大人の心を持っている博士が「羨ましいよ」と言うシーンが印象的。
見る前に想像してたもの(E.T.みたいな感じだと思ってた)と全く違
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エイリアン(1979年製作の映画)

4.8

ストーリーはシンプルながら、近未来を感じる細かな描写、全然倒せる気がしないエイリアンが襲い来る緊迫感、ラストの疾走感でとても楽しめた

レイジング・ブル(1980年製作の映画)

4.3

前半の主人公の有害なムーブから打って変わって、後半からは妻子に逃げられ弟にも愛想をつかれ、チャンピオンベルトも破壊してしまい頼れる友達も存在せず刑務所に入れられる。でも自分が悪いことはわかってるからそ>>続きを読む

ワイルドカード(2014年製作の映画)

2.7

スローとカットを多用するアクションがあまり好きじゃない
スリルのないカジノのシーンが長くて退屈だし、色んな要素入れ過ぎてあんまり纏まりを感じなかった。

SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

4.3

流石にそれは死ぬやろ…って展開を何回もやったから、かなり嘘臭いけど、それがかえって不死身と呼ばれる男としての説得力に繋がってたので良かった。それにただ死なないってだけじゃなく、事細かに死を回避するよう>>続きを読む

ダイ・ハード(1988年製作の映画)

5.0

今作1番気に入った所は、主人公マクレーンと地元警察のアルの友情。彼らが面と向かうのは最後だけで、それ以前はずっと別の場所で無線で会話しているんだけど、そこから通じ合い、信頼関係が芽生えているのが殺伐と>>続きを読む

沈黙の戦艦(1992年製作の映画)

4.8

主人公ライバックのプロフェッショナルさが見て取れるシーンが大好き。爆弾工作、通信、戦闘etc…見てて非常に楽しい。
爆発も戦艦のミサイルを使ったりするから派手。敵も人数が多いのに印象に残るキャラが多か
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ザナドゥ(1980年製作の映画)

1.6

1時間半に渡るオリビア・ニュートン=ジョンのミュージックビデオ。音楽がストーリーに良い影響を及ぼしてれば良かったのだが、そもそもストーリーが薄いとかそれどころじゃないレベルで酷い。
夢がない画家の主人
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シンクロナイズドモンスター(2016年製作の映画)

1.4

1番ダメなのは登場人物の心情の変化が無茶苦茶な所。悪役のオスカーはグロリアが男と寝たことに嫉妬して屑野郎になってたのに、いつの間にかグロリアの才能に嫉妬していたことが最大の原因になってて意味がわからん>>続きを読む

危険なメソッド(2011年製作の映画)

3.4

悪くはないけど物語的な盛り上がりがなく、平坦なまま終わってしまった
ユングとフロイトの実話ベースだからなのか……………

ラビッド(1977年製作の映画)

3.9

感染症で世紀末みたいになるのが好き
シーバース同様ゾンビ映画だったが、こっちは悲哀が増した印象

ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章(2017年製作の映画)

2.6

少しオリジナル要素はあっても、ほぼ原作通りの内容をそのまんま映画でやってるからか、眠くなるぐらい無駄に間を取ってるからか、とにかくテンポが悪い
仗助の家族構成が特殊なことや虹村父が何故あのような姿にな
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ゴーストワールド(2001年製作の映画)

4.4

良い自己嫌悪映画だった
色んな所に当たり散らしてたら居場所だと思っていたものがいつの間にか何もなくなってしまって、バスを待っているおじさんすら自分を否定しているような気にさせられる。その一連の流れが綺
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ニュー・ミュータント(2020年製作の映画)

2.4

なあなあで喧嘩したり仲良くなったりするダニとイリアナの関係性とか急に臆病な奴になるロベルトだったり、少ないキャラでどうにかしてるのに、そのキャラ描写が全然だった
施設に1人しかミュータントの管理者がい
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食人族4Kリマスター無修正完全版(1980年製作の映画)

4.8

最低最悪をこれでもかと思う程徹底的に突き詰めた所に本気を感じた
悪趣味だが、好きな作品になった

ローグ アサシン(2007年製作の映画)

2.2

酷い終わり方だ…
カット多すぎで折角のアクションを台無しにしてた

独立愚連隊西へ(1960年製作の映画)

4.6

独立愚連隊よりコミカルな部分が強かったように感じた
人は死ぬが辛気臭さを感じさせないのは左文字隊の面々の底なしの明るさのお陰であり、キャラ立ちがしっかりしてる証拠だと思う

監督・ばんざい!(2007年製作の映画)

3.4

後半はダレたが、最後の爆破オチで全てを許した。
前半の北野武が撮る色んな映画は中々面白い。多才な人だなと思った。
腹抱えて笑った所は、ラーメン屋のプロレスの下り。

独立愚連隊(1959年製作の映画)

4.7

主人公らしくカッコいい振る舞いをする大久保と最初の怪しさから一点して部下思いの良い奴だった石井、儚くも大久保の為に命を懸けて戦地にまで着いてきて死んだトミの3人が特に好きになった
戦争がもたらす悲劇を
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