単なるコメディかと思ったら一行のリアルな仲違いにハラハラさせられたり、サクッと死んだり意外ととダーク。でも重くはない、匙加減が絶妙な映画。ビル・ナイを始末してゾンビを躱してパブで乾杯!なシュミレーショ>>続きを読む
リース・ウィザースプーンには勝手ながら苦手意識があったんですが、本作でそれが吹っ飛びました。製作にも携わっていたんですね。こんなにも才能のある表現者だったとは。
クリスティーナとマカヴォイさんが素敵な>>続きを読む
イギリス(制作国が複数だが脚本がイギリスの方のようなので)のコメディの、面白いでしょ?さあ此処で笑え!っていう押し付けがましさがない所が好き。淡々と下ネタをかましていると思ったら矢庭に大仰な展開になっ>>続きを読む
中学生は人間関係の重心が家族から他人に移り始める時期。他人の目にうつる自分を意識し、自分の思う自分との齟齬に苦むようになる。そこで生じる性やいじめの問題、あるアーティストへの崇拝じみた傾倒が、生々しく>>続きを読む
各時間軸が入り組んでいるので流し見は厳禁。(親切なエンドロールがあるので最後まで見れば何とかなるけど)真剣に見れば見るだけ面白さが発見できる。
色んな時代、性別、年齢の愛と悲哀が楽しめるのが良い。陶>>続きを読む
主人公はパリ(特に20年代)に憧れる物書き。特にパリ贔屓でない私ですら、彼に共感してしまう…というか周囲の理解の無さに同情。彼の懐古趣味は「昔は良いけど今は全然ダメ!」ってタイプじゃなく、知的好奇心と>>続きを読む
色褪せない名曲が美しい舞台で豪華キャストによって繰り広げられる贅沢な作品。世代じゃなくても聞いたことがある曲ばかりで、あらためてヒットチャートを席巻したABBAの凄さを実感。
歌もあるよ映画ぐらいに捉>>続きを読む
男女ともに衣裳がなかなか。作中馬鹿にされてますがルイ13世のスタイリング、私はバッキンガム公のより好きだな。
ストーリーは三銃士?ダル何とか以外に誰か居たっけ?くらいアトスらの影が薄くて悲しい。でもま>>続きを読む
まだ青い(容姿もキャリアも)けどタフなボンドと、有能だけど不安定なヴェスパーとのバランスが良かった。画的にもすごくお似合いなんだけど、この二人から色気はそんなに感じなかったな。どちらかというとスタイリ>>続きを読む
ストーリーは正直グダグダ。ダニエル・デイ=ルイスの駄目男っぷりが上手過ぎて見てるこっちまで気が腐りそうになる。(賞賛) ファムファタール何人いんのってくらい、魅力的だけど何考えてんだかよくわからない>>続きを読む
作中主人公たちは世間からガラクタのように思われているが、視聴者にとってはまるでおもちゃ箱のように魅力的。フランスの復讐劇って、どこか粋。
事件当時の空気感の再現がすごい。知っているわけじゃないけど、そう思わせる撮影、美術の力。役者さんも脇まで隙がない。山登りなどの主人公の内面的要素によって、物語に緩急がうまれていて良かった。
けして原作そのもの!ではないんですが、堺さん流の速水の解釈は実写版としてすごく納得いくものだった。あとは主役二人にさえ慣れれば、と言ったところ。映画やドラマに良く見られる性別変更は何かもういいや…と諦>>続きを読む
こういうラストで過去のあれこれが合流する系の群像劇は見ずにはいられない質でして。いい意味で青々しい映画でした。
まんまとしてやられた。お、大泉洋め〜!(賞賛) マジックみたいな驚きあり、パズルが嵌るような快感もあり。
かぶり付いて見るタイプの映画ではありません。すっと入ってきて、誰もが持ってる郷愁を擽りつつ、すっと出ていく。邦画のいい所ですね。
このレビューはネタバレを含みます
原作は未読。
前半は水気のある映像美に集中。ドイツの陰翳ある街並みと、光の差し込む室内のコントラストが美しい。肌色のシーンはあるけど官能的だとは思わなかった。朗読シーンの方がまだ温度が通っている気がす>>続きを読む
ほのぼの映画かと思ったんですが結構ほろ苦い大人向けの映画だった。言葉少なな85分の中に、社会的・文化的な問題が見え隠れ。それが押し付けがましく無く淡々と描写されているのが良い。どこか孤独で暖かさを他者>>続きを読む
これを舞台で見れたらなあ。と思うのは良いミュージカル映画ならではですね。テーマがとっ散らかってはいるんですがその混沌こそが本質なのかも。ニューヨークという都市の特殊性と、「芸術家気取り」の若者文化のミ>>続きを読む
折角の壮大なテーマも透けて見える妙な作為で台無し。上映時間が大層なうえ、下手に社会的な要素を取り入れたせいで闇鍋のような作品に。整合性のある映像作品としてではなく、オーストラリアといつだって麗しいニコ>>続きを読む
予習したのは「アイアンマン」と「マイティ・ソー」だけですが案外楽しめた。むしろ2時間半に良くここまで各陣営に出番作ったなあと。キャスト、キャラクターは全員魅力的だけど、ヴィラン度とともにコミカル度も増>>続きを読む
マーベルシリーズって、基本一見したところはマッチョな主人公のマッチョなストーリーなんだけど実際は…なところが良い。映像もステレオタイプなアメコミのイメージとは一線を画する優美さがある。本作は監督がケネ>>続きを読む
冒頭でコリンのあんまりなクリスマスセーターに心掴まれ、それ以降はブリジットが可愛い、に尽きる。恋愛もダイエットも仕事も家族も、上手くいってることの方が少なくても、自分らしさがぶれない。そこが魅力にも笑>>続きを読む
ヒロイン落ち着きが出てきたなーとか思ったら女優さん変わってた。マギー・ジレンホールのレイチェルは胆力が増している感じがあって、いい配役だとは思った。トゥーフェイスも良かったんだけどやっぱりジョーカーに>>続きを読む
マイケル・ケインが素敵。
全体的に脇役に外連味というか魅力があって良かった。作品としての完成度は二作目が最高みたいですが、本作のまだ尻の据わってない感じも好き。事の始まりってのはワクワクするってもんで>>続きを読む
胸糞悪くなるシーンが多い。わざとそういう風に作られてるんだから。そういうある種の皮肉や、表現への野心が剥き出しの映画。
それによって浮き彫りになるのは、アレックスたちの異常性というよりはむしろ政府・体>>続きを読む
いちばんわかりやすく物語としてまとまっていた回。非人間的な光と色に溢れた式との戦闘シーンと、ふじのんの人間的な部分を引き出したコクトーとのシーンのギャップが良い。
痛みを感じない少女の痛みとの折り合い>>続きを読む
竹林、雨、濡れた石畳そしてヒロインの意味深な発言…好きなモチーフの連発。
前作のハイカラな事務所や殺風景な舞台と比べて、和な感じ且つ背景の円熟味が増している。徐々に開示されてははぐらかされる人物描写は>>続きを読む
先輩なりはあんなだけどアレだからか、戦闘シーンの重厚感とスピード感が増していて見応えがあった。コクトーはめんどくさい連中を引き寄せる磁石でも内蔵しているのかな?
interlude的な作品。盛り上がりは少ないかもしれないが『両儀式』というキャラクターを理解するためには重要な回だと思う。
原作未読ですがバッチリ心掴まれました。アクションシーンですら独特な静謐さのある作品。良く動くことと何処を切り取っても美しい画が両立した映像がお見事。
時系列シャッフルというやり方も個人的には好きだし、>>続きを読む
妖精の意外な表現とか映像の感じだけでいえば一番好き。描写不足でキャラクターの行動がわかりずらい所がネック。
螺旋に拘った理屈っぽい映像作りと、このシリーズにしては熱い人間ドラマのコントラストが素晴らしい。式と巴は勿論、アストンマーチンを乗り回し不審者ども(すみません)に啖呵を切る橙子さんの格好良さ。彼女の過>>続きを読む
TV版と映画版で作風が違うというのの典型。ルリルリはTV版のほうが好きかなぁ。
とはいえふざけているようで良く練られた世界観、設定は映画版でも健在で嬉しい。
主人公の機体がピンクってどうなの?と思った>>続きを読む