GijoeGoさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

REBEL MOON ー パート1: 炎の子(2023年製作の映画)

3.3

Netflix製作でザックスナイダーによる一大SF叙事詩。

スターウォーズを意識してる作りは色々あれどこれもかなりの影響下にありどうしても似たような展開だなぁと思いながら観るのはモヤモヤする。
帝国
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アクアマン/失われた王国(2023年製作の映画)

3.8

前作では全く新しい海洋ファンタジーという視点が純粋に新しく面白かった。

今作では更に王になったアーサーが役職と子育てに大忙し。
そこへ再び現れたブラックマンタが復讐に王国にやってくる。厄介な力を授か
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.6

思った以上に評判が良かったので新宿TOHOシネマズでMX4Dで鑑賞。

期待値が大き過ぎたがゴジラ映画のシリーズの一つとしたら演者も特撮もハイクオリティで見応えあった。

リアリティラインはさすがに低
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バイオレント・ナイト(2022年製作の映画)

3.9

予備知識ほぼ無く鑑賞したので初めの設定から驚いた。

サンタの知られざる過去がインパクト大で物語にちゃんと絡んでくる見事なバイオレンティックファンタジー作品。

バイオレントな作風のクセにホロリとさせ
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ブルービートル(2023年製作の映画)

3.9

前半は劇場未公開なのもわかるようなスロースタートだが後半から加速度的に面白いし超感動した。

ジャスティスリーグの一連のルックよりは役者もスタッフも若干安めな印象だが内容がめちゃくちゃ良い!
ラテンア
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マーベルズ(2023年製作の映画)

3.8




MCU全作品、ミズマーベル、ワンダビション、シークレットインベージョンを鑑賞済みでの鑑賞。

面白かった。キャロル、モニカ、カマラの3人のシスターフッド的な絡みやそれぞれの背景が絡み合う割に見や
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テオレマ(1968年製作の映画)

3.8

不思議な魅力の作品。
冒頭のブルジョアジーがどうのこうのあったと思ったら一変してセピア色で会話はしてるが音声が無い無声映画の様。

そこへ謎めいた彼がブルジョアジーな一家の元へ居候になると声も色も付き
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コンボイ(1978年製作の映画)

3.7

まさかこんな展開になるとはの見せ方が非常に上手い。
ファーストシーンから名作の予感。

悪徳警官に目をつけられ穏便に事をやり過ごそうとしていたら大事に巻き込まれていくロードムービー。
トラックの一団を
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後ろから前から(1980年製作の映画)

3.3

U-NEXTのフィールドの広さを痛感&感謝。

にっかつロマンポルノは金子修介の「濡れて打つ」以来2作目の鑑賞。

色々あった畑中葉子主演の本作。同名曲もインパクトあり過ぎで良い曲だが映画の方はイマイ
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マイ・エレメント(2023年製作の映画)

3.8

非常に優しさに包まれた作品。

それ故に魅力的なヴィランがおらず主人公とパートナーの属性の違いで奮闘する非常に家庭的な作品。

ズートピアのように人種を動物に当てはめたように今作では火、水、風、土とい
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名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊(2023年製作の映画)

3.8

オリエント急行やナイル川を舞台にした華やかで豪華な紀行モノのテイストと違いベネツィアの古いお屋敷が今作の舞台。

ファーストカットから不穏な雰囲気。
斜めの構図や広角レンズを多用したカットが緊張感を生
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SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

3.8

予告を観て惚れたので鑑賞。

ファーストキルから心奪われて最後の最後まで釘付け!

様々な殺し方と様々な危機が小気味良くやってきて全くダレない。

主役の金掘りの爺さんは最後までほぼ喋らず目で、動きで
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ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ガブリエーレ神父の乗るフェラーリのスクーターが可愛らしい導入部。同僚のシスターにはクック〜と鳥の鳴き声で笑いを取る人好きの神父。実はエリートエクソシストという役どころ。

フリードキンのエクソシストリ
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バービー(2023年製作の映画)

3.9

バービーのが映画になると聞いてよもやこういう形で映像化するとは思いもよらなかった。

深い内容にジーンときた。
バービーランドが現実社会とは真逆の女性上位という皮肉さが痛烈。

現実世界に来たバービー
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ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

人類とコンピューターの戦いは以前からあったが今作ではAIの暴走によりアメリカ本土に核が落とされた為、AIを規制しようとする西側諸国対AIと共存の道を歩んでいるアジア諸国との戦いという話。

キリスト教
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ラルジャン(1983年製作の映画)

3.7

渋すぎる。
省略の美とでも言うのか、全てを見せず間接的な映像表現と社会風刺が静かに突き刺さる。

70年代のフランスの薄汚れた壁面や刑務所の鉄格子のハゲた塗装、納屋の中と古びた歴史を感じさせるというよ
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乙女の祈り(1994年製作の映画)

3.7

ダークな雰囲気が常にする「小さな悪の華」と違いこちらは陽なイメージ。やってる事はどちらもエグいが。

冒頭にニュージーランドの観光映像ばりにポジティブなイメージを映してるからか。その後急に血塗れの少女
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ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語(2023年製作の映画)

3.7

立板に水の様な台詞量に圧倒された。

にわかに信じがたい事象が絵は額縁のようにほとんど動かないのにストーリーはドンドン展開していき目まぐるしい。
場面展開は黒子が出て来てシームレスにセットが切り替わる
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白鳥(2023年製作の映画)

3.6

ウェス・アンダーソンによるネトフリ短編4作の一つ。

絵がある朗読劇の様なスタイルで登場人物が状況説明&台詞も凄いスピードでまくし立てる。凝った美術やファッションに名優達の演技等面白さが凝縮されてる。
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イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

4.2

最高!

毎回ロバート・マッコールが出ているが今回もパターンを変え導入から凝った入り方。
しかもイタリアという異国での話なのも新鮮。
とある事で怪我をして滞在を余儀無くされるマッコール。強迫症持ちだが
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MEG ザ・モンスターズ2(2023年製作の映画)

3.5

細けぇ事は気にすんな映画の前作の続編。

ジェイソン・ステイサムのサメ相手の無双に磨きがかかって前作以上にハラハラしないというジレンマ。
なので足手まといキャラの14歳の割に老けてる中国娘とその叔父さ
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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

3.9

事実を元にしたストーリーで当時ニュースで見たが実際のレースの成績や現在の動向は知らなかったので純粋に楽しめた。

予想以上のハードな展開に驚愕。

初めはよくある夢を追う若者。家族や世間に舐められた人
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

4.1

ジョナサンの勇姿をたっぷりと観れる至福の169分だった。

ますますスーパーマンの様なタフさが極まったジョン。めちゃくちゃな数の殺し屋達を相手にするのだからこれくらい打たれ強くないと話が成立しないリア
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ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

まさかタートルズで泣かされるとは思わなかった。それぐらい良かった。

NYのストリートアートが動いてる様な画面のルックも3DCGに荒い手書きタッチを足したスパイダーバースにも見られた表現とはまた別のア
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.7

相変わらず絵作りは見事。
キッチュで計算し尽くされた画面が目に嬉しい。
非常に細部にまで手が入ってるので情報過多で一回観ただけでは正常な判断が出来ない。

予告を観てどんな映画か想定してる方向と全く違
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オープニング・ナイト(1978年製作の映画)

3.9

フェイシズに続いてカサヴェテス監督作品2本目。
144分たっぷりとジョン・カサヴェテスの作風を堪能。

1977年公開作品なのに今観ても瑞々しい。
全く古く見えないのが凄い。
普遍的な人間を描いている
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ダークグラス(2021年製作の映画)

3.6

かつてのカリスマ性は影を潜めた感があるがホラーとしては充分面白かった。

娼婦かつ失明で孤児を連れてるというなかなかハードな立場の主人公。

犯人は圧倒的に有利な立場でどうやって倒されるのかハラハラす
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フェイシズ(1968年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

after6junctionでジョン・カサヴェテス特集で作品を知り鑑賞。

なんだこの上げては下げるジェットコースターの様な展開は。
よく分からない会話劇の印象から徐々にパターンの様な様式がわかるとク
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

3.9

シンプルな絵作りだが非常に骨太な作りなので鑑賞に耐えうる。

男をほとんど出さずに男社会で抑圧された女性達が淡々と描かれている。しかしその様に見せながらも画面に映る炎の大きさが徐々に大きくなってる事に
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エクソシスト2(1977年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

子供のから少女に成長したリンダブレアが観れたから良かったかな。

オープニングのけたたましい歌声と人体炎上がインパクト強く期待感が上がる。

しかしストーリーはイマイチパワー不足。前作とはテイストが変
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ティント・ブラス 秘蜜(2002年製作の映画)

3.9

仕事に夢中な亭主に愛想を尽かしたアラフォー人妻リヴィアの肉欲に溺れた官能文学的な作品。

若いドイツ将校に一目惚れしてアソコを濡らす性欲に前のめりなリヴィアはそれを見透かされドイツ将校の奴隷になってし
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大脱走(1963年製作の映画)

4.0

タイトルの意味がようやくわかった。
1人2人脱獄するのではなく250人脱獄させる計画とはまさにスペクタクル!
しかも脚色されてるとはいえ実話というのだからディテールがリアルかつドキュメンタリーの様なタ
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ブラック・サバス/恐怖!三つの顔(1963年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

顔のインパクトが凄い!
イタリアンホラーのどこかゆったりしたテンポ。怖さよりは作り込まれたセットや調度品、世界観で魅せてくれる。

1話目は現代劇。固定電話を使った脅迫電話から展開する密室劇。美しい女
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ハート・オブ・ストーン(2023年製作の映画)

3.6

やはりガル・ガドットは華がある。
女版007やミッションインポッシブル風のスパイアクションをやらせたらシャーリーズ・セロンがガル・ガドットか。

手足が長いのでアクションが映える。
今までの男性に媚び
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(1959年製作の映画)

4.1

これは凄い!
大戦末期のドイツで招集がかかった次の日に戦場に駆り出される少年兵の壮絶な話。

地元の生活の場である橋が戦場になる恐ろしさ。
戦況も分からず出兵する事に胸躍らせる少年達。
それまでの学園
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縮みゆく人間(1957年製作の映画)

3.7

主人公の名前がスコットでアントマンと同じ名前なのに気づく。偶然かオマージュか。

核実験か何かの霧を浴びて縮んでゆくスコット。難を逃れた妻と次第にうまくいかなくなるのがリアル。ドールハウスに住めるサイ
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