GijoeGoさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

3.7

このシリーズはいつも面白い雰囲気で本当に面白いとは言いにくいが一流のVFXに一流の役者に魔法界のビジュアルが素晴らしいのでついつい観てしまう。

今回はスパイモノテイストでストーリーにあまり迷わなくて
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プレデター:ザ・プレイ(2022年製作の映画)

3.9

原点回帰的な内容と共にネイティブアメリカンの主人公の成長譚として非常によく出来ていてしかもちゃんと面白いのが凄い。

プレデターの扱いもちゃんとオリジナルへのリスペクトもありデザインもカッコいい!しか
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SING/シング:ネクストステージ(2021年製作の映画)

3.9

前作が面白かったので今回も鑑賞。

やはりいい音楽と仕掛けの豊富な舞台があれば最高の作品に。

舞台の裏側は大抵、実際のショーより苦難に満ちてるので面白くなる。

前作は劇場の再興だったが
今回は規模
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ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

集大成に相応しい幕引き。
ローラダーン、サムニール、ジェフゴールドブラムのジュラシックパークの面々も登場しアクション、ストーリー共にスケール感のある大作に仕上がっている。

最新の恐竜の学説を取り入れ
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ムーンフォール(2021年製作の映画)

3.7

いつものはちゃめちゃが押し寄せてくるエメリッヒテイストで面白かった。

初めはリアルな描写で徐々に荒唐無稽なSFネタをぶっ込んできつつ家族愛やら火事場泥棒やら助け合いながら最後はキッチリ満足感を得られ
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新Mr.Boo!鉄板焼(1985年製作の映画)

3.6

今回も多彩なシチュエーションで笑いを生むマイケルホイの手腕が光る。

今までと違いサミュエルとリッキー不在なのだが毎回設定が違うので寂しさは無かった。

鉄板焼きレストランが舞台かと思ったら突然テニス
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新Mr.Boo!アヒルの警備保障(1981年製作の映画)

3.5

今回は三兄弟の出番のバランスがほぼ同じくらいに見せ場があった。

特にリッキーの活躍が目立った。
当時から移民問題があり食べるのにも苦労してる人がいるという問題提議がサラリと込めつつも、いつもの体を張
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Mr.BOO!インベーダー作戦(1978年製作の映画)

3.6

Mr.BOO!、ギャンブル大将、インベーダー作戦と観てきて本作が1番良かった。

映画的な躍動感に満ちてアクション、コメディ、ストーリー共にわかりやすく面白かった。

吹き替えのギャグセンスもキレキレ
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Mr.BOO!ギャンブル大将(1976年製作の映画)

3.3

特典映像集で削除シーンにサモハンキンポーが!
予告編の他にサミュエルホイのミュージックビデオも収録されてるBlu-ray版はお得。

肝心の内容はMr.BOO!に比べると動き若干見劣りする。

ギャン
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Mr.BOO!ミスター・ブー(1976年製作の映画)

3.5

ホイ三兄弟によるスラップスティックコメディ。

76年当時の香港のエネルギーがフィルムに焼き付いていてパワーを感じる。
その分いい加減で雑味があるがそのはちゃめちゃ感が今となってはいい味に。

ギャグ
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グレイマン(2022年製作の映画)

3.7

ルッソ兄弟監督によるアクションモノ。

主演のライアンゴズリングとクリスエヴァンスに伏兵のアナデアルマスの活躍が光る。


そつなくスムーズなアクションシーンが小気味良い。
ストーリーもシンプルなので
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ター博士の拷問地下牢(1973年製作の映画)

3.7

かなりの画質の悪いDVDで鑑賞。
画質が良かったら評価はもっと上がる程情報量のポテンシャルはあったはず。

主人公はおどろおどろしい精神病棟に取材にいくのだがゆったりしたテンポで早速眠気を誘う。
所々
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機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島(2022年製作の映画)

3.5

こういう形で一年戦争のエピソードが復活するのは悪く無いが全く観たかった作品ではなかった。

作画は良かったが近年の安彦タッチの絵にどうしても違和感が拭えない。良く描けているだけにもったいない。

宇宙
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ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)

3.9

ロキ不在でどうなるかと思ったが最後は泣かされるという見事な流れ。

今回はジェーンが主軸となり物語が展開していく。

エンドゲームの後、色んなモノを失ったソーだがヴィランのゴアもかけがえのないモノを失
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江戸川乱歩の 陰獣(1977年製作の映画)

3.6

じわりじわりと面白みが伝わる作品。

なかなか殺人が行われないので戸惑っていたが既に推理小説家とライバルの推理小説家のバトルが始まっていた巧みな構成だったと最後に気付く。

江戸川乱歩特有の湿度の高い
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ドグラ・マグラ(1988年製作の映画)

3.8

映像の重厚さだけでなくストーリーの複雑さが絶妙に絡み合った傑作。

トリッキーな展開に記憶喪失の主人公と一緒になって混乱しまくるのが何とも言えない。

色んな仕掛けが施されて想像が何度も覆されて観た後
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鮮血の女修道院/愛欲と情念の呪われた祭壇(1975年製作の映画)

3.9

何かすごいモノを観たという印象。

修道院VS悪魔という大雑把なストーリーながら強烈なビジュアルインパクトで目が離せない!

まず修道女たちの白い修道着が血で滲んでるのを包帯でグルグル巻きにしている様
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愛しのジャイアント・ウーマン(1993年製作の映画)

3.3

意外にも社会派な作品に驚いた。

日々のストレスで鬱屈とした女性が巨大化する事でアイデンティティを確立してそれがきっかけとなり女性解放に繋がるというストーリーは興味深かった。

しかしテンポが恐ろしく
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ぼくのエリ 200歳の少女(2008年製作の映画)

3.8

物静かなトーンで鬱屈とした少年の日常が解放されていく切なくも胸がスッとする話。

ファンタジックホラーというジャンルながらも描写はリアルで映像が冷たくも美しい。

特に主人公のオスカーがエリよりも美し
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クリスタル殺人事件(1980年製作の映画)

3.4

これといった派手な展開は無い地味なトーンだが丁寧な描写で真実に辿り着く推理モノ。

のどかなイギリスの片田舎で起こった殺人事件だがショッキングやグロテスクな映像は全く無く上品なタッチ。
007シリーズ
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.2

今更なら未見だった本作を鑑賞。

そりゃ評判良いわけだ。
最後は爽やかな涙が出てくる。
青い海が美しい。

ストーリー、キャスト、撮影、音楽が素晴らしく冒頭で既に名作の貫禄の様なモノがあった。

塀の
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ルチオ・フルチの 恐怖!黒猫(1980年製作の映画)

3.3

殺人ネコが次々と人間を襲うホラー作品なのだがネコ大好き人間としてはなんだかどっちつかずな作品。

無理矢理黒猫を怖く見せようとしてるのだが夜間の猫の目は真ん丸でめちゃ可愛いのだ。
劇中の目は照明を当て
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死霊のはらわたIII/キャプテン・スーパーマーケット(1993年製作の映画)

3.8

死霊のはらわたシリーズ3作目で前作までのホラーテイストからSFファンタジーアクションコメディという複雑で絶妙なバランスの傑作。

ここまでくるとアッシュのカリスマ性が高まり過ぎて凄い!

前作ラストか
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モービウス(2022年製作の映画)

3.5

さして悪くなかったがこれといって抜きん出る良さが弱い気がする。

ヴェノムのヒットに気を良くして他のスパイダーマンのヴィランの単体映画を作り、最終的にチームを結成するシニスターシックスをやろうとするの
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.3

評判が良かったのでどんなもんかと軽い気持ちで鑑賞。

トムが実際に戦闘機を操縦するというジャッキーチェンもジャンポールベルモンドもなし得なかった偉業だけでなく内容もしっかり面白いのだから凄い!

それ
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死霊のはらわた II(1987年製作の映画)

3.7

ドクターストレンジMOM鑑賞後のおさらいで「死霊のはらわた」に続き本作の鑑賞。

前作の舞台や設定は同じモノを使ってるが一緒に行ったもう一組のカップルは出て来ず、リブートに近い形で始まり、即新展開へ。
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死霊のはらわた(1981年製作の映画)

3.8

今まで観てこなかったがドクターストレンジMOMをキッカケに初鑑賞。

公開当時は14歳だったのでとてもじゃないが怖くて観れなかった。

ライミ版スパイダーマンに毎回登場するブルースキャンベルが主役でス
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ゼイリブ(1988年製作の映画)

3.6

これぞB級SF映画!

ジョンカーペンターの代表作のひとつを当時レンタルビデオで観て以来再鑑賞。

社会風刺が込められており弱者からの視点で特権階級や権力者に立ち向かう主人公達の物語。

だが、かなり
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サンゲリア(1979年製作の映画)

3.6

雑な感じが味わい深いルシオフルチのゾンビ映画。

執拗なゴア描写が生々しくリアル。

ストーリーはフワッとしてるが一応芯はある。

消息を絶った父のいる島へカップルの船に同乗するがいきなりノーブラTバ
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悪魔の往く町(1947年製作の映画)

3.6

ナイトメア・アリーを鑑賞後にこちらも鑑賞。

同じ原作なので大筋は同じだがこちらはかなり大雑把な感じで進行する印象。

デルトロ版は逆にその部分を補足するかの様に丁寧に描写する印象。
美術や撮り方もラ
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ザ・ブルード/怒りのメタファー(1979年製作の映画)

3.5

前半はややゆったりとして間延びした展開だが第二の殺人が起きてからテンポアップ。

ラスト衝撃の事実が明らかになってからはすごいモノを観た印象。

地味ながらインパクトある顔芝居が強烈な主人公の妻のノー
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

見事過ぎる!
原作をリスペクトしつつ39話分を一本の映画に凝縮。

原作の小ネタ、大ネタも拾いつつ現代風にアレンジされた世界観のもと不要なものは省き今まで描かれない部分をピックアップしたりと非常に見応
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10 クローバーフィールド・レーン(2016年製作の映画)

3.7

評判があまり良く無かったので未見だったがなんとなく鑑賞。

正直面白かった。
地下シェルター内での緊張感あるやり取りのサイコ感あるサバイバルスリラー。
ラストのバックボーンににDIY感溢れる防護服とガ
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ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

3.8

終始曇天や雨や雪が降ってる憂鬱としたダークなタッチの本作。

1940年代の不穏な空気をまとった猥雑な感じでまず心を掴まれた。
見せ物小屋のセットをまるまる作り怪しげな舞台裏や読心術の種明かしを惜しげ
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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

3.9

久々のIMAX 3Dで鑑賞。

マルチバースの世界観を描くには3D鑑賞は必須!

今回は魔術師対魔法使いというシンプルな図式。
さまざまなマルチバースを行き交うのかと思いきやそうでもない。ちょっと通り
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スプリット(2017年製作の映画)

3.6

過去にトラウマを抱えてしまった悲しい人物が解放されるストーリー。

ジェームズマカヴォイの多彩な演技に負けず感情にフタをした様な抑えた演技が光るか弱いウサギの様なアニャテイラージョイが見もの。

終始
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