ginaさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ヒトラー 〜最期の12日間〜(2004年製作の映画)

3.0

戦勝国側でなく、ドイツが製作したナチス映画という点で興味深い。それもあってか、ホロコーストなどナチスが犯した戦争犯罪ではなく、ヒトラーその人が錯乱していく最期の日々、それを取り巻く人々と帝国の崩壊に焦>>続きを読む

小さいおうち(2013年製作の映画)

3.0

戦前戦中の東京に住むごく普通のサラリーマン家庭には、当たり前のように女中がいた。本作は、戦時中を生きる家族の日常やその移り変わりを、女中目線で描く。

山田洋次作品の完成度の高さ。黒木華の名演。恋に溺
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フィールド・オブ・ドリームス(1989年製作の映画)

3.0

「夢」という言葉への共感度に左右される映画。

「夢」という言葉の重みや意味は、世代によって違うんだろうな。平成生まれの私は「夢」をみたことがないから、「60年代を生きた人たち」がみた夢の美しさがわか
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月曜日のユカ(1964年製作の映画)

3.0

愛を知らずに生まれ育ったユカ。愛されたいがゆえに精一杯に男に尽くすが、でも結局は虚しい。

唯一、自分のことを本当に愛してくれた人が自分のために死んでしまった時、彼女は愛とは何なのか、少し悟ったんじゃ
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ビルマの竪琴 総集編(1956年製作の映画)

4.0

言わずと知れた名画。これは戦争を主題とした映画ではない。戦争を背景とした、平和への祈りと命の弔いの映画だ。

これほどにも「死」を直接的に描写する映画はないんじゃないかな。というほど、日本人兵の屍の山
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整形水(2020年製作の映画)

2.0

韓国社会に蔓延る外見至上主義を風刺し批判する、社会派ホラー映画。

メッセージはとてもわかりやすい。外見至上主義の社会を生きる人間の滑稽さと恐ろしさ、虚しさを描いている。

醜いからという理由であから
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82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

4.0

男性社会に生きる女性の困難を描く作品。

女性なら何か一つは必ず経験しているような「日常的」な性差別が描かれている。それがあまりにも日常的すぎて、「普通」になってしまっている、そんな社会の矛盾を浮き彫
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インターンシップ(2013年製作の映画)

2.0

大学生の時に見たら楽しかったと思う。
今見ると、面白くはあるけど中身があまりないかな。笑

リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

3.0

家族を取るか、音楽を取るか。

ギター奏者を夢見る主人公とそれに猛反対する家族、「伝統」対「近代」というわかりやすいテーマです。従来のディズニー・ピクサーなら、「家族」の伝統の重圧を跳ね除けて「自分」
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.0

邦題は意訳してあるが、原題は The Shawshank Redemption である。「redemption = 贖い」は、キリスト教ではイエスキリストが人間の罪を償うために自分を犠牲にしたことを指>>続きを読む

エントラップメント(1999年製作の映画)

2.0

泥棒がこんなにロマンチックだとは思わなかった(いや、むしろ泥棒ほどロマンチックな職業はないのかも)

内容は普通かな。ショーンコネリーが渋い。と、キャサリンゼタジョーンズのカッコ良い色女に魅せられた。
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クレイジー・リッチ!(2018年製作の映画)

3.0

「見た目は黄色いけど中身は真っ白、あなたはバナナよ」
と言われ、アジアの家族文化には馴染まない、と拒絶されてしまうアジアン・アメリカンの主人公。私個人的には「アメリカvsアジア(華僑)文化」と「アジア
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バットマン(1989年製作の映画)

2.0

典型的なアメリカンヒロイズムの映画。だいぶアナログな感じで、しかも80年代のノリが軽い。笑 ジョーカー役のジャックニコルソンは流石の存在感。そのほかは普通。。

ハチ公物語(1987年製作の映画)

3.0

純粋に美しく、泣ける。先生とハチの愛情の物語。

時は大正時代。「人に人権があるなら犬にも犬権もあるはずだ!」と言ってハチに愛情を注いだ心優しい先生と、幸運にもそんな先生に巡り会えた忠犬がいたことを教
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愛を読むひと(2008年製作の映画)

3.0

悪とは何か?正義とは何か? ホロコーストは紛れもない悪だが、それを裁く法はいつも正義なのか?

「世の中を支配しているのは道徳ではない。法だ」

その法でも、「間違い」を犯すことがある。ハンナは字が読
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ベスト・フレンズ・ウェディング(1997年製作の映画)

2.0

主人公の元彼(ベストフレンド)が冴えない。
ゲイのジョージが最高!

スパイの妻(2020年製作の映画)

2.0

思想が表に強く出過ぎてて苦手なタイプの戦争映画だった。

キューティ・ブロンド(2001年製作の映画)

3.0

Dumb blonde (おバカで尻軽なブロンド娘)というステレオティピカルなキャラクターが出てくる映画は何度も見たことがあるはず。ハイスクールミュージカルもそう。ミーンガールズもそう。そして「この映>>続きを読む

猟奇的な彼女(2001年製作の映画)

2.0

アメリカに留学してた時、ある男友達から観せられた映画。その時はなんで観せられてるのか分からなくて、何が言いたいの?私も sassy girl だって言いたいの?って思ってムッとしたけど、後になって彼が>>続きを読む