オリピポさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.5

宮崎駿版ダーク・タワー、夏休みのファミリー映画ではない。
最後の作品となっても違和感はまったく無いくらいの詰め込みっぷりと癖の強さ、それでもシンプルに良い話だと感じられる爽やかさもある。
過去作オマー
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ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 NEXT SKY(2023年製作の映画)

2.5

劇場公開中のOVA、進化を感じさせるCGとMV風ライブ映像が素晴らしい。
衣装も可愛いし曲はパートごとに凝った作りだがどうにも話の流れや作品の雰囲気に曲調が合っていないようにも感じられた。
優木せつ菜
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ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

4.0

不祥事、降板、様々な大人の事情を配慮した上でファンサービスを組み込んで今作を創り上げた制作陣は素晴らしく、ジャスティス・リーグの続編が観れたのは素直に嬉しい。
ただマイケル・キートンバットマンとスーパ
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.5

CGアニメの粋におさまらないとんでも映像作品の2作目。
エフェクト盛々のサイケな色合いと素人目でも理解できる動きの丁寧さを併せ持った変態、最初のヴァルチャー戦から既に前作を超える意気込みを感じられた。
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クリード チャンプを継ぐ男(2015年製作の映画)

4.0

新作に向けて再視聴。
あらすじに偽りなし、世代交代を描きつつしっかりシリーズの正統続編してくれる良作。
クリードとロッキーの描写のバランスが絶妙。
トレーニングシーンは過去作と比べてあまり響かなかった
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ワイルド・スピード/ファイヤーブースト(2023年製作の映画)

3.5

ぶっ飛んだカーアクションはあるものの終盤やけに控えめだなと、感覚麻痺したこと考えてたら本当に序章だった。
ジェイソン・モモアのサイコ悪役演技凄く好き、そして良い叔父さんになったジェイコブが微笑ましくて
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

4.5

最近のMCU作品の中では別格の出来、シリーズの集大成に相応しい気合の入った作品。
前作や量子世界を超えるビジュアル面が最高。
脅威がしっかり演出されており、容赦ない展開を音楽と演出でしっかり盛り上げ序
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アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

3.0

イマイチに感じられる部分はあるが無難に良いSFアクション映画。
コメディ路線から外れてはいたがその分スコットとホープはカッコよく描写されていた印象、蟻をうじゃうじゃ出しても気持ち悪いどころか頼もしく感
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ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

3.5

かなり詰め込み気味だがシビルウォーや前作同様に復讐をキーワードにシュリの成長物語は描けていた印象、画面の暗いシーンがあったりと前半は退屈に感じたがネイモアのワカンダ襲撃から一転して楽しめた。
追悼番組
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マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル(2022年製作の映画)

3.0

3作目の予習に視聴、短編でもGoGらしさ全開のノリ。
マンティスとドラックスがメインで活躍するのは新鮮で良かったが最後は今作もヨンドゥに持っていかれるの良い意味で卑怯、本当に良いキャラしてると改めて感
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バズ・ライトイヤー(2022年製作の映画)

3.0

無難にSF映画として面白い、特に序盤はかなりワクワクした。
ただアンディが好きなバズの映画と言われると多少モヤる。
サブ3人組にあまり魅力を感じられなかったが、バズの性格はわりと解釈一致でカッコよかっ
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

4.0

字幕版視聴、シンプルにエンタメ全振りの痛快アクション映画でした。
細かい身の振り方から背景までこれでもかと詰め込まれたイースターエッグに加え、最高のアレンジBGMまで楽しめるファンサービスの鬼。
アク
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ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

4.0

痛快ファンタジー!前評判よりハチャメチャ感は薄めで王道的な楽しさを感じた。
所謂普通に面白い作品でギミック盛りだくさんのスピーディなアクションが素晴らしい。
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーと言われ
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バチアタリ暴力人間(2010年製作の映画)

3.0

暴力には暴力をぶつけるんだよ!
頭のネジが外れた狂人が常識では考えられない何かをやらかすことへの期待感と伝染していく暴力性、謎の友情。
饅頭の件でキレ始める理不尽さが一周回ってリアル、演者が凄いのと同
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ファミリー☆ウォーズ(2018年製作の映画)

2.5

集合物や一転攻勢の楽しさって話の作り込み関係なしに評価を上げる劇薬のような存在だと思ってるんですけども今作はネタ系のアダルトビデオにそれらを移植したような醜悪ナンセンスギャグ劇場。
グロいし陰毛見える
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映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズ(2022年製作の映画)

2.5

総集編色が強いとの評判は知っていたので忘れた頃に視聴。
インタビューシーンとかこの作品らしさに溢れてて好きだけど初見ならアニメ版のが楽しいし結末を見たいなら今作は退屈。
肝心の結末も具体的描写が皆無で
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

2.5

シンゴジからシントラマンを視聴したとき以上に期待値は下げるべき、流石に今回は一般受けはしない。
台詞が聞き取りづらいのと一部戦闘がわかりづらいのが致命的。
初代ライダー好きなら一見の価値が有るはずのカ
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ノイズ(2022年製作の映画)

3.0

シナリオにツッコミどころは多々あるが役者補正なのか無難に面白い。
閉鎖社会の優しい部分と気持ちの悪い部分の描き方は良い。
流石に終盤の警察側の行動は解せない、オチに持っていくためとはいえ共犯も逮捕しろ
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

5.0

事前知識なしでの視聴、尺の使い方が絶妙で劇中の掘り下げで十分に察することができるのが素晴らしい。
サブキャラクター含めて個性豊かで印象に残るのは名作漫画ならではの体験。
試合と回想を交互に見せて視聴者
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劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

4.0

MAPPAの本気、スタイリッシュアクションの連続に唸るダークファンタジー作品。
単品でも楽しめる触れ込みだったが事前知識はあって損はない。
無難に1期視聴後に2期への繋ぎとして鑑賞した方が吉。

ブラックアダム(2022年製作の映画)

4.0

テンポ良し!ビジュアル良し!バトル良し!ドウェイン・ジョンソンの眼力良し!ヒーロー映画に必要なものは大体詰まってる。
サブキャラを最低限掘り下げつつもテンポを落とさずに2時間程に纏めているのも高評価、
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.5

前作、前々作同様に天災を扱った作品。
音楽MV感が抜けしっかりと映画しており序盤からハラハラさせられるのは魅力、主題歌も重めで好き。
主人公の惚れた相手へのフィジカルモンスターっぷりは今作も健在だが前
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黄龍の村(2021年製作の映画)

3.0

カルト的共同体を形成する村に馬鹿な学生グループが迷い込む王道展開からの温度差で笑わしてくる娯楽作品。
嫌なノリと会話の噛み合わなさのリアルな表現と厨二チックな漫画的表現が混在する60分は非常に濃くて万
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RRR(2022年製作の映画)

5.0

この作品に満点付けなくて何に満点をつけるのか?観ているだけでこちらまで汗ばむ娯楽全振り観るサウナ。
前半の炎VS水の天才的構図でワクワクした分、後半戦で超える表現が出てこなかったのは残念。
勿論筋肉合
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私に天使が舞い降りた!プレシャス・フレンズ(2022年製作の映画)

3.0

可愛いを楽しめればそれで良いと割り切っていたので想定より映画としてのテーマを描いていて好感触、教育番組的な良さを感じられる。
劇場音響だと「ひなた」が爆音。
松本など本編視聴済み前提のノリなのでやはり
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機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島(2022年製作の映画)

3.5

無印15話を膨らませて劇場版にした渋い作品。
キャラクターのノリがしっかり『機動戦士ガンダム』だが敵の掘り下げがほぼないのがイマイチ。
灯台の光をバックに登場する白い悪魔が熱い。

“それ”がいる森(2022年製作の映画)

3.0

想像の斜め下を行く和製NOPE。
登場人物全員大真面目なんだけどそこも含めて笑えてしまう迷作、後半の勢いが凄い。
子供達の夏の大冒険でも始まるのかと高を括っていたらかなり厳しい世界観、しっかりモンスタ
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

映像がとても美しく環境音や動物達に癒される不思議なホラー作品。
間違いなく山に別の「ナニカ」が居る。
不穏な雰囲気漂わせ、SEで恐怖を煽り、遂に登場した奴の正体はGTA5のトレバーのような小汚いオッサ
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四畳半タイムマシンブルース(2022年製作の映画)

4.5

マジに四畳半神話大系でサマータイムマシン・ブルースする作品、タイトル通りとは恐れ入った。
四畳半目的で観る人は先にサマータイムマシンを観ない方が新鮮味が感じられてより楽しいかもしれないので選択肢として
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夏へのトンネル、さよならの出口(2022年製作の映画)

3.5

あくまでも2人を中心に描いた恋愛SF作品。
インターステラーリスペクトということで小難しい話かと身構えていたら極限まで余計な描写を削ぎ落として問題抱えた男女が出会ってくっつくまでを90分で駆け抜けるシ
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サマータイムマシン・ブルース(2005年製作の映画)

3.5

タイムトラベル題材のコメディ作品。
伏線も非常にわかりやすくスケールも小さい?ので時間を扱う作品の入門におすすめ。
絶妙にウザくて憎めない、けどやっぱりウザいのが笑える青春映画。

雨を告げる漂流団地(2022年製作の映画)

3.5

思い出にしろ物にしろ過去は踏ん切り良く捨てるのは難しいですがたまには写真でも見返してノスタルジーに浸るのも良いものだと認識させられる良い作品。
ビジュアルが素晴らしく海に浮いた廃墟群が観れるだけでかな
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ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

今更ながら鑑賞、相変わらずのガバガバ具合だが単品の娯楽作品としては十分な出来。
しかしシリーズ完結作としてはガッカリ、一部のVFXの出来の悪さと音楽の印象が薄い上に使い方が微妙なところは個人的にはかな
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オカルトの森へようこそ THE MOVIE(2022年製作の映画)

3.5

アクション入りの白石監督要素全乗せ痛快POV。
オカルト、カルトの精神的続編っぽい雰囲気でこれでもかと出てくるキャラクターがとんでもなく濃い。
掛け合いに若干の拗さは感じたが絵面が常に混沌としているの
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トロール・ハンター(2010年製作の映画)

3.0

オチはイマイチに感じたがエンタメ作品としてはかなり良い印象。
生態や対策方法や仕事についての説明が楽しく若干リアリティを感じられた。
低予算POV物の元からある物や建造物を無理矢理世界観の一部にする一
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

4.0

ツッコミどころ満載のトンデモニッポンが出てくる馬鹿映画かと思えば京都からエンドロールまでの展開がカッコよくて最高だった。
序盤のギャグ会話は少々くどいが朝焼けと劇伴が好きすぎたのでまた観たい。