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「新しく始めた仕事が裏社会への入口だった」という手垢の付けられまくった設定にも関わらず、ちょっと間の抜けた展開と主人公の巻き込まれっぷりが面白く意外と楽しめた。偏見だけど監督は「銀魂」が好きそう。>>続きを読む
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貧困を描いた映画を観て、「この映画は他人事ではない」と感じることがある。その「他人事ではない」と感じる映画の中でも特に生々しく、「もし今の仕事が無くなったら……」という危機感を募らせた。
状況が全く>>続きを読む
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李氏朝鮮における古典怪談「薔花紅蓮伝」をモチーフにした映画。叙情的なホラー映画で、狂気的なシーンにセンチメンタルな音楽を平気で流す。セリフを用いず素材そのままの映像をたっぷりと、本当にたっぷりと見せて>>続きを読む
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優しすぎるファンタジックなセカイで、リアリティに生きる大人が子供を媒介に製作した作品だった。大人と子供、地方と東京という「不理解」は到底克服できない。互いを寛容し対立することのないハッピーエンドは、資>>続きを読む
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出演者は、フランシス・マクドーマンドとデビッド・ストラザーン以外は実際のノマド。このノマドの人たちの発言からその人の人生を感じ取れて、些細なシーンで感情が揺さぶられた。
スワンキーがぬいぐるみを人に>>続きを読む
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映画コナンはストーリーを楽しむものじゃないとは分かっているけれど、映画オリジナルキャラが魅力的じゃなかったな……。
犯人のぽっと出感が否めなかったし、もう少し掘り下げて欲しかった。赤井ファミリーが一>>続きを読む
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序盤は演劇のような演出や台詞回しが多くてあまりのめり込めなかったけれど、後半になって青くんと周囲との交友が増していくにつれ、この映画のことをどんどん好きになっていった。特に道端で5人集まるシーンはコン>>続きを読む
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今までのシリーズでは考えられなかったハッピーエンド。エヴァンゲリオンをリアルタイムで視聴していた世代は20歳を超え、シンジくんも「与えられる存在」から「与える存在」になった。
エンドロールで流れる宇>>続きを読む
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音楽なのか漫才なのか漫画なのか、カルチャーを扱っているにしてはそれぞれの扱いが雑だった。カルチャーを抜きにした恋愛映画としては、「恋愛あるある」が多数散りばめられていて共感する箇所も存在していた。定食>>続きを読む
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是枝監督の作品ということで鑑賞。会話シーンなどにBGMがほとんど無く、特定の非常に限られた登場人物が会話するシーンが続いていく。ナチュラルだが、淡々としすぎて物足りなさも感じた。
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ばかうけみたいな宇宙船が出て来るSF映画。「メッセージ」という邦題の通り、宇宙人との言語のやり取りを中心にストーリーが展開されていた。
未来の映像を序盤に展開するノンリニア編集や、「武器」という言葉>>続きを読む
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「いや、そうなるんかーい!!」が連続するB級スプラッター映画。
途中で心理学学んでいる女性が「争いはディスコミュニケーションによって発生する」という発言をしていたけれど、劇中で発生する出来事は本当に>>続きを読む
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クリストファー・ノーラン監督による「ダークナイト・トリロジー」シリーズの完結編。
この「ダークナイト・トリロジー」は、「ダークでより現実的なトーンで、ヒューマニティとリアリズムに基づいた映画」として>>続きを読む
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「バットマン ビギンズ」に続く「ダークナイト・トリロジー」の2作目。
「バットマンの正義はなにか?市民にとってのヒーロー足るのか?」というバットマンの存在に対する問いに対し、バットマンが苦悩していく>>続きを読む
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クリストファー・ノーラン監督によって実写化された「バットマン」をリブートした「ダークナイト・トリロジー」の1作目。
ブルースがバットマンになった経緯や活躍が、テンポよく描写されていた。
なんという>>続きを読む
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ここまで「救い」「希望」を徹底的に廃して、惨憺な方へ向かっていった映画をはじめて観たかもしれない。
面白い面白くない以前に、この映画を観たことによる衝撃が凄まじい。でんでんさんの演じる村田の怖さ>>続きを読む
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ROTTEN TOMATOSでの評価が96%ということで気になって視聴。コメディカルに政治・社会風刺が効いてて、欧米の人々が好きそうな印象を受けた。
人があまりにも簡単に死んだり、政治家の方々に共感>>続きを読む
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映画は自分自身をその世界に入り込ませてくれる擬似体験としての役割も果たすが、私はどうもこの主人公のことが好きになれなかった。音楽や俳優さんの演技などが繊細な映画だった。
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森見登美彦さんの小説や、古くは江戸時代の絵巻物でも、京都は現実と虚構が交差する象徴だった。
さまざまな媒体を通して表現されてきた歴代の作品に続き、現実と虚構が織りなす街である京都を舞台に、「京都らし>>続きを読む
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「銀魂がついに完結する」ということで観てきた。銀魂は週刊少年ジャンプで連載していた頃は毎週読んでいて、単行本も「さらば真選組編」までは集めていて、思い入れのある作品。
どんな風に完結したのか知らなか>>続きを読む
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超低予算のB級ホラー映画。ハンディカメラ1本で全編を通して撮影している。
過剰な演出は無いけれど、カメラを固定して部屋全体を撮影する手法のせいか、日を追うごとにじわじわと緊張感が高まっていった。>>続きを読む
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グロくて人が死ぬホーム・アローン。
ストーリーとしては、家族が集まった家に動物の被り物をした殺人鬼が押し寄せてくるという内容。
この映画に出てくる大学院生のヒロインが、尋常じゃない強い。作中でたぶ>>続きを読む
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しんのすけの声優が、矢島晶子さんから2代目の小林由美子さんに代わって初めての映画。これからはクレヨンしんちゃんは小林さんの声が一般的になってくるのかな。
「拐われたひろしを救い出す」という目的を貫い>>続きを読む
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サイコパスの概念を世に知らしめしたアルフレッド・ヒッチコック監督の映画。
序盤は金を盗んだ女性の逃走劇だけれど、後半はそのタイトルの通りサイコパスを巡り緊迫してくる。
有名な「シャワーシーン」が、>>続きを読む
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「主人公と同じ視点から謎解き・ミステリを楽しむ」ような映画ではなく、「シックス・センス」「ファイトクラブ」「メメント」と手法的に似たタイプの映画だった。
2010年公開で前述の作品の後に作成されたと>>続きを読む
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フィルム・ノワールの流れを汲む正統派クライム映画。The 1990年代の洋画。
登場人物が多くて覚えるのが大変だった(そういう意味では「裏切りのサーカス」に近いものを感じた)けれど、覚えた後に裏での>>続きを読む
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デンゼル・ワシントン演じる安楽椅子探偵リンカーン・ライムが事件を推理するミステリー。
ライムが犯人を当てなかったり、助手のドナヒー巡査についての伏線が回収されなかったり、観終わってもスッキリしない展>>続きを読む
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めっちゃ面白かった。
「結婚した夫婦はどうあるべきか」について、楽観論を徹底的に排除し、シニカルでサイコな方へ向かっていくストーリー展開が凄まじかった。
夫のニック・ダンのやってることも自業自得な>>続きを読む
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「あの成功している偉大な音楽家は、実はこんな悲しい過去があった」という正統派で王道なストーリーだった。
ファンタジーのようなシーンの後に意識を失って、目覚めると共に場面が切り替わるという手法が多かっ>>続きを読む
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この映画の主人公はしんのすけじゃなくて、又兵衛。そう思えるくらい、又兵衛のキャラが立っていたし、又兵衛中心にストーリーが展開されていっていた。
カスカベ防衛隊そっくりな子供たちと、しんちゃんが会った>>続きを読む
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敵のボスがスティーブ・ジョブズ過ぎて笑う。1998年の映画なのに、サイバーテロやVRのような媒体をテーマにしているのが凄い。劇中作の「ブリブリざえもんのぼうけん」が味があって好き。
後でWikipe>>続きを読む
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この映画のVHSが自宅にあって、それこそ幼稚園〜小学校1年生の頃に何回も観ていた。しんちゃんの映画の中でも、個人的な思い入れはオトナ帝国に匹敵するくらい高い。
アマプラを用いて小学校の頃から15年ぶ>>続きを読む
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ウェス・アンダーソン監督の初長編アニメ作品であり、出世作。音楽から世界観から全てが良かった。イカしていた。
ストーリーとしては、ジョージ・クルーニーが声優を担っている主人公のMr.フォックスが、>>続きを読む
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とことんアナーキーでパワフル。20年以上愛されるのも納得なカルト映画。最後の巧妙なネタバラシ、そしてエンドロールでエドワード・ノートンが「ナレーター」になっている衝撃。誰しもが「ジキルとハイド」になる>>続きを読む
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実際の事件である「グリコ・森永事件」をもとに創作された原作を元にした映画。
事件の真相を追って「点」と「点」が繋がって「線」になっていく描写が丁寧に描かれていて、ストーリーに引き込まれた。さすが野木>>続きを読む