ニアペッタさんの映画レビュー・感想・評価

ニアペッタ

ニアペッタ

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

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film diretto da Yorgos Lanthimos

エマ・ストーン演じるベラの心の拡大が爆発的なエネルギーで描かれてて凄い。

人生の経験は「甘いものと暴力」この現実と向き合うことで、
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悪は存在しない(2023年製作の映画)

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ラストの画がとてつもなく大きく心に残り、この結末にいたる過程をかみしめながら、見終わってからずっとの時間と一晩が経って自分なりの考えがまとまった。
こんな映画体験初めて。
向こう側の視点に立って、もう
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

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よかったところがたくさんあって素晴らしい映画だったんじゃ。

主人公ふたりがお互いが悪い日にお互いを気遣っていくごとに
こっちも心が温まっていった。

地味な風景も登場人物の精神状態をさりげなく反映さ
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怪物(2023年製作の映画)

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泣いちゃう話だったわ。
『怪物』

生まれ変わったのかな
そういうのはないと思うよ
もとのままだよ

そっか、よかったー

是枝監督が二人の主人公から見事に引き出した繊細で複雑な演技が深い印象を残しま
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

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IMAXで人類未踏の惑星体験にダイブ。

預言者として覚醒していくポールと自由の民フレメンのチャニ。

これはふたりの愛の物語でもある!

水は海に向かって流れる(2023年製作の映画)

3.1

「ときめきpart1」が絶妙のタイミングで流れるこの瞬間満足いたしました。
そのときのすずちゃんの台詞の間合いもgood。
「ときめいてる 初めて? こわーいくらーい」♪ってこんなトキメキソングを書き
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スティルウォーター(2021年製作の映画)

3.7

スティルウォーターの少女。
犯罪そのものよりもむしろ捜査の背後にある人間性に焦点を当ててた隠れた名作。(ってか別に隠れてないけど)こんないい映画あった
。不器用なお父さんにマット・デイモン。

余談で
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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.0

原住民の人たちが追いやられた土地に石油が埋蔵されてたのでそこに白人がやってきて、彼らと結婚して財産を奪い取る酷い話なんだけど、
アーネスト(ディカプリオ)は、叔父の権威から自分を解放することができない
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1秒先の彼(2023年製作の映画)

4.0


大好きな天然コケッコーの監督で主演岡田将生、脚本宮藤官九郎。面白くないわけがない。
オリジナルの消えたバレンタインは花火大会に。
空白の1日をどう過ごしたか?それがこの話の鍵なんだが、
ここからの物
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マイ・エレメント(2023年製作の映画)

3.4

絵を見ているだけで伝わってくるものがありましたのでGood👌
いくつかの仕掛けはそれほど深みはないけど、リズムがあって、主人公のペアが愛らしい。自分たちの居場所を大切に♡

バービー(2023年製作の映画)

3.4

グレタ・ガーウィグが私たちの社会とその矛盾を問うてくるような台詞の数々。
カラフルで面白く、深みのある映画だったと思います。
予告編であの二人無理があるかもの予想を裏切り、うまくバービーとケンになりき
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終わらない週末(2023年製作の映画)

3.0

心理スリラーというか。段階的に構築される災害映画?。
最初は停電、次に通信ネットワーク障害、空からの飛行機の急降下、社会の崩壊。
芝生の上に集まる地元の野生動物がドア越しに悪意を持って見つめてるのがい
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

3.3

トムを愛する人からイタリアロケ地巡り連れてってと言われたので。ローマとベネツィアでのスペクタクル!
2020年に、コロナ禍での撮影はさぞ大変だったことかと。トム・クルーズって偉いなあ。

ほつれる(2023年製作の映画)

3.0

ほつれるの意味がわかるようなわからないような。
こっそり見たかったメランコリー フライ・オン。
綿子の強さと弱さを両方感じられました。なかなか。

マエストロ:その音楽と愛と(2023年製作の映画)

3.8

切ない映画の甘いハーモニー〜
ブラッドリー・クーパーのレナード・バーンスタインとフェリシア・モンテアレグレ(キャリー・マリガン、素晴らしい!)の愛。
偉大な音楽の役割を、エレガントで光り輝く痛快な映画
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最後まで行く(2023年製作の映画)

3.5

韓国版インパクトあったのでこっちはどんな作り方かなと思って見たらおもしろかった!笑えちゃうシーンあったからおもしろかったんだと思う。
日本は火葬だからあれはどうするんだと思ってたら、うまくやりましたね
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.3

今日私を担当してくれた方がその方の生まれ故郷、高知の村のほのぼの風景のお話してくださって、竜とそばかすの姫の舞台になったから、通ってた小学校もそのまんまだから見てもらえばどんなところかわかるよって。俄>>続きを読む

真夏の方程式(2013年製作の映画)

3.3

吉高由里子さんも柴崎コウさんどっちも好き。だからガリレオは好き。
ハカセと子どもの実験は忘れられない思い出になるなあ。
子どもがいつか事実を知ったとき守ってあげてほしいにつきる。

バーナデット ママは行方不明(2019年製作の映画)

3.0

仲のよい友だちが来月南極にペンギン見に行くので観てみた! ペンギン🐧!
南極でカノア!!。
ペンギンは恋愛して夫婦になっり、一生添い遂げるらしいのだが中にはそうじゃないカップルもいるってことです。🐧
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ファースト・カウ(2019年製作の映画)

5.0

Kelly Reichardtって愛の人だなーって思った。すべてのシーンに驚くほどの親密さが込められていた。いい映画を観ました。
『FIRST COW』試写会にて。

あれから毎日いろんなシーン思い出
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清須会議(2013年製作の映画)

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「どうする家康」を見ていて、豊臣秀吉亡きあと、さあ清須会議だって冗談で言ってる人がいたのでこの映画思い出しました。

『清須会議』織田信長の跡継ぎを長男信忠の息子である三法師さまをご当主に!と提案され
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TAR/ター(2022年製作の映画)

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ケイト・ブランシェット語る語る、内容より彼女が話している姿にエンロールされちゃう。
コンサートホールで果敢にタクトを振り、猛獣にもなれる、うーんすごい俳優。

間のびしたテンポにもかかわらず、魅力的で
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エゴイスト(2023年製作の映画)

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彼らふたりも親たちもドキュメンタリーみたいに自然にそこにいて、ラストシーンまで静かに静かに引き込まれました。

(エゴ)与える愛と、受け取る側のそれ(相手の気持ち)を推し量れる愛のバランスが一致したと
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岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

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菊地成孔が映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』サウンドトラックのために考案したアンサンブルでのライヴ、きっと良かったんじゃないのかしらん。

帰れない山(2022年製作の映画)

5.0

8つの山をめぐる
8つの海がある
その中心の高い山をきわめる
より多くを学ぶのはどっちだ
自然という言葉ですべてを表すことはできない
言葉をみつけて
生き方をみつけて

お互いを理解できたソウルメイト
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3つの鍵(2021年製作の映画)

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3つの鍵(3つの階)。ローマの高級住宅街の3階建てのアパートに住む3つ、じゃゃなくて4家族。
それぞれの家族は多かれ少なかれ、重要な問題を抱えていて、これって世界共通の普遍的なテーマなんだろうなぁ。
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スペンサー ダイアナの決意(2021年製作の映画)

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早寝したいけど眠れそうもないので観てしまいました。実際の悲劇に基づく寓話ってこわいのかなとも思ったけどこんな日に観てしまいました。

ダイアナえっ、うそ、おなかこわしちゃうよ。びっくりしちゃいました、
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プレイヤー ~浮気男のラプソディ~(2020年製作の映画)

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同名のフランス映画が原作で、Netflixのためにリメイクされた短編シナリオってことです。馬鹿馬鹿しいエピソードも軽ーくイタリアを感じながら冷えたプロセッコでも飲みながら見たらいかがでしょう。

ヴァ
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RRR(2022年製作の映画)

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インド映画という偉大な映画的貯水池と言われていることに納得。
純粋に大げさなところに釘付けになってた。戦闘シーンのアクションの振り付けみたいな肉体の躍動感たらすごいわー。

今年の冬この映画を観に行く
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空と風と星の詩人 尹東柱(ユンドンジュ)の生涯(2015年製作の映画)

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『ミスター・サンシャイン』を観てからあの頃の歴史に深く興味持ったことお友達に話したら尹 東柱(ユン・ドンジュ)さんのことを教えてくれてこの作品に出会った。
日本に留学中に獄死した詩人の方。
同志社には
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PIG ピッグ(2021年製作の映画)

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これおもしろかったです。ニコラス・ケイジがまたしてもイメージを塗り替える!
空虚な人生を続けることに嫌気がさして世間から引きこもったニコラス・ケイジはまるで禅の達人のよう。
この平凡とは程遠い男が、自
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浅田家!(2020年製作の映画)

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いまさらジローですけど、SONGSで菅田将暉の武道館ライブの歌声聞いてすっかり好きになってしまったので、そういえば彼が『浅田家!』で見せた芝居の幅すごかったなと思い出した。

写真と家族、一枚の写真に
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

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映画の中で行ったり来たりするの苦手っていうのあるでしょう。自分はまあそうでもないんだけど、
終わって、また始まり、終わって、また始まり、時空間移動や別世界が再開されるかもしれないって、、なんか目まぐる
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遠い空の向こうに(1999年製作の映画)

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冷戦時代のスプートニクのニュースから始まったこの映画。ウェストバージニア出身の少年の宇宙への情熱を描いた素敵な作品。
炭鉱労働者の家族として、アメリカの労働者階級社会の断面から実話に裏付けられたミニマ
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はい、泳げません(2022年製作の映画)

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私泣いてしまいましたわ。夜のプールで、哲学の先生と水泳コーチと一緒に。

長谷川博己、泳ぎにも顔にも苦悩と葛藤が表れていた。ただ泳げないだけじゃなかったのね。

綾瀬はるかの水泳コーチは終始いつもの綾
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ツレがうつになりまして。(2011年製作の映画)

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これ観たかったんだ。堺雅人と宮崎あおいちゃんの夫婦。
感想。うんうんうんうん、よしよしよしよし。特別扱いしないで温かく見守るって簡単なことじゃない。
あおいちゃんが描いている日記風イラストにその都度添
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