gnkさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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サタデー・フィクション(2019年製作の映画)

4.4

ロウ・イエ初の白黒映画という事でどんな映画かと思っていたけど、本当に記録映画を観ているような緊張感と没入感を感じれる凄い映画だった

太平洋戦争開戦前夜の水面下の話がフィクションと愛と共に見事に描き出
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セールス・ガールの考現学/セールス・ガール(2021年製作の映画)

4.0

さえない女子大生がアダルトグッズショップで働くことで自分を変えていく話
何か滑稽だけど奥深い台詞の多い映画

映像の間や美しさに加え音楽もとても良い。確かにモンゴル映画のイメージ変えられた作品

幸福なラザロ(2018年製作の映画)

3.9

聖人の様に純粋な主人公ラザロを中心に同時代ながら旧時代の生活と現代が織り混ぜた様な表現で映画の前半と後半で不思議な時代錯誤を感じる。どちらが優れているという訳では無いが様々な批判と神話性が入ってる様に>>続きを読む

小さき麦の花(2022年製作の映画)

4.2

めちゃくちゃ純愛の中国映画
最近の中国の映画は韓国映画の影響を受けている作品が多いが中国映画の良さが有りながら程よく現代性が入っている作品

李睿珺監督の他の作品も気になる

フラワーズ・オブ・シャンハイ(1998年製作の映画)

2.8

こんなセットの中に行ってみたい
途中で何回も出でくる熱いおしぼりの台詞が印象的

ザ・ホエール(2022年製作の映画)

2.6

正直である事は確かに難しい
なぜか無神論者の祈りについて考えながら観てた

中国娘(2009年製作の映画)

3.7

不器用だけど人懐っこくて世渡り上手な女性のストーリー、素朴な感じの映画やけど結構展開があって面白い

兎たちの暴走(2020年製作の映画)

3.7

抽象的だが感覚を捉えた様な美しい映像が多く、今の時代の中国映画を感じさせてくれる作品

内容に関しても少女達の深刻な悩みを描いているが遊び感覚があり、深刻さと現代の軽薄さが見事に相まって表現されている
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わたしは最悪。(2021年製作の映画)

3.4

何の選択が正しいという訳では無いが、人生の岐路に立たされた時に悩んでいる間に時間は過ぎて行く感じは分かる
映像の作り込みも面白い作品

さらば、わが愛/覇王別姫 4K(1993年製作の映画)

4.6

俳優の豪華さ映画の完成度が高いのはもちろん、中国、日本、国民党、中国共産党など京劇を中心に変わりゆく時代を見事に描いた作品。時代を演じる困難さや愛について描かれた傑作

閉館予定の映画館「京都みなみ会
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三姉妹 〜雲南の子(2012年製作の映画)

3.9

貧しい村に暮らす幼い3人姉妹の生活に密着したドキュメンタリー
ドキュメンタリー映画だけあって、変な台詞や監督の恣意も無いけどとても生々しい映画

王兵監督がこの姉妹に密着し家族の変遷を見事に捉えてて本
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残酷ドラゴン 血斗竜門の宿(1967年製作の映画)

3.3

アクションと京劇調の音がとても面白い
名作だが初めてみた

ツァイ・ミンリャン監督の楽日を観る予習として観たが悪役のミャオ・ティエンもツァイ・ミンリャンの映画とは違う時代劇役者の風格があった

ロブスター(2015年製作の映画)

3.6

不穏で美しい映画
スイスの厳しい動物愛護法に対してのジョークの様なものも感じた

エドワード・ヤンの恋愛時代 4K レストア版(1994年製作の映画)

4.0

中々観れなかった作品を劇場で観れたのは良かった

他者との関係を演じる事と自信の方向を見失った若者のもどかしい気持ちを美しい映像で描いた作品
変わりゆく台湾と中国との関係にもメッセージを投じた作品に感
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リアル・フィクション(2000年製作の映画)

2.7

3時間20分で撮影を終えた作品で実験要素が強い

映画の中で主人公を撮影している役者が出てくる。監督らしく暴力的なシーンもあるが、それも映画であると言う虚構を見せられる感じがした

1978年、冬。(2007年製作の映画)

3.0

文化大革命が終わった年の地方都市に北京から来た少女に恋をする兄弟の物語
ストーリーはえっ思う所があるが映像がとても美しい

上海ルージュ(1995年製作の映画)

3.4

2回目

久しぶりにみて、主人公の田舎出身の少年目線と30年代の上海の華やかさが混ざっていて面白い

チャン・イーモウの最新作の崖上のスパイと初期作品が合わさった様な作品

恋人たち(1958年製作の映画)

3.2

フランス映画!っという感じ
男と女の関係は普遍的で見応えある

子供たちの王様(1987年製作の映画)

4.1

文化大革命の影響を教育の目線で描いたメッセージの強い作品でありながら、
農村の子供や暮らしが美しい風景と共にのびのびと描かれていて素晴らしい

下方された監督の経験も元になっている

無言歌(2010年製作の映画)

3.9

中国共産党を批判した人々が送られるのゴビ砂漠の強制収容所を描いた作品
砂漠の美しい風景と飢えに苦しむ人が対照的に際立つ映像

少年の君(2019年製作の映画)

3.4

大学入試を控えた進学校で起こる激しいいじめの中、孤独を抱えた優等生の主人公と不良の2人がお互に惹かれていく物語

主人公女性のチョウ・ドンユィが本当に学生の様に若くみえる

ジョニーは行方不明/台北暮色(2017年製作の映画)

3.7

ホウ・シャオシェンのアシスタントを務めた監督の作品

台北に生きる若者の孤独が丁寧に描かれているし、カットがとても良い

ラブ&ポップ(1998年製作の映画)

3.0

90年代の援助交際をする女子高生描いた作品。題材と庵野監督の雰囲気がめっちゃ合ってる

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.7

思っていたよりもジブリの世界観満載のファンタジーな作品だった
作品の中に出てくる鳥達が可愛いらしい

崖上のスパイ(2021年製作の映画)

2.7

久しぶりにチャン・イーモウの作品見た
めちゃくちゃ現代的で完成度の高い作品だけど、自分は昔の祖母な作品の方が好き

当時の満州の再現とか観てて興味深かった

明日へのチケット(2005年製作の映画)

3.4

豪華監督のコラボ作品
何かちょっと良い話
舞台のこの列車乗った事ある気がする

怪物(2023年製作の映画)

4.1

現代の社会問題を強く意識しながらも、映画が進むにつれて、それぞれの人生の伏線が見えてきて引き込まれ行くのが面白い

嘘と愛にまつわる素晴らしい映画だった

居酒屋(1956年製作の映画)

3.9

ろくでなしの男に苦しめられる女性主人公の物語。普遍的な人間関係の物語

野蛮で醜さを剥き出しにした映画だけど、どこか楽観的でユーモアがある
今の時期の方が綺麗だけど堅苦しさも感じる時代だなとしみじみ思
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ドッグヴィル(2003年製作の映画)

3.2

軽快なセットと古いドイツ映画の様な趣と狂気が相まって面白かった。カフカの「アメリカ」を参考にしているらしく、雰囲気出てた

あの舞台みたいなセットじゃ無いとかなり重い映画になっていると思う

スピード&ラブ(2022年製作の映画)

2.7

スポーツスタッキングに人生を賭けた主人公が夢とを追う中で得たもの、失くしたものを描いた作品
色々んな映画のパロディが入っててコメディ要素が強い

監督の映画は好きな作品が多いが今回は少しコメディを意識
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愛情萬歳(1994年製作の映画)

4.0

説明的な言葉はほとんど無く、演技も現実感にこだわっており役者本人の人間性が良く出ている作品。言葉にならない孤独感が伝わってくる
監督の作品に何回も出てくる撮影場所や李康生の記録を観ている様で面白い
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青春神話(1992年製作の映画)

3.9

若者の言葉に出来ない葛藤感や孤独感を見事に描き出している作品
リー・カンションが若くてドキュメンタリーを見ている様で面白い

監督のデビュー作品で以後の作品にある様な洗練された間では無いけど、視点は正
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ハンガー:飽くなき食への道(2023年製作の映画)

2.9

下町の食堂から高級料理店で働く事になり一流シェフを目指す主人公の人間模様を描いた作品。主演女優のオークベープ・チュティモンは良い役をしていた

映像の質感やストーリー展開の演出がネトフリの映画感過ぎて
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