gnkさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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(1997年製作の映画)

4.2

河に浮かぶ死体役に抜擢された主人公が、その後首が曲る奇病にかかり台湾の伝統的な療法や病院で治療するも治らない
治療を続けて行く中で家族それぞれの孤独が絶妙に描かれている

めっちゃ現実感もあるけど至る
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黄色い大地(1984年製作の映画)

4.1

1936年陝西省の田舎に住む貧しい家庭の少女が主人公

映画の中では共産党のプロパガンダ的な感じや抗日の歌もあるが、農民の言葉に出せない悲しみや苦しみが全て歌に乗せられている。何より純粋で叶わない少女
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迷子(2003年製作の映画)

3.9

行き場の無い人々
滑稽さと孤独感が入り混じった作品

いつも俳優側のリー・カンションが監督をしているのも面白い

郊外の鳥たち(2018年製作の映画)

3.9

少年たちと不思議な夢を見る大人たち、そして都市の異変や環境の変化を描いた作品

4:3の画面比率やズームインやズームアウトなどを使った撮影方がシンプルながら斬新な画面を作っていて面白かった

藍宇(ランユー) 情熱の嵐(2001年製作の映画)

2.8

天安門事件が起きた時代の北京を舞台に年の差がある学生と起業家の同性愛カップルが割切りの関係から次第に深い中になっていく物語

胡同(フートン)のひまわり(2005年製作の映画)

3.5

1976年文化大革命後の時代から父と息子の絆と葛藤の30年を描いた作品

物語に感動したが映画の中で主人公の絵画作品として張曉剛(ジャン・シャオガン)が使われていて時代背景として良いが張曉剛の自伝では
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わすれな歌(2002年製作の映画)

3.3

タイで60年代に流行っていたわすれな歌という曲が映画の軸になっていて、愛する2人が長年会えない中で思いを偲ぶ切ないストーリーだかコミカルさもあり面白い

最初の方にアヒルが祭中に出てくるシーンがクスト
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6IXTYNIN9 シックスティナイン(1999年製作の映画)

3.8

リストラされた主人公の女性が自宅前で拾った大金のせいで事件になっていく。部屋の番号が壊れていて6にも9にもなる彼女の部屋で数字同様に勘違いで次々と事件が起こっていく

怖い話やけど、コミカルでシュール
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アワ・ボディ(2018年製作の映画)

3.3

31歳まで公務員試験落ち続けていた主人公の女性が、ランニングを始めて自分を取り戻していく話

心の安定のため自分も運動しなきゃと思う

四年生ボギョン(2013年製作の映画)

3.4

美大生の主人公はトキメキを求めて彼に別れを切り出すけど思わぬ方へ二転三転
短編作品だけど見応えあったし、コミカルで面白かった

アルプス(2011年製作の映画)

3.5

愛する人を亡くした人々の喪失感を癒すため、故人を演じる謎の集団アルプスでの活動をする主人公
演じる事のシュールさと故人への理不尽感、意味不明な感じと滑稽さに変なリアリティすら感じる作品

ラストエンペラー(1987年製作の映画)

3.7

激動の時代を生きた溥儀の波乱すぎる人生を描いた作品。中国と満州の関係など改めて歴史の勉強にもなった。素晴らしい作品やったけど、セリフがほとんど英語なのは少し気になった

俳優と音楽で坂本龍一さんも出演

小公女(2017年製作の映画)

3.7

物価高騰する中大好きなタバコとウィスキーは諦められずその日暮らしをする事を決めた主人公の女性と、家はあるが色々としがらみの中で生きる現代の韓国人をユーモアを持って描いている作品

フリーランス(2015年製作の映画)

3.5

原題の「フリーランスは、病むな、休むな、医者を好きになるな」に対するブラックコメディ的な恋愛映画

この監督の映画は現代的のタイに対する示唆に富んだ作品が多くて見応えあるな

ハッピー・オールド・イヤー(2019年製作の映画)

3.4

主人公がデザイン事務所にする為に実家にある物を断捨離していく中で思い出や過去に向かっていくタイの映画
断捨離あるある

主演チュティモン・ジョンジャルーンスックジンは独特の魅力がある女優

地球で最後のふたり(2003年製作の映画)

3.9

無口で自殺願望のある男性を浅野忠信が演じ、奔放ながら同じく妹の死から孤独を感じているタイ人女性が恋に落ちるロマンスストーリー

日常の延長と不思議な空気感が混じったこの時代の映画はたまらなくエモい

わたしは光をにぎっている(2019年製作の映画)

3.4

松本穂香が演じる主人公が不器用で無口ながらも新しいで何かを掴んでいく感じは、どこか懐かしく環境の変化が多い今の時期には共感できる作品だった

ちひろさん(2023年製作の映画)

3.2

お弁当屋で働く有村架純演じる主人公が、それぞれ孤独を抱えた人に明るい影響を与えていくストーリー

それぞれ人と繋がりの中でご飯が出てくるけど、弁当屋さんの弁当がとても美味しそうで食べたくなってくる

暗くなるまでには/いつか暗くなるときに(2016年製作の映画)

4.5

映画の中でドキュメント調のストーリーとフィクションの世界観が交差して行く事でより現実感ある作品になっている

映像もとても美しく追体験してる様に引き込まれた。静かだけど映画に対して挑戦的で素晴らしい作
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乳房よ永遠なれ(1955年製作の映画)

3.2

歌人、中城ふみ子を描いた作品
戦前の女性の姿を悲しくも生き生きしたした描写で描いており見応えのある作品だった

ハブ・ア・ナイス・デイ(2017年製作の映画)

2.9

中国のアニメ映画
カットが実写映画みたいで背景とか時折入る変な音楽に中国の雰囲気がめっちゃ出ててた

マンディブル 2人の男と巨大なハエ(2020年製作の映画)

3.1

タイトルの通り2人の男が巨大なハエを調教する映画です。バカみたいな感じが良い

別れる決心(2022年製作の映画)

3.7

物語を輪郭から語る監督の性質が、核心を知りたい刑事とミステリアスな被疑者の駆け引きとして表現されていた。新たな事件が起こりそうな予感と恋愛が進んでいく緊張感を重ねて表現しているのが観ていて面白い

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雲の国(2015年製作の映画)

3.4

与那国島を舞台にセリフ、人間の出演もほとんど無い静かな映画
間延びした雰囲気や牛ののんびりした感じ固定カメラのアングルでのショットが島の感じを良く捉えている

いつも監督がナレーションするほど賑やかな
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子猫をお願い 4Kリマスター版(2001年製作の映画)

3.7

高校の同級生女子5人が社会に出て環境も変わっていく中で、それぞれの悩みや不安も抱えながら違う人生を歩んでいく物語

少しチャーミングで、人生にあるあるな感じが面白く描かれていた
主演は若きペ・ドゥナ

ノーバディーズ・ヒーロー(2022年製作の映画)

2.8

フランシスの地方都市を舞台にテロや社会問題が織り込まれている作品

性に奔放な娼婦のセリフでテロを起こす少年は希望が無いというくだりで、童貞だから聖戦に参加して死にたかったはずというセリフは滑稽だけど
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大仏⁺(2017年製作の映画)

3.7

ボスのドライブレコーダーの秘密を見てしまう事から始まるサスペンス的な話だけど、どこか台湾風のゆったりした感じと監督のナレーションがコメディ感を出していて見やすい

ドライブレコーダーのカラー映像とモノ
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プレイ(2011年製作の映画)

3.7

地方のショッピングモールで地元ヤンキーが弱そうな奴を狙う感じがとても生々しい。された方の運の無さとする側のそれしか無い処世術

とても嫌な感じがしたけどある意味とても感情を動かされし、最後の音楽が何か
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インボランタリー(2008年製作の映画)

3.6

確かにミヒャエル・ハネケの影響を感じる作品。固定のショットで淡々と進む感じは小津の感じもして個人的には好き

逆転のトライアングルの様なストーリー的な展開や笑える部分は少ないけど、静かに繋がりながら進
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逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

4.5

人間の傲慢さと欲をここまでシュールに描けるのは本当に天才的だと思う

監督の資本主義への怒りはこれを映画というエンターテイメントを観てる自分にも向けられている気がした

式日-SHIKI-JITSU-(2000年製作の映画)

3.5

妄想に走る女性役を原作者の藤谷文子が、作品の題材を失った映画監督役を岩井俊二が演じている作品。岩井監督のエモい感じも作品に混ざりつつ

庵野監督の要素や原点がめちゃくちゃ詰まってて、ある意味エヴァの中
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梅切らぬバカ(2021年製作の映画)

3.2

老いた母と自閉症の息子が地域のコミュニティで暮らしていく事の困難さを描き出している作品。ドランクドラゴン塚地武雅が自閉症役の息子を演じているが、とても良い演技をされている

あなたがここにいてほしい(2021年製作の映画)

3.6

中国の社会情勢を描きながら10年の月日のラブストーリーを描いた作品

日本のバレンタインに観たけど、たまたまこの映画は中国のバレンタインの5月20日に公開された映画らしい

浜の朝日の嘘つきどもと(2021年製作の映画)

3.0

閉館が決まった映画館を舞台に高畑充希演じる主人公が何とかしようと奮闘する話
どことなくほのぼのした雰囲気の映画

ほんと、映画を外で観る場所が少なくなってくのはとても寂しい現実

プアン/友だちと呼ばせて(2021年製作の映画)

3.4

ウォン・カーウァイがプロデュースしている事もあるせいか、過去の回想の描き方や映像の光の扱い方がロマンティックな感じがする

シャドウプレイ 完全版(2018年製作の映画)

4.0

長年観るのを楽しみにしていた作品
監督ならではの人間模様の三角関係の描き方はもちろん面白いし、今回はアクションやカメラワークが圧倒的に進化していて緊張感を感じながら観る事が出来た

劇中の曲も最高「一
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