Nさんの映画レビュー・感想・評価

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ファーザー(2020年製作の映画)

4.5

少しずつ少しずつ自分の周りが分からなくなっていく。助けはいらないという自信が記憶と共に消えてゆく。家族の元を離れる「いつか」が必ずくる。

バラバラな映像の繋ぎと演出。この人は誰なのかなと観ているもの
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健太郎さん(2019年製作の映画)

2.0

短編としては良いのではないかなと。
細かいところを気にしたらキリないけど。

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.0

突然の出会いから始まる不思議な時間。出会うことがないはずの二人を出会わせたのは歌だった。

原作が面白いこともあってとても良かった。綾野剛の演技が素晴らしい。アニキが音楽教室に行くシーンは一見シリアス
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THE GUILTY/ギルティ(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

本当の善意とは何か。

冒頭から不穏な空気が漂う。薬が手放せず、妻との関係は冷え切っており娘とも会えていないような描写。細かい説明はないが状況は最悪だ。
ジョーは周りをも巻き込みながら自身の罪を正当化
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.0

美しい映像体験と圧倒的な音響が観る人を惹きつける。

明と暗、動と静の切り替えが上手い。
砂漠の民の根底には精神世界といった内面的な美しさも見え隠れする。

伯爵(2023年製作の映画)

2.5

過去の独裁者の正体。残虐であるが常に孤独の中で生きていた。

歴史を知ればこの物語の面白さが高まる。皮肉も込めたナレーションは魅力の一つか。カメラワークやカットインなどの手法含めて古典的な作品で好きだ
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MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

1.8

あなたは慰めを求めるか、真実を求めるか。

ハーパーが自身の罪を認めるか否かと神父と口論するシーンは象徴的。「謝罪の時間を与えましたか」と。離婚するなら命を断つと時間を人質に取ろうとするジェームズとそ
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劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦(2024年製作の映画)

2.7

あの時約束した次の無い試合。この試合を通してバレーを心から楽しむものがまた一つ広がっていく。

試合シーンと回想シーンの繋がりが凄く良い。一人一人の役割とライバルの成長。誰か一人が欠けるとこの名勝負は
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

2.0

この子は神からの贈り物か?それとも…

旧約聖書などを知っているとメタファーがいろいろ理解できるんだろうなと思う。
夫婦の名前はマリアとイングヴァル。子羊はイエス?
黒と白の羊。

空気感から不気味だ
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

1.5

敗戦後からの復興。そこに現れるゴジラの存在。人々の希望は跡形もなく破壊され、崩れ去る。
VFXを利用したゴジラの存在感は凄い。熱波を放出するシーンも圧巻。鬼気迫るゴジラの表情にも目が離せない。
映像は
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イン・ジ・アース(2021年製作の映画)

1.0

異世界トリップ映画?
内容が入ってこなかった。
自分には合わない映画だったがスピリチュアルな雰囲気が好きな人にはハマりそう

ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

3.5

張り巡らされる巧妙な罠。必ずあなたも騙される。

あの人の演技でこのストーリーの凄さが際立つ。面白かった。結末が分かった上で見ると伏線の緻密さに驚く。

レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

3.0

誰がチクったのか。疑心暗鬼になるかつての仲間達。物語の終幕は突然に。

登場キャラにそれぞれ背景があるという、その描き方がオシャレ。バイオレンスな映像が続くが魅せ方が妙にスタイリッシュ。
登場人物の会
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エイリアン2(1986年製作の映画)

3.8

惑星LV-426で繰り広げられる死闘。部隊の全滅は目の前に迫っている。この戦いを生き延びることはできるか。

SF×愛が本質的なテーマのように感じる。
リプリーとニュートの擬似親子のような関係。戦う母
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ブレア・ウィッチ・プロジェクト(1999年製作の映画)

3.4

ブラック・ヒルズの伝承として語り継がれる魔女の存在。それは実在するのか。この森には何かが潜んでいる。

モキュメンタリーはやっぱ面白い。
恐怖の対象を見せないでここまで怖がらせてくれる映画はそんなにな
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アングスト/不安(1983年製作の映画)

3.6

この男は異常だ

終始不安定なカメラワークと不穏な音楽から独特の雰囲気が味わえる。
この男の思考はいつも何かに取り憑かれている。終始意味のない小さなことに固執している点がサイコパスの特徴であると言える
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ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

誰もが羨む完璧な暮らしが提供される理想郷。ふとしたきっかけからその生活が崩れ始める。

1つ1つのピースが組み合わさっていき主人公が抱いた疑問が明らかになっていくところが面白い。人間の根幹にある欲望を
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

2.0

冷酷な殺し屋も人間なのである。

自分自身を熟練者と形容するほどの殺し屋なはずなのに想定外のことにあまりにも対処できていない姿が本当にプロフェッショナルなのかって疑問に思ってしまった。
理性的でかつ正
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ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

3.8

ウォール街で狼と呼ばれた男。この男はペテン師か、それとも敏腕経営者なのか。
開始15分でウォール街という異様な世界の虜になる。
人間は欲に忠実だからこそ、それが活力になる。これはアメリカのフロンティア
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ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

2.7

人間以上に平和を望むAI達。この戦いは誰が望んでいるのか。

大義名分を使いAI狩りを進める西側諸国、AIとの共存を選んだニューアジア。報復はさらなる争いを生み、憎しみは尽きることがない。ベトナム戦争
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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

3.5

シムレーサーはレースの概念を変える

ル・マンのシーンにあった3位までの差をあの無音で表現する凄さには脱帽

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

1.0

並行世界での脅威はこの世界線にも迫っている。この世界線の主人公は最悪だからこそなんでもできてしまう。

母親としての存在、そこには愛が必要不可欠だ。多様性がメインテーマで時代には沿った映画なのだろうけ
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名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊(2023年製作の映画)

3.8

亡霊の存在をあなたは認めるか

ホラーとミステリーの融合。緻密に張り巡らされた伏線と身の毛もよだつ超常現象の数々を体感する。これらは人によるものなのか、それとも亡霊の存在か。怖さを感じながらも謎が少し
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ホーンテッドマンション(2023年製作の映画)

1.5

リメイクより前作の方が好き

物語の入りまでは良かったけど、後半は大怪獣バトル。ゴーストバスターズを派遣した方が良かったんじゃないの。

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

現実世界の裏に広がる不思議な世界、僕らの生きるこの世界は不純なものなのか。

冒頭の眞人が病院に向けて走るシーンからこの映画に引き込まれていく。
ヒミが眞人を産むことを選択し、扉を開くシーンが個人的に
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パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉(2011年製作の映画)

2.8

何回見てもワクワクする映画。
人魚、不老不死の伝説、夢を求めて海賊は海に出る。

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

2.0

腕利きの名探偵(仮)

テンポが悪い。後半から大きく物語が動き出していくが、前置きが長すぎる。
ブランのセリフの中に「前置きが長くなりましたが」とあったが、この映画そのもののを表してしまってるんじゃな
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アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.7

人生に酔いしれる

クラシックが流れたりと芸術的な映像が続くと思いきや、流れてくるのは楽しげな酔っ払いの映像。マーティンたちは様々なストレスと闘っている。職場を離れてもその闘いは終わることがない。デン
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ゲーム(1997年製作の映画)

3.5

非日常体験。この出来事は現実なのか。

複雑な伏線がいくつも張り巡らされて、回収されていく様子はやはり見事。

父の姿の生き写しからの転生。金、地位、名誉といったものを全て失ってから気づく新しい価値観
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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

3.0

ぶちかませインディアナ・ジョーンズ

絶対悪として出てくるナチスの存在。シリーズを通してプロパガンダの色を強く感じる。独自の悪を描くのは時間もかかることからの考えなのかもしれないが、魔宮の伝説にあった
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X エックス(2022年製作の映画)

1.8

その衝動は止められない

欲望はコントロールできない。美に対しての執着によって引き起こされる数々の惨劇。
キリスト教の禁欲主義。序盤から時折流れてくるテレビ映像と主人公のマキシーンとの関係が分かった上
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

4.5

運命の巡り合わせで出会った2匹の白鳥、お互いに孤独の中で生きてきた境遇はどことなく似ている。
育児放棄とダイバーシティ、難しい題材なんだけど2人が少しずつ前に進んでいこうともがき続ける姿が美しい。
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呪詛(2022年製作の映画)

2.0

祈りがもたらす災厄

邪神への信仰
身体中に書かれたお経のシーンは耳無芳一を彷彿とさせる。
視聴者に語りかけてくることでここまで映像に引き込まれてしまうのか。

クリープ(2014年製作の映画)

4.0

この男は何者なのか。

恐い、ひたすらに恐い。
POV映画として面白い。
ジョセフの演技に終始圧倒される。緊張と緩和。病から希望のないような素振りをしたかと思えば、突然走り出し喜び、踊りだす。
観てい
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65/シックスティ・ファイブ(2023年製作の映画)

1.5

昔の地球に流れ着くってところまでは良かったけどなぁ………..
モンスターと遭遇→銃ぶっ放しの繰り返しがあんまり好きになれなかった。
近未来の銃を装填するシーンがカッコよくて印象に残ってるくらい。

コンスタンティン(2005年製作の映画)

3.0

日常に潜む悪魔と天使たち、双方の均衡が崩れてはならない。

ジョン・コンスタンティンはルシファー(サタン)に気に入られていることから当分死には縁がないようである。厳格なエクソシストとは違ったアウトロー
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