serpentseyeさんの映画レビュー・感想・評価

serpentseye

serpentseye

映画(11)
ドラマ(0)
アニメ(0)
  • List view
  • Grid view

白い肌の異常な夜(1971年製作の映画)

4.5

 「死体からの視点」を描いたショットがドライヤーの『吸血鬼』みたいで怖かった。何か音がするたびに、事態が緊迫する、というシーンを反復的に描いているのがいい。イーストウッドが女性たちにキレるシーンは、リ>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ(1984年製作の映画)

5.0

 1930年代頃を舞台にしたギャング映画ということで『暗黒街の顔役』を思い出した。マシンガンが暴力的に火を噴く時代は怖い。現代的な悪態を吐く人間がいたかと思えば、戯曲的な台詞で言い合う場面もあったりし>>続きを読む

バニー・レークは行方不明(1965年製作の映画)

5.0

 予想よりも変態な映画で、「変態フェチ」として、登場人物の変態心理を徹底的に解剖したくなる。「心理分析大好き」の方にお勧め。ブランコのシーンが鮮烈だが、あのシーンは恐らく「ヒロインは支配される側ではな>>続きを読む

機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-(1998年製作の映画)

5.0

 アキトと北辰のバトルをもう少し長く描写してほしかった、という不満はあるが、「ホシノ・ルリ萌え」人間向けのサービスシーンでぐふふとなったので、評価5。

バレッツ(2010年製作の映画)

5.0

 油断していると、置いてけぼりになりそうなくらい、「過去の説明」をさらりとしていて、ちょっと驚いた。野蛮な人たちが多い。『レオン』より好きだな。クローズアップから始まる映画でいいのはレオーネの映画くら>>続きを読む

フェイク シティ ある男のルール(2008年製作の映画)

4.5

 特典で監督が「脚本の台詞はすべて入れた」と語っていたが、どうりで野郎共の会話がいいわけだ。「こんにちは」から容疑者全員射殺までの流れで、主人公の優秀さが伝わる。ぬるい刑事アクションが嫌いな方に強くお>>続きを読む

血染の代紋(1970年製作の映画)

3.8

 照明と美術がかなり凝っており、すごかったが、やや懲りすぎに感じ、深作映画にしては綺麗すぎると思った。撮影も良かったし、面白かったけど、車でやくざの人波に突っ込むようなアナーキズムを求めていただけに、>>続きを読む

インファナル・アフェアII 無間序曲(2003年製作の映画)

5.0

 マフィアは「やるときは徹底的である」。この映画でそれが学べた。『ゴッドファーザーⅡ』より緊迫してて、そこが面白い。物語映画として傑作。ただ、登場人物の考え方が「当時の香港式」なので、日本人にはピンと>>続きを読む

マイ・ボディガード(2004年製作の映画)

5.0

 「防弾チョッキつけとけよ」という感想があったし、あの状況で少女をさらわれないためには、チョッキをつけている必要があったと思う。しかし、あそこで主人公は、数少ない友人の一人であろう少女を守るのに失敗す>>続きを読む

サバイバー(2015年製作の映画)

2.0

 次起こることを明らかにしすぎているし、動きもなんだかぎこちない。プロのスナイパーが周囲に人がいるときに撃とうとするとは思えん。『ミッドナイト・クロス』は観ていて、『ジャッカルの日』を覚えていないとい>>続きを読む

アントマン(2015年製作の映画)

3.8

 アメコミでもタランティーノっぽいノリが流行りか。「大きさが色々変化する」という設定を活かしたギャグが色々入っており、スラップスティック・コメディとしても楽しめる。軽快なのが良かった。