ナグさんの映画レビュー・感想・評価

ナグ

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八甲田山(1977年製作の映画)

4.5

3回目の八甲田山は念願の映画館で!!!
やはり大画面だと寒さと必死さの伝わり方が桁違い!!!
現地での撮影でよくぞここまで撮ったなぁだし、俳優陣もさぞかし大変極まりなかったなぁと!!
全員にご苦労さま
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砂の器(1974年製作の映画)

4.3

昔テレビで流れていたりドラマのリメイクで見たりだったので、軽いサスペンスドラマ感覚で挑んだら、ラストのコンサートシーンと親子の壮絶な旅の音楽&映像コラボが圧巻で涙が止まらなかった!!!
大画面必須!!
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正欲(2023年製作の映画)

4.0

多様性もここまできたか!な作品。
新垣結衣の可愛くないバージョンも凄いし、磯村勇斗も良い役者さんになったな~と。
数年後には普通って言葉が死語になってそう。

ブリング・ミンヨー・バック!(2022年製作の映画)

4.5

一週間上映で2回観に行った!!
日本人のソウル・ミュージックなんだなとつくづく感じた!
そして世界のソウル・ミュージックともよく馴染む✨✨✨
民謡ってこんなに素晴らしい音楽だったんだって知れて良かった
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雪山の絆(2023年製作の映画)

4.3

この事故を扱った「生きてこそ」っていう作品があったので、内容は漠然と知っていたものの、物凄くリアルで恐ろし過ぎた!!
途中はもう無理ってなって何回か休憩を挟むレベル。映画館だったら動悸始まってたかも!
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市子(2023年製作の映画)

3.7

杉咲花の演技が凄い!!
サスペンス要素よりは、それぞれの気持ちを重視して描いていたからか、肝心な真実の部分がサラッとしていて、映画館じゃなかったら見逃していたと思う。
あとラストの方が無駄に長い。
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シチリア・サマー(2022年製作の映画)

4.0

同性愛者に寛大になってきたのもここ何年かだし、まだまだ偏見を持っている人も多い訳で。
40年くらい前、宗教に熱心で閉鎖的な田舎町とくれば、母親含めてあんな感じになってしまうのだろうな。
実話だと思うと
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.7

これって役所広司じゃなかったら、ただのオッサンの毎日で終わりそうなんだけど、そんな当たり前の日々を感動させるのが役所広司の凄いところ!
にしても他のキャストもシレッと凄くて、これはもう俳優陣のレベルの
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窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)

4.3

トットちゃんの本が好きで小さい頃何度も読んでいたけれど、肝心な泰明君とのエピソードはゴッソリ記憶から消えてて恐怖っていう。
そんな泰明君との事も含めて、やはり良かった✨✨
子供ながらの冒険心や、子供目
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ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

4.4

大きい映画館で嫌なのが、マナーの悪いお客さんに出食わす率が高い事。
始めからティモシー君三昧でファンタジーミュージカルと夢心地に浸りたかったのに、横の婆さんの迷惑行為により前半は台無しだった。
後半は
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線は、僕を描く(2022年製作の映画)

4.0

「流浪の月」の横浜流星には震え上がったけど、今回はこんなに穏やかで繊細な演技をするんだと、最近の若手俳優では演技上手いなと感じた。
途中、江口洋介が全部持って行くやん!!と思いつつラストはシッカリ横浜
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くるりのえいが(2023年製作の映画)

4.0

この3人の時のくるりが好きだったから、懐かしさが蘇ってホッコリ✨✨
曲が作られていく道程を見て、こんな感じなのかと新鮮だったし、曲や歌詞を生みだす人って本当に凄いなと尊敬でしかなかった!
大画面で東京
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クレイジークルーズ(2023年製作の映画)

3.6

坂元裕二脚本って事で期待していたけど、普通にドラマかな?ってくらいだった。
Netflixだから超お金かけてて豪華だっただけに残念。
久しぶりの宮崎あおいも相変わらず美人だったけど、この役の設定には無
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カレとカノジョの確率/一目で恋に落ちる確率(2023年製作の映画)

3.8

出来すぎた偶然から生まれるラブ・ストーリーは王道だし、こんなん絶対にある訳ないよなぁ〜と思いながらもニヤニヤで結末を迎える。
確立確立って言ってる割に、恋愛なんて確立関係なくない??って、まぁ普通にこ
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

4.3

数あるタイムループネタの作品では、かなり低予算だし有名な俳優さんもあまり出ていないけど、結構なスピード感と斬新さでグイグイ観れた!
カメラを止めるな的な、アイデア勝負の内容には頭が下がる。
映画の可能
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(2016年製作の映画)

3.6

音楽について賛否両論あったけれど、自分的にはまぁアリかな〜という感じだった。
橋本マナミが身体を張って団地妻やってたけど、シリアスな場面での演技が微妙だったり、長谷川京子の唇がずっと気になったりで、井
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トゥ・ザ・サミット:絶壁のレース(2023年製作の映画)

3.8

登山と言っても色々なスタイルがあって、有名な山に登りたい、花を見たい、走りたいなどなど。
だからこの主人公のように最短時間で登頂するっていう登山は自分とは真逆な考えなので、登ってて何が楽しいの??と思
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かそけきサンカヨウ(2021年製作の映画)

4.0

淡々としている割にはチョット泣けるシーンがあったりで、最後まで何となく見れちゃう作品。
後から今泉力哉監督と知ってなるほどと。
やはりこの監督は素朴な日常と心の揺らぎを描くのが上手い。
後は菊池亜希子
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オオカミの家(2018年製作の映画)

3.8

予告から、ナニこれ気持ち悪い💦と思いつつも何となく気になり、ようやくの決心で映画館へ。
思っていたよりは大まかなストーリーもあったし、何といっても新感覚なストップモーションに圧倒された!!
壁をイチイ
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クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男(2019年製作の映画)

4.0

当時パルプ・フィクションを観た時の衝撃ときたら!!
もうその後は、タランティーノのポスターを部屋に飾ったりサントラやポストカードを買ったりで結構なハマり具合だった記憶。
とにかく映画愛が強くて、携わっ
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裸足になって(2022年製作の映画)

4.1

イスラム国家アルジェリアの事をあまり知らずだったけど、こんなに酷いのかと驚愕した。
改めて今自分が住んでいる場所の平和さや有難みも実感できたし、そんな状況でも前を向いて力強く踊る主人公に胸が熱くなった
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福田村事件(2023年製作の映画)

4.5

ラストに至るまで登場人物が丁寧に描かれていたから、色んな要素が含まれて最悪な結果になっちゃったなと。
正しい見極めもせずに憶測だけであそこまで突っ走ってしまうのが、改めて人間の怖さだと実感。

あと東
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ミステリと言う勿れ(2023年製作の映画)

3.9

コテコテの広島弁だからなのか、でんでんとか中年俳優は上手いのに、若手俳優達の広島弁は微妙な下手さだった。
内容は普通に楽しめる感じで、ドラマ同様King Gnuの曲で涙ポロリしそうになった。
あの曲は
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イノセンツ(2021年製作の映画)

4.4

子供、団地、超能力ときたら大友克洋の童夢じゃん!って思っていたら、まさに童夢のオマージュ作品だった!!
知らずに観ていたからテンションMAX!!!
言うてコレはコレで確立された世界観だし、欧米特有の常
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CLOSE/クロース(2022年製作の映画)

4.7

映画館なのに取返しがつかないくらい泣いた。
なんなら結構序盤からラストまで涙が止まらなかった。
ドキュメントかなってくらい2人の演技が自然なのと、どの人に対しても感情移入できる構成が素晴らしかった。
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ドキュメント サニーデイ・サービス(2023年製作の映画)

4.4

何気に1枚目のシングルから持っていたけど、途中からアレ?この曲のCD買ってたっけ?とか答え合わせをしながら曽我部さんの歌声に酔いしれてた。
これまでも色々なバンドの映画を観たけれど、天才のレベルに合わ
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.6

宮崎駿の妄想世界と鳥三昧な作品。
躍動感ある冒頭シーンで、これぞ宮崎駿!!!とテンション上がったけれど、その後はずっとウトウトだった。笑
抽象的な感じがハウルやポニョっぽくて、あーーこれなら風立ちぬで
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To Leslie トゥ・レスリー(2022年製作の映画)

3.8

レスリー役のアンドレア・ライズボローが流石の演技だったから、ずっと身につまされる思いで見てた。
ラストのやり取りが良い✨✨
自分もこうならないように気をつけよう、、。

母性(2022年製作の映画)

3.7

原作の世界観は結構あったものの、やはり湊かなえ作品を2時間で完結するのは難しい。
割と重要なエピソードも省かれていて残念だった。
役者さんの演技はそれぞれ凄かったけれど、戸田恵梨香が母親役っていうのが
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⻘いカフタンの仕立て屋(2022年製作の映画)

3.8

モロッコの文化をあまり解っていないまま観たけれど、他国の文化を知る事ができるのも映画の良いところ。
3人の気持ちや仕草が丁寧に描かれつつ、カフタンの刺繍も鮮やかで綺麗だった。
隠し通さないのか!という
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帰れない山(2022年製作の映画)

4.4

これは説明が難しいし、画面を観て感じとってもらいたい!!
父親や友人との関係が丁寧に描かれているのは勿論なんだけど、とにかく壮大な山の景色をあそこまで見せられると、また違う角度から感じるものがあった。
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海よりもまだ深く(2016年製作の映画)

3.8

「歩いても歩いても」と設定が似てる。
息子(阿部寛)の名前も同じで、今回もうだつが上がらない男。
そしてリアル過ぎる樹木希林と生活感溢れる団地と安定の子役で、是枝裕和だな〜と。
日本の男性はこんなんば
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歩いても 歩いても(2007年製作の映画)

4.1

樹木希林が演じる母親が絶妙にあるある!!!
料理を作りながらの演技も凄い自然で流石である。
そんな自然な家族とのやり取りや会話にも毒があったり、居心地の良いようで悪かったりと、とても複雑な気持ちにさせ
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怪物(2023年製作の映画)

4.8

これは令和の「少年時代」だった!!
是枝裕和監督の手にかかると本当に子供が輝くし、脚本の坂元裕二も今回は控え目さが丁度良く、ラストの坂本龍一の音楽でドップリ余韻に浸れた。
後からアレは何で?ってのもあ
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The Son/息子(2022年製作の映画)

3.7

かつて自分が鬱病の時期もあったから、息子の気持ちも痛いほど解るし、その息子へ向ける父親の言葉がソレは言ってはいけないでしょうのオンパレード。
結果そうなるよねって。。。
むしろ父親がカウンセリングを受
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.0

観た直後はこの感情をどう示して良いのか戸惑ったけれど、友達から「エモかったでしょ!?」と言われて、そう!!それだっ!!!最高にエモかったわ!!とシックリきた。
エモさ一択の作品。

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