世間にとってはすでに「過去」になっていることが、自分にとってはどうしようもなく「いま」であることが、わたしにもある
喪失とはただ失った瞬間のことだけではなく、そのひとがいない日々がつづいていくことだと>>続きを読む
映画館で一緒にきたひとの泣いているところをはじめて見て、この人はこういう風に泣くんだな、とか思ったことを思い出した
『GIFT』を観に行ったとき、濱口監督が「自然はただそこにあるだけ」みたいな話をしていて、タイトルや作品の意味がちょっとだけわかった気がした
「どうして人の顔がみんな違うかわかる?それぞれ違う人生を生きるからだよ」
「私は、彼みたいになりたかった」「永遠の憧れになれるのは亡くなった人だけ だからいくらでも変わるの」
「成功か失敗かを判断するには、これまで積み上げたものを見返さなくちゃ」
「惜しみなく愛を与えられる>>続きを読む
目に見えないものを信じられるようになる話だとおもう
意味のないシーンばっかりでうれしかった
しおしおミロ…
監督や脚本家が、何に対する怒りを原動力にしてこの作品をつくりあげたのかをずっと考えながら観てた
ベラが"哀れなるものたち"への怒りを全部引き受けて、背負って、まっすぐに世界を見ていく姿にすごく勇気をも>>続きを読む
狂児の聡実くんの扱い方が完全に"女"の扱い方みたいな色気があってとても最高だった
原作よりラストシーンへの前フリを丁寧に描いた感じだとおもう
チャンス大城さん超よかった…
既にパーフェクトというよりは、一日一日をパーフェクトにするために生きて暮らす日々の話のような気がした
変わり映えのしない毎日でも、その中に音楽とか写真とか植物とか、好きで大事なものがあれば他人にどう映>>続きを読む