eknさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

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昼顔(1967年製作の映画)

4.0

抑圧されるドヌーヴ系譜。『反撥』と『哀しみのトリスターナ』の間くらいの満足度。
現実と夢のシームレスな繋ぎはちょっと前に観た『オアシス』の方が驚きがあった。

風花 kaza-hana(2000年製作の映画)

2.0

子どもができたことを報告するときの傘をさすさすする仕草と、紙吹雪にはしゃぐ姿。小泉今日子がこの世で一番きれい。

トラフィック/ぼくの伯父さんの交通大戦争(1971年製作の映画)

3.5

ジャック・タチは途中からダレて飽きがちなんだけどこれは最後まで観られた。シュールなギャグ?は変わらず苦手。

ジュディット・ホテル(2018年製作の映画)

4.0

登場人物のキャラクターや装飾よりも、浮遊するようなカメラワークに非現実を感じた。

ゴールデン・リバー(2018年製作の映画)

2.5

バカ酔いしていようが寝込みを襲われようが、撃ち合いは必ず勝つホアキンがめちゃめちゃカッコいい。それだけに銃撃戦の編集がぐちゃぐちゃなのが腹立つ。

ダウン・バイ・ロー(1986年製作の映画)

4.5

傑作。
3人の関係性に青春の瑞々しさを見出だすのは、文字通り“水”が印象的な画面で同一の運動をするからか(水面が反射する下水道からの逃走、舟を漕ぐ等)。
横移動の前半、画面奥へと延びる林道の後半。シン
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オリ・マキの人生で最も幸せな日(2016年製作の映画)

3.0

国民の期待を裏切ってボコボコにされた数日後に好きな人と水切りしてけたけた笑っててぇ~~

家族を想うとき(2019年製作の映画)

3.0

送料の価格競争が激化することで肉体労働者の生活を圧迫しているってのは聞いたことあるけど、まさにドライバー当人の人生がズルズルと下降していくさまを見ると、消費者として問題意識を持たなければってなるね。>>続きを読む

(2020年製作の映画)

1.5

シンガポールの日本食屋?のシーンで「糸」が流れるスピーカーのショットがあって、『ララランド』やりたかったのねーと。
久々の再会でもため口の小松菜奈にやられた。最高。

フットノート(2011年製作の映画)

2.0

徒歩の父親を息子が車で追い抜く→父に受賞を譲る→息子が運転する車の後部座席でご機嫌な父親の演出は皮肉が効いててよかったが、ディズニー映画的な音楽の使い方が騒がしかった。

ペパーミント・キャンディー(1999年製作の映画)

2.0

学生時代の恋人とのエピソードは全部いい。他の女のケツを触って泣かせたりプレゼントでくれたカメラを返したり。

マジック(1978年製作の映画)

4.0

『仮面/ペルソナ』を意識したショットがあった。当然元ネタのひとつに入るわな。
テストのシーンと人形と立場が逆転するシーンがよかった。

ハスラーズ(2019年製作の映画)

4.0

最も幸福だった時間のモンタージュは切ない余韻を残すにはうってつけだね。『アニー・ホール』とかもそう。
クレカを切る爽快さと写真を財布にしまうエモさ!

裸足の季節(2015年製作の映画)

4.0

家に閉じ込められる話なのにしっかり閉塞感もありつつ常に動き回って停滞しないのがめちゃめちゃすごい。感情(特に怒り)の運動化。ラングだ。

籠の中の乙女(2009年製作の映画)

3.0

ハサミで切断される人形の四肢とフレーミングで切断される身体。いくら呼び掛けても籠から出ようとしない従順な犬と娘たち。人間がものや動物と並列に語られる。

SWEET SIXTEEN(2002年製作の映画)

3.5

母親が出所した日に主人公リアムが着ていたクリーム色のパーカーが可愛い。

パリは燃えているか(1966年製作の映画)

2.5

超豪華キャストが揃った映像よりも無名の市民がパリ解放に歓喜する実際の映像の方が魅力的なのはどうなの?

オアシス(2002年製作の映画)

4.5

傑作。
社会だの常識だのから逸脱した二人を最も拘束するのが身体。その身体をひたすら撮った映画。
口紅、空、深夜の高速道路、ラスト。泣いた。

乾いた花(1964年製作の映画)

2.0

良くも悪くも60年代的。良くも悪くも実験的。

3人のアンヌ(2012年製作の映画)

1.5

イザベル・ユペールが画面にいる違和感が最後まで払拭されず。

女は二度決断する(2017年製作の映画)

2.0

あの裁判は現実でも無罪になるの…?女に“二度目の決断”をさせる契機としての無罪なら理解できるが(退屈ではある)、「疑わしきは罰せず」で本当に無罪になるの?

恋におちて(1984年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

不倫&クリスマス映画。
出会う前のメリル・ストリープとデ・ニーロを同フレームに収める運命的なショットは、この先好きになる人を神視点から観られたら…というベタベタな願望が確かにあることを思い出させる。そ
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たぶん悪魔が(1977年製作の映画)

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異様にスタイルのいい若者たちが俯き加減でゆっっくり歩く奇妙なテンポ感に眠気を誘われていたが、ラスト15分まで粘った。最期が観られなかったのは残念…。
ミシェル・ウェルベックの世界をブレッソンが撮ったら
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ヘンリー(1986年製作の映画)

4.5

傑作。歯を磨いて髭を剃る。日常行為と同じトーンで語られる殺人シーン。
車を発進しようとする女性とギリギリ視線が交わらない冒頭(サングラスをかけるタイミングが絶妙)、犯行を記録したビデオを運よくヘンリー
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砂漠の流れ者(1970年製作の映画)

5.0

大傑作。愛のためなら王国も捨てられる漢。
砂漠のど真ん中サバイバル生活ダイジェストと高速おっぱいフラッシュバックにドアを蹴り破る娼婦の素足!サム・ペキンパーへのイメージが激変するコメディタッチな作品。
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摩天楼ブルース(1979年製作の映画)

4.0

流れ者が町の不良をやっつける英雄譚。いわば70年代のニューヨークが舞台の西部劇。
ボウリングデートが最高。スッ転んで玉を投げたり初めてストライクを獲って大はしゃぎしたりをジャンプカットで繋ぐ。コスプレ
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