ライブでの切り返しがくどいんだけど曲は“ディナー”だしキスの前は切り返しがいい溜めになってるしでぐちゃぐちゃ。結局泣いた。
喜ぶときに鼻を僅かに膨らませたり悪戯な笑顔だったり表情の一つ一つが最高のドリ>>続きを読む
ネズミだらけの穴に落とすとこめちゃめちゃ興奮した。冷酷になってからがスタートなのにそこで終わっちゃうからなぁ。
船内と銃撃戦の横移動がかわいい。撮影がかわいいってなんだ。
色々と書いたけど全部消しちゃった。しっくりこない。
父親(モーリス・ピアラ)が早々と家を出るのが笑える。その後の母親と長男のヒステリーを見せられる不愉快さよ。カメラが家に留まらず父親を追うように願って観てた。
サンドリーヌ・ボネールが15~6歳(本人は>>続きを読む
大傑作。
犯罪者と刑事のシンパシー、表裏一体を描いた作品は多いが、本作は刑事兼作家に殺し屋が執筆を依頼する珍しい話。
共闘と衝突を繰り返しながら情報収集のための取材を進めていく中で、殺し屋が寝ている刑>>続きを読む
「こんな生き方しかできないどうしようもなさ」が足りない。
鵞鳥湖とか店の飲み水が黄色く濁ってるのはいいね。
大傑作。最高のジャケ!
「死ぬほど好きな人がいる」って虚勢の張り方可愛すぎる。
若尾文子が“フリーで金的”って噂が流れて社内の男たちが画一的な誘い方するの笑った。ドヤ顔で「割り勘で!」て。コメディを撮>>続きを読む
カテリーナ・ディダスカルがエロいし面白いんだが2回ガッツリ寝落ちしてあんま覚えてない。
バルトシュ・ビィエレニアを知れたのが収穫。彼のヤクと酒と殴り合いがもっと観たい。
家庭と職場の現状を車掌に話したあと、降ろしてくれと懇願する時の切り返しでどんどん涙目になるの面白い。ラストも最高の顔。
学生が見たカットの後に黒板全体のショットが来るのはいいけど、その前にも同じような構図で黒板を見せちゃダメでしょ。答えがないのが人生だから分からないことは分からないままでいい、の例えが3つとも答えがある>>続きを読む
これも音楽が変で笑える。最後の人種差別や格差に対して訴えかけるヒップホップらしいリリックと、川で遊ぶ回想のナレーションが乖離してる。
あと、別に楽しそうでもないのがしんどい。
いいオチだけど音楽がめちゃめちゃうるせえ。選曲も音量もおかしいだろって笑ってしまう。
ザクザク省略して徴兵の半年や懲役の2年が一瞬で過ぎるのはテンポが良いけど、一人でじっと待つ辛さがもっとあればなーとも思う。村八分に耐えられるのは2人が“外”を知ってるからかな?村しか世界を知らないから>>続きを読む
冒頭のジョン・ウィルソンの人物紹介ナレーションから古典的ハリウッド映画への意識を感じる。
覗き見るカメラ=猟銃、見下ろす/見下ろされる構図の反復。人種や性別を反転させたキリストとユダ的な役割。
傑作。『パブリックエネミーズ』の記憶はもうほぼ消えてるけどたぶんこっちの方が好き。
銀行強盗と警察の戦いが大衆のエンタメとして成立していた奇跡の時代。さすがプロレス大国。バンバン撃ちまくる銃撃戦も、3>>続きを読む
リチャードギアのツルッツルの肌とのっぺりとした表情の気味の悪さがラストで派手に活用されるんだけど、演出含めてドヤ感に笑ってしまった。
家と車の映画。内/外の境界線が崩壊して死体が積み上がる。
戦争には感情を、強盗には家族と右腕を奪われた男が復讐を果たす話。葬式もなければ家族を想って涙を流すこともなく、入院中の自分を見舞いに来た人間との会話→退院→復讐の準備と、行動をひたすら描くのが『復讐は>>続きを読む
シニカルに描くにはその対象を「好き」じゃないと面白く撮れないんだなと学んだ。コメディセンスが壊滅的に合わないから仕方ない。『ザ・プレイヤー』と同じ。
なるほどタル・ベーラと比較されるのが分かった。恐ろしいほどキマッてる構図、日光に照らされた雑草が潰れかけるまでに白い昼/黒く塗りつぶしたような夜にクラクラ。
たった228分で休憩と寝落ちを挟んだけど、>>続きを読む
「1966 恋愛の夢」がよかった。
「会いたい」「好き」という感情は、居場所を探すシーンと再会の瞬間の顔を撮れば「会えなかった期間に何をしていたか」なんて会話はいらないし、横並びで飯を食って歩いて1つ>>続きを読む
手を差し伸べる動作の“暴力”と“救済”。切断された四肢を詰め込むバケツが増えることは、赤い天使にとって「敗北」を意味していた。
前半の両腕を失った負傷兵を慰めるシーンと後半の中尉との同衾の切り返しがエ>>続きを読む
お気持ちを表すための現ナマ手渡し、設備投資を渋る社長。浮気、浮気、浮気に逆ギレ。川崎敬三みたいな性欲丸出しの男は観るのが本当にキツい。
映画館の忍び寄る手、暗い階段を降りる佐分利信、ラストのガスタンク>>続きを読む
本作も異様なシチュエーションの長回しにこだわりまくってる。
「私が知っているのは他人を撮ることだけ。心を無視して撮ることだけ。」
“マイケル・ケインが殺し屋”は文字だけでゾクゾクしたが、中盤までは暴力よりもセックス描写が多くて焦らされた。
イギリスの街並みと復讐劇の陰鬱なマッチ。ラストの曇天の空の下に光る指輪、構図に痺れた。
暴>>続きを読む
『トゥルーロマンス』の元ネタ。このマーティン・シーンは全然良くないしシシー・スペイセクはいつもの“年の割に大人っぽい女性”。大人っぽく見えたことがない。
賞金稼ぎが狙ってきた時の動物の鳴き真似→身を隠>>続きを読む
大傑作。マーティン・シーンは本当にイイ面構え。
2人×7組の群像劇→同じ電車の車両に集うワンシチュエーションものへ。
泥酔した若い男2人の狂乱という分かりやすい恐怖を契機に、より深い関係性とされる夫婦>>続きを読む
大傑作。
将棋キチの坂田三吉が「二度と将棋をやらない」と誓うも、「とんでもないことを約束してしまった」と後悔し俯く姿の接写からカメラが引いて祭り囃子が鳴り、楽しそうに走る近所の住人が映る。貧しい生活に>>続きを読む
傑作。ガキの頃に若尾文子にケンカ売ってボコボコにされたい。卓球でケンカ売ってエプロンを取ってスリッパも脱ぐほど怒らせてボコボコに負けたい。(卓球のカッティングめちゃめちゃいい。)
鬼ほど関西弁の女中、>>続きを読む
包囲網を敷いた警察/自宅にいる犯人の切り返し、取り引き先に金を受け取りに行く犯人を待ち伏せするシーンやラストの地下用水路での追走劇の陰影。そう、暗闇からぬるっと現れ消えていく悪人が観たいんだよ。
大きな瞳と常に半開きの口、跳ねたり抱きついたり踊ったりの加賀まりこ。取り調べで一点を見つめながら早口で捲し立てるところと時折挿入されるサイレント喜劇的なショット、化粧や身支度をするショットが大好き。ラ>>続きを読む
吉永淳の役が『害虫』 のチサ子。鼻歌、ヒッチハイク、ラストの視線。瀬戸康史との電話で「“こうなったら”男を作りまくって~」がいい。同じ屋根の下で寝たのにも関わらず初めて手を出してこなかった男なんだろう>>続きを読む
切り返しや接写がサスペンスを生み、アクションが物語を進行させ、極限状態がミステリーを生む。
雪山は「手つかずの地」感が本物っぽいし現地でリハは一切せずに撮ったりしてるのかな。
省略の切れ味がエグいんだ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
塩田明彦作品には車が本当によく出てくるな。
音楽的な、一枚のアルバムのような演出。レコード、MD、ドアノック、電話、犬の鳴き声、クラクション、合唱曲、劇伴。中盤〜終盤にかけてほとんど音が鳴り止まない。>>続きを読む