あきほさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

浅草キッド(2021年製作の映画)

4.5

最後の大人たけしが、フランス座を回るシーンがとてもよくて、劇場のスケール感、機材や楽屋の装飾、落書き、部屋の配置のされ方が、人間味に溢れてた。行ってみたい。

ボクたちはみんな大人になれなかった(2021年製作の映画)

3.5

90年代エモ映画って、今のどの世代に向けて作ってるんだろうね。

私をくいとめて(2020年製作の映画)

4.0

みつこは自分の中で会話していることがほとんどだから、そこを取り除いて客観的に場面場面を見ると、普通の出来事に見えるのかな。普通の職場に普通のカップルなのかもしれない。

マネー・ショート 華麗なる大逆転(2016年製作の映画)

4.0

経済が破綻しマイナスに向かうことに賭けることできる、というシステムがこの世に存在するヤバさというか怖さ。
その賭けをしている時、その賭けに勝ってしまった時、人はこういう心理になるのか...という感じで
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ここは退屈迎えに来て(2018年製作の映画)

3.0

田舎中高育ち、東京憧れ、大人になる葛藤あるある映画(東京でのシーンがなく田舎シーンのみver)
東京の男子校育ちからしたら共感も何もないんだけど、本当にこういうのってあるあるなんだろうか。

ヒトラー 〜最期の12日間〜(2004年製作の映画)

3.5


同じ大きさの部屋が続いていて、迷路か!ってくらい複雑な地下壕が印象的だった。
なんなら作品のほとんどが総統地下壕のシーンで、戦争映画としては珍しい感じ。

このいくつにも分節された空間構成のせいで、
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アカルイミライ(2002年製作の映画)

4.0

オダギリジョーのキャラクターが突拍子もない行動をとって右往左往してしまう様がまさにクラゲみたいだった。その不安定さがたまに毒のように人を刺したりする描写もあったり。

サインは「いけ」が無理せず自由に
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スワロウテイル(1996年製作の映画)

4.5

各場面での「イエンタウン」が、円盗と円都のどちらの意味として使われてるのかってわりとどうでもよくて、むしろこの聴き慣れない発音と響きが、彼らのアイデンティティなんだなという感じだった。

てか渡部篤郎
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

4.0

なんの説明も流れも抜きに、いつの間にか置かれている状況を理解できていたり、突然狂気的な行動起こしたりするのがめっちゃ不気味だったな。音も怖かった。

風の中の牝鷄(1948年製作の映画)

3.5

夫婦の関係性が時代を感じる...
時子さんが決意を固める時の、鏡に映った姿と直接見た姿のカットが連続するシーンは重かった。

鉄骨の円形の巨大な建物はなんなんだろう。

青の帰り道(2018年製作の映画)

4.0

理想をうまく現実にできずにモヤモヤしてる人が殆ど大多数で、夢を叶えてたり輝いてる部分はごく少数なのに、そこだけ目立ってて辛くなることってあるよな...

最近自殺者が多くてとても悲しいけど、苦しい時に
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キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

3.5

逮捕されたことで話題性が上がるのは、今の日本での炎上して有名になるのと同じだなーと思った。
はたから見ている人からしたら面白いかもしれないけど、当人たちからしたら大迷惑でしかない。

もらとりあむタマ子(2013年製作の映画)

3.5

父とたまこが父娘生活を送る中で、気まずくなっても年末でも、なにがなんでも家で2人で向き合ってご飯は食べてるの、なんだかんだお互い大事に思ってるんだなというのが伝わってきてよいな。大事や。

父を探して(2013年製作の映画)

4.0

1番近代化した島にいる人達は幸せなのかと思いきや、そこには虹色の鳥も、音のしゃぼん玉も飛んではいないんだよな...

乗り物が全部動物の形をしてるのがかわいい。怪物のようにも見えるけど。

CURE キュア(1997年製作の映画)

5.0

映画の表現としての怖さもすごかったし、観てる自分までおかしくなっちゃうんじゃないかっていう怖さがあった...。

フルメタル・ジャケット(1987年製作の映画)

3.5

映画前半のキューブリックが描く人の狂気はもちろん面白くて、後半が不人気のようだけど、どの映画よりも戦争に関わる死の種類の多さを見せようとしたのかなと思った。
訓練生に殺される指導者、自殺する訓練生、戦
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リトル・ミス・サンシャイン(2006年製作の映画)

4.5

それぞれだめなところがある家族だけど、それをフォローし合うことで、1人ではできないことを一般的な価値観に囚われずにやりきっていく感じが、ただの成長物語じゃなくてすごいよかった。

ラブ&ポップ(1998年製作の映画)

3.5

Qfrontが工事中だったり、建物のボリューム感が全体的に今よりだいぶ小さかったりする昔の渋谷がおもろい。
汚い渋谷川を女子高生4人が歩くエンディングシーンかっこよかった。虚無感乗り越えて歩いてこう!
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サッドティー(2013年製作の映画)

3.5

カップル同士がokと言えば、たった2人で自由な秩序を作って過ごせる恋愛って、きっと他で代用できない貴重な時間と関係性なんだろうなー

いろんな恋愛の形を見せていただきました🙏

ガタカ(1997年製作の映画)

3.5

高級ディナーであったり、踊ったり、音楽鑑賞をしたり...といったような、適合者(上流階級)が嗜むことができる場所は、意外と無機質でなく豊かに表現されているんだけど、
不適合者の生活圏には寂れた居住エリ
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.0

直線、左右対象、洒落た色彩、固定カメラ、アスペクト比、かわいい曲って感じ。
現在のホテル描写にあった、お一人様向けの家具たちとその配置が最高!

(語り部の主人公が誰だったのかは最後もはや忘れてしまっ
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羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

4.5

クラリスに性的目線を向けるしかない、その他諸々の大して頭もよくない登場人物達に比べて、レクターのカリスマ性がすごく魅力的に感じてしまった、、、!

ちはやふる ー結びー(2018年製作の映画)

3.5

追う立場から追われる立場へ、開拓する立場から引き継ぐ立場へ、作品ごとにステップを踏みながらも、メインはやはりちはや、たいち、あらたの3人。
サブキャラ達(しのぶ、肉まんくん、後輩2人)の深堀りをもう少
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ちはやふる 下の句(2016年製作の映画)

3.5

かるたを取る瞬間の、目を思いっきり開いて、勢いで体は浮いちゃってるような瞬間瞬間のスローモーションがなんかすごい美しかった。

松岡茉優に久しぶりにこういうクールキャラやってもらいたいな。