ちーくんさんの映画レビュー・感想・評価

ちーくん

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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.2

クリストファー・ノーラン監督作品。まず初めに、「インセプション」、「ダークナイトシリーズ」、「テネット」など、数々のエンタメに振ったアクションサスペンスを撮っているノーランが今回は伝記映画を撮ったとい>>続きを読む

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.3

これは話題にもなるし評価も高いわけだと思いました。本当に良かったです。音楽、ジャズの素晴らしさがスクリーンから熱く伝わってきましたし、映画館で観るまで待った甲斐がありましたね。無我夢中になって練習する>>続きを読む

CURE キュア(1997年製作の映画)

4.0

黒沢清監督作品。普通に面白いサスペンスホラーでした。シナリオとしてはそこまで驚くような展開があるわけではないんですが、最初から最後までずっと不穏な空気が流れていて、単純に空気作りがめちゃくちゃ上手い作>>続きを読む

コットンテール(2022年製作の映画)

3.7

全て観終わった後の感想としては、良い悪いというより惜しい、勿体無いという印象が残る作品でした。監督がどういう作品を作りたかったかにもよりますが、これは完全に脚本が足を引っ張ってしまっていたような気がし>>続きを読む

ウィッカーマン(1973年製作の映画)

3.2

昔の映画なので仕方ないんですが、「ミッドサマー」みたいなものを期待していた分、思ったりよりクセがなくて少し残念でしたね。最初のミュージカルみたいなところが意外にも面白かったから、基本を「ロッキー・ホラ>>続きを読む

少女は卒業しない(2023年製作の映画)

2.8

全然ハマらない。朝井リョウ原作は桐島も受け付けなかったからめっきり自分には向いていないなと感じる。それともいい学生生活や卒業式を送っていれば面白いと感じるのか?その感性はもう俺が生きているうちには来な>>続きを読む

泣き虫しょったんの奇跡(2018年製作の映画)

4.2

これは個人的傑作。自分は将棋じゃなくて囲碁でしたけど、その中でも将棋で言う奨励会みたいなところに何年間かは在籍してプロを目指していたからこういうのを観るとどうしても熱くなってしまうし共感することも多い>>続きを読む

ナイン・ソウルズ(2003年製作の映画)

3.9

「ポルノスター」、「青い春」に続く豊田利晃監督作品ですが、本作では男の哀愁の部分をカッコよく描いていてこれもまた面白かったですね。特に後半にかけての側から見れば無様と捉えられるような、人が終わりに向か>>続きを読む

ソウルメイト(2023年製作の映画)

4.1

元々のデレク・ツァン監督のオリジナル版が好きなのでこちらも楽しみにしていましたが、期待通り良い作品でした。本作に限っては元々の脚本が素晴らしいからそもそもが良いというのがあって、空気感も上手く作られて>>続きを読む

ブルース・ブラザース2000(1998年製作の映画)

4.0

一作目が傑作すぎるというのもあるけど、これもこれで楽しくて良かったです。やっぱり音楽が掛かったら盛り上がること間違いないし、パトカーのぶっ飛び具合には毎回笑ってしまいますね。ブルースブラザーズ最高!!

書を捨てよ町へ出よう(1971年製作の映画)

4.7

「田園に死す」の寺山修司監督作品ということですが、自分はこちらの方が断然好きでしたね。これくらいの年齢のどうしたらいいか分からない怒りと鬱憤をぶち撒ける様子や、センスでブン殴ってくるような映像の数々が>>続きを読む

幻の光(1995年製作の映画)

4.0

特に何も起こらないのに何故かずっと観れる是枝監督の長編デビュー作品。こういう無駄な演出を一切省いてリアリズムを追求する作りはとても自分好みで質感も良かったですね。少年と少女が無邪気に駆け回るところや和>>続きを読む

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

-

こんなもん真面目に3時間観てたら気狂うわ。どう考えてもミッドサマーがコメディでこっちがカルト。ジョーカーもやってこれも演じきるホアキンには感心する。途中少し寝落ちしてしまったから今のところは評価なしで>>続きを読む

田園に死す(1974年製作の映画)

4.0

凄い映画であるということは間違いないと自分も思いますが、個人的にはもっと高いハードルで期待していた分、そこまでかなという印象を受けてしまいました(勿論、面白くないということではないです)。多分それもこ>>続きを読む

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

3.9

良い映画でした。瀬尾まいこさん原作の「天国はまだ遠く」が大好きなので本作も興味本位で観に行ったんですが、有意義な時間を過ごせましたね。内容に関してはPMSでもないパニック障害でもない自分が言えた口では>>続きを読む

ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.3

アリ・アスター監督作品。再鑑賞。本作に関してはもうすでに何回か繰り返して観ているほど好きな作品ですね。「ヘレディタリー/継承」を観た時には凄い人が出てきたと思って、「ミッドサマー」を観た時にはその思い>>続きを読む

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

4.1

アリ・アスター監督作品。再鑑賞。まず初めに、自分は有名なホラー作品とちょこっとのコアなホラーくらいしか観ていないので一概には言えませんが、個人的には本作がベストホラー映画ですね。そして、本作を初めて観>>続きを読む

マッチ工場の少女(1990年製作の映画)

3.7

アキ・カウリスマキ作品。「パラダイスの夕暮れ」、「真夜中の虹」から続く労働者三部作の三作目ということですが、自分は本作が一番好きでしたね。少し話が変わりますが、同監督の「コンタクト・キラー」を観た時に>>続きを読む

真夜中の虹(1988年製作の映画)

3.5

アキ・カウリスマキ作品。本作は労働者三部作という一応のくくりでまとめてられている中の、一作目「パラダイスの夕暮れ」からつづく二作目ということですが、個人的にこの三部作は向いていないかもしれないと思いま>>続きを読む

パラダイスの夕暮れ(1986年製作の映画)

3.5

アキ・カウリスマキ作品。やはりこの雰囲気というのはこの監督にしか出せない独特なものだなとは思いましたが、個人的に本作はあまり印象に残るところがなかったなと感じました。何か一つほしかったですね。監督の暴>>続きを読む

ツユクサ(2022年製作の映画)

3.7

やっぱり小林聡美さんの日常系作品は良い。普通に面白いとも感じるし、自分にとっては観ていてとても落ち着くから二つの好きがありますね。内容という内容は特にないんですが、またそれがいいんですよね。 それがい>>続きを読む

エクスペンダブルズ ニューブラッド(2023年製作の映画)

4.0

大好きなアクションシリーズの4作目ということですが、やはり変わらずエクスペンダブルズは最高でした。内容としては、本作をもってバーニー・ロスが身を引いて(本当か?)今後はステイサムがチームの中心になって>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

5.0

ヴィム・ヴェンダース作品。まぁ今年の個人的ベスト映画であることは間違いないし、今後数年、いや下手したら数十年の間、他の映画を観ても本作を超えてくることはないんじゃないかと思うほどの大傑作でした。ヴェン>>続きを読む

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.9

新海誠監督作品。内容としては災害というテーマを取り扱いつつも、今までの新海作品の中では一番ファンタジーな気がして正直自分としては何のこっちゃという感じでしたが、ロードムービー好きとしては様々な日本の場>>続きを読む

ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

3.5

やはりミュージカルはそこまで好きじゃないと思ったし、もうやってることはハリーポッターやんって感じで全てがファンタジー過ぎて自分には向いていなかったかな。自分みたいにチャリチョコが大好きで観に行った人間>>続きを読む

チャーリーとチョコレート工場(2005年製作の映画)

4.2

前日譚の前に再鑑賞。本作は子供の頃に観て大好きだった作品です。もう個人的にはこの作品に関しては面白いとか面白くないかとかじゃなくて想い出の作品ですね。何回観ても歌のシーンが大好き笑。今改めて観ると色々>>続きを読む

ウェンディ&ルーシー(2008年製作の映画)

3.6

ケリー・ライカート作品。自分としては、結局この人の作品は毎度何か物足りないと思ってしまうのはもうしょうがないのかなと思ってきました。雰囲気だけで中身が全くないというか。とにかく何かピタッとハマらないの>>続きを読む

ザ・キラー(2023年製作の映画)

4.0

デヴィッド・フィンチャー作品。こういうの好き。普通に映画として観れば淡々とした印象を受けるけど、リアルに考えたら殺し屋なんていう職業は淡々としていなければいけないし、派手にやったり目立ったりするなんて>>続きを読む

(2023年製作の映画)

3.9

北野武監督作品。まず初めに、自分としては情報が公開されてから死ぬ程楽しみにしていた北野作品を初めての映画館で味わえるということだけでもう感無量といったところですね。内容としては、人間の汚さ、欲望、血生>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.0

手放しに賞賛出来るような内容ではなかったなと思いましたが、普通にゴジラの迫力とテーマ曲を大スクリーンで味わえてよかったです。もう本当それだけですね。やっぱりこういうのは絶対映画館で見た方がいいと感じま>>続きを読む

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

3.3

マーティン・スコセッシ監督作品。これ全然だったって思ったの自分だけかなぁ。スコセッシは自分の中で5本の指には確実に入るくらい好きな監督で、現に「タクシードライバー」はオールタイムベストで、他にも「キン>>続きを読む

キリエのうた(2023年製作の映画)

3.7

岩井俊二監督作品。岩井さんの作品は全部というわけではないですが、結構観ていて好きな作品も多いので今回映画館で初めて観れてよかったなと思います。ただ、本作の感想としてはそれなりに面白くはあったんですが、>>続きを読む

オペレーション・フォーチュン(2023年製作の映画)

3.6

ガイ・リッチー作品。前作の「キャッシュトラック」を観た時も思ったけど、ガイ・リッチーのアクションはあまりステイサムの強さを引き出せていないのでそこら辺は勿体無いなと思いますが、まぁ極論言えばステイサム>>続きを読む

ジェントルメン(2019年製作の映画)

3.3

やはりガイ・リッチーはガイ・リッチーだなと思ったけどそのガイ・リッチーがあまり好きではないから結局ガイ・リッチーは自分には向いてないなと改めて思わされたかな。序盤のテンポはガイ・リッチーだったけど、後>>続きを読む

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