イトウモさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

イトウモ

イトウモ

映画(1920)
ドラマ(5)
アニメ(0)

彼女のいない部屋(2021年製作の映画)

3.0

お話としては割と好きなのだが、脚本映画になってしまっているな、と。
マルホランドドライブやエターナルサンシャインよりも、ジュゼッペ・カポトンディ『時の重なる女』を彷彿とさせた。

ピアノによって並行世
>>続きを読む

夕なぎ(1972年製作の映画)

3.7

やり手の解体業者でほしいものはなんでも金で買ってやろう的なマッチョ男のセザール(イヴ・モンタン)と暮らしているロザリー(ロミーシュナイダー)のもとに元夫のブラッドが帰ってきて三角関係になる。

ブラッ
>>続きを読む

ゴースト・ドッグ(1999年製作の映画)

5.0

メルヴィル『サムライ』と2本立てで見たからすべて熟知

パトニー・スウォープ(1969年製作の映画)

5.0

こんなおもしろい映画がまだまだあるのか、という感じ。信じられない

旋風の中に馬を進めろ(1965年製作の映画)

4.3

こんなシンプルな仕掛けの中でいろんなことができるのだな、と感心しつつ馬がいい。走っている馬がぜんぶいい。

強盗のアジトの近くで「あいつら、強盗じゃないかな」とか言いながら野宿していた三人の男が自警団
>>続きを読む

ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

3.0

「ショット」より「ルック」の映画。映画館より、巨大な街頭広告がお似合いといった感じでいつものリドスコ演出。

お話はリドスコよりも、スコセッシっぽいかも。
アメリカじゃないけど、アメリカンドリーム盛衰
>>続きを読む

荒野のストレンジャー(1972年製作の映画)

3.8

面白いけれど、なんとなく消化不良なのはヒッチコックがいうところの「サスペンス」ではなく、「サプライズ」の映画ではないか。
(机の下に爆弾があって、それがいつ爆発するのかハラハラするのがサスペンス。突然
>>続きを読む

ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)

3.0

ナタリーポートマン無双のようなものを期待してしまったけど、そうではなかった。

シリーズよりも、『ジョジョ・ラビット』のことを想起した。母子家庭で育った少年が下手なごっこ遊びを繰り返して父親になろうと
>>続きを読む

わたしは最悪。(2021年製作の映画)

2.0

キャリアに、恋愛に、結婚に、老、病、死…。ライフスタイル雑誌のコラムみたいな脚本に、CMディレクターが作ったかのような広告的な映像(カットが多い割に情報が少ない)に辟易。近年ワースト級の映像だった。>>続きを読む

リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

4.5

結局これは、キスしそうな男女がなかなかキスをしないというだけの話じゃないのか。

二人はデートに行くのか、下品なジョークはいつ言われるのか、ウォーターベッドは売れるのか、警察署から出られるのか、ガス欠
>>続きを読む

女囚701号 さそり(1972年製作の映画)

3.0

景気のいい映画だな。カタギリが火だるまで死ぬところとか。
夏八木勲演じる刑事への復習がクライマックスになるの、キルビルを見返したくなる。
タランティーノはこれがすきなんだろうな 

アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.5

トマス・ヴィンターベアという人はトリアーの系列だと思っていたけれど、あの監視カメラ風の長回しがここでは、ホームビデオ風の飾らないカメラワークに変わって、ジョナサン・デミやガス・ヴァンサントを彷彿とさせ>>続きを読む

はい、泳げません(2022年製作の映画)

3.0

お話と演出とがどちらにも振り切れずなんとなく、あまりよくない意味でちぐはぐだなぁ、と感じた。
素敵な画はたくさんあるのだが。

スプリットスクリーンや、俳優によるアニメーションの書き込み、水中の合成映
>>続きを読む

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

3.5

ちょっと期待しすぎたかもしれない。まあまあ。飛行機に乗ってる間は仕方ないにしても座って喋ってるだけのシークエンスが多すぎる。終盤のヘリコプターから逃げるトムにはちょっと『北北西に進路をとれ』やってくれ>>続きを読む

トイ・ストーリー(1995年製作の映画)

5.0

ポテトヘッドやハムやレックスやスリンキーやボーは基本的に味方として今後描かれるものの、ウッディに憎まれ口を叩き、彼を追放するアンディのおもちゃたちが愚かな群衆として機能していることに気づく。
ニコラス
>>続きを読む

トップガン(1986年製作の映画)

3.7

86年か〜

底抜けに明るい。アメリカ映画はこうでなきゃ〜と思う。飛行機ってだけでなく、教室の閉鎖性や教官との関係にホークスを思う。