ねごとさんの映画レビュー・感想・評価

ねごと

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3月のライオン 前編(2017年製作の映画)

4.3

実写映画化の知らせを耳にした時からずっと楽しみにしていた作品。

原作のエッセンスをとても大切に丁寧に映像化できているなぁと思った。キャスト発表の時にも話題になっていたけど、役がハマっていて違和感がな
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ヒトラーの忘れもの(2015年製作の映画)

4.3

心がグッと重たくなるけれど、観てよかった。

まさしく"ヒトラーのわすれもの"といえるドイツがデンマークの海岸線に残した地雷。その数200万個。その処理を命じられたドイツ人の少年兵とそれを監督するデン
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虐殺器官(2015年製作の映画)

3.9

公開にこぎつけるまでいろいろな苦難を乗り越えた作品。

んーちょっと淡々とあっさりと最後までいってしまったような印象。面白くないことはないんですけど、物足りなさを感じたのも事実。
R15の割には別にそ
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ドクター・ストレンジ(2016年製作の映画)

3.7

2017年の映画はじめ。
年始早々体調やら仕事やらの諸事情でなかなか映画を観ようという気になれず、気が付けば2月上旬…。

シリーズ1作目ということで、まぁこんなものか、という印象。
映像はなんかスゴ
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ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016年製作の映画)

4.2

2016年の映画納め。

大画面で大音響で映画を観ることの素晴らしさを再認識させてくれる映画でした。
単純に楽しかった!
スターウォーズの名に恥じない完成度だったと思う。

登場人物たちの名前を覚えら
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バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年製作の映画)

4.5

今更もう説明も不要ですね。
どんな感想を述べても陳腐に聞こえてしまう。

映画の楽しさとか魅力が詰まった最高にステキな映画。音楽の使い方も最高すぎる。

全3部作を重低音ウーハーで年末年始に観させてく
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海賊とよばれた男(2016年製作の映画)

4.0

國岡鉄造、アツい。

ああいうタイプの上司、現代の日本だとアツすぎてウザがられたりバカにされたりするのかも。
でも戦後の焼け野原でゼロ、いやマイナスからの再スタートを切らざるを得なかった日本にはああい
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聖の青春(2016年製作の映画)

4.3

村山聖と羽生善治が食堂で語りあう場面がなんか…うん、よかった。言葉にうまく表せれないけれど。

映画のジャンル的にどうしても心が沈みがちになるけれど、村山聖の愛くるしい憎めないキャラクターもあって、笑
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ミュージアム(2016年製作の映画)

4.0

んー昨日「ドントブリーズ」を観てしまったからか、サスペンスとしては少し物足りないかな。

だけど終盤の畳み掛けるような展開には引きこまれた。「ほぉ」って声に出てしまいそうな場面も。劇場がけっこう満員だ
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ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

4.1

心臓がずっとドキドキバクバクしてる…!

これジャンルとしては何になるんだろ。サスペンススリラー?ホラーっぽいけどちょっと違う気もする。

盲目最強爺さんに侵入者たちが追い詰められていく観せ方が面白か
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ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(2016年製作の映画)

4.1

ハリーポッターシリーズを観てなくても大丈夫でした。

魔法動物がいっぱい出てくるってだけでなんかもうテンションがあがる。特殊能力を持った現実にはいないフォルムの動物って子どもの頃によく考えてて一人でニ
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永い言い訳(2016年製作の映画)

4.2

本木雅弘、画になるなぁ。

本木雅弘演じる幸夫くんが憎めないんよなぁ…なんか男として共感できる部分もあるし。それを女性の監督が創ってるってのがすごいなぁと思う。見透かされてるのか。

原作にないエピソ
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シークレット・オブ・モンスター(2015年製作の映画)

4.4

喉が渇く映画だった。

まず、あの子ども。一体誰なんだ。
愛くるしい顔から突然放たれる挑むような眼つきに怒りに震える声。すべての仕草が画になってる。

大衆から熱狂的な人気をほこるどこかの国の独裁者の
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高慢と偏見とゾンビ(2016年製作の映画)

3.9

走るタイプのゾンビでした。

この映画に興味を持ってしまったためにほぼ2週間かけて原作を読むという、自分でもそういうところはホント真面目だなと思う(笑)

恋愛古典とゾンビによる世界滅亡のコラボレーシ
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ガール・オン・ザ・トレイン(2016年製作の映画)

4.0

レイチェルは"ガール"じゃなくない?

サスペンスだから、ジャンル的にも雰囲気も『ゴーンガール』とかに近い。
列車の中から目にしてしまったある光景をきっかけに泥々泥々になっていく。

時系列が入り混じ
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神様の思し召し(2015年製作の映画)

4.2

腕はいいが堅物で神様を信じていない外科医と刑務所出でありながら若者に人気の口が立つ神父。
こんな設定2人のバディムービーだから、そりゃまぁ面白いですよね。

笑えるシーンも多かった。個人的には外科医ト
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何者(2016年製作の映画)

4.1

はぁ…やっぱりSNSを使ってる人間からするとどこか自分のことを語られてるようでちょっとドキドキした。僕なんかは映画に出てくるようなリア充とはかけ離れてるけれど、それでも思うところはあったもんなぁ。>>続きを読む

怒り(2016年製作の映画)

4.4

重たい。
小説を読んだ時にも同じ様に感じたけれど、映像で観るとまた違ったものがあった。それに小説ではイマイチ釈然としなかった山神の残す「怒」の文字の意味が映画ではなんとなくわかったような気もする。
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ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)

4.0

ギリギリ間に合った……

もういろいろ安定のイーストウッド監督。
わかりやすいし、とても安心して観れる。
まぁそれがいい意味でも悪い意味でもなんでしょうね〜。

題材になっている事件はリアルタイムのニ
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映画 聲の形(2016年製作の映画)

4.3

隣の男性がけっこうずっと泣いてたことが印象的…

原作既読。
原作のいろんな要素が削ぎ落とされてても、根底に流れるテーマは変わらないからやっぱり観てよかった。
絵のタッチが優しさに溢れれてて、目に優し
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SCOOP!(2016年製作の映画)

4.3

面白かった!
もうオープニングからパンチが効いてて、いきなり世界観に引きずり込まれる。
金に貪欲でエロくて下ネタフルスロットルのゲス野郎のパパラッチでも福山雅治が演じるとそれはもうカッコイイです。
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チャーリー Charlie(2015年製作の映画)

3.8

『あらすじはたった2行で終わるような話』と監督自ら言っている。

まぁ確かにそうかも。一人の女性が訳あってとある男性を探し歩く、ってことに尽きるんだけど、その男性であるチャーリーがすごく魅力的。あんな
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金メダル男(2016年製作の映画)

3.6

ちょっとハードル上げすぎたかなぁ…というのが率直な感想。

ウッチャンの笑いの世界は存分に味わえるけれど、LIFEのコントのような笑いを期待してたところもあって、それとはまた少し違ってた。
(あ、ちな
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スーサイド・スクワッド(2016年製作の映画)

3.8

滑りこみで観てきました。
SUICIDE SQUAD

うーん…まぁ、ポップコーンとコーラをお供にして観るのが最高に合うような映画やったかな。いい意味でね。
気軽に観れるエンタメ映画!

なんか自分の
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君の名は。(2016年製作の映画)

4.2

観客動員数が凄いことになってんな〜と思いながらようやく観ることができました。

“男女入れ替わりモノ”くらいの漠然としたイメージを持って観てたら、え?あ、そうなの?というミステリーっぽい展開に。予告編
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ティエリー・トグルドーの憂鬱(2015年製作の映画)

3.8

「フランスで100万人が観た圧巻の大ヒット社会派ドラマ」というポスターの触れ込みに興味をそそられて公開を楽しみにしてた作品。

リストラに遭った中年男性が新しい職を探し、やっとありつけた仕事も最後には
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パプリカ(2006年製作の映画)

3.9

「夢が犯されていく」
この映画のキャッチコピーどおり、他人の夢に入り込んで精神を支配しようとする側とそれを阻止しようとする側との攻防。

まず今敏監督の4作品全てに言えることで
オープニングが素晴らし
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バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生(2016年製作の映画)

3.9

事前に『マン・オブ・スティール』を観ていて良かった。冒頭いきなり『マン・オブ・スティール』の終盤をバットマン視点で観ることになる。まぁ街ぶっ壊しまくりやからなぁ…『シビル・ウォー』でもおんなじようなこ>>続きを読む

東京ゴッドファーザーズ(2003年製作の映画)

4.0

あれれ、過去2作『パーフェクト・ブルー』『千年女優』とはまた全く違うテイスト。『千年女優』よりもお笑い要素はパワーアップしてるし、ドタバタコメディのようで少しほっこりできる単純にいいお話でした。一つ一>>続きを読む

千年女優(2001年製作の映画)

4.3

今は引退してしまった年老いた大女優の人生を振り返るストーリー。見せ方がすごく工夫されていて、アニメでしかできないような表現がいっぱいあった。藤原千代子の回想シーンに今を生きる社長やカメラマンを登場させ>>続きを読む

パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

4.2

アイドルから転身した女優がストーカーに追い詰められるサイコスリラー。

面白かった。
自己と他者、現実と幻覚の境目が分からなくなりはじめる辺りから狂気が暴走を始める。『ブラック・スワン』を思い出したけ
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イレブン・ミニッツ(2015年製作の映画)

3.9

様々な人間のたった11分間が巻き戻しては少し進むというような形で何度も表現される。
群像劇だと思うけど、登場人物のバックボーンや置かれている状況の説明はほとんどない。潔いまでに切り捨てられている。
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マン・オブ・スティール(2013年製作の映画)

3.8

マン・オブ・スティール、日本語に訳すと『鋼鉄の男』。アメリカン・ヒーローの象徴のような男、スーパーマンが誕生する物語。クリストファー・ノーランによるバットマン3部作同様、全体のトーンが暗くて主人公のス>>続きを読む

ソング・オブ・ザ・シー 海のうた(2014年製作の映画)

3.7

ヨーロッパのファンタジーアニメ。
絵本の中に飛び込んだような世界観に登場する動物たちがどれもカワイイ。犬、アザラシ、フクロウなどなど。特に愛犬のクーが愛くるしい。あの目が少し隠れるようなフォルムの描き
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帰ってきたヒトラー(2015年製作の映画)

4.3

もしも現代にヒトラーがタイムスリップしたら…という映画。
浦島太郎的に描かれるヒトラーの姿に笑ってしまうけれど、そんなコミカルな雰囲気のなか現代ドイツの政治的な課題やドイツ国民の声が急に挟み込まれるか
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トランボ ハリウッドに最も嫌われた男(2015年製作の映画)

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ダメだ。久々にやってしまった。
上映中ウトウトしてしまって途中10分位の記憶がない。その前後も睡魔と闘ってたからトータル20分くらいロスしてるはず。体力がなくなってるとわかっていながら映画館を訪れた自
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