大人たちの不安と苛立ちは、
子ども社会に伝わる。そのまま。
知らないけれど懐かしい、ひとと景色。
チャンチェンの笑顔、
吹奏楽部の練習越しのあのシーン。
登場人物をつかむのに時間がかかったけど
そ>>続きを読む
映画館のせいだけじゃなく、ずっと寒気が。
わかってしまいそうな、怖さ。
あの大音量の音楽はなくてよかった気がする。
水の音と声だけで。
言葉少なに、目で語るジョシュがとてもいい。
怖さを知っているからこそ、やさしく強い。
誰かが決める自分なんて。
家族だから分かることはあるけれど
だからこそ理解できないものもあって。
ぶつけ合える距離にいるから余計に
どこまででも遠く突き放せてしまう。
画と音楽は相変わらず好きだけど
ずっと不穏すぎてちょっと>>続きを読む
豪華な役者の方たちがそれぞれすばらしくて
ずっと苦しい。
自分を大切な存在と思えるか
ひとを信じるということとは
つらくなるの分かってて、つい見てしまった。
登場人物それぞれに、自分が重なる。
自分のすることは自分のせいなのだけれど
ほんとうに悪いのは。
そのひとの幸せな様子を思うだけで嬉しい気持ちになるような>>続きを読む
バーディの笑顔も虚ろな顔もとてもいい。
戦争がおこらなくても
彼には夢の世界が生きやすかった、
鳥たちとアルのいる。
彼は人生の一部、と言い切れるアル。
静かに、ときどき刺さることば。
海より深く愛したことがないから
毎日たのしく生きていける
樹木希林さんはもうほんと
いるだけで。
池松くんもよかった。
そうそう、これこれ、
という気持ちよさ。
このシリーズの映像の遊び方と音と
なにより人物それぞれのキャラクターが好き。
シーズン4早く見たいなー。
窓ガラスの景色に溶けこむ女性たちの表情。
自宅もいいけど、カフェのシーンがまた美しい。
そして羊飼いの服に映る女性の髪の影…!
この監督の映画は私には、ストーリーよりも
画の美しさや音を見るもの。
映画というより、
写真展とかインスタレーションを見に行ったみたい。
影とか音、光。
家族フィルムだけずっと見てるのでもいい。
ラルティーグの写真のような幸せな。
光のアトリエ、て原題通りなのかしら。
光が美しい映画。
絵を書くことの前に
名前を呼ぶ、肩に手を置く、ことばを聞く、
ことなのだと。
最後にご本人たちが出てこられてびっくり。
丸子橋のシーンはずっと忘れられない気がする。
会話、つなぐ手、朝焼け。
ラストシーンの幸福さも。
劇中劇に引き込まれながらときどきはっとお芝居の外に引き戻される、ふしぎな体験をした。
姉を抱きしめたとき、マイクが拾った
服の擦れる音と、心臓の音。
見ていた私にとってもセラピーのような、じんわり幸福な時間。
見終わってうごけなかった。
ふつうのひとの静かなお話。
だからこその重み。
おかしくてうつくしくて
尊い。
のんの声が、とてもとてもよかった。
演奏シーンがどれもきれい。
ブルー、だけれど
それしかなかったラスト。
イーサンホークの歌声が
いい。
アーティストに感化されるたびに変わる服やメイクがほほえましく、それがだんだんハマって音とともにかっこよくなっていって。
清々しい。
映画館で聴きたいけど、家でノリノリに聴くのも楽しそう。
こんな格好いいタイトルロゴの出し方ってある?
お母ちゃんには到底なれないけれど、女でよかった、て思った。
りえちゃんも勿論すごいのだけれど、杉咲花ちゃんがほんとうにすばらしい。
泣きすぎて頭痛い。>>続きを読む
私に余裕がないときに見たので余計に、
自分ばかり主張する大人全員にずっといらいら。。
絨毯の隙間から初めて見た世界の美しさ。
きれいごとだけで済まないし
体験は本人のものでしかない
けどきっとやっていかれる。
ひとりじゃなければ。
いい映画。
設定はシュールでおもしろい。
けどイマイチ楽しめず。
共通点がなければいけない、て思い込みを笑う話…?
夫婦とか友だちとか、性別や関係性ぬきに
愛していたのだと思う。
お互いが。ふかく。
リリーの表情がすばらしい。
悲しくて美しいファンタジー。
でもほんとうに起こりそうにも思える。
種明かしに、2段階でぐっとくる。
セーヌ川沿いでワイン、やってみたい…!
"誰かが心のまま動けば誰かの心が傷つく"
ほんとその通り。
でもどうしようもないことって
やっぱりある。
蒼井優ってすごい。あの表情。
相手を分かった気でいて全然わかっていないことも、
分かっても、どうしたらいいか分からないことも、ある。
見たあとの気持ちをずっと引きずる。
このノリ。すばらしい。
確信がなくてもやるしかない状況は
ある意味うらやましいかも。
看護師の子どもと会って
自分の母に電話するくだりがいちばんぐっときたかも。
マンションでキャンプも。
いろんな目線で感情移入して
でもわたしは誰にもなれない。
ガイリッチーといえば、的な
しょーもないひとと音楽と、
ぐるっとめぐるストーリー。
タンディ・ニュートンがあまりに美しくて。
また「シャンドライの恋」が見たくなった。
信じるもの、幸せの基準は人それぞれで
それらに関係なくアクシデントは起きて。
だから孤独で。
こういう群像劇、とても好きだ。
グレッグの語り、アニメ、壁に写した映画。
とても好み。
青春モノ、病気モノは手が伸びないけれど
この映画は何度か見たいと思う。
すごくすき。
文字(セリフ)と豪華役者たちに、
情報量が多すぎて満腹。
でも、
エンターテイメントとして
おもしろすぎる。
にやにやしながら見て、
ちょっとじんときた。
女同士の、快適さと堪え難さ。
クリステン・スチュワートがとてもとてもいい。
有能な秘書として、一女性として。
スイスの自然も。
マリアの過去との出会い方がいい。
見る人の評価や思い入れは自由。
それでも、
作家や贈られた人の想いは
まったく別もの。
ペンが紙を滑る音。
あー、こういう青春モノが響かなくなったのね、私、
と、再確認。