やさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

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デルトロらしい異形への愛がこめられ、同時に階級社会の現実を炙り出す野心的な作品だと思うが、150分と長尺で、展開が遅すぎる。退屈のあまり寝落ちしたが、全く話が進んでいなかった。最後の落としどころもあり>>続きを読む

ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

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豪華キャストで、その中の紅一点レディ・ガガの演技が素晴らしかった!サルマ姐の胡散臭い占い師も最高。下品であり悲哀溢れる、しかしチャーミングでもある、アルパチ&ジャレレト親子も良き。

バブル時の日本人
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ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

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やっぱスピルバーグすごい。オリジナル版に忠実でありながら、奥行きのある立体的なカメラワーク、滑らかな編集、スピルバーグの手腕がいかんなく発揮されている。冒頭から痺れる。

ただ、好みの問題でもあるが、
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ゴヤの名画と優しい泥棒(2020年製作の映画)

4.0

テンションは全然ちがうんだけど、ケン・ローチ作品に出てきそうな主人公。

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

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この監督史上いちばん良いと思うし、真正面からジャームッシュに被せに行くあたりも好きなんだけど、この手の映画作られすぎていて既視感拭えず。

TC日本橋

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

4.0

どのパートも面白いんだけど、目まぐるしくて咀嚼する暇なし。ウェス・アンダーソンがここにきて新しいこと詰め込んでて楽しいんだけど、疲労感は拭えず。

TC新宿

さがす(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

前情報一切いれずに見に行ったので、途中の方向転換は純粋にすげーってなった。伊東蒼がほんっと最高。もっと前半に重きを置いてもよかった。佐藤二朗パートは若干胃もたれ。結局、東京以外は地方っていうか、あの閉>>続きを読む

キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

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ジョージ5世やラス・プーチンなど、実在の人物がカリカチュアされ登場したり、未解決の事件は実は○○が犯人…といった話は面白いのだが、前シリーズを期待して、グロテスクなアクションを楽しみして行くと、ドラマ>>続きを読む

ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

何度も予想を裏切る展開は面白いが、ホラー要素のギミック(亡霊)が派手でテンションが高いため、緊張感がなく萎える。性的搾取をしてきたおじさんが、加害者→被害者になるところは悪寒。劇中のアイテムやファッシ>>続きを読む

ただ悪より救いたまえ(2019年製作の映画)

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金がかかっているわりに、中身スカスカだった。パクジョンミンはとても良かった!

シネマート新宿

パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

5.0

年末に見て、2021年で一番良かったかもしれない。演者もホンも撮影も、あれもこれも全部良い。美しいがゆえに、胸がぎゅうっと締め付けられる。ああふるまうことしか出来ない有害な男らしさから解放されますよう>>続きを読む

エターナルズ(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

MCU最新作にして、これまで以上にダイバーシティと機知に富んだ作品。7000年に渡って密かに人類を守り続けてきた10人の守護者(エターナルズ)の物語で、神話をベースに、エターナルズが歩んだ7000年の>>続きを読む

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

史実として真実か否かではなく、また信用のできない語り手に託す『羅生門』スタイルであるにもかかわらず、3部ではっきりと「真実」と謳う作り手の強い意志を感じた。ある点においては本作はいささか凡庸かもしれな>>続きを読む

黒い司法 0%からの奇跡(2019年製作の映画)

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アイスキューブ?!と思ったら、オシェア・ジャクソン・ジュニアだった。ほんっと似てる。

2021年

罠 Deep Trap(2015年製作の映画)

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マブちゃん目当てで見ました。ただそれだけですが、こういうマブちゃんは好きではありませんでした。

2021年鑑賞

アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

国境、人種、性別、分断され得るものを軽やかに越境する。総じて最高なんだけど、クライマックス、パフォーマーたちが壇上から降りて客席を周遊する際、客席は中年の白人ばかりであふれかえっている。結局、ハイカル>>続きを読む

彼女はひとり(2018年製作の映画)

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階段映画としても、学園ものとしても佳作。

中原昌也と川瀬陽太と監督登壇

2021ケイズ

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

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IMAXで見なければ全く別の映画として記憶に残ってしまうので、高い金払ってでもIMAXで観ておいて良かった。金のかけ方も異次元レベルなので、ドゥニのフェチ詰め込みまくりのビジュアルを見ているだけで楽し>>続きを読む

燃えよ剣(2021年製作の映画)

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原作未読のため再現度についてはわからないが、2時間半によくまとまっていたと思う。ヒロイックな土方歳三像は受け付けなかったが、決してロマンチシズムに陥ることなく新選組を捉えていて好感が持てた。会話劇だが>>続きを読む