まったーほるんさんの映画レビュー・感想・評価

まったーほるん

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ウィズネイルと僕(1988年製作の映画)

4.7

@新橋文化劇場
なんだよこの愛らしいルーザー感。どんだけ落ちこぼれた最底辺の生活してても役者として、アーティストとしての誇りは失わないために不安を酒とドラッグで流し込む。
オープニングのKing Ku
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マイキー&ニッキー(1976年製作の映画)

3.9

@新橋文化劇場
ピーター・フォークとカサヴェテスが共演してるだけで既に高評価だが更にピーター・フォークの目のキモさとカサヴェテスのキチガイクソ野郎ぶりがたまらん。名演技。
不器用な腐れ縁の男2人のホモ
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グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

4.5

最高。映画全くみてない人にはこれおすすめしとけば間違いないでしょ。
ベンアフレックとマッドデイモンこの若さでこの脚本か。才能すごいよ。
ずっとElliot Smithが流れてからのエンディングがSta
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ラストデイズ(2005年製作の映画)

3.8

洋楽を聴き始め、ニルバーナが大好きだった小学生の頃に渋谷のシネマライズの2階建てのシアターで初めての一人映画をした思い出深い作品。
マイケルピットが珍しくすごい良かったし、彼自作の曲が以外と良かった。
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コーヒーをめぐる冒険(2012年製作の映画)

4.2

ネクストジムジャームッシュと言われている通りめっちゃリスペクトが伝わってきた。ジャームッシュだけではなく、ヴィム・ヴェンダース、ゴダールからかなり影響受けてる。タクシードライバーのセリフは笑った。>>続きを読む

シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)

4.1

こんなストレートで切なく美しい映画は久しぶりでした。素晴らしい。この時代のファッション、色本当おしゃれだな

サスペリア(1977年製作の映画)

4.2

バイト先で高校生以来久しぶりに見たが、評価がだいぶ上がった。前見た時はツッコミ所満載のB級ホラーとしか思わなかったがいま見て尊敬に近い感動を感じた。アルジェントマジわかってんなって。

美女イジメって
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夏の遊び(1951年製作の映画)

4.6

ベルイマン史上僕がみた中では最高傑作。
映画が始まってから終わるまでずっと演出、画面、音楽によって生と死を匂わしてくる。生と死は隣合わせだと。あの執拗な爪先立ちしているトゥシューズのアップは特に。この
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秋刀魚の味(1962年製作の映画)

4.6

小津の遺作。笠智衆が主役で娘を嫁がせる父親の複雑な心境を描いてる話なので「晩春」のリメイクかこれ?ってびっくりした。
ほとんど役者たちの会話シーンだけで成り立っていて、動きや感情がとても抑制されてる演
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お早よう(1959年製作の映画)

4.6

小津のカラー作品はあまり見てなかったので見てみましたが、当たり前だけど小津ショットだらけ!ってびっくりしてみてた。昔の広い日本の一軒家の廊下から玄関に向けて撮るとこ、アパートの廊下で右側に部屋のドアが>>続きを読む

ダージリン急行(2007年製作の映画)

4.4

ここらへんから彼の画面へのこだわりとオシャレ感がブチ抜けはじめた気がします。エイドリアンブロディとジェイソンシュワルツマンが電車の中で向き合ってるシーンのめっちゃかっこいい親父の遺品のスーツケースやカ>>続きを読む

ザ・ロイヤル・テネンバウムズ(2001年製作の映画)

4.5

ウェスアンダーソン作品に出てくる名優の常連達はここからスタートしたんじゃないかな。両脇に椅子と役者を向かい合わせて横から撮るおなじみのショットもここからな気がする。
グゥィネス・パルトロー演じるマーゴ
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家族の灯り(2012年製作の映画)

4.3

言うまでもなく世界最年長(現105歳)の監督オリヴェイラの新作。103歳にして脂が乗ってきたといわれてる怪物が撮る映画でしたほんとに。小津が生きてたらこーゆー作品撮ってるって思った。
最初のクレジット
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なまいきチョルベンと水夫さん(1964年製作の映画)

3.7

試写サンプルで鑑賞。すごいいい話。チョルベンも動物達も本当にかわいい。1964年制作だからか映像に味があるし、しかも全然古臭さを感じないいい作品でした

ネイチャー(2013年製作の映画)

3.5

バイト先にて。前半気持ちよく寝てしまったけど後半からちゃんと見たら4Kカメラの映像美はんぱねーし自然はんぱねーっていうトータルテンボスの藤田みたいになっちゃった

ポケットの中の握り拳(1965年製作の映画)

3.8

シアターイメージフォーラムにて
マルコベロッキオの長編デビュー作。これを見た時のコンディションがオール明けで最悪だったのがほんと後悔。カメラワークとカットがめちゃカッコいい。ダンスシーンの男女がフレー
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鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)

4.4

めちゃくちゃ良かった。トルナトーレやオリヴェイラやアンゲロプロス達みたいな所謂巨匠と言われている人たちの最近の作品って画が圧倒的に映画過ぎてなんか最近の若い監督達とレベルが違う。この作品も終始独特の構>>続きを読む

チャイニーズ・ブッキーを殺した男(1976年製作の映画)

3.6

ザ・カサヴェテスな作品ではなかった。ただ彼特有の即興演出感は全開で役者達の演技がすごい自然なシーンと違和感あるシーンが混ざり合ってて見ててモゾモゾする。撃たれた傷を痛がるシーンはカット近すぎで何が何だ>>続きを読む

シンプルメン(1992年製作の映画)

3.9

まさにインディペンデントムービー。ハルハートリーの映画ってジムジャームッシュを田舎臭いオシャレにした感じがしてある意味ジムジャームッシュより好きかもしれない。ストーリーというより役者たちのキャラクター>>続きを読む

ビフォア・ミッドナイト(2013年製作の映画)

5.0

とりあえず見てない人みろやこら!って感じです。
ほんとただの会話中心のラブロマンスだと思ってたら痛い目見る。映画としてすごすぎる。
落ち着いたら詳しくかきます

ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

4.0

初めて見たソフィアコッポラ作品かつ、ビルマーレイを好きになった作品。みた時は高校生だったが良く覚えている。舞台である日本を悪気があるのか無いのかわかんないが、皮肉混じりに描かれてるのが印象的。彼女の作>>続きを読む

SOMEWHERE(2010年製作の映画)

4.3

ソフィアコッポラのやりたい事がすごい上手く昇華されてる気がして、本当に良かった。彼女はファッションを学んでいたからか、いちいちワンショットワンショットがめちゃくちゃオシャレ。どの作品も色使い、対象物の>>続きを読む

オンリー・ゴッド(2013年製作の映画)

4.3

くそバカ映画でもあり、傑作でもある。ドライヴはコカインで今作はアシッドとはとてもうまい表現。あんだけタメがあると不気味な威圧感がある。本当に刀を振り下ろす残像のような映像と最強のおっさん自体が場面場面>>続きを読む

暗黒の大統領カポネ(1959年製作の映画)

3.6

このカポネを演じた主役のロッドスタイがーは本物のカポネかと思うくらい、丸々太って、顔もまん丸でどっしりとした態度に残忍な面も覗かせつつ、とても眼光が鋭い。ただ映画としては、暗黒街の顔役に見劣りしている>>続きを読む

暗黒街の顔役(1932年製作の映画)

4.1

この映画はアメリカの禁酒法時代のシンボルと言われているシカゴの伝説的なギャングのアルカポネを描いてる映画なのだが、なにがすごいってアルカポネが現役の時に作られてるところ。まさに、セント・ヴァレンタイン>>続きを読む

ジャンヌ・ダルク裁判(1962年製作の映画)

4.1

頑なに厳かに劇画要素を避け、ジャンヌダルクに関する唯一信頼されている資料の裁判記録のみをベースにし、ジャンヌと裁判官のリアルなやりとりを再現し映画としているため、映画というより純粋な画面がそこにあるっ>>続きを読む

彼女がトカゲに喰われたら(1987年製作の映画)

2.5

特にいうことは無い。うん。
ただこれ一時期VHSで一本1万以上したらしいです。

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