がらがらさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

異動辞令は音楽隊!(2022年製作の映画)

3.0

刑事一筋30年の男が問題を起こして警察音楽隊へ異動させられる。

警察音楽隊という題材は目新しくて良かったのに、全体的に分かりやすさを求めすぎた登場人物やシナリオが安っぽくて冷める。

コテコテな登場
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怪物(2023年製作の映画)

4.0

視点が切り替わるたびに予想とは違う方向に進んでいくシナリオ。終盤までどういう着地をするのか分からなくて面白かった。

予告やタイトルからもっとセンセーショナルで露悪的な話かと身構えていたんだけど、やっ
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テリファー 終わらない惨劇(2022年製作の映画)

3.5

前作より舞台も広がってエンタメ度もパワーアップした続編。

相変わらずの理不尽な暴力描写。目を覆いたくなるような残虐性とちょっとした可笑しさも兼ね備えたアート・ザ・クラウンに目が釘付け。

加えて今回
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FALL/フォール(2022年製作の映画)

4.0

地上600mの鉄塔に取り残された女2人のサバイバル。

観ている間の手汗がとんでもないことになるスリリングな映画。

バカなYouTuberが調子乗ったら危険な目に!ってアホな話かと思いきや、大切な人
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テリファー(2016年製作の映画)

3.5

続編公開ってことで鑑賞。殺人ピエロがひたすら人を殺しまくる。

とにかくアート・ザ・クラウンの怖さが圧倒的。歴代のスプラッター映画のキャラクターの中でもぶっちぎりにビジュアルが印象に残るキャラだと思う
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

3.0

耳の聞こえないプロボクサー小笠原恵子の自伝を原案にした映画。

岸井ゆきのが凄い、出演作だと最近『神は見返りを求める』を観たばかりだったのに全然気付かなかった。

色々あるが人生は続いていくって感じ。
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私をくいとめて(2020年製作の映画)

3.0

脳内の別人格"A"と日常的に会話する、独り身に慣れ過ぎた女の話。

綿谷りさ原作だから『勝手にふるえてろ』感があった。脳内はどちらの主人公も似たようなもんだけど、今作の主人公の方が社会的には"上手く立
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THE WITCH/魔女 —増殖—(2022年製作の映画)

3.5

『THE WITCH/魔女』の続編。監督は前作と同じパク・フンジョン監督。

悪くはないけど、これが本当にパク・フンジョン監督の作品なの?と思ってしまうくらいのそこそこの出来。

なるべく情報シャット
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雄獅少年/ライオン少年(2021年製作の映画)

4.5

貧乏で周りから見下される少年達が獅子舞競技大会で優勝を目指す。中国発の王道スポ根アニメ。

最近の中国アニメは熱い。『羅小黒戦記』『ナタ転生』『白蛇:縁起』と面白いアニメ作品がどんどん作られているし、
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クリード 過去の逆襲(2023年製作の映画)

3.5

シリーズ3作目。初めてロッキーが登場しない作品。全てを手に入れたアドニスが過去の因縁苦しむ。

『ロッキー』を脚本・監督していたスタローンのように、今回は主演のマイケル・B・ジョーダンが自ら監督。劇中
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最後まで行く(2023年製作の映画)

4.0

同名韓国映画の日本リメイク。ひき逃げを起こした警官が追い詰められる。

オリジナル版はかなり面白かったから日本版どうなるか不安だったけど、ただの焼き直しではないリメイクになっていて、オリジナルは越えな
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ウォーレン・バフェット氏になる(2017年製作の映画)

3.0

投資の神様ウォーレン・バフェットのドキュメンタリー。

投資の話よりは、家族や生き方とかプライベートの話が思ったよりも多め。会社を見抜く力はとんでもないとは思うけど、家族の話は他人からしたらそこまで特
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ワイルド・スピード/ファイヤーブースト(2023年製作の映画)

4.0

最終章の序章としては中々の仕上がり。少し物足りなさを感じた前回より良かった。

まずオープニングからズル過ぎる。"10年前"の文字から過去作の映像が使えるのは長寿シリーズだから出来ることだし、当時度肝
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打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(1993年製作の映画)

3.5

岩井俊二監督。オムニバスドラマ『if もしも』の1つとして放送されたドラマを劇場用に再編集した作品、という前提を理解していないと唐突すぎるif展開に混乱しそう。

他のオムニバスドラマの出来は分からな
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花とアリス殺人事件(2015年製作の映画)

4.0

『花とアリス』の前日譚。花とアリスの出会いをアニメで描く。

これはイイ。前作の価値すら高めてしまう素晴らしい続編、というか前作より好き。

前作から10年経った上での過去編。実写では同じキャストが使
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花とアリス(2004年製作の映画)

3.5

岩井俊二監督。高校に入学した幼馴染同士の花とアリスの話。

岩井俊二監督作は『スワロウテイル』に続いて2作目。奇抜な世界観の『スワロウテイル』とは違って、現実世界が舞台の普通の女子高生が主人公の映画で
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

4.5

IMAX3Dで鑑賞。 1作目からずっと面白いけど3作目もやっぱり最高。ありがとうジェームズ・ガン。

1作目から続くガーディアンズ達のチーム感が最高潮まで達しているのが嬉しい。メンバー達が仲間を心配す
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名探偵コナン 瞳の中の暗殺者(2000年製作の映画)

3.0

劇場版4作目。

4作目までの時点で1番地味な話、でも誰が犯人か分からない緊張感はあった。

犯人の行動が結構ガバガバなのに全く捕まえられないし、あやふやすぎるダイイングメッセージに踊らされる警察があ
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名探偵コナン 世紀末の魔術師(1999年製作の映画)

3.0

3作目。怪盗キッド劇場版初登場。

前半はvsキッドで服部も登場したりして中々ワクワクする展開。後半の宝物の謎に迫る展開はどうでもよくて退屈。

クライマックスのコナンと犯人の対決、あんなん喰らったら
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.5

マリオにあんまり思い入れはないけど、ファンムービーとしてはかなり上手く映画にしたのは分かる。

マリオの様々なゲームの特徴や小ネタを3Dで表現しつつストーリーに組み込んでいるのが上手い。自分の分からな
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名探偵コナン 14番目の標的(ターゲット)(1998年製作の映画)

3.0

劇場版コナン2作目。

今回はアガサ・クリスティの有名作オマージュ。オチまで観てオマージュに気付いた。

内容が地味なせいか昔観たんだろうけどほぼ覚えてなかった。

犯人はパッとしないし動機もしょぼい
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シャドウ・イン・クラウド(2020年製作の映画)

3.5

逞しすぎるクロエ・グレース・モレッツが戦う、強き女性を描いたアクション映画。

全シーンスタジオで撮影してそうな限定的シチュエーション。アクション映画でここまで狭い舞台だけで展開するのってかなり珍しい
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KCIA 南山の部長たち(2018年製作の映画)

3.5

1979年、韓国大統領を韓国諜報機関の部長が暗殺した事件の映画化。

大統領の乱心ぶりに苦悩するイ・ビョンホンが、鬱になりそうな中間管理職みたいな顔しててずっと暗い。

映画としては流石の韓国クオリテ
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名探偵コナン 時計じかけの摩天楼(1997年製作の映画)

3.5

コナン劇場版1作目。懐かし〜。

『シャーロックホームズ』×『ジャガーノート』、速度制限の爆弾は『スピード』から?

犯人は隠す気もないくらいバレバレなんだけど、クライマックスで見せる計算高い性格の悪
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名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)(2023年製作の映画)

3.5

コナンの映画は『ベイカー街の亡霊』ぶりくらいかも。

昔は好きだったのになんとなく観なくなってたコナン、評判の良さにつられて久しぶりに観たら確かに面白かった。

劇場版らしいスケールの大きな舞台装置と
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名探偵コナン 灰原哀物語 黒鉄のミステリートレイン(2023年製作の映画)

3.0

最新作の劇場版のために観た。

長らくコナンのシリーズに触れてないから知らないキャラばっかりだった。昔はあんまり本編に絡んでなかったキャラが深く関わるようになってたりしてビックリ。

不便すぎる列車の
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オオカミ狩り(2022年製作の映画)

4.0

囚人護送船の中で繰り広げられる警察vs凶悪犯罪者vs謎の怪人の血みどろバイオレンスバトル。

こんな面白そうな設定を思い付いて映画にしちゃうんだからやっぱり韓国映画って凄い。バッタバッタと人が死に、殺
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まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

3.5

意識高い系女子高生がアスペ風数学塾講師に恋愛のアドバイスをすることに。

漫画っぽい話なんだけど漫画原作じゃないらしい。嘘で人間関係を構築する系の話は好みじゃないのと、あんまりリアリティの無い話を実写
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search/#サーチ2(2023年製作の映画)

4.0

前作同様に全編PC画面だけで進行するサスペンス。前作との繋がりはほぼ0だから今作単体で楽しめる。

吹替しか上映してなかったから仕方なく吹替で観た。確かにチャットやメールの字幕がバンバン出るから字幕だ
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マッドマックス/サンダードーム(1985年製作の映画)

3.0

そういえば観てなかった3作目。

評判通りイマイチ。当時『マッドマックス2』を観て期待してたファンはこれ観てガッカリしただろうな〜。

古臭いカメラワークと鈍重なアクション、その上幼い子供達が登場した
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.5

殺してしまったヴィーガンの肉を販売したら大人気になってしまった肉屋の話。

今の時代によくこんな映画を作ろうと思ったなとビックリするくらい不謹慎なブラックコメディで笑った。

過激なヴィーガン活動家は
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ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

3.5

「家族を殺さないと世界が滅びる」 3人家族の前に突如現れた訪問者は家族に選択を迫る。

M・ナイト・シャマラン監督作。

「愛する者か世界か」バトル漫画やゲームのクライマックスでありがちな二者択一のシ
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ザ・ホエール(2022年製作の映画)

4.0

体重270キロの男が死ぬ前に娘との絆を取り戻そうとする。

主人公のアパート内だけで繰り広げられる会話劇っていう個人的に好みな構成。原作は舞台劇とのことで納得、2時間話してるだけなのにブレンダン・フレ
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AIR/エア(2023年製作の映画)

4.5

1984年、バスケ部門では低迷していたナイキが"エア ジョーダン"を誕生させるまでの話。

安定したクオリティの作品が並ぶベン・アフレック監督作の中でも最高傑作。

ベン・アフレック×マット・デイモン
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生きる LIVING(2022年製作の映画)

3.5

死んだように仕事をこなす全ての社会人へ捧げる、黒澤明監督『生きる』の英国リメイク版。

黒澤明の『生きる』は現代でも通じる普遍的なテーマの映画だからリメイクも納得。この映画を観ると自分もこう働くべきだ
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